スマホアプリには騒音計アプリもあります。しかし、実際のところ裁判などで使えるような精度なのでしょうか。この記事では、気になる騒音計アプリの精度についての解説と、騒音に悩んでいる方のために特におすすめの騒音計アプリをご紹介します。
騒音レベルを日常的に計測できれば、私たちが健康に心穏やかに生活していくのにふさわしい環境かどうかを調べることができます。以前は騒音計を購入しなければ自分で騒音を計測することはできませんでしたが、現在では無料で使えるスマホアプリでの計測も可能です。
しかし、スマホアプリの騒音計は精度に不安があるという声も多く聞かれます。実際のところ、騒音計アプリの精度はどのくらいなのか解説します。
スマホの騒音計アプリの精度は、アプリによってマチマチです。プロの測定に耐えるレベルのアプリもあれば、騒音計との同時計測で10dbから20db程度の誤差が生じるアプリもあります。ただし、精度が高いプロ仕様のアプリは使い方も複雑で難しくなります。
精度は低くても素人には使い方が簡単なアプリの方がいいこともあります。アプリを選ぶときには、どの程度の精度で計測したいのか、プロ仕様のアプリを使いこなせるのかも考えた上で選びましょう。
使い方が簡単なアプリには、精度が低いアプリもあります。精度が心配なら、いくつかのアプリを試してみるといいでしょう。しかし、精度が低いアプリでも騒音レベルのおおよその目安を知るきっかけにはできます。
自分では酷いと思っても実際にはそうでもないのか、実際に数値として酷い騒音レベルであるのか、騒音計アプリで計測してみると、精度が低くてもおおよその傾向を把握できます。
ただし、もしも騒音問題に関する裁判沙汰になった場合等に、スマホアプリでの計測が証拠として認められる可能性は低いでしょう。騒音レベルの計測には場所や計測方法などが厳密に決められています。もしも騒音問題などを具体的に解決するために動くのであれば、専門家による厳密な計測が必要です。
騒音問題に悩むのであれば、自治体の公害問題への苦情窓口や警察、弁護士などにまずは相談して、解決方法がないかどうかを探ってみることをおすすめします。
騒音計アプリを選ぶときには、どのようなアプリを選んだらいいのか選び方のポイントをご紹介します。
自宅や職場などで、騒音の定点観測をする場合には、騒音計アプリにデータを保存する機能があると便利です。日によって騒音レベルが変化する場合には、保存した記録から対策を考えることも可能です。
騒音計アプリの結果の表示方法は、デシベルの数値、メーター、円グラフ、音の周波数の波形があります。周波数の波形を読み取るのは専門的な知識が必要です。素人が見てもよくわかりません。騒音に関する知識によって、わかりやすい表示方法のアプリを選ぶことをおすすめします。
騒音に関する知識が少ない方は、周波数の波形を見てもよくわかりませんが、デシベルの数値を見てもどのくらいの騒音レベルなのかがピンときません。騒音計アプリの中には、騒音レベルがどのくらいなのかの解説が付いていたり、「地下鉄レベル」などの目安をわかりやすく表示してくれるアプリもあります。
騒音についての知識が少ない方は、どのレベルの騒音なのかわかりやすい目安や解説が付いているアプリがおすすめです。
それでは、iPhoneやAndroidのスマホで利用できる騒音計アプリのおすすめをご紹介します。アプリによって、iPhoneとAndroidの両方で使えるアプリと、どちらか一方でしか使えないアプリがあります。お使いのスマホで使えるアプリか確認してください。
このアプリは実際に騒音計で騒音レベルを計測しながら、Androidスマホの機種ごとのマイクの性能に合わせて最適化されています。機種ごとの性能が大きく違うAndroidで、スマホの性能に合わせた、より正確な騒音レベルのデータが欲しい方におすすめです。
騒音レベルの一覧表も付いているので、実際に計測した数値がどのレベルにあるのかもこのアプリで調べられます。
このアプリは1つの画面の中にメーターと数値、それから音の波形が表示されます。計測した中での平均値、最小値、最大値も数字で表示されます。騒音レベルによってメーターの色が変わります。また騒音レベルの目安も表示されるので、現在聞こえている騒音がどのくらいのレベルの騒音なのか、このアプリ一つでわかります。
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