2019年05月29日更新
iPhoneの画面録画機能の使い方!音が入らない・録画できない原因と対処法も解説!
iPhoneの画面録画機能はiOS11の新機能です。iPhoneの画面を録画することで、ゲーム実況なども簡単に作ることができるようになりました。使うためには設定変更が必要になります。この記事では、iPhoneの画面録画機能の使い方を説明します。
目次
- 1iPhoneで画面録画ができる?画面録画機能とは
- ・iOS11の新機能「画面録画」
- ・iPhoneの画面を動画キャプチャできる
- 2iPhoneで画面録画機能を使うには?
- ・コントロールセンターで画面録画を設定する
- 3iPhoneで画面録画機能を使う方法
- ・録画を開始する
- ・録画を終了する
- 4iPhoneでの画面録画機能の便利な使い方
- ・ゲームのプレイ動画として
- ・スマホの操作手順の動画として
- ・音声入りのメモとして
- 5iPhoneの画面録画機能で音声が入らない・ズレる原因と対処法
- ・外部の音声が入らない場合
- ・内部の音声が入らない場合
- ・音がズレる場合
- 6iPhoneで画面録画できない原因と対処法
- ・一部のサイト・アプリでは録画ができない
- ・画面収録機能が制限されている
- ・iPhoneの空き容量が不足している
- 7iPhoneの画面録画機能を使ってみよう!
iPhoneで画面録画ができる?画面録画機能とは
iPhoneには、画面に表示している画面を動画として保存する機能があります。iPhoneの画面をキャプチャするスクショの動画版といった機能です。使い方を説明する際に、あらかじめ画面操作を録画して動画で説明することもできます。このように、使い方をマスターすれば、とても便利な機能です
iPhoneの画面上でのゲーム実況や、iPhoneの使い方の説明動画の作成など、使い方はアイデア次第です。録画した動画をブログやSNSに上げることもできます。この記事では、iPhoneの画面録画機能について説明します。
iOS11の新機能「画面録画」
iPhoneの画面録画機能は、iOS11の新機能です。iOS10以前でも、iPhoneの静止画のスクショを撮ることはできましたが、iOS11では、それに加えて動画のスクショもとることができるようになりました。これにより、スクショ動画の撮影もiPhoneだけでできるので、大変便利です。
iOS11の新機能はほかにもいくつかありますが、画面録画機能は特に便利なiPhoneの機能です。画面録画は使い出のある機能なので、是非、活用しましょう。
スクショとの違い
iPhoneにおいても、静止画のスクショと動画のスクショの違いは、単純なところでは、止まっているか動いているかという点です。この、止まっているか動いているかの違いは大きく、例えば、操作法の説明資料を作る際に、静止画のスクショだと、何枚もスクショをとり説明文を付ける必要があります。
それに対して、動画のスクショだと、録画をスタートしてしまえば、あとは操作を実際に行うだけで説明動画が出来上がります。つまり、静止画のスクショよりも、動画のスクショの方が流れを見せやすいということです。iOS11搭載のiPhoneであれば、このような動画を簡単に録画することができます。
最近は、使い方の説明にも動画が用いられることが多くなっています。やはり、動画の方がわかり易いので、よく用いられているということです。
iPhoneの画面を動画キャプチャできる
iOS11の新機能「画面録画」は、iPhoneの画面を動画でキャプチャする機能です。iPhoneの操作、アプリの使い方、ゲーム実況などをスクショ動画としてキャプチャし、保存することができます。キャプチャしたスクショ動画をブログで公開することなども可能です。簡単な設定と操作で動画をキャプチャできるので、一度試してみましょう。
ここから先は、実際のiPhone上での使い方を説明していきます。
iPhoneで画面録画機能を使うには?
iPhoneの画面録画機能は、初期設定のままでは使うことができないため、録画するために設定を変更する必要があります。また、OSがiOS10以下のiPhoneの場合は、iOS11にバージョンアップする必要があります。バージョンアップの手順は、設定→一般→ソフトウェアアップデートで行うことができます。
バージョンアップにより、iPhoneのセキュリティ面も向上するので、安心して行って問題ないです。すでにiOS11の場合は、そのまま設定変更を、iOS10以前の場合は、バージョンアップを行ってからiPhone上で設定変更を行いましょう。また、バージョンアップを自動にしている場合も、念のため、バージョンを確認しましょう。
バージョンの確認方法は、設定をタップ→一般をタップ→情報をタップ→ソフトウェアバージョンを確認し「11.x.x」以降であれば、iOS11以降のiOSです。
コントロールセンターで画面録画を設定する
iPhoneの画面録画機能の設定変更は、コントロールセンターで行うことができます。iPhoneのコントロールセンターを開く手順は、まず、「設定」アイコン(下記画像の赤囲み部分)をタップします。すると、iPhoneの設定アプリが開きます。iPhoneの設定はよく使うものなので、特に迷うこともない操作です。
iPhone の設定アプリが開いたら、「コントロールセンター」(下記画像の赤囲み部分)をタップします。すると、コントロールセンターが開きます。ちなみに、コントロールセンターは設定画面を上にスクロールすると表示されます。
iPhoneのコントロールセンターが開いたら、「コントロールをカスタマイズ」(下記画像の赤囲み部分)をタップします。すると、カスタマイズ画面が開きます。カスタマイズ画面で、iPhoneの画面録画機能を設定することができます。下記画像の通り、表示項目は少ないので、迷わず操作できます。
カスタマイズ画面が開いたら、「画面収録」(下記画像の赤囲み部分)をタップして画面録画機能を設定します。この時、画面収録の左のマークが赤地に「-(マイナス)」の場合は、すでに設定済みなのでこのままで録画を行うことができます。緑の「+(プラス)」の時は、タップして設定し、録画できるようにしましょう。
設定できたかの確認も、この画面でできます。すでに述べたように、画面収録の左のマークが赤地に「-(マイナス)」になっていると正しく録画できるように設定されています。画面収録の左のマークが緑の「+(プラス)」の時は、画面を下にスクロールする必要があります。赤地に「-(マイナス)」の場合は、上の方に表示されています。
iPhoneで画面録画機能を使う方法
ここまで説明してきた手順により、iPhoneでの画面録画機能が使えるようになり、動画スクショのキャプチャーが録画できるように設定されました。ここからは、iPhoneで画面録画機能を使う方法を説明します。操作方法は簡単なので、動画スクショのキャプチャー録画方法をしっかり覚えて使いこなしましょう。
録画を開始する
iPhoneで画面の動画スクショをキャプチャする方法は、まず、画面の下からスワイプします。するとiPhoneのコントロールセンター(下記画像)が表示されます。次に、二重丸のアイコン(下記画像の赤囲み部分)をタップすると、iPhone上で動画のキャプチャの録画が開始されます。
この時、iPhoneで動画スクショのキャプチャ録画を取りたいアプリなどを、あらかじめ立ち上げておくなど、準備をしてから録画を開始しましょう。ただ、録画開始まで3秒の猶予があるので、二重丸アイコンをタップしてからキャプチャを取りたいアプリを立ち上げても間に合います。
録画と同時に録音も行うことができるので、アプリのBGMや解説を動画に含めることも可能です。ゲーム実況や使い方の解説動画を作成する際に、解説のセリフをなどをのせることができます。
録画を終了する
次は、iPhone上での録画終了方法ですが、まずキャプチャ録画実行中の画面について説明します。録画実行中は、下記画像のようにiPhoneの画面上部のタスクバーが赤くなっています。もし、赤くなっていない場合は録画は実行されておらず、スクショ動画のキャプチャ録画は行われていないです。
その場合は、改めてコントロールセンターを開いて録画を実行しなおしましょう。終了方法は、iPhone画面上部の赤くなっているタスクバーをタップすることでキャプチャ録画を停止することができます。
iPhone画面上部の赤くなっているタスクバーをタップすると、キャプチャ録画終了を確認する画面が表示されます。停止をタップして、キャプチャ録画終了です。また、コントロールセンターを開いて、赤くなっている二重丸をタップすることでもキャプチャ録画を終了することができます。
このように、簡単な操作で録画を行うことができます。また、iPhoneに限った話ではありませんが、多くのアプリやデバイスでは、複数の操作方法が用意されていることが多いです。そのため、使いやすい操作方法を覚えて、上手に使いこなしましょう。
iPhoneで録画した動画スクショは、iPhone内部に保存されます。保存形式はmp4形式です。iPhoneで録画した動画を再生する際には、写真アプリの動画アルバムで再生することができます。また、mp4形式なので、PCに転送することで、PCで録画した動画を再生することができます。
iPhoneからPCへの転送はひと手間ですが、ブログにアップするときなどは形式の変更が必要ないので便利です。また、PCなどで録画した動画を編集することを踏まえても、mp4形式はありがたいです。フリーの動画編集アプリでもmp4はほとんどのものに対応している形式なので、編集アプリの選択肢も多く、使いやすいものを選ぶことができます。
iPhoneでの画面録画機能の便利な使い方
iPhoneの画面録画機能について、設定方法と使い方を説明してきました。そこで、ここでは便利な使い方を、いくつか紹介いたします。詳細は後述の通りですが、画面録画はゲーム実況やiPhoneの操作手順、音声メモといった用途が考えられます。ここで紹介する使い方以外にも、iPhoneでどのようなものを録画するかはアイデア次第で色々楽しめます。
ゲームのプレイ動画として
iPhoneでの画面録画機能の便利な使い方として、まず一つ目は、ゲーム動画の録画です。実際にプレイしている動画の録画を保存しておけば、あとで自分のプレイの反省もできますし、攻略法の研究にも役立ちます。また、保存する動画の録音に音声も付けることができるので、解説動画や実況動画の作成にも役立つiPhoneの機能と言えます。
最近は、YouTube等にゲームの実況動画を上げている方も多くいます。iPhone上のゲームに限られますが、そういった実況動画も簡単に録画でき、すぐにアップロードできる点も便利です。
スマホの操作手順の動画として
iPhoneでの画面録画機能の便利な使い方として、次はiPhoneの操作手順の動画です。iPhoneの設定もアプリの使い方も、言葉で説明するのは大変です。そんなとき、実際にiPhoneの操作を行った動画があれば説明も容易です。友人などに説明するときも、説明しやすくなります。
また、操作手順を録画した動画はiPhone内部に保存されているのでTwitterやFacebookなどのSNSに上げることもできます。このほか、録画した動画をメールで送ることもできるので、友人などに操作方法を教える際にも、動画を録画してメールを送ることで操作手順を説明できます。
近くにいなくてもiPhoneの使い方を教えることができると考えると、とても便利です。
音声入りのメモとして
iPhoneでの画面録画機能の便利な使い方の3つめとして、音声入りのメモといった使い方があります。iPhoneを使って製品などの録画をしながら解説を録音したり、風景を録画しながら感想やどこの風景かを録音したりなど、使い方は様々です。また、音声メモの方がテキスト入力よりも手間が少なく便利です。
メモといっても、自分自身のためのものだけけではなく、音声をのせて録画した動画をメールに添付して送るなどすることで、相手に重要な内容を伝えることもできます。この点、アイデア次第でいろんなことに生かせるところです。
iPhoneの画面録画機能で音声が入らない・ズレる原因と対処法
iPhoneでの画面録画を行ったキャプチャ動画に音声が入らないとか、音声がずれたりしていることがあります。アプリやサイトによっては、録画や録音が制限されており、音声が入らないことがあるので注意が必要です。ゲームによってはBGMと外部音声を同時に録音できないなどといったことがあります。
ここでは、iPhoneで画面録画した動画に音声が入らない・ずれる場合の対処方法について説明します。せっかく録画したものが、音声がずれているとみにくくなってしまうので、注意していきたいところです。
外部の音声が入らない場合
iPhoneでの画面録画を行う際に、自分の声などを録音したはずが音声が入らないことがあります。たいていの場合は、iPhone のマイクがオフになっているため音声が入らない状態になっています。よって、iPhoneのマイクをオンにすれば外部音声が入らない状態を改善できます。
音声が録画に入っていなかった場合は、マイクをオンにして、気を取り直して、再度録画に挑みましょう。
マイクオーディオがオフになっている
iPhoneでの画面録画を行う際に、マイクオーディオがオフになっていると、外部音声が入らない状態になります。iPhoneのマイクオーディオをオンにする方法は、コントロールセンターで録画ボタンを長押しすればよいです(下記画像参照)。音声メモやゲーム実況などの録画した動画に、自分の声を入れたい場合は、この設定を忘れずに行いましょう。
外部音声を入れたいとき、入れたくないときと、録画する内容によって変わってきます。そのため、録画する内容に応じて、適宜、切り替えてください。
内部の音声が入らない場合
iPhoneでの画面録画を行う際に、BGMなどの内部音声が入らないことがあります。この場合、iPhoneの設定が内部音声が入らない設定になっている場合などです。音声が必要のない動画を撮る場合は、内部音声が入らない状態でも問題ないですが、音声を入れたい場合は内部音声が入るようにiPhoneの設定変更が必要です。
内部音声についても、必要な場合と、必要ではない場合があるので、適宜、切り替えて使用しましょう。
マナーモードになっている
iPhoneがマナーモードになっていると、内部音声が録画した動画に入らなくなります。画面動画の録画をキャプチャしようとしているアプリの音声も、マナーモードになっていると録音ができないので、録画した動画に音声が入りません。そのため、内部音声が入らない状態を解消するためにはiPhoneのマナーモードをオフにしましょう。
逆に、アプリが出す音声を入れたくない場合は、iPhoneのマナーモードをオンにすることで内部音声を録音できない状態になるので、この場合はiPhoneのマナーモードをオンにして録画しましょう。音声を入れるかどうかは、録画する動画によって変わるので、必要に応じて、適宜、切り替えましょう。
iPhoneの音量が小さい
iPhoneでの画面録画を行った際、iPhoneの音量が小さいと、内部音声が録画した動画に入らないことがあります。これは、キャプチャ動画の録音音量はiPhone自体の音量設定に依存しているためです。そのため、内部音声をしっかり録画した動画にいれたい場合はiPhoneの音量を上げましょう。
また、内部音声を控えめにしたい場合は、iPhoneの音量を下げるとよいです。このように、音量も録画する内容によって変わってくるので、適宜調整しましょう。
音がズレる場合
iPhoneで画面録画を行った際に、録画したキャプチャ動画と音声がずれることがあります。録画した動画と録音された内部音声がずれていると、説明動画でも実況動画でも、内容が伝わりにくくなってしまいます。ここでは、録画した動画の音声がずれる原因と対策について説明します。
一部のサイト・アプリでは内部・外部音を同時に録画できない
iPhoneで画面録画を録画する際に、サイトやアプリによっては音声をうまく録音できないものがあります。これは、サイトやアプリにコピーガード機能があると録音がうまくいかないことがあります。また、サイトやアプリによっては、BGMなどの内部音声と外部音声を同時に録音できないものがあります。
そのため、サイトやアプリのセキュリティ設定などを事前に確認しておくとよいです。わからない場合は試すしかありませんが、複数回試して同じ結果になるようなら、制限のかかっているアプリやサイトであると判断してよいです。
低電力モードがオンになっている
iPhoneが低電力モードになっているときも、画面録画の音声がずれることがあります。低電力モードは、iPhoneのバッテリーを長持ちさせるために重要な機能ですが、iPhoneのパフォーマンスが低下します。そのため、録画機能も不安定になり、録画した動画内の録音した内部・外部音声がずれることがあります。
そのため、低電力モードの影響を避けるためには、iPhoneの低電力モードをオフにする必要があります。iPhoneの低電力モードをオフにする手順は、設定→バッテリー→低電力モードで、iPhoneの設定を変更することができます。
iPhoneで画面録画できない原因と対処法
iPhoneで画面録画の録画を行った際に、キャプチャ動画を保存できないことがあります。せっかく画面録画ができても、保存できないのは残念ですが、比較的多いトラブルです。ここでは、iPhoneの画面録画を保存できない場合の原因と対処方法を説明します。
一部のサイト・アプリでは録画ができない
iPhoneで画面録画を保存できない原因がサイトやアプリにある場合があります。例えば、サイトやアプリが録画を禁止しており、ブロックする設定になっている場合は、録画できないです。この場合は、サイトやアプリが録画を禁止しているので、録画はあきらめましょう。禁止されているので、録画ができない設定になっているということです。
特に、有料の動画サイトは、コピーガード機能を備えているので、iPhoneで録画できても保存したキャプチャ動画は正しく映っていません。
画面収録機能が制限されている
iPhoneで画面録画を保存できない原因がiPhoneの設定にある場合があります。iPhoneの設定で、画面収録機能に制限がかかっていると、画面録画ができない状態になります。そのため、iPhoneで画面録画を行う際には、画面収録機能の制限を解除する必要があります。設定の手順は、まず、iPhoneの設定アイコンをタップし設定アプリを立ち上げます。
iPhoneの設定アプリが開いたら、「スクリーンタイム」(下記画像の赤囲み部分)をタップし、スクリーンタイムを開きます。
スクリーンタイムを開いたら、「コンテンツとプライバシーの制限」(下記画像の赤囲み部分)をタップしコンテンツとプライバシーの制限を開きます。
コンテンツとプライバシーの制限を開いたら、「コンテンツ制限」(下記画像の赤囲み部分)をタップし、コンテンツ制限を開きます。
コンテンツ制限を開いたら、「画面収録」(下記画像の赤囲み部分)をタップし、画面収録を開きます。
画面収録を開いたら、「許可」(下記画像の赤囲み部分)をタップし、iPhoneで画面録画ができる設定に変更します。許可に変更することで、iPhoneで画面録画を行うことができるようになります。
iPhoneの空き容量が不足している
iPhoneで画面録画を保存できない場合の原因が、空き容量の不足にあることがあります。iPhoneの空き容量が不足していれば、録画したスクショ動画を保存できないのは当然です。この場合、iPhoneの空き容量を増やせば録画できない事態も解消できます。よって、不要なファイルやアプリを削除し、iPhoneの空き容量を確保してから、録画をしなおしましょう。
iPhoneの画面録画機能を使ってみよう!
ここまで、iPhoneの画面録画機能について説明しました。iOS11の新機能ですが、この画面録画機能によりゲーム実況動画やiPhoneの使い方動画も簡単に作れるようになります。また、動画メモなどにも使うことができます。使い方も簡単なので、是非、画面録画機能を活用してください。