ブログやニュースサイトの更新データを配信する仕組み「RSS」について解説します。RSSリーダーを利用すれば気になるWebサイトの新着情報をまとめて表示してくれます。RSSリーダー「feedly」を例に、読みたいブログの登録方法や使い方を詳しくご紹介します。
RSSとは「Rich Site Summary」の略で、Webサイトの更新情報を配信するためのデータの書き方のことです。サイト運営者はRSSを利用して、更新した内容を読者に配信できます。また、私たちもRSSの仕組みを利用してサイトの更新情報を受け取れます。
RSSフィードとは、Webサイトやブログが配信している更新データです。お気に入りのサイトやブログで、RSSフィードが配信されているかを確認してみましょう。RSSフィードが配信されていない場合は更新情報を受け取ることはできません。
配信されているRSSフィードを読むためには、RSSリーダーというツールを使用します。「RSSフィードを購読する」「RSS配信中」といったボタンを見たことがあるのではないでしょうか。
RSSフィードの配信をしているサイトには、RSSフィード購読リンクがあります。「RSSフィードを購読する」とは自分が更新情報を知りたいWebサイトやブログをRSSリーダーに登録する、という意味だと考えればOKです。
RSSリーダーは、登録されているWebサイトやブログのRSSフィードを常にチェックしています。サイトが更新されると、日付や要約された内容などがRSSリーダーに表示される仕組みです。
RSSリーダーは、登録している全てのWebサイトやブログの更新情報をまとめて表示してくれます。忙しいときには要約だけを読んで、時間があるときにサイトやブログに飛んでゆっくり読む、という使い方ができるところも便利です。
RSSリーダーには様々な種類があります。専用のサイトにアクセスして自分が登録したフィードを閲覧するタイプの「Webアプリケーション型」や、Webブラウザやメールソフトにリーダー機能を追加してフィードを読む「プラグイン型」などがあります。
自分のライフスタイルに合ったRSSリーダーを選んで、お気に入りのサイトやブログを快適に閲覧しましょう。
RSSの全盛期である2005年頃は、多くのブラウザがRSSに対応していました。現在は「Google Chrome」や「Microsoft edge」「Firefox」などの利用者が多いブラウザでもそのままではRSSフィードを読むことはできません。
RSSリーダーGoogle readerの廃止から6年がたちました。近頃のRSSリーダーの使用状況はどのようになっているのでしょうか。
Googleトレンドで「RSS」「RSSリーダー」を検索してみると、2005年のピーク時に比べると現在はあまり注目されていないことがわかります。サービスの提供を終了したRSSリーダーがたくさんありますが、利用者の減少もその理由のひとつです。
2005年ごろ多くの人が利用していたRSSという仕組みですが、現在はピーク時に比べるとだいぶ利用者は少なくなりました。なぜ注目されなくなったのでしょうか?それにはいくつかの理由があります。
RSS衰退の背景にはSNSの普及があります。RSS全盛期は、読みたい記事を集めておいて時間があるときにまとめて読む、というスタイルが主流でした。一日の始まりや終わりに、落ち着いて新聞を読むようなイメージです。
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