YouTubeの動画投稿の禁止事項まとめ!2019年に変更された規約も紹介!
ドッキリ企画など過激が強まるYouTube。動画投稿における禁止事項をまとめたコミュニティガイドラインの説明をはじめ、2019年に新たに禁止事項として追加・変更された規制も紹介します。YouTubeで健全に活動するために必見の内容です。
目次
YouTubeに動画投稿する際の禁止事項
最初にYouTubeにおける禁止事項をまとめたコミュニティガイドラインや、動画投稿で欠かせない著作権問題について説明します。
コミュニティガイドライン違反
YouTubeでは世界中の使用者が動画を不快な思いをせずに楽しめるように、コミュニティガイドラインという禁止事項を設けています。またこのコミュニティガイドラインにより、YouTubeにおいてユーザー間の信頼関係を保つ役割も果たしています。具体的な禁止事項は8つあります。
- ヌードや性的なもの
- 有害で危険なもの
- 不快なもの
- 暴力的で生々しいもの
- 嫌がらせやネットいじめと関連のあるもの
- スパム、誤解を招くデータや詐欺の可能性があるもの
- 脅迫の疑いがあるもの
- 著作権を侵害するもの
著作権違反
著作権は現在の商業活動・創作活動において大きな影響力を持っています。具体的には、音楽・画像・動画などの使用権利は、著作者が所有するということです。この著作権はYouTubeを利用する上でも大きく関わっており、著作権を侵害する行為は禁止事項の1つとなっています。YouTubeでも、気づかないうちに著作権侵害に該当していたという場合が多くあります。以下の項目も対象となります。
- まとめ動画
- 歌詞の掲載
- コピペ動画
TikTokの動画をYouTubeにアップするのは規約違反なのでやめましょう
— さかいよしただ▶️動画集客チャンネル (@yoshitadasakai) March 6, 2019
TikTokで使えるアーティストの曲はTikTokの中でしか使用許可は得ていないので、YouTubeに著作権侵害になります
たとえ自分が作った動画であっても動画内にTikTokのロゴが入っているのであればYouTubeへのアップは禁止です
YouTubeの禁止事項に該当するとどうなるか
YouTubeにおいて動画が不適切と感じた場合は、視聴者はYouTubeに報告機能を用いて報告できます。その後YouTubeは報告された動画を、コミュニティガイドラインに沿って適切か不適切かを判断します。
コミュニティガイドライン違反の場合
YouTube上でコミュニティガイドライン違反の報告を受けたユーザーは、違反警告を受けます。またYouTubeでは、初めて違反警告を受けたユーザーに対しては、間違って禁止事項に触れてしまったと判断します。この1回目のみは事前警告で済ませます。以降は3段階で違反警告が実施されます。
- 動画をはじめ、ストーリー機能、ライブ配信などの投稿を1週間禁止されます。
- 前回の違反警告から90日以内に再度違反警告を受けた場合対象となります。YouTubeへの動画投稿など2週間できなくなります。
- さらに90日以内に3回目の違反警告を受けるとアカウント停止となります。
著作権違反の場合
YouTubeにおいて著作権違反の場合は、実際の著作権所有者から報告がされます。このユーザーの著作権の違法利用はContent IDという機能で監視されています。これは動画をアップロードする際に、この機能設定をONにすることで、他者が同じ素材をYouTubeで使用することができなくなります。
youtube違反食らってライブ配信できなくなったんだが笑笑
— Ria_saga (@ria_saga) November 29, 2018
また実際にそのような著作権違反の動画をYouTube上に投稿した場合は、動画が削除されます。あわせて警告を受けます。著作権違法に該当するのがライブ配信の場合は、90日間はライブ配信機能が凍結されます。著作権侵害の警告を3度受けた場合は、アカウント停止・すべての動画削除・新規チャンネルの立ち上げ禁止という重い処罰がおります。
2019年のYouTubeの規約変更による禁止事項について
YouTubeにおいて動画のスタイルも年々変化しています。特にチャレンジやドッキリ企画において、度を超すものが増えています。それにあわせて、YouTubeの規制なども強化されています。ここでは2019年に変更された規約を紹介します。
2019年に発表されたYouTubeの規制強化の内容
YouTubeで活動をする人の増加により、YouTubeのガイドラインに違反するような動画の投稿も増えつつあります。というのは、悪目立ちをして収益化をはかるクオリティの低い動画です。この現状を打開するために、YouTubeは新たに規約を変更しました。
過激なカスタムサムネイルの禁止
ここで規制の対象となるのは、YouTubeのコミュニティガイドラインにそぐわない過激なカスタムサムネイルです。ここで重要なのは、動画がガイドラインにならっているものでも、サムネイルが不適切なら禁止事項に当てはまるとみなされます。またサムネイルが削除された場合は、YouTube側より自動でサムネイルが設定されます。
悪質な外部リンク設定の禁止
YouTubeのガイドラインに違反する外部リンクを貼り付けた場合が規制の対象となります。これはワンクリック詐欺につながる可能性があるため変更された規約です。規約違反と判断された場合は、外部リンクはYouTubeによって削除されます。
危険なチャレンジやいたずらの禁止
年々YouTubeにおいても、ドッキリ企画の動画をよく見ます。しかしその中にも、過激すぎるものが多々あります。今回の規制対象は、身体的な被害を及ぼすもの・命に危険のあるもの・子供に精神的な苦痛を与えるものが規制の対象となります。ドッキリやチャレンジ企画もほどほどにしたほうが賢明です。
具体的な禁止行為
YouTubeでは2019年に危険なチャレンジやドッキリが禁止になったことから、投稿された動画のうち既にいくつかが、ガイドラインに違反していると判断されました。どのような動画が削除されたか、いくつかの事例を挙げます。
- 洗剤入りジェルボールをゼリーのようにかじり嘔吐した。
- 可燃性のローションを身体に塗り火をつけ、火傷の大けがを負い人工呼吸器をつないでいる状態。
- 親が亡くなった/親に捨てられたと言うドッキリ
- 強盗が自宅に入るドッキリ
新たな規制には猶予期間がある
YouTubeに2019年に追加された規制も対処方法は、上記で説明したガイドラインの禁止事項と同じです。規約違反と報告されたら警告を受けます。サムネイルは90日以内に数度警告を受けたら、YouTubeでのサムネイル機能の利用権限がなくなります。その後サムネイルと外部リンクどちらも、最初の警告から90日以内に3度規約を破ったらYouTubeのアカウント停止の措置がとられます。
ではYouTubeにおける危険チャレンジ・ドッキリはどうなのでしょうか。規約違反と判断された場合は、猶予期間が2か月間与えられます。規約違反に該当する動画は削除されます。しかしこの猶予期間であれば、規約違反にあたるサムネイル・外部リンク・危険なチャレンジ・ドッキリが新たに発見されてもYouTubeチャンネルへは警告がされません。
YouTubeで見て真似して死亡とか聞きますもんね…ほんとに危ない事はやめて欲しいです。
— う(ꏿ᷄ ̯ ̜ꏿ᷅)み (@smasma18sma) April 11, 2019
子供ももちろん真似しちゃダメだし、大人もこれは危険ってわかる必要ありますわ…
YouTubeの規制が多くなってつまらないとか話も聞くけどこういう事だよって思います。
また、YouTubeにおける2019年の規制の変更以前に投稿された動画に関しても同様に、削除の対象にはなりますがチャンネルへの警告はされません。
YouTubeの規制強化でドッキリ・飲酒・喫煙の動画が削除されるって本当?
危険なチャレンジ・ドッキリがYouTubeの規制の対象になることは説明しました。さらに、飲酒や喫煙を含む動画も削除の可能性があります。これは未成年を保護するという観点から設けられた規約です。しかし飲酒・喫煙に関連するコンテンツは多く存在し、実際に規約違反に該当しているか見極めるのが困難です。禁止事項として本当に存在しているのかそうでないのか不確かな状態です。
不適切な動画は広告掲載の対象外に
YouTubeで活動をしている多くの人は、広告掲載による収益を目的としているのではないでしょうか。しかしYouTubeではプログラムによって、それぞれの動画が広告掲載に適しているかどうかを判断しています。判断基準は上記で説明したコミュニティガイドラインや政治的な煽動の有無などが基準となります。不適切と判断された動画は広告を掲載できないので、その動画からの収益はゼロとなります。
なんかさっきの生放送、私の歌がなぜか著作権に引っかかったみたいで収益化出来ないぽいので、日付が変わる頃にもう一回生放送します
— しおたん (@macrossflove) April 30, 2019
すこーし歌っただけしかもクラシックなのに違反なんてYouTubeあまりに厳しすぎんか、、、
「YouTubeヘルプ」では、広告掲載に値する動画制作におけるキーポイントも紹介しています。参考にしてみてください。
YouTubeの禁止事項に該当する投稿はNG!ルールとモラルを守って楽しもう!
テレビの規制が強まるにつれて、YouTubeはより自由度が高いとして世界中で親しまれる娯楽の1つとなりました。またスマートフォンの手軽さもあり、YouTubeの普及はますます広まっていくと予想されます。しかし残念ながら、誰でも好きなように動画を投稿できることから、不適切な動画の投稿が後を絶ちません。YouTubeでは既存のコミュニティガイドラインの強化や、2019年には新たに規制を3つ変更しました。
どの項目も一見当然のように思えますが、ルールがなければ身体的・精神的な被害を防げません。今やYouTubeにおける影響力は絶大で、すぐ拡散されるという気持ちを持って活動したいですね。YouTubeに動画を投稿する際は、自分が楽しいだけでなく、視聴者も不快な思いをせず楽しく見られるような動画にしましょう。