2020年05月16日更新
Zoomの録画方法は2つ!レコーディング機能の違いや共有方法も紹介
Zoomのミーティングは、録画も可能です。Zoomの録画方法は、無料プランでも開けるローカルレコーディングと、有料プランのみのクラウドレコーディングの2種類があります。この記事では、この2つの録画方法の違いや、実際に録画する方法を詳しく解説します。
目次
Zoomのレコーディング機能を使っての録画について
Zoomのミーティングは、レコーディング機能を使って録画・録音できます。しかし、自分が参加しているミーティングを録画したいと思っても、録画できない場合があります。この記事では、Zoomのミーティングを録画する2つの方法の違いや、レコーディング機能で録画する方法を解説します。
Zoomで録画できるのはホストのみ
まず、Zoomでミーティングを開催する際に、ミーティングを録画するかどうか決めて設定できるのは、ホストのみだということを、理解しておきましょう。参加者が勝手にZoomのレコーディング機能を使って録画することは、できません。
参加者はホストが許可すれば録画OK
ただし、Zoomではホストがミーティングの設定で、参加者に録画を許可するかどうかを設定できます。ホストが参加者に録画を許可すれば、参加者はミーティングを録画可能です。ホストが参加者の録画を許可しなければ、参加者は勝手にZoomのレコーディング機能でミーティングを録画できません。
しかし、この次で解説する、有料プランのクラウドレコーディングで録画したい場合は、録画した動画を後から参加者と共有できます。ホストはクラウドレコーディングで後から共有する場合は、あらかじめその旨を参加者に伝えておくといいでしょう。
音声のみの録音も可能
Zoomはビデオ会議システムですが、音声のみの録音も可能です。動画で保存すると、データ容量がかなり大きくなります。音声だけ記録を残せばいい場合は、録音のみでデータ容量の節約も可能です。
録画方法は2種類
Zoomの録画方法には、ローカルレコーディングとクラウドレコーディングの2種類あります。それぞれの違いを詳しく解説します。
無料のZoomアカウントでも使えるローカルレコーディング
Zoomの録画方法に、無料アカウント・有料アカウントを問わず利用できる、ローカルレコーディングがあります。ローカルとはPCの内部ストレージのことで、PCの内部に録画する方法がローカルレコーディングです。
Zoomでのミーティングを、PCの録画機能を使って内部ストレージに録画します。このローカルレコーディングを利用できるのはPCのみで、スマホから参加している場合はスマホに録画できません。
有料契約者のみ使えるクラウドレコーディング
Zoomの有料プランを契約すると利用できるのが、クラウドレコーディングです。Zoomで有料プランを契約すると、契約したプランに応じたクラウド容量が割り当てられます。Proとビジネスプランには1GB、エンタープライズプランには無制限のクラウド容量が割り当てられます。
クラウドレコーディングでは、Zoomのミーティングの動画をこの割り当てられたクラウドに保存できます。クラウドレコーディングで録画した動画は、後からパスワード付きの共有リンクを発行できるmため、参加者との共有も簡単です。
Proとビジネスプランの1GBのクラウド容量では、長時間のミーティングは録画できません。しかし、1度のミーティングの録画ファイルの容量が1GBを越えてしまっても大丈夫です。そのミーティングは容量をオーバーしても、最後まで録画できます。
ただし、次回、クラウドレコーディングしたい際に、割り当てられているクラウドに空き容量がないとクラウドレコーディングを利用できません。その場合は、前に保存してある動画をダウンロードしましょう。ダウンロードした動画を共有したい場合は、YouTubeなどで共有できます。
YouTubeには、特定のGmailとだけ共有設定したり、リンクを知っている人だけ閲覧できるようにする限定公開機能があります。YouTubeの限定公開の機能を使えば、参加者だけとミーティングを共有できます。
Zoomのレコーディング機能で録画する方法
Zoomのレコーディング機能を使って、ミーティングを録画して動画として保存する方法を解説します。
データの保存先を決める
まずはZoomのレコーディング機能で録画した動画ファイルを、どこに保存するのかを決めましょう。有料版の場合は、ローカルレコーディングかクラウドレコーディングか決めます。無料版でも使えるローカルレコーディングの場合は、PCのどこに保存するのか、保存場所を決めます。
Zoomアプリを開いたら、ミーティングを始める前にアプリの右上の歯車マークの「設定」をクリックします。
Zoomの「設定」を開いたら「レコーディングしています」を開きます。今回は無料プランなのでローカルレコーディングしか選択できませんが、有料プランの場合なら、こちらでクラウド録画も選択できます。
ローカル録画の場合も「変更」をクリックすると、PCの中の保存場所を変更できます。デフォルトで設定されているフォルダ以外の場所に保存したい場合は、こちらで保存場所を変更しましょう。
ホストが録画の許可を参加者に与える方法
次に、ホストが参加者に録画の許可を与える方法を解説します。Zoomのミーティングを開始したら、ギャラリービュー(参加者の一覧)を開きます。1人1人の参加者を右クリックして、「レコーディングの許可」をクリックします。録画を許可された参加者は、ミーティングの録画ができるようになります。
ホストが参加者全員に一度に録画を許可することは、Zoomのシステムではできません。Zoomは無料プランでも、100人までの参加が可能です。参加者全員に録画を許可したい場合は「レコーディングの許可」を一人一人に出すしかありません。
それが面倒くさいのなら、有料プランを使って、クラウドレコーディングを行い、共有リンクを発行しましょう。もしくは最初に、後からYouTubeなどで公開する旨をアナウンスしておきましょう。
ローカルレコーディングをしてみよう
Zoomのミーティングを録画できる準備ができたら、実際に録画を開始してみましょう。まずはローカル録画の方法を解説します。
録画ファイルの保存先は?
ローカル録画をした場合、録画したファイルがPCのどこに保存されるのか、気になることでしょう。デフォルトで設定されている録画ファイルの保存場所は、「データの保存先を決める」で解説した方法で、確認できます。WindowsとMacとLinuxで、保存先がそれぞれ異なるため、お使いのPCでどこに保存されるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
録画の手順
Zoomでローカル録画をする手順を解説します。
Zoomでミーティングを開始したら、画面の下にある「レコーディング」のボタンをクリックします。録画が開始します。
録画が始まると、「レコーディングしています」というインジゲーターが画面の左上に出ます。こちらで一時停止もしくは停止ボタンをクリックすると、録画を一時停止もしくは停止できます。
ミーティングを終了すると、上記のようにダイアログが表示され、録画したデータがmp4のファイルに変換されます。変換されたら、あらかじめ設定した保存場所にmp4ファイルとして保存できます。
クラウドレコーディングをしてみよう
次に、クラウドレコーディングの手順を解説します。
録画の手順
保存先をクラウドへ決めたら、ミーティングを録画する手順はローカルレコーディングと同じです。ミーティングの画面から「レコーディング」のボタンをクリックすれば、ミーティングが録画されます。ミーティングが終了すると、録画したファイルがmp4に変換されて、クラウドに保存されます。
クラウドに保存した動画の共有方法
クラウドに保存した動画は、リンクを発行することで参加者と共有できます。Zoomアプリから「マイ記録」の「トピック」に入り、共有したい動画を選択します。その後、「共有リンク」を選択します。「アクセスパスワードを有効化」にチェックを入れると、リンクにパスワードをかけられます。流出してはまずいミーティングであれば、必ずパスワードをかけましょう。
Zoomのレコーディング機能を使ってミーティングを録画してみよう
この記事では、Zoomのミーティングを録画する方法と、共有する方法を解説しました。この記事の中では解説しきれませんでしたが、Zoomでは録画したファイルを共有するだけではなく、文字起こしする機能もあります。
会議の議事録などで、正確な議事録が必要な場合は、Zoomの録画機能はとても便利です。ぜひ、Zoomを利用するのなら、録画機能も使いこなせるようにしておきましょう。