インターネット接続における次世代回線であるIPv6回線ですが、ご利用の環境のIPv6回線の正確な通信速度の測定方法はご存知でしょうか。今回は、その速度を測定できるIPv6回線のおすすめスピードテストサイトや、スピードテストでの注意点などをご紹介します。
インターネットの急激な普及により、IPv4回線に代わり登場した次世代IP回線のIPv6回線は、その接続方式の改善や伝達速度の安定などにより、IPv4に比べ通信速度が非常に速くなりました。利用者が増える夜間であってもIPv4回線に比べ速度が落ちずに利用できる点も、大きなメリットです。
そのIPv6回線の速度を測定するのは、回線速度の速さゆえ、また時間帯や測定サイトによりばらつきが出る特徴もあり、非常に難しい特徴があります。そこで、今回は安定してIPv6回線の速度を測定できるサイトや注意点などをご紹介します。
まず、IPv6回線のインターネット回線速度のおすすめ測定サイトからご案内します。
まず、ご紹介するのはOokla®の「Speedtest」というサイトです。Ookla®と言えば、スピードテストの世界的な老舗企業で、PCやモバイル端末などのデバイスでインターネット回線の速度測定や分析ができるサービスやアプリなど各種ツールを提供しており、世界中のユーザーが利用しています。
このOokla®が提供している「Speedtest」は、スピードテストと言えば最初に名前があがる有名な測定サイトで、世界中の有志のサーバーが提供されサイトから最寄りのサーバーを探せたり、無料の会員登録で測定結果の履歴を見れたりするなど、ユニークなサービスからも人気の測定サイトです。
上記リンクから「Sppedtest」を開き、表示された「GO」をクリックすると回線速度の測定がすぐに始まります。その下にご利用のISP(プロバイダー)や最寄りのサーバーが表示されます。無料の会員登録は、右上「Log In」から「Creat Account」をクリックしメールアドレス・パスワードを登録します。
その測定結果がこちらです。回線の下り「DONWLOAD」速度や上り「UPLOAD」速度だけでなく、インターネットの応答速度が分かる「PING」も測定できます。Sppedtestでは、最適なサーバーを自動で検知してくれますが、適宜右下の「Change Server」をクリックすると、近くの他のサーバーに切り替えも可能です。
会員登録をすると、このような測定結果の履歴も見られるようになります。
次にご紹介するのは、Netflix®の「Fast.com」という測定サイトです。Netflix®は言わずと知れたオンラインの映画やドラマなど動画再生サービスを提供している企業ですが、そのNetlfix®が提供している測定サイトが「Fast.com」で、こちらも世界中のユーザーに人気の測定サイトです。
上記リンクから「Fast.com」を開くと、サイトに接続と同時に回線速度の測定が始まります。
こちらが「Fast.com」の測定結果です。画面中央に下りの「ダウンロード」速度が表示され、その下の「詳細を表示」をクリックすると、上りの「アップロード」速度も確認できます。レイテンシ(latency)とは、PINGに似ていますがデータ通信の応答時間で遅滞時間のことを指し、この値が小さいほど、応答速度が速いと言えます。
先ほどの「Speedtest」と比べ、測定結果のばらつきがあるため、何度か測定を繰り返すと安定した測定結果が分かります。
次にご紹介するのは、So-net®の回線速度測定サイト「速度測定 v6プラス」です。So-net®はSONYが運営するISP(プロバイダー)ですが、そのSo-net®が提供している回線速度測定サイトで、安定した測定結果が得られることで、国内で人気の測定サイトです。
上記リンクからSo-netの「速度測定」を開きます。So-netが提供しているIPv6通信サービス「v6プラス」の広告が上部に表示されています。
さらに画面をスクロールすると、ご利用のインターネット回線がIPv6接続に適応しているかを確認できます。「IPv6接続情報」のIPv6の項目が「Supported」と表示されていればIPv6接続になっています。プロバイダーは、So-net以外でも測定されます※。
※So-netをご利用の場合、IPoEオプションを利用中は「インターネットマルチフィード」と、v6オプションを利用中は「日本インターネットイネイブラー(JPNE)」と表示されます。中央の「SPEED TEST」をクリックすると、回線速度の測定が開始されます。
その測定結果がこちらで、「下り回線」と「上り回線」の速度がそれぞれ表示されます。
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