フリーブックスという漫画を無料で読み放題できるサイトが閉鎖されてしまいました。移転先についての情報や漫画村との関連がうわさされていますが、真相はどうなのか気になります。この記事ではフリーブックスの閉鎖理由や、代わりに使えるサイトをご紹介します。
フリーブックスというサイトが閉鎖されてしまったということで、ネット上には嘆きの声が溢れています。フリーブックスとは無料で漫画を読み放題できるサイトでした。閉鎖された理由とは海賊版をアップロードしていたことにより、著作権違法違反を問われたためです。フリーブックスに関連しては逮捕者も出ています。
この記事では、無料で漫画が読み放題できたフリーブックスとはいったいのようなサイトだったのか、どうして閉鎖されてしまい違法性が問われているのか、フリーブックスの代わりに違法にならずに安全に漫画を読み放題できるサイトとはどのようなサイトがあるのか、といったことについて検証していきます。
フリーブックスは海賊版を違法にアップロードして、漫画を読み放題出来るようにしたサイトでしたが、元々は違法アップロードするためのサイトで終わりませんでした。フリーブックスのはじまりは、同人サイトでした。
元々の漫画などの作品から派生した二次創作作品を掲載するのが同人サイトです。二次創作についても、著作権がどうなのかという問題もありますが、個人で楽しむ範囲での創作活動は認められています。もちろん、利益を得なければサイト上で公開しても大丈夫です。もともと、フリーブックスとは二次創作の作家が自分の作品を公開するための場でした。
しかし、徐々に運営の手が行き届かなくなっていき、いつしか同人作品ではなく海賊版を違法アップロードする輩が出現しました。そして、徐々に同人作品よりも違法アップロードされた海賊版の方が多くなり、海賊版の漫画を違法でも無料で読み放題できるサイトとして有名になりました。
フリーブックスと漫画村の関係性が気になっている人も多いようですが、フリーブックスは漫画村の前身といっていいサイトです。フリーブックスが違法アップロードされた無料で読める海賊版のサイトになってからの運営者は、漫画村の運営者として逮捕された星野ロミでした。
星野ロミは無料で読める漫画サイトのフリーブックスの運営に携わっていましたが、フリーブックスの違法性が問われてサイトの閉鎖に追い込まれてしまいました。そこで星野ロミが新たに立ち上げたのが、国会でも大きな問題となった漫画村だったのです。
漫画村の運営者が逮捕されて、フリーブックスの運営者が逮捕されないということに疑問を持っていた人もいるようですが、実は同一人物ですでに逮捕されているのです。
星野ロミが逮捕された理由は、フリーブックスの運営ではなく、漫画村の運営者だったことが理由です。しかし、フリーブックスの関連でも実は逮捕者が出ています。フリーブックスの関係者が逮捕された理由とは、どういった理由だったのかも見ていきましょう。
フリーブックスでは、フリーブックスに著作権が認められている作品を違法にアップロードしたとして、9人が逮捕されています。当初は運営者が逮捕されないことが話題になっていましたが、のちに漫画村の運営者として星野ロミが逮捕されているので、実質的には運営者も逮捕されているのと同じことです。
フリーブックスが違法性を問われて閉鎖に追い込まれた理由とは具体的にどういった理由だったのかも、具体的に見ておきましょう。
フリーブックスが閉鎖に追い込まれた理由とは著作権法違反です。著作権というのは、漫画や小説、音楽、映像などの著作物に関して、作者や出版社の権利を守るために定められている法律です。漫画や小説、音楽、映像などの著作物は作り上げるのに膨大な手間とコストがかかります。
しかし、その一方でコピーして配布するのは現在のデジタル技術を使えば素人でも簡単にできてしまいます。作り上げている人たちが膨大な時間とお金をかけて作り上げたものを、全く関係がない人が勝手にコピーして無料で公開したり配布したりしたら、作っている人たちに正当な対価が入らなくなり、生活や次の作品の制作に支障をきたします。
著作権法というのはそういった事態を避けるために、著作権物に対して作者や出版社の権利を認めて、無断でコピーして公開したり配布したりすることを禁止するための法律です。著作権のある漫画を勝手にコピーして公開していたフリーブックスは、そのために違法性を問われて閉鎖に追い込まれたのです。
ただ、いきなりフリーブックスが閉鎖に追い込まれたわけではありません。閉鎖に追い込む前に、著作権を持っている出版社はフリーブックスに対して漫画の削除要請を行いました。しかし、フリーブックスはその削除要請に応じなかったために、被害届を提出されてしまったことが閉鎖された理由です。
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