AZスクリーンレコーダーでAndroidスマホの画面録画!設定方法や使い方を解説!
Androidスマホでさまざまな操作を動画で記録したり、ゲームのプレイ画面を録画したりしたいと思ったときに便利なのがAZスクリーンレコーダーです。本記事では、数ある動画キャプチャーアプリのなかでも、無料で多機能なこのAZスクリーンレコーダーを紹介します。
目次
AZスクリーンレコーダーとは
AZスクリーンレコーダーは、Androidを操作している画面を動画として記録する、動画キャプチャーアプリです。各種アプリの操作方法を伝えたり、ゲームやブラウザ上の動画を見返したりする場合に便利に使えます。ただし、内部音声自体を録音することはGoogleによって禁止されているため、スピーカーから出た音をマイクで拾って録音する形になります。
AZスクリーンレコーダーの特徴
Androidの動画キャプチャーアプリは非常にたくさんリリースされていますが、その中でもAZスクリーンレコーダーをおすすめするのは、以下の特徴によるものです。
- 以下の多くの機能が無料で使える
- 日本語メニューなので使いやすい
- 広告が録画終了後の表示や動画ファイルのリストへの挿入などで目立たない
- 動画にアプリのロゴやウォーターマークが入らない
- 解像度・フレームレート・収録速度などが選べる
- 収録した動画のトリミング・GIFファイルへの変換・解像度やビットレートの変換ができる
- 字幕や自作ロゴなどが挿入できる
なお、出力される動画は映像がH.264、音声がAAC-LCのMP4ファイルで固定されています。
有料版でできること
上記のように、基本無料版でまったく問題のないAZスクリーンレコーダーですが、370円(2019年6月現在)を寄付することもできます。寄付をしても、ほとんど邪魔になっていない広告が削除できるくらいですが、便利なアプリだと感じられたら、今後も使い続けられるように寄付するのがいいでしょう。
使用する条件
2019年6月現在の最新バージョンであるVer.5.1.8では、Android 5.0以降のAndroidが必要です。またゲームの画面などを録画するのであれば、ゲームなどの収録対象アプリとAZスクリーンレコーダーが同時に動いても問題ないだけのマシンパワーが必要となります。
AZスクリーンレコーダーでAndroidスマホの画面録画をする方法
それでは、実際にAZスクリーンレコーダーでAndroidスマホの画面を録画する方法をお伝えします。しかし、その前にまずはAZスクリーンレコーダーをスマホにインストールしなければなりません。
AZスクリーンレコーダーのアプリをインストール
AndroidスマホにAZスクリーンレコーダーをインストールするには、まず下のリンクからGoogle Playにアクセスして、AZスクリーンレコーダーをダウンロード&インストールします。
インストールが終了したら、まず目的の対象アプリなどを録画する前に、いったんAZスクリーンレコーダーを立ち上げます。すると画面の側面にバブルボタンという丸いボタンいくつもオーバーラップしますので、ひとまず「録画開始」をタップします。
するとAndroidの権限を求める旨のポップアップウインドウが表示されますので、許可を与えてください。場合によっては、以下のようにアプリの画面に切り替わりますので、「権限」を選択して、AZスクリーンレコーダーが「カメラ」「ストレージ」「マイク」などへアクセスすることを許可します。
なお「連絡先」は記録した動画をすぐに友人やSNSで共有する際に必要となります。不要であれば余計な権限は与えないようにします。
AZスクリーンレコーダーの使い方
AZスクリーンレコーダーへの権限設定を終えたところで、実際の録画方法です。AZスクリーンレコーダーを立ち上げ、録画対象のアプリを起動したら、通知領域からビデオカメラアイコンの「録画開始」ボタンをタップするか、画面の側面のバブルボタンをタップして、赤字に白抜きのカメラアイコンの「録画開始」ボタンをタップします。
するとデフォルトでは画面に「3」からのカウントダウンが表示され、画面の録画が開始されます。このとき、マイクから録音もされますので、アプリの音声を記録したい場合はしっかりとアプリの音量を大きめに設定してください。同時に周囲の音声も録音されますから、特にコメントなどを録音したいのでなければ、音を立てず喋らないようにします。
画面の録画は、通知領域から「一時停止」もしくは「停止」を選ぶことで停止できます。録画を停止すると、プレビューが表示されますので、問題がなければそのまま閉じれば保存されますし、ゴミ箱アイコンの「削除」ボタンを押せば保存せずに削除できます。
保存した動画を見る方法は、のちほど「AZスクリーンレコーダーで保存した動画を見るには」で説明します。
AZスクリーンレコーダーの設定
ただ画面を録画するだけであれば、上で触れた方法で十分です。しかし、そのままではファイルサイズが大きすぎて困ったり、自作ロゴやウォーターマークを入れなかったばかりに動画を無断使用されて泣き寝入りしたりすることもあります。そうしたことを避けるために、AZスクリーンレコーダーの各種設定についてお伝えします。
動画の詳細設定
AZスクリーンレコーダーの設定画面を呼び出すには、AZスクリーンレコーダーが立ち上がっている状態で、通知領域からAZスクリーンレコーダーの「設定」を選ぶか、バブルボタンから「設定」を選択します。画面上部のタブが歯車アイコンの「設定」タブになっているのを確かめ、各設定項目をタップします。
動画の設定は「解像度」「フレームレート」「ビットレート」「画面の向き」「動画速度の変更」の5項目を選べます。
「解像度」では、機種ごとにさまざまな解像度が選べますし、カスタムで自分の好きな解像度も設定できます。「フレームレート」では、フル動画の60FPS、テレビと同じ30FPS、映画と同じ24FPSなどが選べます。また画質に影響する「ビットレート」は1Mbpsから12Mbpsまで選べるほか、自動でも設定が可能です。
「画面の向き」は文字通り横画面で撮影するか縦画面で撮影するかが選択できます。「動画速度の変更」では3倍速から1/3速のスローモーションまで設定できます。
音声設定
音声設定では、音声の録音のオン/オフが切り替えられます。冒頭で触れたように、Androidではゲームやビデオの内部音声をGoogle Playで売られている正規のアプリでは録音のできません。そのため、必ず一度スピーカーから出力した音声を、あらためてマイクで録音する形でしか内部音声を録音できません。
録画時に周囲の音声やあなたの声を録音したくないのであれば、「音声の録音をする」をオフにしてください。
オーバーレイ表示
オーバーレイ情報では、「テキストとロゴ」と「カメラ画面の表示」が設定できます。「テキストとロゴ」では、「applica Presents」のような文字を好きなサイズや色、フォントで表示でき、ロゴには自分で用意した画像や、ラインなどのスマホ内のアプリの画像を好みのサイズで撮影した動画にオーバーレイ表示できます。
また「カメラ画面の表示」をオンにすると、前面、もしくは背面のカメラの映像を同時に撮影中の画面にオーバーレイ表示できます。この機能を使えば、ゲームプレイ中の自分の表情を、ゲーム画面と一緒に小窓ワイプで録画できます。
タイマー
タイマーでは、「録画経過時間の表示」と「タイマーによるカウントダウン設定」それに「関羽とダウン設定」が設定できます。「録画経過時間の表示」をオンにすると、録画を始めてからの経過時間を表示できます。「タイマーによるカウントダウン設定」はデフォルトではオンですが、オフにすると「録画開始」ボタンで即座に録画が始まります。
また「タイマーによるカウントダウン設定」がオンになっていると、「カウントダウン設定」でカウントダウンの秒数を設定できます。
AZスクリーンレコーダーで保存した動画を見るには
さて、以上のようにしてAZスクリーンレコーダーで録画した動画を見るには三つの方法があります。ひとつはスマホの「ギャラリー(かアルバム)」から確認する方法です。そしてふたつめは通知領域からAZスクリーンレコーダーの「ギャラリー」をタップする方法で、三つめはバブルボタンの「設定」を選択し、「ギャラリー」タブをタップする方法です。
AZスクリーンレコーダーからギャラリーを呼び出した場合には、録画された動画がリスト表示されますので、その中から見たい動画をタップします。すると画面が切り替わってすぐに動画が再生されます。画面下の一時停止ボタンや早送り/巻き戻しボタンで操作してください。
また、AZスクリーンレコーダーのギャラリー画面でマジックワンド(魔法の杖)アイコンの「編集」ボタンをタップすると、各種編集作業が行えます。
最下段を左右にスライドさせることで、「トリミング」「部分カット」「GIF変換」「フレーム追加」「画面切り取り」「背景の追加」「画面の回転」「音楽」「テキスト追加」「画像の追加」「動画の結合」「動画の圧縮」といった、多彩な編集が可能です。
また、ギャラリー画面で「︙」ボタンを押すと「動画の削除」「名前の変更」「共有」が可能となります。
AZスクリーンレコーダーで動画を録画してみよう!
本記事で紹介したように、AZスクリーンレコーダーは、数あるAndroidスマホの動画キャプチャーアプリのなかでも、無料で多くの機能を使える便利なアプリです。内蔵音声を直接録音はできませんが、スピーカー出力とマイク入力を組み合わせて、プレイ中のワイプ画像入りのゲームプレイ映像やAndroidの操作方法動画などを存分に録画してください。