CLIP STUDIO PAINTのフリーフォント追加方法！リストの使い方・作成手順も紹介

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）という世界的に好評を博しているグラフィックアートアプリがあります。CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）は、PCは元より最近はiPad版もリリースされて更にユーザー数が増えている機能性の高いツールで、初心者からプロのクリエイターまで幅広いユーザー層のニーズに応えています。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で創作できる、ビジュアルアートの幅は広く、イラスト・マンガからアニメーションの作成まで賄うという使い方ができます。グラフィック系のアートであれば、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でほぼ対応できる程の機能が満載されています。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）は、実際にマンガ・イラストのプロ養成機関でも教材ツールとして導入されていることからも、その機能の充実度が評価されていることが分かります。

今回はそんなCLIP STUDIO PAINT（クリスタ）のフォントの使い方をレビューします。CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）では、専用サイトからダウンロードして利用できるフォントファイルが用意されています。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でフォントをダウンロードするのは、まず、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）自体を立ち上げた後、ユーザーID（メールアドレス）とパスワードでログインします。

ログインした後に、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）の公式サイトにアクセスして、サイトの情報に表示されているメニュータブの中から「ダウンロード」のリンクをクリックします。

「ダウンロード」のページに切り替わったら、ページ内の「フォントのダウンロード」ボタンをクリックします。

次に切り替わった画面で「フォント」ボタンをクリックすると、自分のCLIP STUDIO PAINT（クリスタ）のシリアルナンバーの入力を求められます。もし、分からなければ、画面の案内文の中にある「ご利用製品シリアルナンバー」のリンクをクリックすれば確認できます。

シリアルナンバーを入力するとフォントをダウンロードできます。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）で一度入力したフォントを途中で変更するには、テキストツールで打ち込んだ文字の中で、フォントを変更する文字だけをドラッグしてシャドウをかけ、テキストツールの「ツールプロパティ」で変更するフォントを選択すると、ドラッグしてシャドウをかけた文字のフォントを変更できます。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）にフォントを追加するには、PC自体にフォントを追加する必要があります。あらかじめ追加するフォントファイルをダウンロードしておき、コントロールパネルを開きます。

コントロールパネルの画面内で、「デスクトップのカスタマイズ」の項目をクリックします。

切り替わった画面で「フォント」の項目をクリックします。

PCに設定されている「フォント」フォルダのウインドウが開くので、追加するフォントファイルをドラッグ＆ドロップでフォルダ内に入れこみます。これでPCに新たにフォントを追加できます。

その後、改めてCLIP STUDIO PAINT（クリスタ）を立ち上げると、PCに追加したフォントがフォント項目一覧に追加されています。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）では、数の多いフォントの中から自分の利用頻度の多いフォントだけをまとめて整理できる機能が装備されています。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でフォントリストを作成すれば、任意のフォントだけをまとめて効率的に利用できるように整理できます。

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でフォントリストを作成するには、まず、テキストツールを選択し、ツールプロパティのウインドウ内のフォントの項目のプルダウンをクリックします。

フォント一覧のメニューが表示されるのでメニュー下方にある「歯車」アイコンをクリックします。

フォントリスト設定の画面が表示されるので、画面左下にある「新規作成アイコン」（Aマーク）をクリックします。

画面左側でフォントリストの名前を入力し、画面中央のフォント一覧で、フォントリストに登録するフォントにチェックを入れます。

登録する全てのフォントにチェックを入れたら、最後に画面右上の「OK」ボタンをクリックします。これで新規のフォントリストが作成されました。

作成したフォントリストを利用するには、テキストツールのツールプロパティでフォントの項目のプルダウンをクリックして、フォント一覧のメニューを表示します。

メニューの最下方にあるプルダウンをクリックするとフォントリストの一覧が表示されるので、新規作成したフォントリストを選択すれば自分で整理したフォントリストを利用できます。

次に、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でフリーフォントを追加利用する使い方を解説します。

フリーフォントとは、Web上で配布されている、無料で利用できるフォントデータのことです。フリーフォントは数多くの豊富なラインアップが提供されていますが、フリーフォントをPCにダウンロードすれば、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）でも活用できます。

ただし、フリーフォントはそれぞれで利用規約や使い方の制限が設けてあるので、利用する際は必ず利用条件を確認してからダウンロードしましょう。

以下に、おすすめのフリーフォントを紹介します。

「源暎（げんえい）アンチック」は、マンガの基本のセリフで使うフリーフォントです。読んでいて疲れない、シンプルではっきりした字形が特徴です。

「りいポップ角」は、マンガの特殊なセリフで、敢えてアクセントをつけたいときに使うフリーフォントです。イレギュラーでありながらあたりが柔らかい字形が特徴です。

源柔（げんじゅう）ゴシック は、マンガの回想シーン利用できるフリーフォントです。大柄でありながらやわらかい印象の字形が特徴です。

源真（げんしん）ゴシック は、マンガのナレーションで利用できるフリーフォントです。細身でありながらシャープな骨格の字形が特徴です。

フリーフォントは、各紹介サイトのダウンロードリンクをクリックすれば、ダウンロードできます。

ダウンロードしたフリーフォントのファイルは大抵、圧縮ファイルなのでダウンロード後は解凍しましょう。圧縮ファイルの解凍方法は、圧縮ファイルをダブルクリックし、開いたウインドウの上方の「すべて展開」アイコンをクリックします。

フォルダの展開先（保存先）を指定するウインドウが開くので、任意の場所を指定して「展開」をクリックすればフォルダを解凍できます。

フリーフォントのファイルをPCにインストールする手順は、前述した通常のフォントファイルをPCにインストールする手順と同じです。「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「フォント」まで進み、表示されたフォントフォルダ内に、追加するフリーフォントのファイルをドラッグ＆ドロップすればインストールできます。

インストール後に、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）を立ち上げるとフォント一覧に追加したフリーフォントが表示されます。

次に、CLIP STUDIO PAINTでフリーフォントが使えない時の対処法について解説します。

フリーフォントが使えない原因として、フリーフォントファイルが正常にダウンロードされていない可能性があります。その場合は、一度ブラウザのキャッシュをクリアにしてから再度ダウンロードしてみましょう。

キャッシュをクリアにしてダウンロードしてもうまくいかない場合は、ブラウザのセキュリティなどの何らかの設定が影響している可能性があります。その場合は、他のブラウザで再度ダウンロードを試してみましょう。うまくダウンロードできる場合があります。

CLIP STUDIO PAINTのフォントの追加方法や変更方法をマスターしましょう。フォントの追加方法や変更方法をマスターすると、Web上で紹介されている豊富なフリーフォントをCLIP STUDIO PAINTでも活用できます。

また、CLIP STUDIO PAINTではフォントリストを作成できるので、良く使うフォントをリストで整理しておくと、作業時に重宝します。フォントリストの使い方もマスターしておけば、インストールしたフリーフォントも整理できるので、CLIP STUDIO PAINTでフリーフォントを活用しやすくなります。