2019年08月22日更新
Onkyo HF Playerの使い方!イコライザ設定でAndroid/iPhoneで高音質な音楽を聴く方法を解説!
「Onkyo HF Player」はAndroid,iPhoneで、ハイレゾ音楽を再現できるアプリです。使い方は、イコライザーで直感的に操作でき、”ひずみ”や”雑音”を補正することができます。「Onkyo HF Player」の使い方は、本記事で分かります。
目次
- 1Onkyo HF Playerとは?
- ・ハイレゾ音源をAndroidやiPhoneで再生できるアプリ
- 2Onkyo HF Playerの良いところ
- ・イコライザーを細かく設定できる
- ・対応ファイルフォーマットが豊富
- 3Onkyo HF Playerのダウンロード方法
- ・iPhoneでダウンロードする
- ・Androidでダウンロードする
- 4Onkyo HF Playerの使い方
- ・スマホ本体にある音楽データと同期する
- ・Onkyo HF Playerアプリを設定する
- ・イコライザーの設定をする
- 5Onkyo HF Playerをファミリー共有する方法
- ・有料版は家族6人までシェアできる
- 6Onkyo HF Playerを使ってスマホで音源を聴いてみよう
Onkyo HF Playerとは?
最近耳にする「ハイレゾ音源」「ハイレゾ音質」、「Onkyo HF Player」はそんな、ハイレゾ規格で記録された音楽を再生する、音楽アプリケーションです。使い方はやさしく直感的に操作でき、音質も従来のCDを上回り人気のアプリです。
ハイレゾ音源をAndroidやiPhoneで再生できるアプリ
ユーザーのレビューでも高評価で、「Onkyo HF Player」はAndroidでもiPhoneにも対応済みの音楽アプリとして、スマホにインストールしてハイレゾ音源を、高音質に再生することができます。
ハイレゾ音源とは?
ハイレゾ音源とは分かりやすく説明すれば,「CD」の倍以上の「周波数」と「音質情報」で「音楽」を再現している音源ということです。デジタルでありながら、よりアナログに近い柔らかさ、滑らかさを表現できます。
ハイレゾ音源が高音質の理由は?
「CD」はCD-DA(Compact Disc Digital Audio)の規格で、サンプリング周波数44.1キロヘルツでレコーディングされます。規格制定当時は人の聴覚には、十分なデータ量とされていました。※実際に聞くことのできる周波数はサンプリング周波数の1/2(半分)です。
しかし、人の耳では聞き取れない高音域(22キロヘルツ以上の高音)は規格上収録できないことや、従来のデジタルCDでは、滑らかなアナログ曲線を階段状の曲線で表現されるため、聞く人が違和感を感じるなど、音質の向上が求められてきました。
そこで「ハイレゾ音源」では、従来の「CD」の音質を改善するために、新しい規格で登場しました。CDの規格44.1kHz/16(bit)をはるかに超える、96kHz/24bitや192/24bitの「ハイレゾ音源」です。これにより今まで切り捨てられていた、高音域も収録され、かつ滑らかさも再現されるようになりました。
Onkyo HF Playerの良いところ
「Onkyo HF Player」はオーディオメーカーである「ONKYO」が作成、提供しているところに信頼性があります。
イコライザーを細かく設定できる
オーディオメーカーらしく、イコライザなど細部にまでこだわった、音楽再生アプリになっています。なお「イコライザの使い方」は、後半の記事で詳しく解説しています。
対応ファイルフォーマットが豊富
音楽再生アプリ「Onkyo HF Player」は、無料版、有料版、合わせると多数の音楽規格の「フォーマット」に対応しています。はじめに、Onkyo HF Player対応のフォーマットの種類を、その後にAndroid,iPhone(無料版、有料版)に、Onkyo HF Playerをインストールした際の、フォーマットの種類を記載してあります。
WAV | 100(原音のまま) | 大変良い | |
AIF | 100(原音のまま) | 大変良い | |
FLAC(ハイレゾ) | 60~70(原音に対しての圧縮) | 大変良い | |
ALAC(ハイレゾ) | 60~70(原音に対しての圧縮) | 大変良い | |
MQA | 15~20(原音に対しての圧縮) | 良い | |
MP3 | 10~20(原音に対しての圧縮) | 良い | |
AAC | 10~20(原音に対しての圧縮) | 普通 | |
OGG Vorbis | 10~20(原音に対しての圧縮) | 普通 | |
WMA |
|
普通 |
- ios(iPhone,iPad,iPod)用、無料版~MP3/AAC 48kHzまでのALAC
- ios(iPhone,iPad,iPod)用、有料版(1,200円) FLAC/ALAC/WAV
- Android用、無料版~FLAC/ALAC/WAV/AIFF(~384kHz)
「ハイレゾ」に厳格な決まりはなく、CDの規格(42kHz/12bit)を超える、96kHz/24bit以上であるというのが、ハイレゾのイメージですが、Androidスマホはハイレゾに対応していますが、iPhoneやiPadはハイレゾ音源に対応していません。
その上、Onkyo HF Player「ios版」の「無料版」では、表に記載されている通り48kHzまでの「ALAC」しかサポートされず、これはハイレゾ規格に及びません。ハイレゾで視聴しようとすると「有料版」に切り替えるしかありません。
上記の通り、iPhoneのOnkyo HF Player「無料版アプリ」は、ハイレゾに対応していませんが,「ios対応」のポータブルアンプ(DAC)とヘッドホンを、iPhoneに接続することで「ハイレゾ音質」が視聴できます。この場合「無料版」でも問題ありません。
Onkyo HF Playerのダウンロード方法
「Onkyo HF Player」をスマホにダウンロードするには、Androidは「Playストア」から、iPhone,iPad,iPodなどiosデバイスは、「App Store」からダウンロードしてインストールします。はじめに「iPad」の解説を、次に「Android」のダウンロードを解説します。
iPhoneでダウンロードする
ここではiPhoneに替わりiPadに、「Onkyo HF Player」をインストールします。手順と設定画面はiPhoneのインストールと同じです。
ホーム画面より「App Store」のアイコンをタップして起動します。
検索欄に「Onkyo HF Player」と入力して、検索すると上の様に「Onkyo HF Player」が表示されるので、「入手」をタップします。
アカウント入力が済みインストールが終わりますと、上記のように「Onkyo HF Player」が「開く」ボタンに変化しますので、タップして開きます。
Onkyo HF Playerが「ミュージックとビデオの履歴、およびメディアライブラリにアクセスを求めています。」と出ます。「OK」をタップします。
すると、ヘッドホンやイヤホンを選択する画面に替わります。お手持ちのタイプを選びます、右側の金色の四角いアイコンは、「ハイレゾ対応」が明らかな製品です。
インストールが終了し、ホーム画面に、「Onkyo HF Player」のアイコンが表示されました。
Androidでダウンロードする
次にAndroidでの、「Onkyo HF Player」のインストールを行います。Androidは「Onkyo HF Player」の無料版でも、ハイレゾ規格のフォーマット「FLAC」をサポートしていますので、とくにアンプは必要ありません。
Androidアプリのダウンロードは、「Playストア」から行います。アイコンをタップして「Playストア」を起動します。
Google Playの検索欄に、「Onkyo HF Player」と記入しタップします。
すぐに上のような画面になり、「Onkyo HF Player」が現れますので、「インストール」をタップします。
少し待つと「Onkyo HF Player」のインストールが終了し、「開く」ボタンに変化しますからタップします。
次に「Onkyo HF Player」の「使用状況を送信する」を求められます、よく考えて決めますが、ここでは「使用状況を送信する」をタップします。
設定中、上記のように「Onkyo HF Playerに機器上の写真、メディア、ファイルへのアクセス」を求められたら「許可」をタップしてください。「Onkyo HF Player」への音楽の取り込み(自動同期)、保存をスムーズにする設定です。
このアプリ特有の音源用ヘッドホンを選ぶコーナーです。「ONKYO」が多いですが、上にスワイプすると下に他メーカーのイヤホン、ヘッドホンもあり「Other(その他)」も選択できます。赤枠のアイテムは「ハイレゾ対応」です。
Onkyo HF Playerの使い方
音楽再生アプリである「Onkyo HF Player」は、とくに使い方は難しいこともなく、同期も「フォルダ」や「ストレージ」をタップするだけで自動的に行われます。
スマホ本体にある音楽データと同期する
次はスマホ内に収録されている音楽と「Onkyo HF Player」を同期する手順、使い方を解説します。
上の画面で「内部共有ストレージ」か「SDカード」をタップすれば同期されますが、ここでは先に進みます。「設定」マークをクリックすると上段のバーが横にスライドします。
さらに「設定」マークをタップします。
ポップアップメニューより「設定」をタップします。
すると「自動同期」と「今すぐ同期」の項目のあるページに移ります。「自動同期」に✔が入っていることを確認します。スマホ内に”音楽”があれば表示されるはずです。このスマホ内には楽曲がないようです。確認のため「今すぐ同期」をタップします。
すると上のような表示がされました。どうやらスマホ内に楽曲が収録されていないようです。
音楽(楽曲)をスマホに移し入れて、「Onkyo HF Player」に自動同期された端末画面です。アーティスト名と楽曲名が表示されます。
Onkyo HF Playerアプリを設定する
「設定」からは、この音楽アプリの「Onkyo HF Player」に関する、いろいろな使い方の設定ができます。
設定項目は多岐にわたり、「USB」に関することや「バックグラウンド」「スクリーン」「DSD⇒PCM変換」、など使い方を選択して設定することが可能です。
その他、アプリの「ログイン」「サインアウト」や、「Wi-Fi」の設定「ヘッドホンの選択」などの、Onkyo HF Playerのアプリに関する設定ができます。
使い方や音質の設定に不具合があったときは、一番下にある「設定をリセット」を、タップすればよいでしょう。
イコライザーの設定をする
この項からOnkyo HF Playerの「ハイレゾ音質」を調節する「イコライザー」の使い方の解説をします。
上記画面よりイコライザーマークをタップします。
現在フラットなdb線(デシベル)ですが、左下の「Preset」を選択すると「クラシック」や「ロック」など11種類の旋律を好みで選択できます。手動で強弱をつける際にはdb線に触れて上下にドラッグします。
イコライザーを手動で調節して「保存」をタップします。
上のイコライザの設定はこれが最上だといわれる、有名な「perfect」設定です。このとおりに「イコライザー」を駆使して設定します。このほかにもperfect以上の設定と評判の「Eargasm Explosion」を下記に紹介しております。
「保存」をタップすると、プリセット名を入力できます。「perfect」と入力して「保存」をタップします。
画面下段の「EQ」ボタンをタップします。
「EQ」のボタンが青く変更され有効化できました。
Perfect設定
上の図はPCの「iTunes」でのイコライザの調節ですが、この曲線がイコライザの理想だといわれる、「perfect」の設定です。この通りにスマホのイコライザを操作すれば「perfect」音質になります。
Eargasm Explosion設定
上のイコライザの曲線は「perfect」をもとに、さらに音楽的にハイレゾ音質に特化した「Eargasm Explosion設定」です。普通の方には特に「perfect設定」との、違いは感じられないでしょうが、確かに音質的に向上するようです。
Onkyo HF Playerをファミリー共有する方法
「Onkyo HF Player」の無償版にはありませんが、有料版になると楽曲を、家族6人でシェアする使い方ができます。
有料版は家族6人までシェアできる
上記にあるように、無料版の「Onkyo HF Player」では利用できませんが、有料版のOnkyo HF Playerには、「ファミリー共有」が利用できます。これは家族6人の間で、同じ音源(曲)を共有できるという便利な機能です。6人までなら同じ曲を購入することなく、各端末で聞くことができお得です。
Onkyo HF Playerを使ってスマホで音源を聴いてみよう
「Onkyo HF Player」は音質だけでなく、イコライザなど操作性にも優れた音楽アプリです。Android(無料版)では対応していますが、iPhoneの無料版では「ハイレゾ対応」が不十分です。それでも音質は高い水準をキープしていますので、十分楽しむことができます。