Facebookページを運用する際、一人ではトラブルに十分な対応ができない可能性が高いため、管理者を追加して複数で運用するのが鉄則です。そこで今回はFacebookページへの権限を委譲するために、管理者を追加する方法と追加できない時の対処法をお伝えします。
企業やブランド、商品からサークル、コミュニティに至るまで、内部交流や外部への情報発信に、固定したページ情報と日々更新される投稿が組み合わさったFacebookページは非常に便利な存在です。それは情報処理に特化した、ひとつの会社の部署、いえひとつの会社にもたとえることができます。
管理者とは、Facebookページという会社において、あらゆる権限を持つ社長と言える存在なのです。
などという能書きはいいから早く方法や対処法が知りたいという方は、
初代の管理者は、必ずそのFacebookページを作り上げた人がなります。先ほどの例でいえば創業社長と言えます。
したがって最初のうちは投稿からコメントの対応、利用者の処理まで、一人で何でもやらなければなりません。逆に言えばワンマン経営で好き勝手することになります。
しかしFacebookページの存在が大きくなれば、一人では到底手が回らなくなり、お手伝いのメンバーを加えることになります。また先ほどのたとえを使いますが、社員をどんどん増やしていくようなものです。
Facebookページのメンバーは、2018年12月現在、管理者を含めて5種類の役割があり、それぞれにFacebookページに対する権限が異なっています。
ページ全体の管理 | ページ 編集 |
メッセージ発信 | コメント類の削除・返信 | 利用者の削除・ブロック | 広告 作成 |
インサイトの確認 | 投稿・コメントの作成者確認 | |
管理者 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
編集者 | --- | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
モデレータ | --- | --- | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
広告管理者 | --- | --- | --- | --- | --- | ○ | ○ | ○ |
アナリスト | --- | --- | --- | --- | --- | --- | ○ | ○ |
表を見れば、
管理者の持つ「ページ全体の管理」の中には、Facebookページに対するほかの人の役割を変更する権限も含まれています。さきほどの会社のたとえにならえば、社長だけが人事権を把握している、ということです。
管理者の権限は大きく、”編集者”以下の役割のみならず、すべての権限を追加して”管理者”の役割を与えることも可能なのです。
まずはFacebookページの管理者に、メンバー外から新たな管理者を加える方法を、PCとスマートフォンの場合に分けてお伝えします。
最初に目的のFacebookページを開いたら右上にあるFacebookページの”設定”ボタンを選択します。
間違えてFacebook自体の”設定”を選択しようと、上段右端の”▼”をクリックしないでください。
”一般”のページが開きますので、左のメニューから”ページの役割”を選んでください。
画面が”ページの役割”に切り替わったら、”新しいページの役割を割り当て”の項目に、新しく管理者に任命する予定のアカウント名、もしくはメールアドレスを入力します。
アカウント名、もしくはメールアドレスを入力したら、その右にある”編集者”をクリックしてポップアップメニューを開き”管理者”を選択したのち、”追加する”ボタンを選びます。
ほかの役割であれば問題ないのですが、”管理者”を選ぶ時だけはFacebookから注意を促され、一度では管理者を追加できません。
もう一度”追加する”をクリックします。
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