2019年03月23日更新
リモートデスクトップでMacからWindowsへ接続するアプリと使い方を解説!
本記事ではMacからWindowsをリモートデスクトップ(遠隔操作)する方法を紹介します。「働き方改革」が進む今、Macのリモートデスクトップの使い方をマスターしておくことは非常に重要です。リモートデスクトップの使い方と注意点を本記事確認しておきましょう
目次
Macのリモートデスクトップとは?
Macのミラーリング機能をご存知ですか?Macのミラーリング機能とは、Macのスクリーンを外部モニターや他のMacパソコンに出力することです。MacBookなどの小さい画面では作業がしにくい場合など、外部モニターを購入して、大きなスクリーンでパソコン画面を表示できます。
WindowsPCスクリーンにMacスクリーンを共有できる
Macミラーリング機能のように、MacのパソコンからWindowsパソコンを遠隔操作することを「リモートデスクトップ」といいます。WindowsPCのスクリーンにMacのスクリーンを画面共有でき、大きなWindowsパソコンのスクリーンを利用している場合は、画面上の細かい部分を詳しくチェックできます。
また「リモートデスクトップ」で接続したWindowsパソコンのアプリや機能を、Macパソコンで遠隔操作できます。Apple製品同士をiCloudで連携しておけば、それぞれのデバイスのアプリを利用できますが、Windowsでもそれを可能にするアプリや接続方法があります。
「リモートデスクトップ」を使いこなせば、MacとWindowsパソコンの作業効率を高められます。また会社内のWindowsパソコンにMacから遠隔操作でアクセスすれば、会社内のファイルを持ち出しができ、紛失のリスクを軽減できるなどメリットは沢山あります。
具体的な接続方法や使い方、注意点を紹介するので、「リモートデスクトップ」をマスターして快適なMacとWindowsパソコンライフを楽しみましょう。
MacからWindowsへリモートデスクトップ接続する方法
MacからWindowsへ「リモートデスクトップ(遠隔操作)」接続する場合、外部アプリをMacパソコンにインストールする必要があります。本章ではMacからWindowsへリモートデスクトップ接続する方法と手順を解説します。
Mac無料アプリ「Microsoft Remote Desktop10.0」をインストール
MacからWindowsへリモートデスクトップ(遠隔操作)接続するには、Mac無料アプリ「Microsoft Remote Desktop10.0」が必要です。上記のリンク先にアクセスして「Microsoft Remote Desktop10.0」をインストールしてください。
「こちらで表示 Mac App Store」をクリックすると「App Store.app」が起動します。「インストール」をクリックすれば、自動で「Microsoft Remote Desktop10.0」のインストールが開始します。
リモートデスクトップ接続方法
「Microsoft Remote Desktop10.0」はすべて英語表記で、日本語表記に対応していません。ここでは、画像付きでリモートデスクトップ(遠隔操作)接続方法と使い方を紹介するので、画像を参考にリモートデスクトップ(遠隔操作)の接続方法を試してみてください。
「Microsoft Remote Desktop10.0」を起動してください。トップ画面が表示されたら「Add Desktop」をクリックしてください。
「Add Desktop」画面が表示されます。「PC Name」にはパソコンを入力してください。「User Account」>「Add User Account」をクリックしてリモートデスクトップ(遠隔操作)するWindowsパソコンの「Username(ユーザー名)」「Password(パスワード)」「Friendly Name(ニックネーム)」を入力して「Add」をクリックします。
続いて「Gateway」>「Add Gateway」をクリックしてください。「Gateway Name」には接続先のホスト名、またはIP アドレスを入力して「Add」をクリックします。これで「Microsoft Remote Desktop10.0」のトップ画面に登録したWindowsパソコンが表示されます。
あとは接続したいWindowsパソコンを選択し、リモートデスクトップ(遠隔操作)を開始します。このままではリモートデスクトップ(遠隔操作)先のパソコン画面が、Macパソコンに全画面表示されます。画面サイズを調整したい場合は「設定画面」を開いて「Display」タブをクリックして「Resolution」から画面サイズを調整してください。
Macのリモートデスクトップ「画面共有」の使い方
続いてMacのリモートデスクトップ(遠隔操作)「画面共有」の使い方を紹介します。Mac同士で画面共有や遠隔操作をしたい時に便利な機能なので、覚えておくと便利です。
「画面共有」機能を使えばIDパスワードだけで画面共有が可能
Macの同士で「画面共有」をする場合は、IDとパスワードだけで簡単にリモートデスクトップや画面共有が可能です。異なるネットワークでも、リモートデスクトップが利用できるので、遠くにあるネット接続されているMacパソコンも簡単に遠隔操作ができます。
残念ならが最新のmacOS「Mojave」を使っているMacは、異なるネットワークから遠隔操作先のパソコンとして利用できないので注意してください。
「画面共有」の設定方法と使い方
最初に「画面共有」を有効化する設定方法を紹介します。Macの画面左上の「Apple」アイコン>「システム環境設定」をクリックしてください。
「システム環境設定」画面が表示されたら、メニュー一覧から「共有」をクリックします。
「共有」画面が表示されたら、画面左下のリスト一覧から「画面共有」を探して、チェックを入れ「画面共有」をオンに切り替えてください。また画面右下にある「アクセスを許可」でアクセスできるユーザーの範囲を設定します。
続いてリモート操作したいパソコンで「画面共有.app」を起動してください。「Spotlight」で「画面共有」と入力するとすぐに「画面共有.app」を見つけられます。
あとは接続先の「ホスト名」または「Apple ID」を入力してください。Macのリモートデスクトップ(遠隔操作)の使い方、設定方法の解説は以上です。
リモート先(遠隔操作先)のアプリを実行や、パソコンへのログインできるなど、ほぼすべての機能を遠隔操作で使えます。そのため、実際にリモートデスクトップ「画面共有」を利用する前に、次の章で紹介する「リモートデスクトップ「画面共有」を利用する際の注意点」を読んでおいてください。
Macのリモートデスクトップ「画面共有」を利用する際の注意点
本記事最後の本章ではMacのリモートデスクトップ「画面共有」を利用する際の注意点を紹介します。Macのリモートデスクトップは非常に便利な機能ですが、他人のパソコンと接続することになるので、セキュリティ対策をしっかりとしておくことが重要です。
大切な個人情報やパスワードなど、大切な機密情報が漏えいする可能性もあるので、注意点をしっかり読んでおくことをおすすめします。
「画面共有」を終了する際は接続を切る
リモートデスクトップ「画面共有」を終了する場合は、必ず接続を切るのを忘れないでください。前にも述べましたが、リモートデスクトップで接続している間は、遠隔操作元のパソコンで電源をONするだけでなく、パソコンへのログインができます。
また「画面共有」で接続している状態だと、ネットワーク上でご自身のApple IDなどの個人情報が盗まれてしまう可能性もあります。
接続を切っていない状態で遠隔元のパソコンを誰かに不正操作されると、すべての情報が筒抜けになってしまうので、十分に注意してください。「画面共有」終了後は、「システム環境設定」から「共有」を選択して「画面共有」をオフにしておくのが一番安全な対処法です。忘れずに接続を切っておいてください。
Macのリモートデスクトップを活用してみよう!
Macのリモートデスクトップや「画面共有」は、さまざまな活用方法があります。「働き方改革」により、現代の社会人の働き方は大きく変わり、社外で仕事をする機械が大幅に増えています。リモートデスクトップの使い方をマスターしておけば、社内パソコンにアクセスできるのでデータの社外持ち出しによる紛失のリスクを下げられます。
また企業側も社外持ち出し用のパソコンに、その都度システムやアプリをインストールする手間やコストを削減できるので、個人だけでなく企業や団体からもリモートデスクトップは注目されています。みなさんも本記事を参考にMacのリモートデスクトップの方法を覚えてみてください。