YouTubeに自分の楽しい動画を投稿して世界中の人に見てもらいたいものの、実名が出てしまうので躊躇しているでしょうか。YouTubeブランドアカウントを作れば大丈夫です。今回はYouTubeブランドアカウントとは何なのか、またその作成方法を詳しく解説します。
YouTubeの日本語版の提供が開始されてから12年が経ちます。現在、18歳~64歳までの日本のネット人口の82%がYouTubeを視聴していると言われています。1日あたりのYouTubeの動画視聴時間は世界で10億時間に上ります。月間ログイン視聴者数は、世界では19億人以上で、日本でも6,200万人以上に達します。
YouTubeは動画を視聴するためだけのメディアではありません。動画を投稿する動画配信サービスでもあります。あるアンケート調査によると、日本におけるYouTube利用者のうち、YouTubeに自分の動画を投稿したことがあると答えたのは全体の14.5%でした。
仮に6,200万人の日本のYouTube利用者の14.5%がYouTubeに動画を投稿しているとしたら、899万人がYouTubeに動画を投稿した経験があることになります。まだ動画の投稿をしたことはないものの、ぜひ投稿をしてみたいと考えているユーザーも多くいるはずです。
しかし、動画を投稿すると、自分の実名やメールアドレスが表示されてしまうので、投稿を躊躇しているかもしれません。実は実名やメールアドレスを表示させずに動画を投稿する方法があります。それが今回紹介するYouTubeブランドアカウントです。
YouTubeブランドアカウントとは、Googleカウントとは別の写真や名前を使いYouTubeを使用するめに作成するアカウントのことです。実名やメールアドレスが表示されないので、誰でも気軽にYouTubeに投稿できるというメリットがあります。
YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することにはたくさんのメリットがあります。どんなメリットがあるのでしょうか。これから5つのメリットを紹介します。それぞれのメリットがどんなものかをチェックし、YouTubeのブランドアカウントを作成するかどうかの参考にしてください。
最初に紹介する、YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することのメリットは、YouTubeの企業アカウントが作成できることです。この記事ですでに紹介した点ですが、YouTubeの月間ログイン視聴者数は、世界では19億人以上、日本でも6,200万人以上です。つまりそれだけの数の人々が毎月YouTubeにアクセスしていると言うことです。
企業の宣伝や製品のPRをするにはまさに理想的な場所です。企業は高い広告費を払わなくても、YouTubeのブランドアカウントで企業アカウントを作れば、絶大な宣伝効果が期待できます。企業にとっては旨味のある話と言えます。
次に紹介する、YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することのメリットは、チャンネル名を変更して動画視聴用と投稿用に区別できることです。動画視聴用のアカウントと投稿用のアカウントの2つを所有することにはメリットがあります。視聴した動画にコメント投稿する際、コメントの主が誰かはそのチャンネル名で分かります。
自分の投稿した動画を自分のチャンネル名でコメントしてしまえば、自作自演であることがすぐにバレてしまいます。しかし2つのチャンネルを持っていれば、それを上手く使い分けてコメントの投稿などに活用できます。
3番目に紹介する、YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することのメリットは、複数のアカウントの追加と管理が行えることです。Googleアカウント1つで、複数のチャンネルの作成と追加ができます。ですから用途に応じていくつでも、YouTubeのブランドアカウントを追加して利用できます。またYouTubeのブランドアカウントは、管理人となっているユーザーのみがチャンネル管理の権限を持つのではありません。
管理人となっているユーザーが追加したいアカウントを招待でき、招待され追加されたアカウントの所有者もYouTubeのブランドアカウントの管理に加わることができます。グループで活動するユーザーにはおすすめの機能と言えます。
4番目に紹介する、YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することのメリットは、Googleアカウントと区別して利用できることです。
GoogleアカウントとYouTubeアカウントを区別して使うことができれば、YouTubeアカウントはYouTubeの視聴と動画の投稿のみ、それ以外の用途はすべてGoogleアカウントを利用できるのでとても便利です。
5番目に紹介する、YouTubeのブランドアカウントを作成し利用することのメリットは、メールアドレスやユーザー名が表示されないことです。YouTubeのブランドアカウントはユーザー名とメールアドレスの両方をいわば隠すことができます。
YouTubeブランドアカウントとGoogleアカウントはある意味独立しているので、Googleアカウントの管理者名や登録されているメールアドレスが表示されることはありません。
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