Windows10でパソコンやアプリを強制終了する方法!電源を切れない対処法も解説!

Windows10での強制終了は、Windows10とアプリの大きく2つに分けたフリーズに対応するようになっています。特にタスクマネージャーを使ってフリーズしたアプリを強制終了させるというのは、今までやらなかった方法だといえますので、詳しく取り上げてみました。

Windows10でパソコンやアプリを強制終了する方法!電源を切れない対処法も解説!のイメージ

目次

  1. 1Windows10のパソコンやアプリがフリーズして電源が切れない!
  2. 電源を切れない原因は?
  3. 2Windows10を強制終了するリスクと確認するべきこと
  4. 強制終了によりデータが破損する恐れ
  5. HDDアクセスランプが点灯していないか確認する
  6. 3Windows10を強制終了させる方法〜操作できる場合〜
  7. タスクマネージャーから強制終了する方法
  8. 4Windows10を強制終了させる方法〜操作できない場合〜
  9. 電源ボタンで強制終了する方法
  10. 5Windows10がフリーズしてしまったら強制終了を試みよう

Windows10のパソコンやアプリがフリーズして電源が切れない!

パソコン操作時に困るのは、電源が切れないトラブルが発生したときです。タブレット型パソコンでソフトウェアキーボードしかないとき、充電池が内蔵されて、取り外しのできないノートパソコンがフリーズしたときの強制終了などを解説します。

電源

電源を切れない原因は?

Windows OSのパソコンで多くのウインドウを広げて、長時間使ってるうちのちょっとした瞬間にフリーズすることがあります。CPUの処理能力やメモリーの状態などにもよるのでしょうが、最悪なのはOSまで、フリーズしてしまったときです。下手をすると、ファイル自体が保存されていなかったり、電源ボタンの長押しの強制終了しか選ぶ道がないときはガッカリさせられます。ですが、Windows10になってからは、比較的に安定した動作をしていると感じます。

OS動作の基本スペックも大きくなっているので、安定感はずいぶん進歩しています。

ハードとソフトの相性

以前、Windows10のパソコンで、Chromeの自動更新をできないように設定したことがあります。そのときは、msconfigとか、タスクスケジューラーなどを使って、Chromeがバックグラウンドで行うバージョンチェックをできないように設定しました。しかしこれで、考えていなかったことが起きました。それまで何事もなく動いていたインクジェットプリンタが、エラーメッセージが出て、フリーズして印刷できないようになってしまったのです。

解決方法は簡単です。強制終了して、設定を元に戻すことにしました。

エラー イメージ

Windows10に限らず、パソコンでこのような設定変更を原因としたエラーや、強制終了するしかないフリーズが起こったとき、すぐに原因がわかればトラブルを回避できるのですが、長いスパンを挟んで起きたときには、フリーズの原因がわかりにくくなります。また会社などで、バラバラのOS、メーカーもバラバラなパソコンの1台だけが、設定変更できないときなどに、「ハードとソフトの相性が悪いのかなあ」という言葉が出てしまいます。

また、そのようなときに限って、うまく動いていたときの「復元ポイント」が無かったりします。

復元ポイント

復元ポイントは、Windows10の新規購入パソコンでは、自動保存されるようになっていますが、保存容量の設定が少ないと、直近のもの2件程度で、安定動作していたころに復元できないかもしれません。そこで、Cドライブの空き容量にもよりますが、5~6件程度は保存できるようにしておくことをおすすめします。Windows7~8.1のアップグレードによるWindows10パソコンのユーザーは、確認が必要です。

一度復元ポイントの自動保存の設定がされているか、チェックする必要があります。

タブレットPC

タブレット型パソコンを使っているとき、Windows10のユーザー補助機能がベラベラとデスクトップを読み上げながらフリーズして、電源も切れない強制終了もできない状態になったことがありますが、そのようなときも、これを読めば大丈夫です。

再起動をせずに長時間使用する

Windowsアップデートや、アプリのインストールやアンインストールなどで、Windows10の再起動を促すメーッセージが出たとき、それを無視して使い続けることもできますが、パソコンのパフォーマンスが低下するだけです。メッセージに従って、できるだけ速やかに再起動をしたたほうが、再起動のメーセージを長引かせるテクニックより、効率良く仕事を進めることができるようになります。

更新後の再起動を先延ばしにしても、思わぬところで、入力ができない状態になったり、フリーズしたりします。

再起動

Windows10を強制終了するリスクと確認するべきこと

強制終了のリスクを知ってますか。

強制終了のイメージ

強制終了によりデータが破損する恐れ

応答なし

Windows10のパソコンが応答していないという判断は、先ずはパソコンが判断してくれたりします。タイトルバーに「応答なし」というメッセージがでても、少し待っていれば、何事もなかったように処理が完了したりします。このパソコンから出てくる「応答なし」は、「チョット待って」くらいのものです。CPUの処理速度やデータ量など考えずに、OSが先走ってメッセージを出してしまった程度のものです。

再起動

パソコンの使用中にフリーズして、強制終了したとき、作業中のファイルが保存できていないことがあります。また、最悪の場合、ファイルそのものが破損して使えなくなることもあります。タスクマネージャーでアプリを強制終了しても改善されないときは、再起動で改善することがあります。

HDDアクセスランプが点灯していないか確認する

円柱状のマークがついたLEDランプは、HDDアクセスランプです。最近のWindows10ノートパソコンには、アクセスランプのないノートパソコンも多くなっています。また、Windows10タブレット型パソコンなど、ハードディスクがないSSDパソコンもありますので、ランプの重要性が低下している状況のようです。ハードディスク・ドライブ自体がフリーズして、キーボードやマウスまで使えなくなったとき、通常時は不規則に点滅しているランプが、フリーズしたときは点灯したままになるのが一般動作です。

アクセスランプ

HDDアクセスランプが、ビジー状態で点灯したままのときは、Windows10自体もフリーズしたままといえますので、強制終了が必要です。これまでの説明の強制終了は、動かなくなったアプリを強制的に終わらせるということでしたが、ここからは、動かなくなったWindows10自体を終了して電源を切ってしまう方法です。

Windows10を強制終了させる方法〜操作できる場合〜

では、具体的にWindows10の強制終了の方法を説明します。

アクションの選択

タスクマネージャーから強制終了する方法

Windows7以降、使う頻度が格段に減ったショートカットキーに「Ctrl+Alt+Del」があります。アプリがフリーズしたとき強制終了するために使っていました。現在Windows10では、「Ctrl+Alt+Del」を入力すると、上の画像のようになります。

強制終了というよりは、この後行うアクションの選択画面といえます。キーボードやマウスが動いて、特定のアプリだけが動いていないとき、Windows10では、「Ctrl+Alt+Del」の後、表示画面の中から、タスクマネージャーをクリックします。

タスクマネージャー

上の画像は、Windows10のタスクマネージャー(詳細表示)です。名前の中から現在フリーズしているアプリを探して、名前の上で右クリックして「タスクの終了」(丸長の枠)を選択します。または、フリーズしているアプリをクリックして、「タスクの終了」(長四角の枠)をクリックします。強制終了のイメージもWimdows7の頃とはずいぶん変わっています。

タスクの終了後、再度アプリを使用しても改善してないようでしたら、一旦再起動して様子を見ましょう。たくさんのウインドウを開けて作業を行い続けるとメモリーが開放できずに、テキストボックスに入力できないといったようなことがおきますが、そのようなときは再起動すれば使えるようになります。

パフォーマンス

このような、Windows10での強制終了は、頻繁に起きるものではありませんので、アプリが特定できて、フリーズするタイミングがわかる場合は、アプリのサポートに相談するか、別のアプリに乗り換えてみるなどの方法を考える必要があります。HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)は日々進化して、HDDやSSD自体が故障してしまうようなことは、起こりにくくなっています。

といっても落下・盗難のリスクもありますので、バックアップの重要性は変わりません。Windows10でキーボードやマウスが使えて、タスクマネージャーで強制終了が行える状況は、主にアプリに何らかの不具合があると考えられます。

ショートカットキーでタスクマネージャーを起動する

Windows10でアプリがフリーズしたときは、「Ctrl+Alt+Del」よりも、強制終了が目的ですので、タスクバー上で右クリックしてタスクマネージャーを選択するか、直接タスクマネージャーを起動できるショートカットキーの「Ctrl+Shift+Esc」を使ったほうが便利です。Windows10で強制終了のイメージもずいぶん変わったと思います。「Ctrl+Alt+Del」を知っているか、知らないかで年代が分けられるような感じです。

タスクバーで右クリック

今後は、「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャー起動のほうが、役立つショートカットキーになりそうです。

Windows10を強制終了させる方法〜操作できない場合〜

ここまでの話はどちらかというと、実行していたアプリに問題がある強制終了の方法です。次はWindows自体がフリーズしたときの強制終了です。

シャットダウン

電源ボタンで強制終了する方法

キーボードとマウスが動作するときの強制終了の方法は、タスクマネージャーを使って行うということで説明しました。次はWindows自体がフリーズしたときの強制終了です。キーボードが使えない状態でのフリーズです。このときは、電源ボタンの長押し(約5秒程度)で、パソコン自体を強制終了させます。

この方法はファイル自体にも、パソコン自体にも良くない方法ですので、故障して動かなくなるまえに、必要なファイルのバックアップをおすすめします。

Windows10がフリーズしてしまったら強制終了を試みよう

さて、これで強制終了の話もあとひとつだけです。これで何があってもWindows10の強制終了ができるようになります。

タブレット

では、最後に最近増えている、モバイル仕様のタブレット型パソコンや、充電池を外せないノートパソコンの強制終了の方法です。最近のこうした機器は各ボタンにソフトウェア的に動作が割り振られているものが多く、Windows10 OSが動かない状況では、電源ボタンも動きません。そうした機種には、シャットダウンホールという小さな穴が付いています。

内蔵マイク

その穴に細いピンを差し込んで、強制終了するようになっています。しかし、小さな穴にいきなりピンを刺すのは危険です。内蔵マイクの穴かもしれませんので、説明書やネットで十分にチェックしてからピンを差し込んでください。例として、画像は内蔵マイクの穴です。シャットダウンホールは裏にあります。

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この記事のライター
ハシモト タクマ
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