2019年08月31日更新
楽天モバイルが第4のキャリアに!料金や回線が今後どうなるかを解説
携帯キャリア業界のニュースに大きく取り上げられている【楽天モバイル】の携帯キャリア参入が今後2019年10月と目前に迫ってきています。第4のキャリア化となる楽天モバイルの今後や、料金やプランはどうなるのかを紹介していきます。
目次
- 1楽天モバイルが第4の携帯キャリア化する!楽天モバイルは今後どうなる?
- ・楽天モバイルとは?MVNO(格安SIM)を提供する携帯キャリア
- ・2019円10月より順次独自回線が利用可能なSIMが送付される
- 2楽天モバイル独自の自社回線で利用できるスマホ
- ・SHARP
- ・HUAWEI
- ・OPPO
- ・NEC
- 3楽天モバイル独自の自社回線は5Gに対応!今後の対応エリアは?
- ・今後2020年以降に5G通信を明言
- 4楽天モバイルの料金プラン
- ・スーパーホーダイプラン
- ・組み合わせプラン
- 5楽天モバイルを利用し続けるメリットは?
- ・今後楽天ポイントとの連携で実質スマホ料金プランが無料になる可能性も
- ・その他大手キャリアと同等のネット速度を格安SIM料金で利用可能になる可能性も
- ・通信制限を気にする必要がない
- ・ダイヤモンド会員割引を利用で格安料金プランに
- 6楽天モバイル今後第4の携帯キャリア化に注目しよう!
楽天モバイルが第4の携帯キャリア化する!楽天モバイルは今後どうなる?
MVNO携帯キャリア「楽天」とMNO携帯キャリア「Softbank」「Docomo」「KDDI」4社が、特定基地局の開設申請に申し込みがされ、「楽天」「KDDI」がLTE「Band 3」と呼ばれる【1.7GHz帯】の電波を第一希望とし、それが受理されました。
もともと「Softbank」「Docomo」は通信容量の大きな【3.4GHz帯】を希望していたため、申請もスムーズに決定されています。今後2019年10月より楽天モバイルは第4のキャリア化となり、3社独占状態であった携帯キャリア業界に大きな変革を生み出そうとしています。
楽天モバイルとは?MVNO(格安SIM)を提供する携帯キャリア
そもそも、楽天モバイル(MVNO)を知らないという人のために、格安SIM(MVNO)と呼ばれる楽天モバイル(MVNO)について紹介していきます。なぜ、楽天モバイル(MVNO)が第4のキャリア化がここまでニュースになっているかを把握する必要があります。
もともと日本の携帯キャリア会社は3社「Softbank」「Docomo」「au」によって独占状態にありました。その中、MVNO(格安SIM)である楽天モバイルが第4の携帯キャリア化を目指しており、2019年10月が本格的に携帯キャリアとして参入します。
携帯キャリアが3社独占している状態は価格競争を生み出すことができません。そういった面からも楽天モバイル(MVNO)が携帯キャリア化し第4の携帯キャリアになることは大きな意味があるのです。
MVNOとは?
楽天モバイルに代表される格安SIMは「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」という「仮想移動体通信事業者」のことを指します。
MVNO事業者としての特徴は、電話などで利用する【無線通信回線設備】を独自で開設や運用しない携帯キャリアのことを指します。自社のブランドを使ってスマホなどの【移動他通信サービス】を提供するも、「MNO」の卸売や「仮想移動体サービス提供者(MVNE)」の機能や設備を利用しているという特徴を持っています。
楽天モバイルを利用している人は「au回線」「Docomo回線」を選択できる理由は、楽天モバイルは「au」「Docomo」の「MNO」と提携しているからとなります。
2019円10月より順次独自回線が利用可能なSIMが送付される
2019円10月より楽天モバイル独自の自社回線が開通していく予定です。自社回線に切り替わるとSIM回線がどうなるのかという疑問を持っている楽天モバイルユーザーがいるでしょうが、10月より順次自社回線に対応したSIMが登録されている住所に送付されます。
SIMを切り替える以外にも、今後楽天モバイルで利用できるスマホデバイスはどうなるのか、携帯料金プランはどうなるのかという疑問を持っている楽天モバイルユーザーもいるでしょう。次の章からは、楽天モバイルが独自の自社回線に切り替えたあとはどうなるのかという疑問にお答えしていきます。
楽天モバイル独自の自社回線で利用できるスマホ
まずは、今後楽天モバイルに乗り換えを考えている人に撮って重要な、楽天モバイル独自の自社回線で利用できるスマホ端末・Wi-Fiルーター端末を紹介していきます。楽天モバイル独自の自社回線で利用できるメーカーは下記の通りです。
楽天モバイル独自の自社回線で利用できるメーカー1 | SHARP |
楽天モバイル独自の自社回線で利用できるメーカー2 | HUAWEI |
楽天モバイル独自の自社回線で利用できるメーカー3 | OPPO |
楽天モバイル独自の自社回線で利用できるメーカー4 | NEC |
楽天モバイル(MVNO)が携帯キャリア参入によって、iPhoneなどの主力機種を新品状態で販売できるかどうかという点ですが、日本国内の携帯キャリア3社「Docomo」「au」「Softbank」3社は、iPhoneの最新モデルを取り扱いしているものの、楽天モバイルでは新モデルのiPhoneは取り扱いされていません。
携帯キャリアが最新モデルのiPhoneを取り扱いできるようになるには、相当数のiPhoneを調達が必要という業界ルールがあります。第4携帯キャリアとして業界に新規参入する楽天モバイルがどこまで対応できるかが、今後の大きな課題となってくるでしょう。
SHARP
AQUOS R2 compact SH-M09 | AQUOS sense2 SH-M08 |
AQUOS sense plus SH-M07 | AQUOS R compact SH-M06 |
AQUOS sense lite SH-M05 | AQUOS zero SH-M10 |
HUAWEI
HUAWEI nova lite 3 | HUAWEI P30 lite |
OPPO
AX7 | R17 Pro | Find X |
NEC
Aterm MR05LN |
楽天モバイル独自の自社回線は5Gに対応!今後の対応エリアは?
楽天モバイルの第4キャリア化に伴って気になるのが、現在話題の5G回線への対応です。楽天モバイルが第4キャリア化することで、5G回線に対応するかどうかを確認しておきましょう。
今後2020年以降に5G通信を明言
楽天モバイルからは2020年以降に5G通信を目標にしている公表されています。楽天モバイルにとっても5G通信への通信は必須項目となっていますが、2026年3月31日までau回線のローミング回線を利用するとも明言されています。通信事業において人口カバー率が非常に重要になってきますが、au回線を利用することで人口カバー率99%を達成できます。
楽天モバイルの課題とも言える人口カバー率と5G回線介入について、今後楽天モバイル
動向にも注目しておきましょう。
楽天モバイルの料金プラン
今後、楽天モバイルが第4のキャリア化することで注目されているのが、格安SIMで提供されていた料金プランです。楽天モバイルがキャリア化する際、楽天モバイルの代表的な通話プラン「スーパーホーダイ」が引き継ぎされる可能性が高いと言われています。
本章では、楽天モバイルで提供されている「スーパーホーダイ」プランと「組み合わせ」プランの価格表を紹介します。楽天モバイルの今後の第4のキャリア化したときの価格目安として覚えておきましょう。
スーパーホーダイプラン
プランS | プランM | プランL | プランLL | |
---|---|---|---|---|
データ通信 | 高速データ 通信2GB |
高速データ 通信6GB |
高速データ 通信14GB |
高速データ 通信24GB |
月額基本料金 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 |
楽天会員割引 月額料金 |
1,480円 2年間 |
2,480円 2年間 |
4,480円 2年間 |
5,480円 2年間 |
ダイヤモンド会員 割引月額料金 (初年度/対象月のみ) |
980円 1年間 |
1,980円 1年間 |
3,980円 1年間 |
4,980円 1年間 |
※高速データ通信量を消化後は、最大1Mbpsのデータ通信量で無制限
※最低3年利用契約時の月額料金
※詳しいスーパーホーダイの月額料金は下記の楽天モバイル公式サイトを参照してください。
組み合わせプラン
楽天モバイルが提供している「組み合わせプラン」は高速データ通信量プランの選択や、「通話SIM」「データ通信SIM(SMS無し)」「データ通信SIM(SMS有り)」など、細かいオプションから、自分にあったプランを選択できる特徴を持っています。
通話SIMカード | データSIMカード (SMSなし) |
データSIMカード (SMSあり) |
|
---|---|---|---|
ベーシックプラン月額料金 | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン月額料金 | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン月額料金 | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン月額料金 | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン月額料金 | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン月額料金 | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
※上記の価格は税別です。
楽天モバイルを利用し続けるメリットは?
楽天モバイルを利用し続けるメリット1 | 今後楽天ポイントとの連携で 実質スマホ料金プランが無料になる可能性も |
楽天モバイルを利用し続けるメリット2 | その他大手キャリアと同等のネット速度を 格安SIM料金で利用可能になる可能性も |
楽天モバイルを利用し続けるメリット3 | 通信制限を気にする必要がない |
楽天モバイルを利用し続けるメリット4 | ダイヤモンド会員割引を利用で 格安料金プランに |
今後楽天ポイントとの連携で実質スマホ料金プランが無料になる可能性も
楽天モバイルがキャリア化することの大きなメリットは、楽天ユーザーで楽天ポイントを貯めている人でしょう。楽天モバイルのキャリア参入の裏にはAmazonやYahoo!JapanなどのECサイト競合他社とのマーケットシェア取り合戦を制したいという思惑もあります。楽天モバイル、楽天ユーザーであれば、得られる恩恵は多数あるでしょう。
その他大手キャリアと同等のネット速度を格安SIM料金で利用可能になる可能性も
楽天モバイルを利用し続けるメリットは、携帯キャリア3社よりも安い金額で、同等のインターネット速度を利用できる可能性があるという点です。
通信制限を気にする必要がない
現在の楽天モバイル格安SIMでは、高速データ通信量に上限がありますが、今後その通信制限が撤廃される可能性もあります。そういった面では楽天モバイルがキャリア化することで、既存の楽天モバイルユーザーが得られる大きな恩恵となるでしょう。
ダイヤモンド会員割引を利用で格安料金プランに
楽天モバイルでは「ダイヤモンド会員」と呼ばれるグレードがあり、格安でスマホを利用することが可能です。こういった格安プランを引き続き利用できるようであれば、楽天モバイルを継続するメリットは高いでしょう。
楽天モバイル今後第4の携帯キャリア化に注目しよう!
本記事では楽天モバイルが今度第4のキャリア化することで、どのような変化が生まれるかを紹介しました。2019年10月頃に発表される、楽天モバイルのキャリアによるプラン料金や通信回線速度に注目しましょう。