ビジネスチャットツールのSlackは、高機能高性能で多くのユーザーを魅了しています。中でも、Slackの絵文字スタンプ機能は非常に魅力的です。今回は、Slackの絵文字スタンプの活用方法や、カスタム方法などを余すことなくご紹介します。
他者とネット上でやり取りをする際、テキストのやり取りだけではどうしても伝えきれない部分がありました。それは"感情"です。どんなに丁寧な文が書けても、どんなに相手を思いやって文が送れても、その文章に乗せた感情の全てが相手に届くとは限りません。
対面で会話をした場合でも、くみ取り方が違うせいで、感情や意味を履き違えることがあります。対面の会話ですらすれ違うことがあるのに、テキストだけで相手に全ての感情や意味を理解してもらうことは、非常に難しいです。
しかし、Slackでは、そんなすれ違いを起こさないために、画期的な機能が搭載されています。それが絵文字スタンプの機能です。
そもそも、Slackとは何か良く分からない、という方もいるかもしれません。Slackとは、世界中で幅広く使われているビジネスチャットのことです。アメリカで制作されたコミュニケーションツールで、無料で利用できる点や、高機能な点などから、多くのユーザーの支持を集めています。
同じコミュニケーションツールなら、LINEやChatWorkなどでも良いのではないか、と思うかもしれませんが、Slackはこの二点と比べて内蔵された機能数が非常に多く、絵文字スタンプのカスタマイズなどユニークな機能がとても魅力的です。
リアルタイムでメッセージの作成が閲覧できるところや、誤って送信してしまったメッセージの修正や削除ができるところは、ビジネスチャットの観点からも魅力が高いでしょう。既存サービスとの連携も可能で、色々なSNSを同時に利用している方には、非常に役立つはずです。
そんな、高機能ツールのSlackですが、Slackにある絵文字スタンプ機能はとても優秀です。使いやすさもさることながら、絵文字スタンプ機能の神髄は"伝えやすさ"にあります。冒頭で言ったように、テキストで感情を伝えることは非常に困難を極めます。
例えば、"嬉しい"という言葉が送られたとして、その言葉だけで感情を図ることができるでしょうか。どの程度嬉しいのか文面だけでは分かりません。あふれんばかりの嬉しさを伝えているのか、それとも社交辞令のようなものなのか、可能性が多すぎて判断できからです。
ところが、絵文字スタンプを使えば、その問題はかなり緩和されます。口元だけ笑っている顔文字、目元までにっこり笑っている顔文字、この二点だけでも印象に大きな差があります。絵文字スタンプは、感情を効率的に伝えることができる、大きな可能性を持った機能なのです。
Slack公式の言葉では、多くのメッセージのことを"ノイズ"と表現していました。情報の多すぎる文章は、かえって見づらくなるだけです。しかし、絵文字スタンプは、そのノイズすら緩和させてくれます。感情を効率的に伝えるだけでなく、文章を簡潔にさせ、見やすくする効果も出してくれるのです。
Slackには、多種多様な絵文字スタンプが存在します。どれもユニークで可愛く、心を和ませてくれます。ですがビジネスのやり取りで、相手を和ませるだけでは、会話は上手くいきません。絵文字スタンプをどの場面で使うか、しっかりと把握しておくことが重要です。
どの絵文字スタンプも面白いから適当に使おう、では絵文字スタンプ機能の真価を発揮させることはできません。多種多様な絵文字スタンプは、それぞれに適した使い方があります。場合によって上手く使い分け、効率よく相手に自分の感情を伝えましょう。
絵文字スタンプでもっとも使用頻度が高いのは、リアクション用の絵文字でしょう。相手に頭を下げてお願いをしたい時、動作のリアクションを文章で伝えるのは困難です。そこで、リアクションを伝えることを可能にしたのが、リアクション用の絵文字です。
リアクション用の絵文字は、感情を直接的に伝えることに適しています。こちらを使えば、余分な文章を省くことができ、相手との感情の齟齬が出ることもないでしょう。
絵文字スタンプは、投票や採決などの時にも非常に役立ちます。例えば、数字の絵文字スタンプを使い、1~5の中でどれが良いか決めてほしいとメッセージを送れば、それだけで投票などを行うことができます。人数が多い場合など特に輝く機能でしょう。
では、実際に絵文字を送ってみましょう。こちらの記事を読みながら、実際に操作することで、より確実に使用方法を覚えることができます。
まずは、Slackを開き、下部のメッセージ欄を確認しましょう。メッセージ欄の"スマイルマーク"を選択すれば、好きな絵文字を使うことができます。
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