2019年08月27日更新
ANAマイルの有効期限の確認・延長方法!失効前に交換して上手に活用しよう!
ANAのマイルには有効期限があります。せっかく貯めたマイルを失効させてしまうのはもったいないので、他のポイントに交換するなど活用した方がいいでしょう。この記事ではANAのマイレージの有効期限の確認方法や失効前に活用する方法などについて解説します。
目次
- 1ANAのマイルの有効期限切れを防ぐためには?
- ・有効期限はどのくらい?
- ・ANAマイレージの有効期限の確認方法について
- 2ANAのマイルの有効期限失効を防ぐために
- ・失効しそうなマイルの活用方法
- ・有効期限を気にせずに無期限に延長してマイルを貯められるようにする方法
- 3失効しそうなマイルの活用法【ANAのサービスを利用】
- ・スカイコインに交換する方法
- ・ANAショッピングの支払いをマイルで支払う
- 4失効しそうなマイルの活用法【他社のポイントなどに交換】
- ・交換できる主なポイント・電子マネー
- ・ANAマイルに戻して有効期限を実質延長も可能に!
- 5失効しそうなマイルの活用法【その他の活用法】
- ・提携ショップのクーポン券に交換する方法
- ・現金に交換する方法
- ・寄付する方法
- ・マイルを使って投資する方法
- 6ANAのマイルは有効期限に気を付けて全て使い切ろう!
ANAのマイルの有効期限切れを防ぐためには?
ANAのマイルを貯めて航空券と替えようとポイ活に励んでいる人もたくさんいます。しかし、ANAのマイルを航空券に替えるためには1万マイル以上必要なことが多いのが現実です。航空券に替える前に有効期限が来てしまうポイントがあり、航空券に交換するまで貯められない、という人も少なくありません。
有効期限がなくて無制限にマイレージを貯めることができれば、時間をかけることで航空券ゲットまでたどり着きますが、残念ながらANAのマイルには有効期限があります。
もちろん使わずに有効期限を迎えたマイルは失効してしまいます。せっかく貯めたマイルが失効してしまうのはとてももったいないことです。この記事ではANAのマイルを失効させたくないという人のために、有効期限を確認してマイルを活用する方法についてみていきましょう。
有効期限はどのくらい?
まずANAのマイルの有効期限はどのくらいなのか見ておきましょう。ANAのマイルの有効期限は取得した日から3年間です。3年目の月末にすべてのマイルが失効します。3年間のうちに活用しないと取得した日から3年間経ったマイルから順番に失効していきます。
他のポイントのように最終利用日からすべてのポイントの有効期限が延長される、ということはありません。例えばTポイントは取得、利用、交換すべての利用方法で、所有しているすべてのポイントが最終利用日から1年間が有効期限になります。
しかし、ANAのマイルは全てのマイルが取得した日から計算されます。例えば2016年1月20日取得した100マイルと2017年5月5日に取得した200マイルを持っていたとします。
2016年1月20日に取得した100マイルは有効期限が過ぎた3年後の月の月末の2019年1月31日に必ず失効します。2017年5月5日に取得したマイルは有効期限の3年が過ぎた月の月末の2020年5月31日に失効します。
Tポイントや楽天ポイントのようにこまめにコンビニや通販で貯めていれば有効期限は半永久的に延長されていくものと違い、ANAのマイルは延長されることは基本的にありません。取得してから3年間のうちに活用しないと必ず失効してしまので注意しましょう。
ANAマイレージの有効期限の確認方法について
ANAのマイルの有効期限の確認方法はANAマイレージクラブのウエブサイトもしくはANAのスマホアプリの「ANAアプリ」で確認できます。PCもスマホも利用していない人のために、郵送でマイレージを確認する方法ありますが、この記事を閲覧できているのならそちらの方法は必要ないでしょう。
WEBで確認する場合にはこちらのページから確認方法をよく確認した後で、PC用のページもしくはスマホ用のページへ入って確認しましょう。
スマホアプリを利用する場合にはiPhoneはAppストアから、AndroidスマホはGoogle Playストアからアプリをスマホにダウンロードしてログインして確認しましょう。
マイルの有効期限を確認するためにANAのウエブサイトかアプリにログインするときには、ANAのお客様番号が必要になります。ANAのお客様番号は、ANAプリペイドカードかANAマイレージクラブカード、ANAカードに記載されています。
デジタルカードを利用していてお客様番号がわからない場合には、ウエブサイトかアプリからお客様情報の照会ができるので、そちらから照会してみましょう。
ANAのマイルの有効期限失効を防ぐために
ANAのマイルの有効期限が迫っていてもうすぐ失効しそうだというときに、航空券と交換ができるほど貯まっていなくても、そのまま失効させてしまうのはもったいなさすぎます。ANAのマイルの有効期限が失効しそうなときにはぜひ活用できる方法で活用しましょう。
失効しそうなマイルの活用方法
失効しそうなマイルを活用する方法には次の方法があります。
ANAのコイン・サービスで利用する
ANAのマイルはANAが発行していてANAのサービスで利用することができるANAスカイコインやANA利用券に交換できます。またANAの通販サービスANAショッピングでもマイルが利用できるので、ANAのサービスで利用するといいでしょう。
スカイコインや利用券に交換することで失効目前だったマイルの有効期限を実質的にもう1年延長することもできます。
他社のポイントや電子マネーに交換する
ANAのマイルは他の会社のポイントや電子マネーに交換できます。他社ポイントや電子マネーは実質的に利用期限を無期限延長できるものもあるので、そちらに替えて有効期限を気にせずに使えるようにする、というのも一つの方法でしょう。
提携ショップのクーポン券に交換する
ANAのマイレージが提携している通販ショップがあります。こちらで利用することで、失効前のマイルを活用できます。
現金にする
ANAのマイルを直接現金にすることはできませんが、現金化できる他社のポイントを経由することで現金化することは可能です。最終的な交換レートを考えるとあまりおすすめはできませんが、どうしても現金が必要な場合にはこのような方法もあるということも覚えておきましょう。
寄付する
ANAマイレージクラブでは貯まったマイルの使い道として寄付もすることができます。環境問題や災害支援などへの寄付の他に、起業家を応援する寄付もできます。あなたが頑張って貯めたマイルで社会貢献してみるのもおすすめです。
投資する
有効期限が失効しそうなANAのマイルの活用法には投資する、という方法もあります。投資ができるアプリにはいろいろとありますが、ANAのマイルを使って投資ができるアプリがあります。そちらを利用すると実質元手0円から投資信託などを始めることができます。
有効期限を無期限に延長する(難易度高すぎる)
ANAのマイレージを無期限延長できる方法が2つあります。1つはミリオンマイラーになる方法です。航空会社ではマイルの他に飛行機で移動した時にもらえる生涯ポイントというのがあります。ANAでは生涯ポイントが100万ポイントに達した人はミリオンマイラーとなりマイルは無期限に延長できるようになります。
しかし生涯ポイントで100万ポイントになるためには東京とニューヨークを75往復以上、東京と大阪なら1800回近くも往復しなくてはいけません。普通の陸マイラーには難易度が高すぎます。
ANAのマイレージを無期限延長できるもう一つの方法とは、年間に購入する航空券の金額に応じて与えられるステータスカードをダイヤモンドステイタスにすることです。ダイヤモンドステイタスでいる間は実質的にマイルの有効期限は無期限に延長されます。
しかし、ダイヤモンドステイタスになるためには年間で100万円以上の航空券の購入が必要です。一般の陸マイラーにはとてもではありませんが難易度が高すぎて無理でしょう。どちらにせよ、マイルの有効期限を無期限に延長することは普通の人にはまず無理な方法です。
有効期限を気にせずに無期限に延長してマイルを貯められるようにする方法
ANAのマイルの有効期限を無期限に延長することは難しいのですが、クレジットカードを使って有効期限を気にせずにマイレージを貯められるようになる無期限延長方法ならあります。年会費がそれほどかからないクレジットカードも使えます。クレジットカードを使って実質的にマイルの有効期限を無期限に延長する方法についてみていきましょう。
ANAのクレジットカードの無期限ポイントから交換しない
ANAからはANAカードというクレジットカードが出ています。このANAのクレジットカードを利用すると当然クレジットカードポイントが付きます。ANAのカードのクレジットカードポイントはANAのマイルに交換できます。
ANAカードでも種類によってはクレジットカードポイントに有効期限があるものもありますが、有効期限がないクレジットカードもあります。クレジットカードポイントに有効期限がないポイントをマイレージに替えずにクレジットカードポイントとして持ち続けていたら、ある意味、有効期限無期限でマイルを持ち続けるのと同じ効果があります。
有効期限無期限で年会費が安くて持てるANAのクレジットカードにはANAアメリカン・エキスプレスカード、ANAダイナースカードがあります。クレジットカードポイントとして実質無期限に有効期限を延長してマイルを持ち続けたいという人は、この2つのクレジットカードを利用してみるといいでしょう。
失効しそうなマイルの活用法【ANAのサービスを利用】
ここからは実際に有効期限が失効しそうなマイルを活用する方法について具体的にみていきましょう。まずはANAのサービスを利用して、有効期限が失効しそうなマイレージを活用する方法を見ていきます。
スカイコインに交換する方法
ANAが提供しているサービスで、マイルから交換できるものにはスカイコインとANA利用券があります。有効期限は1年間なので、どちらに交換しても有効期限を1年間伸ばせますが、利用券の方は1万マイル単位でしか交換できません。
スカイコインの方は少ないマイル数だと交換レートは悪くなりますが、1マイルからでも交換できるので、一部のマイルだけ失効しそうなので交換したいときには使い勝手良くておすすめです。ということで、こちらではスカイコインについてみていきましょう。
ANAのマイルをスカイコインと交換するときの交換レートは交換するマイル数とステータスで変わってきます。1マイルから9,999マイルまではステータスに関わらず等価交換ですが、1万マイルからはステータスによって1.2倍から最高で1.7倍までレートが変わります。
ANAのマイルをスカイコインに交換する方法は、PCかスマートフォンでANAのマイレージクラブにログインしてから、スカイコインへの交換を申し込みをするだけです。簡単に交換できるのでぜひ交換してみましょう。
ANAショッピングの支払いをマイルで支払う
ANAには「ANAショッピング A-style」というオンラインショッピングサイトがあります。こちらではANAオリジナルのスーツケースや旅行用のバッグの他に、旅行用品や生活雑貨、ファッション雑貨などを購入できます。
また、ANAオリジナルのカレンダーもこちらで購入できます。飛行機のコックピットからの写真や、かっこいい飛行機の写真を使った一般では入手できないカレンダーを購入できます。
ANAの通販サイトでの支払いをマイルで支払うこともできます。1マイル1円として利用できます。交換レートを考えると特典航空券との交換やスカイコインへの交換と比べると低くなってしまいますが、どうしても航空券などで使いきれない微妙なマイル数も使い切ってしまえるのでおすすめです。
失効しそうなマイルの活用法【他社のポイントなどに交換】
有効期限が切れそうなマイルの活用方法としておすすめの方法には他社のポイントに交換するという方法もあります。Tポイントなど、コンビニなどで貯めるたびに有効期限が半永久的に伸びていくポイントもあるので、そういったポイントと交換してしまうことで、ANAのマイルの有効期限も半永久的に伸ばすことができます。
交換できる主なポイント・電子マネー
有効期限が失効しそうなANAのマイルから交換することができる主なポイントや電子マネーには次のものがあります。
・スターバックスカード(1万マイルを1万円分に。有効期限なし)
・iTunesカード(1万マイルを1万円分に。有効期限なし)
・楽天Edy(1万マイルを1万円分に。有効期限なし)
・メトロポイント(1万マイルを1万ポイントに。有効期限最長2年)
・Suica(ANA VISA Suicaカード限定 1万マイルを1万円分に。有効期限最終利用日から10年)
・楽天スーパーポイント(1万マイルを1万ポイントに。有効期限最終利用日から1年)
・Tポイント(1万マイルを1万ポイントに。有効期限最終利用日から1年)
・nanacoポイント(1万マイルを1万ポイントに。有効期限最長2年)
・JRキューポ(1万マイルを1万ポイントに。有効期限2年)
ANAマイルに戻して有効期限を実質延長も可能に!
どうしてもANAのマイルとして利用したい場合には、いったん他社のポイントに交換してからANAのマイルに戻して有効期限を延長するというマイル返しという手段もあります。マイルから他社ポイントへは等価交換ができますが、他社ポイントからの交換レートは50%になってしまうので、実質マイルは半分になってしまうという点が大きなデメリットです。
しかし、マイルの有効期限は付与されたときから3年間です。他社ポイントから交換されたときから新しい有効期限の3年間が始まるので、実質的に有効期限を延ばすことができます。
どうしてもANAのマイルの有効期限を延ばしたい、という場合にはこの方法がとても有効なので検討してみましょう。ANAのマイルに50%の交換レートで交換できるポイントサービスは、Tポイント、楽天スーパーポイント、nanacoポイントです。それぞれの公式サイトからマイルへの交換手続きを行います。
失効しそうなマイルの活用法【その他の活用法】
有効期限が失効しそうなマイルのその他の活用法についてみていきましょう。こういった活用方法も覚えておけば、有効期限が失効しそうになっても慌てずに済みます。
提携ショップのクーポン券に交換する方法
ANAのマイルと提携しているオンラインショップのクーポン券に1,000マイル1,000円の等価交換で交換することができます。他社ポイントや電子マネーへの交換が1万マイル単位でしかできないので、こちらの方が有効期限が迫っているマイルの活用法としてはうれしいかもしれません。
ANAのマイルを交換できる提携ショップには次のショップがあります。
・LANDS’ END 公式オンラインショップ
・雑誌『Safari』公式オンラインストア
・GUNZE STORE
・ディノス
・集英社 FLAG SHOP
・メガネ通販Zoffオンラインストア
・ル・クルーゼ 公式オンラインショップ
ショップの種類や購入できるアイテムもバラエティに富んでいるので、どんな人でも必ずお気に入りの商品が見つかることでしょう。ぜひ有効期限が迫っているマイルの活用法として考えてみることをおすすめします。
現金に交換する方法
ANAのマイルを直接現金にすることはできません。しかし、現金に交換できるポイントに交換することで、有効期限が来たら失効してしまうマイルを現金化することは可能です。ANAのマイルを現金化するルートは次の通りです。まずはANAのマイルをJRキューポに交換します。次にJRキューポをGポイントに交換します。
Gポイントまで交換出来れば、Gポイントから楽天銀行かジャパンネット銀行への振込で現金化することができます。現金化するときに5%から10%の手数料が掛かるので、実質的な交換レートは1割ほど下がってしまいますが、確実に有効期限切れで失効するはずだったマイルを現金化することができます。
寄付する方法
ANAのマイルは寄付することもできます。ANAのマイルを寄付できる団体はその時によって変わります。どんな団体に寄付できるのかはANAのマイレージクラブのホームページで確認しましょう。寄付先の確認は次のリンクからどうぞ。
2019年8月現在掲載されている寄付先には次のような団体があります。
・WonderFLY
1口1800マイルから寄付が可能です。新しいモノやコトを作り出すことに挑戦しているチャレンジャーたちを応援できるクラウドファンディングと合わせたプラットフォームへ寄付されます。
・Blue Wing プログラム
1口3000マイルから寄付が可能です。世界最大の社会起業家グループのネットワーク「アショカ」とANAが提携して、よりよい社会の実現に奮闘している社会起業家たちの活動を支援します。
・東北海岸林再生プロジェクト
1口3000マイルから寄付が可能です。東日本大震災の大津波によって失われた被災地の海岸林の再生を目指すプロジェクトへ寄付します。
・サンゴ保全活動
1口3000マイルから寄付が可能です。沖縄のサンゴ礁を守るためにANAが発起人となって結成された「チーム美らサンゴ」への寄付です。サンゴの苗づくりや植え付けなどの活動に役立てられます。
・UNESCO
1口3000マイルから寄付が可能です。教育、科学、文化の発展のための国連組織ユネスコの活動を支援できます。
マイルを使って投資する方法
ANAのマイルの活用法には、マイルを使って投資をする、という方法があります。ANAの有効期限が切れそうなマイルを使って投資ができるのは「おつりで投資-トラノコ」という投資用のアプリを使う方法です。
こちらのアプリはその名の通り、毎日微妙な金額がお財布の中に貯まっていってしまうおつりを使ってコツコツと投資ができるアプリです。毎日5円から投資ができるということで話題になっています。このトラノコでは、おつりだけではなくポイントサービスなどで貯めた各種ポイントも投資できます。
トラノコで投資の元手として利用できるものの1つにANAのマイルもあるのです。トラノコで投資をするには、ANAのマイルは1000マイル必要です。そして交換レートは500円分になってしまいます。その上、アプリの利用料で3ヵ月目からは300円が別途必要です。しかも毎月1000マイルずつは投資しないと行けません。
しかし、お買物などで使ってしまえばなくなってしまうマイルですが、投資に回して積み立てていけばやがてはそこそこの金額になってきます。AIがリスクを分散して投資してくれるので、投資初心者でも失敗するリスクは少なくなっています。
将来のことを考えて、こまめに失効してしまうマイルのいい活用法を探しているのなら、ぜひトラノコでの投資を考えてみるのもいいでしょう。
ANAのマイルは有効期限に気を付けて全て使い切ろう!
この記事ではANAのマイルの有効期限を確認する方法と、有効期限が切れそうなANAのマイルを活用する方法についてみてきました。ANAのマイレージの有効期限は3年間と長いようですが、なかなか陸マイラーがポイ活で特典航空券をゲットするまでには至らないのが現実です。
特典航空券ゲットで海外旅行を狙っていた人には残念かもしれませんが、有効期限が来る前にちゃんとマイレージを活用できる方法もあります。ぜひ有効期限切れで失効させてしまうのではなく、マイルを活用してちゃんと使いきれるようにしましょう。