2019年08月17日更新
高速なファイル検索ソフト「Everything」の使い方とインストール方法を解説!
Windowsの検索が遅くて待ちきれない、という経験は誰でもあるでしょう。フリーソフトの検索ソフト「Everything」を使ってみませんか、その高速に驚かれるでしょう。Everythingでのファイル検索を、インストールから解説します。
目次
高速なファイル検索フリーソフトEverythingとは?
本記事で紹介するEverythingはフリーソフトですが、大変高速にファイル検索ができます、本記事ではEverythingの「インストールの仕方」「基本的な使い方」「設定の仕方」に分けて解説していきます。
Windowsで保存されたファイル名などを検索できるソフト
はじめに、「Everything」はWindowsPCに保存された「ファイル」を、検索するフリーソフトだということをご理解ください。
Everythingの特徴
Everythingは、とても高速に検索結果を、表示することができます。入力欄に「検索ワード」を入力した途端に、プレビューに一覧が表示されるほどです。しかもシンプルです、無駄な機能は一切付加されていません。それでいて高度な設定も可能です。
Everythingのインストール方法
Everythingのインストール手順は以下の順番で行います。
- 32ビットシステムか64ビットシステムか調べる(ダウンロードファイルの選択に必要)
- 公式サイトよりインストーラ(*.exe)をダウンロードする
- Everythingのインストール
Windowsシステム(32bit,64bit)確認方法
最初にお使いのWindowsのシステムを調べます。
お使いのWindowsPCのシステムが「32bit」か「64bit」か調べる手順は次の通りです。
- スタートボタン(左隅のWindowsのマーク)をクリック
- 「設定」(⚙)ボタンをクリック
- 「システム」をクリック
- 「バージョン情報」をクリック
- 「システムの種類」の項目で確認します。
インストーラーをダウンロードする
フリーソフトで高速にWindowsファイルを検索できる、「Everything」をダウンロードしましょう。ダウンロードするには①窓の杜(各種フリーソフトサイト)②公式サイト、の二つからダウンロードできます。今回は上記に貼ってある「公式サイト」からダウンロードします。
上記のリンクから「公式サイト」に移動しますと、上のような画面になります。解説では「ダウンロード64ビット」をインストールしますが、お使いのパソコンが「32ビット」の場合は、左の「インストーラーのダウンロードインストーラーの」を、選択していただきます。
上の「Everything-1.4.1.9...exe」が、ダウンロードされた実行ファイルです。すぐに「インストール」する場合は、ダブルクリックすれば、即インストールが始まります。時間をおいてインストールする場合は、次の章を参照してください。
インストールする
早速フリーの高速検索ソフト「Everything」のインストールを始めましょう。
「Everything」のダウンロードされた実行ファイルは、PCの「ダウンロード」に保存されています。エクスプローラで「PC」⇒「ダウンロード」と辿ると、右のプレビューにあります。
「ダウンロード」のプレビューにある「Everything」のsetup.exeをダブルクリックしてインストールします。
言語を選択できるウインドウが出ます。日本語になっていれば「OK」をクリックします。違っていれば端の矢印をクリックして日本語を選択します。
ライセンス条件をよく読み「同意する」をクリックします。
インストール先を確認して「次へ」をクリックします。
インストールのオプションではそのまま「次へ」をクリックしてもokですが、「管理者として実行」に「✔」を入れてからのほうが、なにかと都合がいいです。
つぎの画面の「システム起動時にEverythingを起動します」はwindowsを起動するたびに、Everythingが起ちあがります。チェックをはずしておいたほうがよいでしょう。
これでEverythingのインストールは終了です。「完了」をクリックします。
上の画面がEverythingのメイン画面です。少し待つとファイルが表示されます。検索してないのにファイルが、表示されたくない場合は次のように設定します。
「ツール」をクリックします。
「オプション」をクリックします。
「結果」をクリックして、右の「検索ワードが未入力のとき、結果を隠す」に✔を入れます。
「OK」をクリックして閉じます。
上の様に非検索のファイル表示が消えました。
Windowsのデスクトップです。Everythingのショートカットアイコンが表示されました。
インストール時の注意
- 64ビットシステムか32ビットシステムか調べておく
- ダウンロードファイルは「ダウンロード」に保存される
- 日本語化ファイル(パッチ)は必要ない
Everythingの基本的な使い方
この章ではいよいよ、フリーの高速検索ソフトEverythingの、基本的な使い方を解説します。以下の順番で説明します。
- ファイル名を検索する~「検索欄」に検索名を入力して検索する
- AND/OR検索/not検索~特殊記号、半角スペースを使い検索する
- ソート(並べ替え)をする~ファイル名を並べ替える
Everythingを開いてファイル名を検索する
早速、基本的の使い方から解説していきます。
まずは、普通に上の入力欄にファイル名を入力します。するとたちどころに、下に目的のファイルが表示されます。
上の図は入力欄に「すべて」の意味の「*」を入力したところです。膨大な量のファイルが表示されました。下記に基本的な検索記号を記載します。
- 「*」~すべてという意味です
- 「*.txt」~すべてのテキストファイルのことです
- 「*.*」~アスタリスク、ピリオド、アスタリスク、すべてのファイルという意味です
- 「あ*」~「あ」から始まるファイル名です
AND/OR検索/not検索
「AND」「OR」「NOT」検索では単語と単語の間に特殊な記号を挟みます。「半角スペース」も使います。半角というのはIMEの「英数字入力モード」のことです。
上は「スペースキー」です。半角スペースを入力するときに用いたり、AND記号にもなります。
OR記号「|」を入力するとき、”SHIFTキー+¥”で入力できます。
「!」は「NOT」の記号です。”SHIFTキー+1”で入力できます。
実際に使用してみましょう。
- AND検索
- OA検索
OR検索では上記のように拡張子「.txt」「.doc」両方とも一覧に表示されます。「OR」は”共に”とか”それとも”の意味に使われます。
- NOT検索
すると矢印のように、「あ」から始まり「い」を含まないタイトル名のファイルが表示されます。
ソート(並び替え)する
「名前」「フォルダ」「サイズ」「更新日時」を、それぞれクリックするたびに「降順」「昇順」、切り替わり並び替えすることができます。
- 「表示」⇒「並べ替え」
Everythingを設定する
Everythingは一見とてもシンプルなソフトですが、反面、以下の解説にあるような高度な設定も可能です。「オーディオ」「圧縮」「文書」ごとの設定もできますが、使用後は、後で戸惑わないよう「Everything」に戻しておくようお勧めします。
フィルタ機能の使い方
上で解説したAND/OR検索/not検索を「マクロ」化、したり「キーボードショートカット」にできたりもします。メイン画面のメニューバーから「検索」⇒「フィルターに追加」で「新規フィルター」に進み必要事項を入力して設定します。
対象外のファイルを除外する方法
検索範囲には、内容が重複しているフォルダや、検索の必要がないフォルダが、少なからずあるでしょう。時間の無駄、確認作業の無駄につながりますので、あらかじめ除外しておくとよいでしょう。
- 「1」の「除外」を選択します
- 「2」の「フォルダの追加」をクリックします
- 「3」の現れたエクスプローラーから除外するフォルダを選択します
- 「4」の「OK」をクリックして閉じます
Everythingでファイル検索を高速にしよう
本当にEverythingでのファイル検索は、高速であっという間にできます。いままでのイライラはなんだったのかと思われるでしょう。Everythingは常にデスクトップにアイコンをおき、活用していただきたい秀逸なアプリです。