iPadのリカバリーモードのやり方と解除(復元)方法!解除できない対処法も解説!

iPadのリカバリーモードとはiPadの復元や初期化がうまくいかった場合に利用する手段です。iPadのリカバリーモードのやり方や「DFU」モードの起動方法を覚えて、iPadやiPad Proの動作不良の時に備えておくことが重要です。

目次

  1. 1iPadのリカバリーモードとは?iPadの初期化・復元に必要なモードを理解しよう!
  2. リカバリーモードとは
  3. 「DFU」モードとは?
  4. 2iPadのリカバリーモードのやり方と解除(復元)方法
  5. iPadのリカバリーモードの前に必要バックアップ
  6. iPadのリカバリーモードのやり方
  7. 3iPadの「DFUモード」のやり方
  8. iPadのDFUモードのやり方
  9. 4iPadのリカバリーモードが解除・復元できない場合の対処方法
  10. 5リカバリーモード・DFUモードが起動できない場合はApple純正ケーブルを利用してみよう
  11. 6iPadのリカバリーモードのやり方をマスターしよう

iPadのリカバリーモードとは?iPadの初期化・復元に必要なモードを理解しよう!

iPad・iPad Proがフリーズして動かない、ストレージ容量の「その他」カテゴリーがストレージを圧迫している時のもっとも有効的な対処方法は「iPadの初期化」です。iPadの初期化の方法を覚えておけば、iPadで発生するほとんどの動作問題を解消することが可能となります。

そんな時に利用したいのがiPadの「リカバリーモード」と「DFUモード」です。リカバリーモードとDFUモードのやり方を解説する前に、それぞれのモードの違いについて詳しく解説していきます。

また本記事で紹介する内容はiPhoneでも活用できますので、覚えておくと良いでしょう。

リカバリーモードとは

「リカバリーモード」はiPadのiOS起動プログラムを利用してiOSのアップデートや、iPadのシステムを修復するモードです。リカバリーモードには2つの機能が搭載されており、「アップデート」と「修復」どちらかを選択してリカバリーモードを起動します。

iPadのリカバリーモード起動方法と役割
リカバリーモード
起動方法
役割
アップデート iPadの初期化はせずにiOSをアップデートする。
データは削除されずにiPadに保存されたままになる。
修復 一度工場出荷時の初期化状態に戻りiOSをアップデートする。
すべてのデータが削除されるので、事前にiPadのバックアップが必要。

「リカバリーモード」はApple公式サポートから認められているトラブルシューティング方法なので、iPadに問題が発生した場合は、まず「リカバリーモード」から実行してください。

「DFU」モードとは?

DFUモード(Device Firmware Update Mode)」はiPadのファームウェアを更新(アップデート)する時に利用するモードとなります。iTunesをインストールしてあるPCとiPadを接続して実行するモードで、iPadのOSを利用せずに、強制的にiTunesがiPadのiOSを修復する形で起動します。

DFUモードとリカバリーモードの違いは、iTunesを使って強制的にiPadを初期化するか、iPad単体で初期化するかの違いです。DFUモードはリカバリーモードよりも、強制的にアップデートを制御するため、iPadに問題が発生した場合はAppleからは公式サポートが受けられないこともあるので、DFUモードは最終手段として活用します。

またDFUモードはiPadを完全に初期化するので、iPad内のデータはすべて削除されるので注意してください。そのため、リカバリーモードでも初期化できない場合にのみDFUモードを試してみてください。

iPadのリカバリーモードのやり方と解除(復元)方法

出典: https://support.apple.com/ja-jp/HT201263

本章ではiPadのリカバリーモードのやり方と解除(復元)方法を紹介します。iPadのリカバリーモードのやり方を解説する前に、PCにiTunesをインストールしておく必要があります。PCにiTunesがインストールされていない場合は、下記のリンクにアクセスしてiTunesをインストールしてください。iTunesは無料のフリーソフトウェアです。

iTunes - アップグレードして今すぐiTunesを手に入れよう - Apple(日本) https://www.apple.com › Music › iTunes

PCを持っていない方は、友だちや家族からPCを借りてリカバリーモードを実行してください。または、全国のApple Store直営店舗、Apple正規サービスプロバイダまでiPadを持参してください。下記のリンク先にアクセスすれば、全国のApple Store直営店舗、Apple正規サービスプロバイダを確認できます。

Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダ

iPadのリカバリーモードの前に必要バックアップ

iPadをリカバリーモードで起動する前に、iPadのデータバックアップを取って置く必要があります。必須ではありませんが、万が一の時のためにバックアップを取っておかなければ、失ったデータファイルは戻ってきません。iPadのバックアップは主に「iTunes」「iCloud」いずれかの方法で作成します。

iTunesでバックアップを取る方法

iTunesでiPadのデータファイルのバックアップを作成する方法は非常に簡単で、iPadとiTunesがインストールされているパソコンとはライトニングケーブルで接続するだけです。

iTunes(PC)とiPadをライトニングケーブルで接続したら、iTunesを起動して「概要」タブから「バックアップ」項目から「このコンピューター」を選択して「今すぐバックアップ」をクリックしてください。iPadにバックアップデータを復元する方法は下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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iCloudでバックアップを取る方法

iCloudはクラウドストレージサービスですので、ネット通信が接続できない場所、ネット通信環境が不安定な場合はバックアップができないことがあります。ネット通信環境を確認してからiCloudのバックアップを実行してください。

また、iCloudのストレージ容量が不足している場合は、データのバックアップが実行できません。iCloudにバックアップを取る前に、iCloudの空き容量やネット通信環境を確認してからバックアップを実行してください。


最初にiCloudのストレージ空き容量を確認してください。iCloudのストレージ空き容量の確認方法は下記の手順を実行してください。
1.iPadの「設定」>「ユーザー名(Apple ID)」をタップしてください。
2.表示されるメニュー一覧から「iCloud」を選択します。
3.「容量」項目の「iCloud」または「ストレージを管理」をタップしてください

iCloudのストレージ容量を確認したら、iPadでどれほどのストレージ容量を利用しているかを確認します。下記の手順を実行してください。
1.iPadの「設定」>「一般」をタップしてください。
2.表示されるメニュー一覧から「デバイスストレージ」を選択します。

iPadのストレージ容量がiCloudのストレージ容量よりも大きい場合は、iCloudの有料ストレージプランを購入するか、iPhoneに保存されている不要なデータを削除してからiCloudにバックアップを作成します。

無料で利用可能でストレージは5GBまで利用することができます。有料版のiCloudを利用すれば最大1TBまで利用可能です。有料版のiCloudストレージ容量と値段は下記のリストを参照してください。
 

iCloudの有料ストレージプラン
月額料金 ストレージ容量
月額130円(税込み) 50GB
月額400円(税込み) 200GB
月額1,300円(税込み) 2TB

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この記事のライター
KFJ
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