2019年09月26日更新
iPhoneに留守電アプリは存在しない?無料で留守番電話を設定する方法があるか解説!
利用しているユーザーが多く人気のiPhoneですが、iPhoneで留守電アプリを使う方法を知らないという人も多いのではないでしょうか。今回はiPhoneの留守電を無料で利用する方法やおすすめアプリと設定手順を詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてください。
目次
iPhone専用の無料留守電アプリは存在しない!その理由は?
iPhoneユーザーの数はとても多いので無料の留守電アプリがあればきっと人気が出るはずですが、残念ながらiPhone専用の無料留守電アプリは存在しません。厳密に言うとiPhone用の留守電アプリを作れないのですが、これにはiPhoneの構造が関係しています。
iPhoneの内部プログラムの構造などの情報は一切公表されていません。これが、iPhoneにはセキュリティソフトは不要だと言われる程ウイルス感染リスクを下げてセキュリティーを高められる理由なのですが、構造が公表されていないがために留守電アプリも作ることができないというのが現状です。
iPhoneで留守電アプリを利用することは可能
iPhone用の留守電アプリは存在しませんが、留守電アプリを利用できる方法がありますので、その方法について解説していきます。
キャリアの「転送サービス」を活用する
まず、前提となるのがキャリアの「転送サービス」を利用することです。キャリアの転送サービスを使って留守番電話機能付きのIP電話サービス(050)へ転送させることで間接的に留守電を利用できるようになります。
IP電話加入が必要
この方法を使うためには、IP電話に別途加入する必要があるのがポイントです。IP電話を契約した上で、IP電話アプリをダウンロードします。
転送サービスの一覧
大手キャリア
キャリア | 転送サービス | 基本料 |
docomo | 「転送電話サービス」 | 無料 |
au | 「着信転送サービス」 | 無料 |
SoftBank | 「転送電話サービス」 | 無料 |
MVNO
MVNO名 | 転送サービス | 基本料 |
LINEモバイル | ○ | 無料 |
mineo | ○ | 無料 |
楽天モバイル | ○ | 無料 |
UQモバイル | ○ | 無料 |
Y!mobile | ○ | 無料 |
IIJmio | ○ | 無料 |
BIGLOBE SIM | ○ | 無料 |
OCNモバイルONE | ○ | 無料 |
NifMO | ○ | 無料 |
DMM mobile | ○ | 無料 |
キャリアの留守番電話サービス内容
キャリアの留守番電話サービスの内容についてもまとめておきましょう。
キャリア・MVNO | 申し込み | 月額利用料 | 録音時間/件数または保存期間 |
docomo | 必要 | 300円 | 72時間 |
au | 不要 | 無料 | 3分20件・48時間 |
SoftBank | 不要 | 無料 | 3分30件・72時間 |
なお、MVNOでもキャリア回線を使うこととでそのキャリアの留守電サービスに加入できます。料金については月額300円程度で利用できるようになっています。
留守番電話サービスに加入するメリット
キャリアの留守番電話サービスを利用するメリットは、着電時の応答メッセージを自分の声を使ってオリジナルで流せるので、相手に直接的にメッセージを伝えられるという点です。また、録音内容を文字に起こしてiPhoneから確認できるということなどもキャリアの留守番電話サービスを使うメリットです。
留守番電話サービスに加入するデメリット
まず、キャリアの留守電をつかう上でデメリットとなるのが、自分が通話中に他の相手からも電話がかかってきた時です。通話中に電話をかけてきた場合、相手には「ただいま電話に出る事ができません」というメッセージが自動的に再生され、メッセージの録音に誘導されてしまいます。
また、留守電に録音されているメッセージを確認する際に、有料通話になってしまうということです。何度も留守電を確認して聞き直すという人にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。
【iPhone】SMARTalkの留守電アプリをiP電話で代用
iPhoneで留守電アプリを使うための方法として、IP電話を契約して転送機能を使う方法があるということは先述の通りですが、ここからは具体的な方法や設定について解説していきます。IP電話を利用して利用できる留守電アプリは数多く存在しますが、もっともおすすめなのが「SMARTalk」というサービスです。
SMARTalkとは?
「SMARTalk」は通販などで有名な楽天グループが運営しており、もともとは「FUSION IP-Phone SMART」という名称で提供されていたスマートフォン向けのIP電話サービス・アプリです。
使い方
SMARTalkの登録方法と使い方についてご説明していきます。
Webサイトから申し込む
SMARTalkの申込みはSMARTalkの公式Webサイトのトップページの「お申し込みはこちら」から行うことができます。
注意事項が13項目記載されているので、目を通したら「申し込みフォームへ」をクリックしましょう。
まず、仮登録を行いますので、メールアドレスと認証用の文字列を入力して「仮登録メールを送信する」をクリックしてください。
仮登録完了メールについての注意事項を確認の上、「留意事項に同意します」をクリックします。これで数分以内に入力したメールアドレスに仮登録のメールが届きます。
メールで届いた仮登録のURLにアクセス
メールで届いた仮登録用のアドレスにアクセスして登録手続きと設定を進めてください。
規約を確認して「上記内容に同意し申込画面に進む」をクリックします。
登録
申込画面に進むと、名前・住所・電話番号・支払い方法やなどの必要情報を入力する画面になりますので、全項目入力していきましょう。
全項目入力したら内容を確認して登録を完了させてください。
マイページにログイン
ここまでの手順でSMARTalkの登録が完了しました。この後、iPhoneアプリを使って設定をしていく必要がありますので、まずは先ほど登録したメールアドレスとパスワードを使ってマイページにログインしてください。
ログイン後、マイページ内の「ユーザアカウント情報」を開きます。ここに「SIPアカウント」「SIPパスワード」という情報が記載されています。この情報はこの後、iPhoneアプリの設定の際に必要になりますのでページを開いたまま設定を進めるかメモや画像で保存しておきましょう。
アプリのインストール
iPhoneアプリのダウンロードリンクもSMARTalk公式サイトのトップページにありますので「App Store」の方をタップし、お使いのiPhoneにアプリをダウンロードしてください。
iPhoneアプリのダウンロードが完了したら、アプリを開きます。すると、ログイン画面が表示されますので先ほどマイページで確認した「SIPアカウント」「SIPパスワード」という情報を入力して右上の「保存」をタップしてください。
留守電設定方法
SMARTalkにログインし、「各種設定」タブから「着信転送 留守番電話設定」をクリックします。
「留守番電話を利用する」の項目のチェックボックスにチェックして、呼出時間とメール通知の設定をしておきましょう。
アプリにログインした時に左上に表示されるのが取得した電話番号です。この電話番号をキャリアからの転送先に設定すれば、留守電アプリの利用設定は完了となります。
【iPhone】格安SIMで留守電サービスが使えるか?
では、iPhoneを格安SIMで利用している場合に留守電サービスが使えるのかということについて解説していきます。
ほとんどの主要格安SIMでは、留守電はオプションサービスとして提供されています。オプションの料金は会社によって異なりますが、300円という料金設定の会社がほとんどです。
おすすめの格安SIM
たくさん電話を利用するという人、留守番電話サービスが必須という人におすすめの格安SIMはY!mobileです。Y!mobileは無料で留守電機能が利用でき、基本料金の中に1回あたり10分の無料通話が含まれています。
留守電ができない格安SIMの活用方法
では、留守電ができない格安SIMを契約中のiPhoneで留守番電話を利用したいという場合の活用方法をご説明していきます。
IP電話アプリを利用する
キャリアで転送設定を使って050から始まるIP電話アプリを利用する方法は先述の通りですが、格安SIMでも同じようにiPhoneのアプリを活用して留守電を使うことができます。IP電話アプリを使って留守電機能を試してみたいという人は、先ほどご紹介したSMARTalkを無料で試してみるといいでしょう。
留守電アプリを使ってiPhoneで留守電を試してみよう!
iPhoneには専用の留守電アプリは存在しませんが、IP電話・転送機能を使えばiPhoneでも手軽に留守電機能を使うことができます。
SMARTalkならiPhoneアプリで気軽に留守電を試せるので、今まで留守電をあまり使うことがなかった人や留守電設定していなかったという人も一度試してみてはいかがでしょうか。キャリアや格安SIMの留守電サービスを使えるという人は、どちらが使いやすいか比較してみるのもおすすめです。