スマホのSDカードの使い方!AndroidにおすすめのSDカードの選び方も解説!
Androidのスマホでは、一部の機種を除いてSDカードを差し込むことができます。今回はSDカードを使えるスマホについて特集していきます。Androidのスマホに使用するSDカードの選び方のポイントも併せて解説していきます。
目次
- 1SDカードをAndroidスマホに取り付けよう!
- ・AndroidスマホにSDカードを挿入する
- ・SDカードを設定する
- 2SDカードのAndroidスマホでの使い方
- ・アプリを移動する
- ・写真・ファイルデータを移動する
- ・SDカード内の状況を確認する
- ・SDカード内のデータを削除する
- 3AndroidスマホにおすすめのSDカードの選び方
- ・Androidスマホに対応した形状のSDカードを選ぶ
- ・データ容量で選ぶ
- ・転送速度で選ぶ
- ・メーカーで選ぶ
- ・価格で選ぶ
- 4スマホのSDカードを交換する方法
- ・PCにSDカードのバックアップをとる
- ・新しいSDカードにバックアップデータを復元する
- 5スマホでSDカードを初期化する方法
- ・SDカードを初期化する手順
- ・SDカードを初期化できない場合
- 6スマホでSDカードを使おう!
SDカードをAndroidスマホに取り付けよう!
Androidでは、Google Pixelの機種を除いてほとんどのスマホでSDカードを使用することができます。スマホに使用できるのはmicro SDというタイプのSDカードになります。これを端末のスロットに挿入することで追加ストレージとして保存領域を拡張させることが可能です。それでは、SDカードをAndroidスマホに取り付けましょう。
AndroidスマホにSDカードを挿入する
SDカードをAndroidに挿入することから始めます。SDカードのスロットは同じAndroidのスマホでも、機種のメーカー、バージョンによって大きく異なっています。例えば、SonyのXperia XZは、挿入口がSIMカードと一体化されているなど、SDカード挿入によって再起動を求められる場合もあります。また、単体でのスロットはそのまま差し込みます。
SDカードを設定する
SDカードがAndroidスマホに挿入できましたら、殆どのスマホでは、自動的に認識作業に入ります。ここでSDカードを設定しておきましょう。Androidでは、一部のOSバージョンで、SDカードを内部ストレージとして使うか、外部ストレージとして使用するかを設定することができます。この場合についてそれぞれの違いを説明します。
外部ストレージと内部ストレージの違い
内部ストレージとして設定すると、そのスマホ専用のストレージとして認識されるようになります。もともと搭載されているストレージの容量が大きくなったようなイメージで使用することができます。しかし、一旦認識してしまった内部ストレージのSDは、別の端末で認識しなくなります。初期化することで再度認識できるようになります。
外部ストレージで使用すると、ほかの端末でも使用でき、データ保存できる範囲が広がります。端末のデータでバックアップを取っておきたい場合や、Androidの内部にあるデータを移行させたい時に外部ストレージのSDが役立ちます。Androidのバージョンによっては内部ストレージとして使用できない場合がありますので注意してください。
SDカードのAndroidスマホでの使い方
では、SDカードを初めて使用するという方に向けてSDカードは、どのような使い方をしていくのかを説明していきます。なにかデータを保存するのがメインの目的になることが多いSDカードですが、他にも役に立つことがAndroidにはありますので、それらをまとめておきます。1つずつ解説しますのでチェックしてから使用してください。
アプリを移動する
AndroidではSDカードを挿入すると、内部ストレージに保存されているアプリデータを移動させることが可能になります。ただし、バージョンによってはこの権限がないものもありますので、注意してください。アプリをたくさんインスト―ルすると内部ストレージの保存容量が増えていきます。この場合はSDカードに移動させることで軽減できます。
写真・ファイルデータを移動する
SDカードは、もちろん写真やファイルデータを移動することができます。アプリとは違い、どのバージョンでも移動させることができます。写真をたくさん撮って保存している方は、バックアップをSDカードに取っておくなどしてデータの消失を防ぐことができます。文書ファイルや音楽ファイルなどもSDカードに保存しておくことができます。
SDカード内の状況を確認する
SDカードを何気なく使っている方で、まだデータの状況などをチェックしていないという方は、1度内部の保存状況を確認しておくことをおすすめします。スマホの外部ストレージで認識させたSDカードと、内部ストレージとして認識させた場合では少し確認方法が異なりますので、お使いのスマホにあるSDカードの認識状態に合わせてチェックしてください。
外部ストレージの場合
まずAndroidに外部ストレージとしてSDカードを認識させている場合の確認方法を解説します。Androidの設定アプリを起動させてください。この中にある「ストレージ」をタップしてメニューを開きます。「外部ストレージ」と表示されているものから使用状況を確認することが可能です。ただし、バージョンによっては異なる場合があります。
内部ストレージの場合
Androidに内部ストレージとしてSDカードを認識させている場合も同じくAndroid設定メニューを起動させてください。この中から「ストレージ」を選択し、上部分の「機器のストレージ」の部分に表示されているものになります。先ほどと同じように、使用状況が数字で表示されていますので、残りがどの程度かをチェックしておきましょう。
SDカード内のデータを削除する
Androidのスマホに認識させているSDカード内に保存されているデータを全て削除したい場合は、初期化をすることで簡単に削除することが可能です。アプリの設定から認識されているSDカードをタップします。内部のフォルダが表示されますので、右上のアイコンをタップして「ストレージの設定」を開いてください。
ストレージの設定メニューの中に「フォーマット」という項目がありますのでこちらをタップすることで、SDカード内部のデータの初期化に移ります。初期化することでデータはなくなりますので、事前に大切なデータなどは別の機器に移動させておくことをおすすめします。フォーマット完了後にSDカードを抜いてください。
AndroidスマホにおすすめのSDカードの選び方
Androidに挿入したSDカードの役割について紹介しました。これからSDカードを購入してAndroidのスマホのストレージにしたいという方に向けておすすめのSDカードの選び方を解説します。SDカードはすべてのものがAndroidで認識するというわけではありません。Androidのスマホに相性のいいSDカードを選ぶ必要があります。
また、今まで使ってきたSDカードを交換したい場合もあります。交換の際は価格的にもスペック的にも満足できるようなSDカードに交換して、お得な選び方をしていきましょう。
Androidスマホに対応した形状のSDカードを選ぶ
SDカードの選び方でまず重要なポイントがあります。それは、SDカードの形状です。冒頭でも触れましたがAndroidのスマホの場合はSDカードの中でも小さいタイプのmicroSDを使用することになります。これより大きなものは、端末に入りませんので注意して選んでください。店頭では、microSDがSDサイズになるような変換アダプタ―もあります。
データ容量で選ぶ
SDカードの選び方で次の重要なのがデータ容量です。今では200ギガバイトを超える容量のSDカードも販売されるようになりました。容量が大きければ保存できる数も増えますが、Androidの各端末には、許容範囲があります。128ギガまで使えるスマホもあれば、小さい限度のスマホもありますので、仕様書でスペックをチェックすることをおすすめします。
対応しているか確認しておこう
容量での選び方のポイントは、今使用している内部ストレージの使用状況から判断することがおすすめです。無駄に大きい容量のSDカードに交換しても空き容量が余ってしまいますので、今後の外部ストレージとしてのデータ使用の見込みなどを考慮した上で対応しているSDカードの範囲内で最適なものを選ぶようにしてください。
転送速度で選ぶ
次の選び方のポイントは、SDカードの転送速度で選ぶということです。SDカードには、Classという表示が記載されています。Class 10と記載されているSDカードは転送速度が速いタイプのSDカードということを意味します。Class 4などのSDカードは、リーズナブルですが転送速度が使い方によっては非常に遅く感じることがあります。
メーカーで選ぶ
また、メーカーを絞った選び方もおすすめです。最近ではAmazonなどで海外生産品のSDカードが大量に販売されています。SonyやSamsung、Toshiba、そしてTranscendなど大手メーカーのSDカードなどは動作に関して信ぴょう性がありますが、まったく知らないメーカーのものでは、転送速度がごまかされているものも中にはあります。
スマホでの使い方にもよりますが、SDカードで頻繁にデータの転送などを行うような使い方をしている場合はSDカードにも負担がかかりますので、それなりのスペックのものを選ぶことをおすすめします。
価格で選ぶ
選び方のポイントには価格もあります。日本で販売されているSDカードは海外版のSDカードよりも高額になっています。頻繁にデータ通信を行うような使い方をする場合は、高くても日本版の正規品を購入しておきましょう。海外版のリーズナブルなものを複数買うというような選び方もあります。調子が悪いときは早めに交換しましょう。
スマホのSDカードを交換する方法
新しいSDカードを購入して、今まで使ってきたSDカードを交換したい場合の適切な交換方法を解説していきます。無理に取り出すなど強引な使い方には気を付けてください。適切な交換をすることで外部ストレージ内のデータ消失や破損を未然に防ぐことができます。まずはスマホと新しいSDカードを準備してから読み進めてください。
PCにSDカードのバックアップをとる
まずは、今まで使ってきたSDカードにあるデータのバックアップを取っておきましょう。アックアップとまでは行かなくても、重要なデータはあらかじめ移行させておきましょう。SDカードのバックアップ方法は2通り存在します。1つ目が、SDカードの装着されたスマホとPCを繋ぐことと、2つ目がSDカードを抜いて繋ぐという方法です。
スマホに差し込んだ状態でバックアップする
まずはスマホにSDカードを差し込んだままの状態でバックアップする方法です。この方法は簡単です。USBケーブルでスマホとPCを接続します。この時にデータ通信機能があるケーブルを使用してください。接続後に、エクスプローラーにスマホが認識されますので、こちらからファイルを閲覧し、必要なデータをコピーしてパソコン内に貼り付けます。
SDカードをPCに直接接続してバックアップする
SDカードをスマホから抜いてバックアップを取る場合は、Androidの「設定」から「ストレージ」をタップして取り出しボタンを押した後で抜くようにしてください。何もせず抜くという誤った使い方をしてしまうとデータが破損してしまうことがあります。その後、SDカードをPCのスロットに挿入し、エクスプローラーからバックアップします。
新しいSDカードにバックアップデータを復元する
データをPCにバックアップできましたら、次に新しいSDカードをスマホに挿入してPCと繋ぎ直しましょう。そしてエクスプローラーで先ほどのバックアップデータをコピーして新しいSDカードの部分に移動させて貼り付けることで、データの移行が終了します。これでSDカードの交換が完了しました。
スマホでSDカードを初期化する方法
スマホではSDカードを初期化する機能が搭載されています。これはPCでも行うことができますがスマホから抜くことなく簡単に初期化できますので便利な機能でもあります。それでは、SDカードの初期化の手順を説明していきます。1つずつチェックしていきましょう。交換後の古いSDカードも初期化を行っておくことをおすすめします。
SDカードを初期化する手順
SDカードの初期化機能の使い方は簡単ですので初めての場合でもすぐに初期化を行うことができます。先ほども触れましたが、データを全削除する方法と同じです。まずは、Androidの設定アプリから「ストレージ」をクリックし、該当するSDカードをタップし、右上のメニューを開きます。こちらから「フォーマット」をタップすることで初期化が始まります。
Androidのバージョンによって手順が異なる
ただし、使い方はAndroidのバージョンによって異なっています。こちらで紹介した手順にあるような「フォーマット」というメニューとなっている場合もあれば「初期化」というメニュー表記の場合もあります。使い方が異なりますが、基本的にはAndroidのスマホ上からSDカードの初期化が可能です。外部ストレージ設定を探してみてください。
SDカードを初期化できない場合
まれに、エラーが発生してSDカードを初期化することができない場合があります。この場合はSDカードの機能が破損してしまっている可能性があります。一度スマホから抜いてPCでの初期化を試してください。PCでもエラーが発生する場合は、新しいSDカードに交換することをおすすめします。データを削除しても復活してしまうトラブルもあります。
スマホでSDカードを使おう!
Androidでデータ保存領域を増やしたい場合には、SDカードを外部ストレージとして追加することが可能です。SDカードが使えるようになれば、画像や音楽、動画などより多くのデータを管理することができます。定期的にデータの整理も行っていくことをおすすめします。適切なSDカードを選んで、より快適なAndroidにしていきましょう。