2019年11月09日更新
ヤフオク!での出品トラブルの事例と回避方法!出品時に条件を明確にしよう
ヤフオクでの出品トラブルの事例を紹介します。実際にあったトラブルを知って自分の身に起こらないように事前に対策をしておきましょう。ヤフオクでのトラブル回避の方法も紹介しているので、そちらも参考にしてスムーズで気持ちの良い取引が出来るようにしてください。
目次
ヤフオク!でのトラブルは多発している!
ヤフオクでは、商品の実物や出品者、または落札者の顔が見えない取引なので、様々なトラブルが起こります。ヤフオクだけでなく、ネットオークションサイトやフリマアプリなどでは個人間での取引なのでトラブルも起こりやすいといえるでしょう。ここでは、ヤフオクで実際にあったトラブルの事例や、トラブル回避の方法などを紹介します。
いろいろなトラブルが起こるヤフオク!取引
ヤフオクで起こるトラブルは他のネットオークションサイトやフリマアプリでも起こりやすいといえるでしょう。ストアではない個人間の取引だと、思ってもいなかったことが原因でトラブルとなる場合もあります。用心するに越したことはありませんが、どこに気を付ければ良いのかポイントを分かりやすく見ていきましょう。
ヤフオク!取引では自分の常識で物事を考えないこと
ヤフオクでの取引では自分の常識で物事を考えないことが大切です。様々な人が利用するサイトだということを頭に入れておきましょう。自分にとって普通のことでも、取引相手にとってはイレギュラーである可能性もあるのです。出品者も落札者も気持ちの良い取引を行うためにも、自分の常識だけで考えるのはやめておきましょう。
ヤフオク!での出品トラブルの事例【落札から決済まで】
それではここからは、実際にあった出品トラブルの事例を見ていきましょう。出品者となる場合は気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。ここで紹介するトラブルの事例を参考にして、同じようなトラブルに巻き込まれないように気を付けてください。
出品対応にまつわるトラブル
まずは出品対応によるトラブルの事例を見ていきましょう。出品者として商品を出品する場合は、落札者に不安を抱かせないためにも細かい商品の状態などの説明が必要です。「非常に悪い」の評価を付けられてしまうと後々の取引にも影響してくるので気を付けましょう。
商品説明のミス
出品トラブルの事例としてよくあるのが、商品説明でのミスです。ヤフオクでは商品説明欄というのがあり、その商品の状態など商品について記載するスペースがあります。ネットでの商品とお金の取引の場合は、実際に落札者が商品を手に取って見られるわけではないので、出来るだけ細かく記載するのがトラブルを回避するコツになります。
商品の梱包ミス
もう1つは商品の梱包ミスによるトラブルです。こちらは完全に出品者側の不備となります。機械になっているものや繊細な商品に関してはプチプチなどで慎重過ぎるくらい丁寧に梱包しておくと良いでしょう。梱包ミスによって商品に傷が付いたり壊れてしまった場合は最悪返金となる可能性もあります。
商品説明にノークレーム・ノーリターンと記載しておいたとしても、出品者側の不備によって商品が破損した場合は仕方ありません。また、もしもこういったことが起こってしまったら誠実に対応するようにしてください。
取引評価にまつわるトラブル
続いて取引の評価によるトラブルを見ていきましょう。ヤフオクではこちらが誠実な対応をしていても、気に入らなければ低評価を付けられてしまうこともあります。そういった悪質な落札者と会わないようにするためにも、取引は慎重に行いましょう。
落札後のキャンセル拒否で悪評価を付けられる
落札後に、落札者からキャンセル依頼がくるケースもあります。ヤフオクでは落札後のキャンセルは認められていません。キャンセルするには出品者と落札者の同意が必要になります。そのため、落札者から一方的なキャンセル依頼が来たとしても応じる義務はないのです。
しかし、キャンセル依頼を拒否したことで「非常に悪い」の評価を付けられてしまうといった事例もあります。納得出来ませんが、こういったトラブルを避けるためにもキャンセル依頼が来た場合は「落札者都合」での取り消しをしてください。その際、落札者には自動的に「非常に悪い」の評価が付いてしまうことも伝えておいてください。
決済にまつわるトラブル
続いてはヤフオクで数が多いトラブルともいえる、決済にまつわるトラブルの事例を見ていきましょう。ヤフオクでは、「yahooかんたん決済」のみの決済方法となっています。支払い方法が「yahooかんたん決済」のみとなったのはまだ最近のことであるため、それを知らない落札者との取引で決済によるトラブルが起こっているそうです。
銀行振込を依頼される
1つ目の事例は銀行振込に変えてほしいと、落札者から交渉依頼の連絡が来るというものです。先述のとおり、ヤフオクでは「yahooかんたん決済」での決済しか認められていないので応じる必要はありません。銀行振込が認められるのは、かんたん決済の期限が切れてしまった場合のみです。
Yahoo!かんたん決済以外での決済
かんたん決済の期限が切れてしまった場合は、銀行振込などに変更して取引を継続することもできます。かんたん決済以外で決済した時は、出品者は商品代金を全額受け取ることができます。しかし、後日ヤフオクから、システム利用料が徴収されるので気を付けましょう。
Tポイントでの決済
「yahooかんたん決済」では銀行振込やクレジットカード、コンビニ支払いなど様々な支払い方法を選ぶことが可能です。落札者がどの支払い方法を選択して支払いをしたとしても、出品者への支払いは現金振込となります。(現金振込を指定している場合)
落札者がTポイントで支払いをしたとしても、現金振込を指定しているなら、ポイントではなく現金で商品代金が振り込まれる仕組みとなっているので安心してください。
入金詐欺の可能性
また、決済トラブルの事例では「入金詐欺」というものもあります。実際は入金していないのに、「入金した」と出品者に連絡をし、商品を発送してもらうという詐欺行為です。
通常、「yahooかんたん決済」で入金された場合はヤフオクから「入金完了報告」の連絡が入ります。落札者からの報告連絡だけではなく、ヤフオクからの入金完了連絡を待ってから商品を発送するようにすれば、このトラブルは防げます。
ヤフオク!での出品トラブルの事例【発送から商品到着まで】
落札から決済までの出品トラブル事例を紹介しましたが、続いては発送から商品到着までのトラブル事例を見ていきましょう。どのトラブルも事前に防ぐことは可能ですので、トラブルを回避する方法もぜひ参考にしてください。
出品商品発送後のトラブル
落札者によって支払いが行われたら、後は商品を発送し、落札者の手元に届くまでを待つだけです。ここまで来ると、取引もついつい気を抜いてしまいがちですが、発送した後もトラブルが起こったという事例もあります。
配送方法の変更を依頼される
1つ目のトラブル事例は、落札後に落札者から配送方法の変更を交渉依頼されるというケースです。出品者側が配送方法を指定しているのに変更依頼をしてくる人も多いようです。
理由としては送料の問題が挙げられます。送料を落札者負担にしている場合に、もっと送料の安い配送方法に変更してほしいと依頼が来ることが多いのです。この場合も、そういった交渉に応じる義務はありません。
配送を急かされる
2つ目の事例は配送を急かされるといったものです。「商品の発送までは3~4日かかります。」と明記しているにもかかわらず「すぐに欲しいので即日発送してください」などという依頼が来ることもあります。こういった要求にも応じる必要はありませんが、悪い評価を避けるためにも入金が確認出来次第、発送できるように準備をしておくことも大切です。
配送途中の事故
配送途中の事故は防げるものではありません。こちらも稀にあるケースです。商品が壊れてしまったり、配送されないといったことが起こります。これらは出品者側の責任となってしまうため、追跡番号が発行される配送方法にするなどして対策を行うしかありません。
商品発送後にキャンセルされる
商品発送後に落札者に取引をキャンセルされるといったケースもあるそうです。入金を確認してから発送するので心配はないのではないか、と思いがちですが、クレジットカードでの決済の場合こういったトラブル事例があることが分かっています。
落札者が受取通知をしない
商品が到着しているのに、落札者が受取通知をしないといったケースもあります。基本的にヤフオクのシステムでは、落札者が受取通知をしたことで出品者に商品代金が振り込まれます。商品到着後には、すぐに受取通知をしてもらうように事前に伝えておきましょう。
受取通知をされなくても、支払いから14日後には出品者に自動的に商品代金が振り込まれるようになっているので、心配はありません。
商品説明の解釈の食い違い
こちらもよくあるトラブル事例です。実際にあった事例では商品説明として「美品 iPad Air WiFi 32GB グレイ 化粧箱付属品有」と記載されていました。この商品を落札した落札者はiPad本体が付いていると思い購入したのですが、実際に届いてみると化粧箱とアダプタ、ステッカーのみだったのだそうです。
これに関してはネット上でも議論となり、商品説明があたかもiPad本体が付いているような説明で紛らわしいといった意見が多くありました。最終的には出品者が返金するといったことになっています。このように紛らわしい説明だと、落札者が勘違いをする場合もあるので気を付けましょう。
取引終了後のトラブル
取引が終了したにもかかわらず、トラブルが起こってしまう事例も多数報告されています。取引は最初から最後まで慎重に行いましょう。また、不要なトラブルを避けるためにも事前に落札者や入札者の評価はチェックしておくことも大切です。
商品に対する不満
落札者から、取引終了後に「商品の使い方が分からない」などといった理不尽なクレームが入る事例も報告されています。商品説明にちゃんと記載しているにもかかわらず、「商品が思っていたのと違った」などというクレームは無視するしかありません。
商品の不備
商品に不備があった場合は返品対応をする義務があります。出品者としてできるだけ誠実に対応するようにしましょう。商品説明欄に記載していない不備は出品者側の責任となります。
ヤフオク!での出品でトラブルを回避する方法
ヤフオクでよくあるトラブル事例を紹介しましたが、出品するにあたってトラブルは回避したいものです。ここからはトラブルを回避する方法を紹介します。こちらを参考にして、トラブルなく気持ちの良い取引を行えるようにしましょう。
落札者には明確な条件提示が必要
基本的に個人間での取引なので、当たり前だと思っていることでも確認してもらっておくことをおすすめします。落札者に対しては明確に条件を提示しておきましょう。「〇日以内に支払いが無い場合は落札者都合で削除を行うこと」や「落札後の配送方法の変更はできないこと」などを伝えておくとトラブルを回避することができます。
常識だから言わなくても大丈夫だと思わずに、細かいことでも明確に相手に提示しておくようにしてください。「聞いていなかった」や「記載していなかった」ということになってしまうと、どのような理由であれ出品者側が不利になってしまいます。
発送方法の指定
あらかじめ配送方法の指定をしておくこともおすすめです。配送方法を選択可能にすると手間も時間もかかってしまう恐れがあるので、指定した配送方法以外での発送はしていません。ということを記載しておくとスムーズに取引が行えるでしょう。
同じように梱包方法についても記載しておくと、商品到着後のトラブルを回避できます。落札者の中には梱包方法を指示してくる人もいます。そういった要望には応えられないと明確に記載しておくと良いでしょう。
決済方法の明記(Yahoo!かんたん決済)
また、同じように決済方法もしっかりと明記しておくことも大切です。ヤフオクでは「yahooかんたん決済」のみでの決済方法しかありません。しかし、中には知らない人もいますので「かんたん決済での支払いのみ」ということをハッキリと記載しておくことで決済でのトラブルを回避できます。
手数料込みの価格提示
ヤフオクで出品するには手数料がかかります。「落札システム利用料」や「オプション利用料」など商品やサービスによってかかる手数料は様々なので、ヤフオクのヘルプページをチェックしておきましょう。ヤフオクでの手数料を考慮して価格を提示しておかないと、赤字になる可能性もあるので注意してください。
値引き交渉未対応の明記
ヤフオクではフリマなどの感覚で値引きの交渉をしてくる人もいます。値引き交渉に応じるのも良いですが、手間もかかりますし、交渉に応じたからといって落札してくれる保証があるわけでもありません。そもそも値引き交渉がしたいならフリマサイトやアプリを使用するべきです。
しかし、値引き交渉に応じてくれなかったからと低評価を付ける落札者がいる場合もあるので、こちらも「値引き交渉には応じられません」とハッキリ明記しておきましょう。記載しているにもかかわらず値引き交渉の連絡があった場合は「記載している通り値引き交渉には応じられません」とハッキリ断ると良いでしょう。
取引ナビ活用の明記
続いては取引ナビを活用しての連絡以外はしない、ということを明記しておくということです。「取引ナビ以外で連絡があった場合は詐欺の恐れがあるので注意してください。」と明記しておくと良いでしょう。
落札後の連絡方法の明記
ヤフオクでは落札後は落札者から出品者に連絡をすることがマナーだとされています。しかし、落札したにもかかわらず連絡がない場合もあります。こういった落札者は支払いが遅かったり、キャンセル依頼をしてくるなど、マナーが悪い可能性が高いです。
そのため、「落札後〇日以内に連絡がない場合は、落札者都合でキャンセルします」ということも商品説明欄に明記しておくとトラブルを防止できます。
評価をするタイミングの明記
落札者の中には評価をしない人もいます。そのため、取引が終了した後は落札者の評価を待ってからこちらも評価をするという流れであることを明記しておきましょう。こちらが先に評価をしても、評価が返ってこないといったトラブル事例も多発しているので、注意してください。
領収書未発行の明記
落札者の中には「領収書を付けてほしい」といった要求をしてくる人もいます。しかしヤフオクの取引では領収書を付ける義務はありませんので応じなくても構いません。しかし、こういった要求に応じなかったからといって低評価を付けられる可能性もありますので、こちらもしっかりと明記しておくと低評価の回避にもなります。
詳細な出品商品の写真撮影
ヤフオクには10枚まで商品写真をアップロードできます。商品写真で気を付けなければいけないことは、必ず傷や汚れなどのアップ画像をアップロードしておくことです。付属品などがある場合は、付属品の写真も忘れずにアップロードしておきましょう。そうすることで商品到着後のクレームを防ぐことができます。
対応の迅速さ・丁寧さ
出品者として大切なことは、対応の迅速さと丁寧さです。丁寧で迅速な対応をするように心がけましょう。何かトラブルがあった場合でも、こちらが誠実で迅速な対応をしていればヤフオクの保証などを受けることもできます。雑な対応や対応が遅れるなどといったことは、低評価やトラブルの元となるので注意しましょう。
入札者の評価のチェック
入札者の評価のチェックも忘れずにしておきましょう。どれだけこちらが誠実で迅速、落ち度のない対応をしていても、細かい部分にクレームを入れてくる落札者は残念ながらいます。そういった人は他の取引でも同じようなことをしている可能性が高いため、評価も低いことが多いでしょう。
ヤフオク!以外の利用をする
最近はヤフオク以外にもフリマアプリやサイトなどが数多くあります。ヤフオクの利用に疲れてしまった場合は、ヤフオク以外のアプリやサイトの利用も検討してみましょう。どこのアプリやサイトでもトラブルはありますが、サイトやアプリ毎に規約や保証の内容が違う場合もあるので、自分に合った場所を探すのも大切です。
金券ショップ
また、チケットや優待券、招待券などを出品したい場合は金券ショップなどに持っていくのも1つの方法です。金券ショップは調べると数多くあるので、近くの金券ショップで買い取ってもらう方が楽な場合もあります。
ヤフオク!での出品は条件を明記することが大切
ヤフオクでのトラブル事例や、トラブルを回避する方法を紹介しました。トラブルが起こらないように事前に対策をしておくことが大切です。しっかりと条件を商品説明欄などに明記しておくと良いでしょう。細心の注意を払い、取引をすることがスムーズな取引をするコツです。