TSファイルを無劣化で結合する方法！フリーソフトや使い方を紹介！

TSファイル(m3u8)は動画のファイル形式の一種類ですが、MP4の動画の様にそのままではPCで連続して再生できません。しかし、現在ではビデオプレーヤーやビデオレコーダーなどで多く採用されていて、TSファイル(m3u8)をPCで扱う機会も多くなりました。

この記事では、TSファイル(m3u8)とはどのような種類のファイルで、PCで連続して再生するためにTSファイルを結合するにはどうしたらいいのか、詳しく解説します。

まずは、TSファイル(m3u8)とはどのようなファイル形式なのかお伝えします。TSファイルのTSとは「Transport Stream(トランスポートストリーム)」の頭文字です。拡張子が「.ts」となるのでTSファイルと呼ばれますが、正式名称はMPEG2-TSです。

TSファイル(m3u8)は、音声や動画のプログラムやシステム情報を保存して送信するためにデータを格納するコンテナ形式のファイル形式です。「トランスポート(伝達する)」という言葉が入っているように、もともとは映像を送信するために最適化されたファイル形式として開発されて、主に放送用に利用されてきました。

元々は地デジテレビやブルーレイディスクで採用されていた動画のファイル形式でしたが、現在ではデジタルビデオカメラやビデオレコーダー、プレイヤーにも使いやすいファイル形式として、様々な機器などで利用されています。

TSファイル(m3u8)はDVDプレイヤーやブルーレイディスクに保存して、DVDやブルーレイの専用プレイヤーで再生するのに最適化されています。しかし、PCに搭載されているプレイヤーで再生するためには、TSファイル(m3u8)のままでは再生できません。

PCにDVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーが搭載されていれば、TSファイルのままで再生できます。しかし、PC用のメディアプレイヤーで再生する時には、MP4にファイル形式を変換しなくてはいけません。

また、チャプチャーごとにTSファイルは分かれてしまっているので、連続してPCで再生するためにはファイルを結合する必要があります。

TSファイル(m3u8)をPCで連続して再生できるようにするには、MP4に変換した上で、チャプターごとに分かれているファイルを結合する必要があります。TSファイルの変換や結合にはフリーソフトが利用できます。

基本的にTSファイル(m3u8)からMP4へのファイル形式の変換は、データを圧縮するので動画の質が劣化します。しかし、フリーソフトの種類によっては、無劣化での変換が可能なものもあります。

ここからは、特におすすめしたいTSファイルの変換や結合ができるフリーソフトのご紹介と、使い方を解説します。

コマンドの入力などに抵抗がないようであれば、最もおすすめな動画変換ソフトはffmpegです。ffmpegは、コマンドラインで利用できる動画変換ソフトで、扱えるファイル形式がとても幅広く、利用できるオプションも豊富な点が大きな特徴です。無劣化で変換するように設定することもできます。

コマンドラインで操作するだけなので、GUのスペックが低いPCでも問題なく扱えます。環境を選ばずに利用できる動画変換ソフトということで、最強のソフトという声も多く上がっています。

TSファイルももちろんffmpegで扱えます。ぜひ、コマンドラインでの操作が可能であればffmpegを利用してみましょう。

ffmpegの使い方は少し複雑です。まずは、上記のリンクからPCにインストールした上で、パスを通してコマンドラインで利用できるようにする必要があります。その上で、TSファイルをffmpegにエンコードして、必要な処理を施して変換したり結合します。この記事ではffmpegの使い方はお伝えしきれないので、また別の機会に詳しく解説します。

コマンドの使い方などの理解が必要なffmpegが難しいと感じるのでしたら、Freemake Video Converterがおすすめです。Freemake Video Converterでは無劣化のMP4への変換などは難しいのですが、動画の変換処理などが初めての人でも比較的使いやすいソフトです。

使い方が簡単なので、ややこしいソフトはTSファイルの変換や結合に使いたくないという方にはおすすめです。

Freemake Video Converterの使い方は次の通りです。

上記のリンクから、Freemake Video Converterのダウンロードページへ入り、「無料ダウンロード」をクリックします。ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。

デバイスへの変更を許可したら、セットアップ画面が開きます。セットアップに利用する言語を選んで「OK」をクリックします。