2019年08月23日更新
iPhoneの機種変更時にドコモメールを引き継ぎする設定方法を解説!
iPhone機種変更時の、ドコモメール引き継ぎの設定方法を解説します。iPhoneの機種変更時にドコモメールの引き継ぎを行う際は、バックアップや復元・移行作業は必要ありません。データはクラウドで管理しているため、メールアドレスを引き継ぐだけで手続きは完了です。
目次
- 1iPhoneの機種変更時にドコモメールを引き継ぎたい
- ・ドコモメール引き継ぎ時にデータは復元しなくてOK
- 2ドコモメールの機種変更時の引き継ぎ手順
- ・必ずWi-Fiはオフにする
- ・iPhoneでMydocomoにアクセスする
- ・iPhoneでドコモのキャリアメールが利用できるように設定
- ・プロファイルをインストールし移行が完了
- 3ドコモメールを機種変更時に引き継ぐ際のメールアプリ設定
- ・ドコモメールをデフォルトアカウントにする
- 4iPhone機種変更後にドコモメールを送れない場合
- ・iPhoneの初期プロファイル設定ができていない
- ・メールアドレスがおかしい
- ・メールサービスがダウンしている
- 5ドコモメールの機種変更時の引き継ぎ方を知っておこう
iPhoneの機種変更時にドコモメールを引き継ぎたい
ドコモのiPhoneユーザーで、iPhoneの機種変更時に今までのドコモメール(@docomo.ne.jp)の履歴を引き継ぎたい・移行したいと考えるユーザーは多いでしょう。
ドコモメール(@docomo.ne.jp)はドコモが提供するキャリアメールで、有料メールサービスですが、何かと使い勝手が良いメールサービスなので普段使いでよく利用するのではないでしょうか。
ところが、意外にもドコモメールの引き継ぎ方法に関しては、ドコモのiPhoneユーザーにあまり周知されていない印象です。
iPhoneの機種変更を済ませた後に、「そういえばドコモメールはどうすれば引き継げるのだろう?そもそも前の機種で使っていたドコモメールのメールアドレスは引き継げるのか?メールアプリでデータは移行できるのか?」と困惑する人もいるかもしれません。
今回は、そんな状況におちいらないためにも、iPhoneを機種変更する際の、ドコモメール引継ぎ方法についてレビューします。
ドコモメール引き継ぎ時にデータは復元しなくてOK
まず、ドコモでiPhoneの機種変更を行うときに、ドコモメールの引継ぎを行う際は、大前提としてドコモメールの履歴データをバックアップしたり、復元・移行したりする作業は必要ありません。
その理由は、ドコモメールとは、スマホ端末にメールデータをダウンロードしてローカル管理するタイプのメールシステムではなく、サーバーにメールデータを保存してクラウド経由でスマホ端末でメール内容を閲覧するというタイプのメールシステムであるためです。
つまり、iPhoneの機種変更を行っても、古い機種の端末にメールデータが保存されているわけではなく、サーバーに一括してメールデータが保存されているので、新機種のiPhoneで改めてサーバーにアクセスすれば、今までのメールデータはそのまま引き継げます。
ドコモメールの機種変更時の引き継ぎ手順
次に、ドコモメールの機種変更時の引き継ぎ手順について解説します。
必ずWi-Fiはオフにする
ドコモ契約のiPhoneで、機種変更に伴うドコモメールの引継ぎを行う際に、まず、気を付けるべき注意点は、引継ぎ手続きを行う際の通信環境は、Wi-Fi環境ではなくモバイル回線環境で行わなくてはいけないということです。
ドコモメールの引継ぎに関しては、ドコモがスマホ用に提供しているモバイル回線ネットワークの「spモード」で公式サイトにアクセスし、dアカウントでログインしないと引継ぎ手続きを行えません。
iPhoneがWi-Fi環境と接続している場合は、敢えてWi-Fi接続をオフにして、モバイル回線接続に切り替えて作業しましょう。
iPhoneでWi-Fi接続をオフに設定する手順は簡単です。iPhoneのホーム画面で「設定」アプリ→「Wi-Fi」に進み、「Wi-Fi」の項目のトグルをオフにするだけです。
また、その際「設定」アプリ→「モバイル通信」の「モバイルデータ通信」のトグルはオンに設定されていなくてはいけません。
iPhoneでMydocomoにアクセスする
新機種のiPhoneでモバイル回線に接続したら、ブラウザで「My docomo(お客様サポート)」にアクセスします。直接検索をかけてアクセスしてもいいですし、ドコモ契約のiPhoneにはSafariのブックマークにデフォルトで「My docomo(お客様サポート)」が登録されているので、そちらからアクセスしてもいいでしょう。
ただ、ここで留意しておくべき点は、ドコモ契約のiPhoneでドコモメールの引継ぎを行う際に使用するブラウザはiPhoneの標準ブラウザ「Safari」を使用するということです。他のブラウザを使用するとうまく引継ぎ処理を行えない場合があります。
「My docomo(お客様サポート)」にアクセスしたらdアカウントでログインしましょう。
「ログイン」をタップすると、dアカウントのログイン画面が表示されるので、dアカウントを入力して「次へ」をクリックし、次の画面で続けてパスワードを入力します。
iPhoneでドコモのキャリアメールが利用できるように設定
「My docomo(お客様サポート)」でdアカウントのログインを済ませたら、「設定(メール等)」のパネルをタップします。
画面を下方にスクロールすると「IPhoneドコモメール利用設定」の項目があるので右横のプルダウンをタップすると、下方に「ドコモメール利用設定サイト」の青いボタンが表示されるのでタップします。
次の画面で自分のドコモメールのアドレスが表示されるので、内容を確認し、画面を下方にスクロールして「プロファイルの確認と必要な作業」の項目の「設定する」をオンに設定し、「次へ」をタップします。
次に「このWebサイトは設定を開いて構成プロファイルを表示しようとしています」というメッセージ画面が表示されるので「許可」をタップします。
プロファイルをインストールし移行が完了
次に、プロファイル(ドコモメールのメールアドレスなどの設定データ)をインストールする画面が表示されるので、画面右上の「インストール」をタップします。
次の画面で「このファイルは署名されていません」というメッセージが表示される画面に切り替わりますが、そのまま画面右上の「インストール」をタップします。
その後、続けてインストールの最終確認のポップアップが表示されるので、再度「インストール」をタップします。
インストール完了の画面が表示されたら、画面右上の「完了」をタップしてドコモメールの引継ぎ作業は完了です。
ドコモメールを機種変更時に引き継ぐ際のメールアプリ設定
次に、ドコモメールを引き継いだ後に行うべきメールアプリ設定を解説します。
ドコモメールをデフォルトアカウントにする
ドコモメールを引き継いだ後に、ドコモメールをデフォルトアカウントに設定しておきましょう。その理由の詳細は後述しますが、ドコモメールをデフォルトアカウントに設定しておくと、ドコモメールの運営上トラブル回避につながります。
メールのデフォルトアカウントとは、iPhoneを操作する上で、メール送信フォームが自動的に立ち上がったときに送信元として利用されるメールアカウントです。なお、送信元として表示されるメールアカウントはその都度送信フォームで設定変更できるので、都合に合わせて使い分けが可能です。
デフォルトアカウントの設定手順は簡単です。まず、「設定」アプリ→「メール」→「デフォルトアカウント」と進み、デフォルトアカウントに設定するメールアカウント(今回はドコモメールのメールアカウント)を選択するだけです。
iPhone機種変更後にドコモメールを送れない場合
次に、iPhone機種変更後にドコモメールを送れない場合の、対処方法と注意点を解説します。
iPhoneの初期プロファイル設定ができていない
まず考えられるのが、プロファイル(ドコモメールのメールアドレスなどの設定データ)のインストールが正常に行われていない場合があります。iPhoneでドコモメールの操作中に「ユーザー名またはパスワードが間違っています」というメッセージが表示される場合はその可能性が高いといえます。
確認方法として、iPhoneのホーム画面の「設定」アプリをタップしてみましょう。
Apple IDの項目の下方に「プロファイルがダウンロードされました」と表示がある場合は、プロファイルはダウンロードされているがインストールがまだされていない状態なので、「プロファイルがダウンロードされました」の項目をタップして、次の画面右上の「インストール」をタップしましょう。
正常にプロファイルがインストールされるので、その後改めて、ドコモメールの操作を試してみてください。
メールアドレスがおかしい
iPhone機種変更時にドコモメールでメッセージを送信しようとすると、「差出人のアドレス"●●●@docomo.ne.jp"はサーバに拒否されました」と表示されることがあります。
iPhoneでドコモメールのアドレスを確認する
この場合、送信元として設定されているメールアドレスをよく見ると、"●●●"@docomo.ne.jp というように@docomo.ne.jp以前のメールアカウントがダブルクォーテーション(")で囲まれていることが原因なので、このダブルクォーテーション(")を削除して送信すると正常にメッセージを送れます。
このような誤った処理を回避する方法として、前述した「ドコモメールをデフォルトアカウントに設定する」という方法があります。もしこのような誤った処理が発生したら、デフォルトアカウントをドコモメールに設定した後に、改めてドコモメールの操作を試してみてください。
メールサービスがダウンしている
ドコモメールをうまく送れない場合、単純にドコモメールのメールサービス(メールシステム)がダウンしていることが考えられます。
ドコモメールの不具合の原因が不明瞭なときは、一度「My docomo(お客様サポート)」にアクセスしてみましょう。サーバー側にトラブルが発生して一時的にメールサービスがダウンしている場合は、ユーザー向けの告知が表示されるはずです。また電話でカスタマーサービスに状況を確認するのも1案です。
ドコモメールの機種変更時の引き継ぎ方を知っておこう
ドコモメールのiPhone機種変更時の引き継ぎ方法をマスターしておきましょう。基本的に、新機種のiPhoneでプロファイルをインストールしてドコモメールのメールアドレスを引き継げば、手続きは完了です。
ドコモメールはクラウドメールなので、ローカル方式のメールのようにメールアプリでメールデータのバックアップや復元・移行作業を行う必要はありません。
ドコモメールのiPhone機種変更時の引き継ぎ・移行作業は、プロファイルのインストールによるメールアドレスなどの設定データの移行のみなので、簡便で手間がかかりません。仮に旧機種が手元になくなっても、新機種iPhoneで公式サイトにアクセスし、dアカウントでログインできれば、ドコモメールの引継ぎは可能です。