2019年09月01日更新
楽天モバイルの通話料は高い!料金プランの注意点と安くする方法を解説
楽天モバイルの通話料は高いと言われることも少なくありません。今回は楽天モバイルの通話料を確認する方法や、固定電話やスマホへの通話料を抑え、電話代を安くする方法を解説していきますので、楽天モバイルの請求代金を安くしたい方はぜひ参考にしてください。
目次
- 1楽天モバイルの通話料はどれくらい?
- ・通信料・電話代の標準料金(スマホ・固定電話)
- 2国際通信
- ・家族間
- 3楽天モバイルの通話料の料金プランは2種類
- ・スーパーホーダイプラン
- ・組み合わせプラン
- 4楽天モバイルの通話料の注意点
- ・通話・通信の安定性
- ・一部端末ではデザリングができない
- ・最低契約期間
- ・キャリアメール
- ・契約手数料
- ・AUプラン
- 5楽天モバイルの通話料が高い!料金を安くする方法
- ・楽天でんわアプリを使う
- ・5分かけ放題オプションにする
- ・LINEやSkypeを使う
- 6楽天モバイルの通話料の請求書を確認する方法
- ・利用明細の確認方法
- ・ログインできない場合
- ・利用明細の見方
- 7楽天モバイルの通話料は通話時間と料金プランで決まる!
楽天モバイルの通話料はどれくらい?
はじめに、通話料が高いと言われている楽天モバイルでは、通話料が実際どれくらいかかるのかを見ていきます。
通信料・電話代の標準料金(スマホ・固定電話)
楽天モバイルの国内通話料は20円/30秒が標準料金で、docomoやau、Softbankといった大手キャリアと同じ通話料となっています。
通話先が固定電話であってもスマホでもあっても同じ通話料の請求となっており、特別高い通話料設定では無いものの、格安SIM社では通話料が10円/30秒で通話代金を抑えているところも少なくないので、安いかどうかという点では他社に劣っているとも言えます。
国際通信
国際電話の場合は、契約している回線の種類や電話をかける通話先の国によって、通話料が変動しますが、今回は楽天モバイルの回線契約として多くの人が選んでいるdocomo回線契約の場合の料金をご案内します。
国際電話の通話先相手国 | 通話料金 |
---|---|
アメリカ | 34円 |
韓国 | 57円 |
中国 | 57円 |
シンガポール | 68円 |
インド | 148円 |
オーストラリア | 68円 |
イギリス | 108円 |
イタリア | 108円 |
フランス | 108円 |
ロシア | 108円 |
国際電話の通話料はdocomoと同じで、これに関しては、高いとも安いとも言えない通話料設定であると言えます。また、楽天モバイルは、国際ローミングに対応しており、特別なオプション加入や難しい設定をしなくても、海外と通話できるので便利です。
家族間
家族間での無料通話や割引料金などは、楽天モバイルでは設定されていません。これは、楽天モバイルだけでなく、格安SIMの会社では基本的に家族間無料通話はなく、数社で、家族間や設定した通話先との通話で割引料金が適用されたり、無料通話が増えたりというオプションが設定されているのみというのが現状です。
家族間でたくさん通話をする人は、「携帯料金が安くなると思って格安SIMに乗り換えたのに、予想以上に通話料がかかって電話代が高い」と思うことになるかもしれませんので、格安SIMの利用前に確認しておく必要があります。
楽天モバイルの通話料の料金プランは2種類
楽天モバイルの料金プランは「スーパーホーダイプラン」と「組み合わせプラン」の2種類があるので、それぞれのプランの内容と通話料について紹介します。
スーパーホーダイプラン
スーパーホーダイプランは、楽天会員になっているかどうかと契約年数(縛りの年数)によって料金が異なり、楽天会員の中でも会員ランクが高い「ダイヤモンド会員」の場合はさらに料金が安くなります。
プラン名・契約期間 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 会員以外 |
---|---|---|---|
プランS(2GB)・1年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 |
プランS(2GB)・2年 | 1,480円 | 1,980円 | 2,480円 |
プランS(2GB)・3年 | 980円 | 1,480円 | 1,980円 |
プラン名・契約期間 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 会員以外 |
---|---|---|---|
プランM(6GB)・1年 | 2,980円 | 3,480円 | 3,980円 |
プランM(6GB)・2年 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 |
プランM(6GB)・3年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 |
プラン名・契約期間 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 会員以外 |
---|---|---|---|
プランL(14GB)・1年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 |
プランL(14GB)・2年 | 4,480円 | 4,980円 | 5,480円 |
プランL(14GB)・3年 | 3,980円 | 4,480円 | 4,980円 |
プラン名・契約期間 | ダイヤモンド会員 | 楽天会員 | 会員以外 |
---|---|---|---|
プランLL(24GB)・1年 | 5,980円 | 6,480円 | 6,980円 |
プランLL(24GB)・2年 | 5,480円 | 5,980円 | 6,480円 |
プランLL(24GB)・3年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 |
プランの特徴
スーパーホーダイプランの特徴は「楽天でんわアプリ」をスマホにインストールし、アプリから発信することで、固定電話へも携帯電話へも10分以内の電話がかけ放題になるということが挙げられます。ただし、アプリを使わずに電話をかけると、通常料金である20円/30秒がかかってしまうので注意が必要です。
組み合わせプラン
「組み合わせプラン」は6種類のデータ容量と3種類のSIMの種類を組み合わせて契約することができるプランで、楽天会員であるかどうかに関わらず、料金は固定となっています。
プラン名 | 通話SIM | 050データSIM | データSIM |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
プランの特徴
自由にプランを組み合わせて設定することができるのが最大の特徴で、毎月1回までであれば、組み合わせプランの容量を変更できます。次月にデータ通信をどれくらい使いそうかによってその時に合った契約内容を決められるのがメリットで、うまく活用すれば、通話の代金を安く抑えられます。
楽天モバイルの通話料の注意点
楽天モバイルを利用する上での通話料やその他の注意点についてもまとめていきます。
通話・通信の安定性
楽天モバイルは現在MVNOとしてdocomoまたはauの回線を借りる形で格安SIMサービスを提供しています。格安SIMの会社はどの会社も基本的にdocomoとauの回線を借りているので、混雑時には通信や通話が不安定になることがあります。
ただし、楽天モバイルが10月より新規キャリア参入することで、今後の通話や通信の安定性には変化が現れることは間違いありません。10月以降の状況にも注目していきましょう。
一部端末ではデザリングができない
基本的な機能として、テザリングが可能になっている楽天モバイルですが、注意すべきなのは、docomoのAndroid端末等一部端末でのテザリングができなくなっていることです。テザリングをする予定の人は、対応機種を確認しておきましょう。
最低契約期間
楽天モバイルの特徴とも言えますが、スーパーホーダイプランの場合、契約する時に自分で最低契約期間を1年・2年・3年の中から決めることができます。なお、組み合わせプランの最低契約期間は1年となっており、いずれの場合も最低契約期間内に解約すると、契約解除料9,800円がかかるので注意が必要です。
キャリアメール
MMSメールとも呼ばれるキャリアメールが使えなくなるので、現在大手キャリアでキャリアメールを使用している人は、キャリアメールでなくなっても問題ないかを考慮して検討しましょう。ただし、キャリアメールに関しても、楽天モバイルが10月に新規キャリア参入するので、キャリアメール導入ということも含めて動向を見ておきたいポイントです。
契約手数料
楽天モバイルの契約事務手数料は税込3,665円です。多くのキャリアでは税込3240円の手数料となっていることが多いので、やや高い値段設定と言えます。
ただし、契約時にしか、かからない料金なので、手数料が少し高いことが理由で楽天モバイルを選ばないという選択はあまりおすすめできません。料金を比較する場合はトータルの請求金額が高いのか、安くなるかということに重点をおきましょう。
AUプラン
楽天モバイルの場合、通信回線をdocomo回線とau回線から選ぶことができます。au回線のSIMカードを使うことになるので、契約の前に端末のSIMロック解除の条件を確認の上、手続きをしてください。
楽天モバイルの通話料が高い!料金を安くする方法
料金形態については、これまでご説明してきた通りですが、ここからは、実際の請求金額を見て「楽天モバイルの通話料が高い」と感じた時に通話代金の請求を安く抑える方法をご紹介していきます。
楽天でんわアプリを使う
まずは、スーパーホーダイプランの説明の際にも、少し話にあがった楽天でんわアプリを使う方法です。通話の際、楽天でんわアプリを使って電話をかけることで、通常20円/30秒の通話料を10円/30秒にできます。電話番号もそのままで固定電話とも携帯電話とも通話することができ、電話代を安く抑えられるのでアプリを有効活用しましょう。
5分かけ放題オプションにする
楽天モバイルにはオプションとして、月額850円の料金で5分かけ放題になるプランがあります。短い通話をたくさんするという人はこのオプションへ加入することを検討しましょう。こちらのオプションも、固定電話と携帯電話の両方への通話が対応となります。
ただし、先述の通り、スーパーホーダイプランの場合には10分かけ放題がプランに含まれていますので、このオプションの必要はありません。
短い通話をたくさんする人で電話代の請求を安くしたいという人は、組み合わせプランに5分かけ放題オプションをつけるか、スーパーホーダイプランにするかを比較検討して、プランを決定するのがおすすめです。
LINEやSkypeを使う
もっとも簡単に通話代の請求を安く抑える手段といえば、LINEやSkypeを使うことです。IP通話になるので、電話回線での通話に比べると音質が落ちてしまうものの、友人や家族など固定の相手との通話であればさほど問題ではないでしょう。
なお、Skypeクレジットを使えば、相手がSkypeユーザーでなくても、固定電話への電話を2.26円/1分、携帯電話への通話10.81円/1分とかなり安く通話ができるので、特に固定電話への通話に関してはこちらも利用価値は高いと言えます。固定電話への通話が多い人はSkypeクレジットの機能を使うことも検討することをおすすめします。
楽天モバイルの通話料の請求書を確認する方法
では、実際に楽天モバイルの通話料の請求額を確認する方法をご案内していきます。
利用明細の確認方法
通話代の請求明細を確認するためには、楽天モバイルのメンバーズステーションにログインする必要がありますので、サイトへのアクセス方法を含めて手順を解説します。
楽天モバイルの公式サイト右上の「会員サポート/ログイン」をクリックします。
画面を少しだけスクロールし、「メンバーズステーションへ」をクリックしてメンバーズステーションを開きます。
ご自身の楽天IDや楽天モバイルSIMの電話番号でログインしてください。
会員メニュー内の「利用明細」をクリックすると、各月の通話料等の請求明細を見ることができます。
なお、ログインの方法として、メールアドレスとパスワードを使うこともできるのですが、メールアドレスでログインした場合にはメールアカウントの確認とそれに関する手続きしかできず、請求明細の確認ができないので注意してください。
ログインできない場合
楽天モバイルのメンバーズステーションのログインには、3種類の方法があり、それぞれのログインに必要な情報が異なるので、各ログイン方法に合わせて必要な対処法をご案内していきます。
楽天ID・パスワードを忘れた場合:ログイン画面下部の「ユーザID・パスワードを忘れた場合」から再設定手続きをしてください。
- SIM電話番号ログインでパスワードを忘れた場合:ログイン画面下部の「パスワードが分からない場合はこちら」から再設定手続きをしてください。
- メールアドレス・パスワードでのログインができない場合:上記のどちらかの方法でログインしてパスワードの変更をしてください。
利用明細の見方
楽天モバイルの通話料など、利用明細の詳しい内訳を確認したい場合は、プルダウンから該当の年月を選ぶことで、過去12か月分の明細を確認できます。なお、通話料に関してですが、楽天でんわアプリを使った通話はこの明細には反映されません。楽天でんわアプリを使った通話の明細はアプリ内で確認してください。
楽天モバイルの通話料は通話時間と料金プランで決まる!
楽天モバイルの通話料は、通話時間と料金プランによって決まります。
固定電話への通話が多いのか、携帯電話への通話が多いのかといったことを踏まえて、プランを選んだり、IP通信で通話をしたりすることで料金を抑えられます。自分にあったプランを選択した上で、電話代節約方法を実践し、通話料を抑えてお得に楽天モバイルを使いましょう。