【iOS12】Apple Booksの使い方とメリット!電子書籍を読む方法を解説!
iOS12になってiBooksからApple Booksに進化したiPhone・iPadの電子書籍アプリは、iOS12に標準搭載なだけに電子書籍入門用にはぴったりです。本記事では、そんなiOS12のApple Booksの使い方やおすすめポイントを紹介します。
目次
Apple Booksは電子書籍を読むのにおすすめ!
iOS12に標準搭載されているブック(Apple Books、旧iBooks)は、電子書籍入門用アプリとしてピッタリです。意外に無料作品も多く、気軽に使えるApple Booksについて、電子書籍初心者の方にお教えします。
iBook StoreがiOS12からApple Booksにリニューアル!
ちょっとややこしいのですが、ブックというアプリは正式名称がApple Booksです。以前はiBooksというアプリでしたが、iOS12からApple Booksという名前になりました。それに伴い、Appleの電子書籍のお店も、iOS12になってiBooks StoreからApple Booksにリニューアルしました。アプリの名前とお店の名前が同じなので混乱しがちです。
無料作品が多数配信
Apple Booksには無料の本やマンガも多く配信されています。ただし、無料の本には著作権が切れた古典やiPhone・iPad関係のマニュアルが多く、無料のマンガは多巻ものの1巻や初めの数巻が無料のことが少なくありません。いずれも「ブックストア」タブでランキングの「トップ無料ブック」「トップ無料マンガ」から「すべてを見る」を選択して探せます。
ランキング以外にも、ブックストアタブの画面の下のほうにある「特別価格&無料ブック」というコーナーからも無料の本を探せます。ただし、こちらでは無料の本よりも特別価格の本のほうが多く取り上げられるので、無料の本だけを探して読むには少々苦労します。
購入前に作品の情報を確認できる
ブックストアで気になったほんを見つけたら、画面を下にスクロールします。すると作品情報や読者のレビューを見られます。読者のレビューは「すべてを見る」をタップすれば、すべてのレビューを見ることが可能です。いろいろな情報を確認できるので、ハズレの選択を避けることができます。
また「サンプル」を選ぶと、冒頭の数ページを読めますので、軽く立ち読みした気分で残りを購入するかを判断できます。
Apple Booksの使い方
それでは、ここからはApple Books(旧iBooks)の実際の使い方を説明します。
作品をダウンロードする
まずはApple Booksの使い方の第一歩として、作品のダウンロード方法をお伝えします。
ダウンロードしたい本やマンガを選んだら、無料の作品の場合はその作品の書影の下に黒地に白抜きで記されている「入手」、あるいは有料作品の場合は同じく「購入|¥××××」という部分をタップします。すると無料であっても支払いの確認画面がポップアップしますので、表示される指示に合わせて承認します。
するとしばらく待つとiPhone・iPadに作品がダウンロードされますので、「読む」をタップすれば作品を読むことができます。
本の続きを読む
つづいてApple Booksの使い方の第二弾として、作品の続きを読む方法をお伝えします。
読むのを途中でやめた作品は、画面下の「今すぐ読む」タブか「ライブラリ」タブから目的の本を選びます。複数巻の作品は、いちど作品全体を選んでから目的の巻を選びます。このとき読みかけの本は書影の左下に「××%」という表示が付きます。本を選択すると、先に読むのを止めたページが自動的に開き、続きを読むことができます。
このとき、同じApple IDを使っていれば、iPhone・iPad・Macを問わず、読みかけのページを共通で保持します。そのため、家のMacで読んでいた本を、出かけた先のiPhoneで続きを読むという使い方もできます。
本をコレクション毎に分けて管理する
Apple Booksで購入・入手した本が増えてくると、本が探しづらくなります。そこでおすすすめするのが、本をコレクションごとに分けて管理すると言う使い方です。コレクションはライブラリタブを開くと最初に表示されます。「読書済み」「ブック」などが最初から設けられていますが、「新規コレクション」をタップして新たなコレクションも作成できます。
本をコレクションに登録するには、その本の「…」ボタンをタップして、「コレクションに追加…」から登録したいコレクションを選択するか、直接「”読みたい”に追加」「読書済みにする」を選びます。未読の本や読みかけの本は、差し当たって”読みたい”に登録しておくと、ほかの本に紛れにくくなっておすすめです。
ハイライトに記録する
Apple Booksでは、普通の紙の本に蛍光ラインマーカーで線を引くように、大事なところにハイライトを引くことができます。
ハイライトは、ハイライトを引きたい場所を指でなぞるだけで引けますが、指だと思った通りには引けない場合もあります。その場合は、間違ってハイライトが惹かれた場所をあらためてなぞると青いスライダが表示されますので、それを調節して正しい範囲を選択した上で、「ハイライト」を選択します。このとき「メモ」を選べばコメントも追加できます。
こうしてハイライトやメモをつけた場所は、あとで見直すことができます。そのためには、まず画面左上のピリオドつきの三本線(≡)の目次ボタンをタップします。
つづいて「メモ」タグを選ぶと、ハイライト部分やメモ部分が表示されます。
残念ながら、本をまたいで自分のハイライトやメモを検索することはできません。ハイライトやメモを確認する際には、紙の本同様に目的の本を開いてからこれらを探すことになります。
Apple Booksの設定方法
Apple Books(旧iBooks)は電子書籍リーダーですから、紙の本とは違い紙の色やフォントサイズ、フォント自体も変更できます。
背景色や明るさの変更
Apple Booksで背景色や画面の明るさを変更するには、まず画面上部の「AA(最初のAは小さい)」ボタンをタップします。その上で明るさのスライダを動かして明るさを調節したり、白・ベージュ・グレー・黒の背景色ボタンで背景色を選んだりします。
明るさをやや暗めにして、背景色をベージュにすると目に優しい状態で電子書籍を読むことができます。ただし、背景色はレイアウトが固定されていない本でのみ変更可能です。マンガや雑誌などのデザインが固定された電子書籍では、背景色は変更できません。
フォントの変更
同様にフォントサイズやフォント自体を変更することも可能です。この場合も画面上部の「AA(最初のAは小さい)」ボタンをタップして、その上で小さいAや大きいAを選んでフォントサイズを変更したり、「フォント」を選択して使用するフォントを選んだりします。
なお、フォントサイズやフォントについてもレイアウトが固定されていない本でしか変更できません。マンガや雑誌などのデザインが固定された電子書籍では、フォントサイズやフォントの変更はできません。
Apple Booksと他の電子書籍サービスを比較!
Kindle(1枚目)だとページ送りでページの内容のプレビューできないけど、Apple Books(2枚目)だとできるんですよね Kindleほんまそういうとこやぞ… pic.twitter.com/6czq9lY4LQ
— やぷらす (@yaplus) May 6, 2019
Apple Books(旧iBooks)は、ここまで記したようになかなかに便利な電子書籍サービスです。しかしながら現在は電子書籍を読めるサービスは、数多く存在します。それらとサービスと比べた場合、Apple Booksはどんなメリットがあるのかをお教えします。
Apple Booksがおすすめなポイント
Apple Booksのおすすめポイントを以下に述べますが、これらはどれもApple BooksがApple純正のアプリであることから生まれるメリットです。
作品のダウンロード
電子書籍サービスによっては、本を読むたびにネットにアクセスしてデータを読み込まなければならない仕様のものがあります。時間ごとにポイントが溜まり、そのポイントで本を読むタイプの電子書籍サービスに多いパターンです。それと違い、Apple BooksならWi-Fi環境で本をダウンロードしておけば、追加の通信なしで本を読み続けられます。
また、同じ本をiPhoneにダウンロードして読めるKindleなどでは、複数巻で続きを読もうとするといちいち電子書籍リーダーから離れて、ブラウザで続きの巻を買う手間がかかります。ところがApple Booksならそのまま続きの巻をタップするだけで購入が完了し、余計な手間をかけずに続きが読めます。
登録不要で利用可能
Apple BooksはApple IDを利用しているため、わざわざアカウントを登録する必要がありません。ほかの電子書籍サービスでは、あらためてアカウントを作成した上で、クレジットカードなどの支払い手段を登録しなければならないことを考えると、非常にラクチンです。
実は割安な価格
Apple Booksの本の値段は、AmazonのKindleよりも消費税の分だけ高いことがありますが、その他の電子書籍サービスとは、ほぼ横並びの値段です。ところが、Apple BooksはiTunesギフトカードでの支払いが可能な上に、そのiTunesギフトカード自体には利用期限がありません。そしてiTunesギフトカードは頻繁に割引セールを行います。
そのため、20%引きのときにiTunesギフトカードを買っておくと、Apple Booksの本が2割引で購入できることになります。
また、Apple Booksの本は家族の登録をしていれば、お互いに相手が買った本を読むことができます。ほかのサービスでは、家族であっても同じ本をお互いが買わないといけません。結果的に、Apple Booksを利用することで、1冊の電子書籍が半額にもそれ以上にも安くつくことになります。
Apple Booksで電子書籍を読もう!
以上、Apple Books(旧iBooks)の使い方やメリットをお伝えしました。無料の電子書籍をメモ機能などでおいしくいただき、iTunesギフトカードの割引キャンペーンをうまく利用し、さらに家族登録を使うことで、Apple Booksを安価かつ便利に使ってください。