MP3ファイルを編集できるフリーソフトを使えば、音楽データを無料で分割・結合してオリジナルのMP3ファイルを作成することができます。Windows10で簡単にMP3ファイルを編集できるおすすめのフリーソフトをまとめました。
インターネット上で音楽データをダウンロードすると、大抵の場合「MP3」という拡張子のついたファイルが端末内に保存されます。
Windows10初心者の中には、「MP3とは何か?」、「テキストデータのようにMP3ファイルを自分で編集する方法は無いのか?」などの疑問を抱いている方もいることでしょう。
ここでは、MP3の概要やMP3ファイルを無料で編集できるフリーソフトの選び方などを解説していきます。
MP3とは、音声データをデジタル化して圧縮したファイルフォーマットのことです。ドイツのフラウンホーファー協会主導のもと、2000年頃に開発されました。
文字通り、MP1やMP2という音声データファイルフォーマットを改良して開発された規格ですが、それぞれのファイル形式に互換性はありません。
音声データファイル形式には他にも、wav・aif・oggなど様々な規格があります。MP3には音質をほとんど劣化させずにデータを圧縮できるメリットがあり、長らくIT業界で主流の音声ファイル形式でした。
しかし近年では、iTunesや着うたなどの音楽配信サービスで採用されている「AAC」という規格が音声データファイル形式の定番になっており、MP3のシェア率は減少傾向にあります。
とはいえ、MP3規格には音楽データのコピーガード機能などが無いため、音楽配信サービスからダウンロードした音楽データをMP3に変換してパソコンやスマートフォンに保存しておく用途が非常に重宝されています。
MP3ファイルは、音楽編集ソフトを使えばどなたでも自由に分割・結合等の編集を施せます。AACと比較すると若干音質は悪いですが、ファイルサイズが小さくて自由度が高いのがMP3の最大の魅力です。
インターネット上では、無数のMP3編集用フリーソフトが公開されています。無料で使えるソフトとは思えないほど高機能のツールが少なくなく、どれを選べば良いのか迷うかもしれません。
MP3編集用フリーソフトを利用する際は、以下の2点を意識すると良いでしょう。
まずは、MP3編集用フリーソフトを使ってどのような編集を行いたいのかよく考えましょう。
単にAACファイルをMP3に変換したり、MP3ファイルを部分的に分割・結合したりしたいだけなら、高機能なMP3編集用フリーソフトは必要ありません。
逆に、特殊なエフェクトを加えてオリジナルの音楽作品を完成させたい場合は、高度な機能を搭載したMP3編集用フリーソフトが必要です。
自分の用途に合ったMP3編集用フリーソフトを選択することで、編集作業を効率的に進められるようになります。
音楽編集用フリーソフトが対応しているファイル形式一覧もしっかりチェックしてください。
大半の音楽編集用フリーソフトはMP3・AAC・WAVなど一通りの音声ファイル形式に対応していますが、中には一部のファイル形式にしか対応していないものもあります。
せっかく編集用のフリーソフトをダウンロードしても、音楽データの読み込み・書き込みが出来なかったら意味がありません。対応ファイル形式が出来るだけ多いソフトをおすすめします。
YouTubeやniconicoなどの動画サイトにアップロードする音楽データを作成したい場合は、多彩なエフェクト機能を搭載している統合型のMP3編集用フリーソフトを使いましょう。
ここからは、音声加工など様々な編集機能を搭載したおすすめのMP3編集用フリーソフトを5つご紹介します。
WavePadは、オーストラリアに本社を構えるNCHソフトウェアによって開発されている音楽編集用ソフトです。海外製の編集ソフトですが、日本語に完全対応しているので日本人でも問題なく使用できます。
厳密にはフリーソフトではありませんが、無料体験版でも基本的なMP3編集は可能です。
動作環境 |
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対応フォーマット | AAC、OGG、WAV、MP3など、ほぼ全ての音声ファイルフォーマットに対応 |
料金 |
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WavePadは以下のような編集機能に対応しています。
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