Windows10のアカウントの種類には管理者権限あるAdministratorと標準ユーザーがありますが、どういった違いがあるのでしょうか。この記事では、Windows10の管理者権限でできることと、標準ユーザーでは実行できないことについて解説します。
Windows10で作成できるアカウントの種類には、Administratorと呼ばれる管理者権限を持ったユーザーと、標準ユーザーがあります。
この記事では、管理者権限を持つユーザーと標準ユーザーの違いとはどのようなもので、管理者権限を持つユーザーを作成するにはどうしたらいいのか詳しく解説します。まずは管理者権限を持つアカウントと標準ユーザーの違いについてお伝えします。
管理者権限を持つアカウントと標準ユーザーの違いとは、管理者権限アカウントには実行や変更できることがあって、標準ユーザーにはできないことがあるという点です。管理者権限アカウントだからできることにはどのようなことがあるのかお伝えします。
Windows10にフリーソフトや購入したソフトをインストールする時には、インストーラーをダウンロードしたり、CD-ROMなどからインストールしたりします。このソフトのプログラムのインストールは、Windows10では管理者権限を持つユーザーアカウントからしかできません。
もしも標準ユーザーがインストールしようとすると、ユーザーアカウント制御が表示されて、管理者権限を持つユーザーのパスワードの入力を求められます。
また、プログラムのアンインストールも管理者権限を持つアカウントでなければできません。標準ユーザーのアカウントからアンインストールをしようとすると、ユーザーアカウント制御が表示されます。
ただし、標準ユーザーであってもMicrosoftストアからダウンロードするアプリはインストールできます。Microsoftストアで配布されているアプリは、Microsoftが安全性などを確認した上でラインナップしているものです。特に危険性はないということで、標準ユーザーでもインストールできます。
管理者権限でなければできない変更には、重要度が高い設定があります。重要度が高い変更とは、主にPCのセキュリティに関わる変更です。コントロールパネルなどでは、盾のマークのシールドアイコンが表示されている設定が重要度が高い設定になります。
標準ユーザアカウントで何らかの理由で重要度が高い設定を変更しようとする場合には、ユーザーアカウント制御が表示されて管理者権限アカウントのパスワードの入力が求められます。
現在ログインしているWindows10のアカウントが管理者権限アカウントなのか、標準ユーザーなのか確認する方法をお伝えします。
まずはWindows10の「設定」を開いて「アカウント」>「ユーザーの情報」と進みます。「ユーザー名」の下に「管理者」と表示されていれば、現在ログインしているアカウントは管理者権限を持つアカウントだと分かります。
Windows10に1つしかアカウントを作成していない場合には、必ずそのアカウントが管理者権限を持つアカウントになります。しかし、複数の人がPCを利用する場合には、1つのPCに複数のユーザーアカウントを作成できます。
複数のユーザーアカウントを作成する場合には、最初に作ったアカウント以外のアカウントにも管理者権限を付与できます。こちらでは、管理者権限を持つアカウントをWindows10に作成する方法をお伝えします。
現在、管理者権限を持つアカウントの他にWindows10に管理者権限を持つアカウントを作成する前に、Windows10に標準ユーザーを作成する必要があります。
標準ユーザーを作成する方法は、Windows10の「設定」を開いて「アカウント」>「家族とその他のユーザー」を開きます。
家族のアカウントを作成する場合には「家族のメンバーを追加」、会社などで家族以外のメンバーのアカウントを作成する場合には「その他のユーザーをこのPCに追加」のどちらかをクリックします。
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