Skypeは通話やチャットなどに便利なツールですが、画面共有を利用してPCやアプリケーションの使い方を説明したり、資料を提示すると一層利用の範囲が広がります。ところがこの画面共有ができないことがままあります。そんな時のSkypeでの対処方法をお伝えします。
SkypeはMicrosoftが提供する無料のチャットとビデオ通話のコミュニケーションツールです。それだけではなく、Skypeは画面共有の機能まで備えているので、通話先の相手に自分のPC画面を見せて説明したり、逆に相手の画面を見ながら使い方を説明したりすることが可能です。
Windows、Mac、スマホを問わず利用できるSkypeでの、画面共有の方法とトラブル時の対応法を説明しますので、まずはSkypeをダウンロードしましょう。
すでにSkypeを利用している方は、次の節を飛ばして、「Skypeの画面共有の方法(PC・スマホ)」の章に進んでください。
まだSkypeを利用していない方は、MicrosoftのサイトからSkypeをダウンロードしましょう。
下のリンクからSkypeをダウンロードできましたら、アプリをインストールしてSkypeを立ち上げます。するとログイン画面に入りますので、そこでアカウントを作成してください。アカウントはメールアドレスか電話番号を入力すればすぐに入手できます。
画面を共有するには、Skypeのアカウントを新規に獲得、もしくは持っていたアカウントでログインしたあと、機種とアプリによって手順が異なります。
以下にそれぞれの画面共有方法を記します。
Windowsの場合は、最初に相手との通話状態にします。Skypeで画面共有するには、ビデオ通話でも音声通話でも構わないので、まず相手と通話を始める必要があります。
スマホ全盛の今ではなんのマークかわかりづらくなりましたが、電話の送受話器のアイコンで呼び出して通話を始めます。この時、通話を始めるのは画面共有をする方、される方のどちらからでもかまいません。
Skypeが通話状態になったところで画面を共有する側が通話画面右下に四つ並んだボタンの中から左端の「画面を共有」ボタンを選択します。
すると確認画面が表示されますので「画面に共有」ボタンをクリックします。この際「コンピュータサウンドを共有する」のスイッチが表示されます、あなたが操作するWindowsのクリック音やゲームのサウンドなども相手と共有する場合は「コンピュータサウンドを共有する」のスイッチをオンにします。
以後、共有を終了するまで、ビデオ通話の場合はメイン画面があなたのデスクトップ画面に切り替わり、ビデオ映像が小さく表示され、音声通話の場合は音声はそのままであなたのデスクトップ画面が丸ごと相手のSkypeに表示されます。
Macの場合もWindowsの場合と共有方法は同じです。
以前はMacとWindowsでは操作方法が違っていたのですが、現在のバージョンでは両方でほぼ同じ操作が可能です。
そのためMacの場合でも、最初に相手との通話状態にします。Skypeで画面共有するには、ビデオ通話でも音声通話でも構わないので、まず相手と通話を始める必要があります。
スマホ全盛の今ではなんのマークかわかりづらくなりましたが、電話の送受話器のアイコンで呼び出して通話を始めます。この時、通話を始めるのは画面共有をする方、される方のどちらからでもかまいません。
Skypeが通話状態になったところで、画面を共有する側が通話画面右下に四つ並んだボタンの中から左端の「画面を共有」ボタンを選択します。
すると確認画面が表示されますので「画面に共有」ボタンをクリックします。
Windows版Skypeと異なり、この際「コンピュータサウンドを共有する」のスイッチは表示されません、あなたが操作するMacのクリック音やゲームのサウンドなどは基本的に相手と共有されますのでご注意ください。
以後、共有を終了するまで、ビデオ通話の場合はメイン画面があなたのデスクトップ画面に切り替わり、ビデオ映像が小さく表示され、音声通話の場合は音声はそのままであなたのデスクトップ画面が丸ごと相手のSkypeに表示されます。
残念なことにSkypeではスマホの画面の共有はできないことになっています。しかしWindowsやMacで共有された画面は見られます。つまり共有画面の送信はできないものの、共有画面の受信はできるのです。
また、通話を始めるのはスマホ側であってもかまいません。
また、MacやWindowsでの画面共有と同様、スマホでもビデオ通話をしながらSkypeの共有画面を受け取ることも可能です。
Skype for Businessの場合は、通話状態にならなくてもチャット状態からすぐに画面共有できます。
そのためには画面下の共有ボタンを選択し、ポップアップメニューから「デスクトップの共有」をクリックするだけです。
以後、共有を終了するまで、あなたのデスクトップ画面が丸ごと相手のSkypeに表示されます。
かつてはSkypeでの画面共有機能で画面共有範囲を指定できました。しかし、WindowsやMacにおいては、現在の通常版のSkypeでは範囲指定やウインドウのみの画面共有はできないようになりました。ただしSkype for Bisinessでは「デスクトップの共有」と「ウィンドウの共有」の二つの画面共有機能が選択可能です。
画面全体の共有に不都合を感じるならば、Skype for Bisineessの利用を考えてください。
ウインドウの共有機能を持つだけではなく、同時接続数がSkypeは最大25人なのに対し、Skype for Businessは最大250人まで増加します。またセキュリティー面でも、Skype for Businessのほうがより強化されており、名前の通り、ビジネスで安心して使えるツールに仕上がっています。
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