Thunderbirdおすすめのアドオン19選と使い方！インストールと管理方法を解説

メールソフトをThunderbirdに乗り換える人が増えています。Outlookよりも使い心地が軽くて使いやすいというのが、Thunderbirdの乗り換える理由の1つになっています。実はThunderbirdを選ぶもう1つの理由に、アドオンの豊富さ、というのもあります。

でもあまりにもThunderbirdのアドオンがたくさんありすぎて、どれを選んだらいいのかわからない、という人も多いようです。この記事ではThunderbirdにおすすめのアドオンをご紹介します。まずはThunderbirdとはどんなもので、アドオンの使い方はどうしたらいいのか、ということについてみていきましょう。

ThunderbirdとはFirefoxを開発して配布しているMozzilaによって開発されたメールソフトです。Mozzilaは非営利団体で、オープンソースでFirefoxとThunderbirdを開発しています。Firefoxと同じように、他のメーラーと比べるととても動作が軽く、使い勝手がいいことから、多くの人に支持されているメールソフトです。

アドオンというのは、拡張機能とも言います。特定のソフトウエアの機能を拡張するために後から追加できる機能のことです。MozzilaではFirefoxのアドオンとは別に、Thunderbirdのアドオンも配布しています。

アドオンはThunderbirdのアドオン専用のページからダウンロードして利用することができます。Thunderbirdのアドオン専用ページは下のリンクから入ることができます。

Thunderbirdにアドオンをインストールする方法です。Thunderbirdのメールソフトを立ち上げたら、トップページの上の方にある「≡」をクリックします。すると表示されたメニューの中に「アドオン」があるので、そちらをクリックします。

するとアドオンの管理画面が立ち上がります。左サイドバーの「アドオンを入手」をクリックすると、「おすすめのアドオン」が表示されます。

さらにアドオンを探したいときには、画面の下の方の「注目」の「すべて見る」をクリックするとThunderbirdのアドオンを探せるページに入ります。

インストールしたいアドオンを見つけたら、そのアドオンのページに入ります。「Thunderbirdへ追加」をクリックすると、そのアドオンがダウンロードされて、Thunderbirdにインストールされます。

インストールしたアドオンを管理したい場合には、アドオンマネージャーの左サイドバーの「拡張機能」をクリックします。するとインストールしたアドオンが一覧で表示されます。完全にPCから削除したいときには「削除」を、PCから削除せずに一時的に機能を停止したい場合には「無効化」をクリックします。

アドオンの使い方がわからない、という人がいますが、アドオンはインストールされたらThunderbirdの適切なところへ配置されて使えるように設定されています。アドオンそのものの共通した使い方、というものは特にありません。使い方がわからない場合には、それぞれのアドオンのインストールページや開発者ページなどで確認しましょう。

それではここからThunderbirdのおすすめアドオンをご紹介します。Thunderbirdには本当にたくさんのアドオンがありますが、この記事では使う場面ごとにご紹介していきます。まずはメールの作成に役に立つアドオンをご紹介します。

メールを作成するときには、メールをより早く効率的に書くことができるアドオンがあると便利です。こちらでは、メール作成をより効率化することができるアドオンをご紹介します。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Quicktext」があります。このアドオンは「いつもお世話になっております。株式会社××の○○です」といった、どのメールにも使う定型文を登録して、すぐに呼び出せるようにするアドオンです。

インストールした後の使い方は「ツール」＞「Quicktext」と進むと定型文を作成することができます。するとメール作成画面の上に、定型文のタイトルが表示されるので、そちらをクリックするだけで簡単にメールの本文に挿入することができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Contacts Sidebar」があります。このアドオンは、Thunderbirdのメイン画面のサイドバーにアドレス帳を表示することができるアドオンです。アドレス帳を利用しないときには、収納して見えないようにすることもできます。

使い方はアドオンをインストールするだけです。するとアドレス帳が表示されるようになります。このアドオンは最新版のThunderbirdのバージョンでは動作しませんが、開発版なら動作するので興味のある人は試してみましょう。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Signature Switch」があります。このアドオンは、Thunderbirdで作成する署名を複数作って、ワンクリックで簡単に挿入することができるアドオンです。

署名を複数作って、メールの種類によって切り替えることはThunderbirdの設定からでもできますが、このアドオンを使えばワンクリックで簡単に署名を切り替えることができるというメリットがあります。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Check and Send」があります。このアドオンは、作成したメールを送信する前に自動でチェックして確認してから送信してくれる、というアドオンです。

Wordの自動校正ツールのように日本語や英語の間違いを訂正してくれるわけではなく、自分で事前に特定の単語の有無などのチェック項目を設定する必要があります。

しかし、何らかの制限がメール作成にかかっている場合には便利な機能です。使い方はインストールした後でアドオンマネージャーの設定からチェック項目を設定すれば、後は自動でチェックを進めてくれます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Comfirm-Address」があります。このアドオンは、メールを送信する前に宛先を確認するためのダイアログが表示されるアドオンです。特定のドメインを登録しておけば、そのドメイン以外のあて先が送信先に含まれていた場合に警告が表示されます。

社内宛てのメールを一括送信するときに、間違えて外部の人にメールを送信してしまうことを防ぐことができます。使い方は、インストール後にアドオンマネージャーの設定から、ドメインなどのチェック項目を追加します。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「BorderColors GT」があります。自分のメールアカウントを複数登録している人がいることでしょう。送信するメールの内容によって仕事用、プライベート用、社内用、社外用などと使い分けしていることでしょう。

このアドオンを入れておけば、メールを作成するときにメールアカウントごとに違う色の枠でメール作成画面に囲いを作ってくれます。使い方はアカウントマネージャーでアカウントごとの色を指定することができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「後で送信」があります。このアドオンは、その名の通り、作成したメールをすぐに送信するのではなく、後から時間を指定して送信できるアドオンです。

使い方は初期設定は必要ありません。メールを作成した後で「ファイル」をクリックすると「後で送信」があるので、そちらを開くと時間を指定する画面が表示されます。そちらの画面でメールを送信する時間を指定します。

次にご紹介するThunderbirdのおすすめアドオンは、受信したメールをより読みやすくするためのアドオンです。毎日たくさん受信するメールを読むことに追われてしまっている、という人もいることでしょう。メール作成と同じように、より効率的に読むことができるようにするアドオンには次のものがあります。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Quote Colors」があります。このアドオンは、メールの引用文の背景の色を変えて見やすくしてくれるアドオンです。メールは何度もやり取りをしているうちに、引用文が増えていき読みにくくなっていきます。それを色分けして見やすくしてくれるのです。

使い方はインストールすると自動で色分けしてくれるようになります。色を変えたい場合にはアドオンマネージャーの設定から変えることができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「XNote++」があります。このアドオンは、メールを作成するときや、受信したメールを読んでいるときに、付箋を付けてちょっとしたコメントを付けることができるアドオンです。

使い方はインストールした後の初期設定は必要ありません。インストールするとメニューバーに表示されるので、付箋を付けたい場合にそちらをクリックすると付箋が表示されます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Keyword Highlight」があります。このアドオンは、受信したメールで絶対に逃してはいけない重要なキーワードにハイライトを付けて、わかりやすく表示してくれるアドオンです。

毎日大量のメールを受信していると、ついつい重要なメールを見逃してしまうことがあります。受信トレイでハイライトされたキーワードが目に入れば見逃さずに済みます。

受信メールも送信メールも、日々メールというのは大量にたまっていきます。その大量のメールを管理するのに役立つアドオンもThunderbirdにはたくさん用意されています。こちらではメールの管理に役立つおすすめアドオンをご紹介します。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Lightning」があります。このアドオンは、Outlookのカレンダーと同じような機能を持った、Thunderbird専用のカレンダーです。

Thunderbirdに届いたメールに記載されている重要な会議やイベントなどは、このカレンダーに自動的に挿入される、というのはOutlookカレンダーを使っている人は活用していることでしょう。使い方は、インストールするとメーラーに予定とTODOのサイドバーが右側に表示されます。

ThunderbirdのカレンダーはLightningですが、カレンダーといえばGoogleカレンダーを使っている、という人も少なくありません。LightningとGoogleカレンダーを同期させたい、という人もいることでしょう。

そんな人におすすめなアドオンが「Provider for Google Calendar」です。このアドオンを使えば、簡単にLightningとGoogleカレンダーを同期させて、Thunderbirdのメールに届いたイベントをGoogleカレンダーに記入することができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Copy Sent to Current」があります。受信メールを、送信者名や件名でフォルダに自動的に振り分ける設定はできますが、送信メールにはそのような機能がありません。

このアドオンを使えば送信メールのコピーを保存する場所を決めることができます。受信メールと同じ場所に保存しておけば、メールのやり取りの内容を簡単に振り返ることができて便利です。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Remove Duplicate Messages」があります。このアドオンはフォルダの中に重複しているメッセージを一括して削除することができるアプリです。メールを整理しているつもりで、同じメッセージをいくつもコピペしてしまうとフォルダがいっぱいになってしまいます。

使い方はインストールした後でツールからアドオンを呼び出して「重複メッセージの削除」をクリックすると、重複しているメッセージが削除されます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Manually sort folders」があります。このアドオンは、アカウントやフォルダーを並び替えて固定することができるアドオンです。

Thunderbirdのデフォルトの設定では、メールを作成した順番にアカウントもフォルダーも表示されてしまいます。よく使うアカウントやフォルダーを上に表示したいときに便利です。使い方は、インストールすると「ツール」から「フォルダーの並び替え」で並び替えることができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Tag Toolbar」があります。メールに「仕事用」「プライベート用」といったタグを付けて整理している人もいることでしょう。

Thunderbirdでタグを付けるのは少し面倒くさいのですが、このアドオンを入れると、メーラーの上部にタグが表示されて、ワンクリックでタグを付けることができます。簡単にタグが付けられるので、メールの整理だけではなくタスク管理に利用している人もいます。

Thunderbirdのアドオンの中にはここまでご紹介してきたカテゴリーには属さないアドオンもあります。最後に、その他のカテゴリーでも役に立つおすすめアドオンをご紹介します。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「翻訳パネル」があります。海外とメールのやり取りをしている人の中には、普段から翻訳アプリや翻訳サイトを利用している人もいることでしょう。

このアドオンを入れておけば、Thunderbirdのアプリ内で選択した文章を簡単に翻訳することができます。翻訳したいときに、わざわざ他のアプリやブラウザにコピペしなくて済むので、効率化することができます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「QuickFox」があります。このアドオンはThunderbirdやファイヤfoxの中で使うことができるメモ帳アプリです。

メールを書きながらメモしたいことなどを書いて、保存することができます。スペルチェックの機能もあるので、メールの校正に利用するのもいいでしょう。メモの内容を印刷することもできます。

2019年、Thunderbirdのおすすめアドオンには「Display Quota」があります。このアドオンは、メールサーバーの容量をわかるように示してくれるアドオンです。

Thunderbirdでは容量オーバーしてしまうと、メールを受信することができなくなってしまいます。このアドオンを入れておけば、簡単に確認することができるので便利です。

Thunderbirdのアドオンが使えなくなることがあります。サイトで配布されているアドオンをインストールしても使えない、ということも良くあるのですが、アドオンが使えないときにはどうしたらいいのか見ていきましょう。

Thunderbirdのアドオンというのは、その時に配布されているThunderbirdのバージョンに合わせて開発されています。バージョンアップでThunderbirdの中のプログラムが書き換えられてしまうことで、利用できなくなってしまうアドオンもあります。

Thunderbirdのメーラーからアドオンを入手する場合には、インストールされているThunderbirdのバージョンで使えないものには、その旨が記載されています。しかし他のブラウザから入手する場合には、使えないものもインストールしてしまうこともあるので気を付けましょう。

Thunderbirdのアドオンが使えないときにはどのように対処したらいいのか見ておきましょう。

アドオンの開発者が開発を続けている場合には、Thunderbirdのバージョンアップから少し遅れてアドオンがバージョンアップされることがあります。アドオンがバージョンアップされるのを待って使えるようになってからインストールすれば使えるようになります。

尚、古くなったアドオンの場合には、開発者が開発を中止している場合もあります。気になるのなら、開発者ページから問い合わせをしてみるといいでしょう。

気に入っていたアドオンでも、開発者が開発を辞めてしまったものは、バージョンアップしたThunderbirdでは使うことができません。開発者ページに問い合わせても返事が返ってこなかったり、アドオンのバージョンアップの予定はない、という返事が返ってきたりしたときには、そのアドオンを使うのはあきらめましょう。

その代わり、使えるアドオンの中から同じような機能を持つアドオンを探します。Thunderbirdにはたくさんのアドオンがありますが、中には同じような機能を持つものもたくさんあります。ちょっと大変かもしれませんが、必ず同じようなアドオンはあるはずなので探してみましょう。

この記事ではThunderbirdのおすすめアドオンをご紹介してきました。Thunderbirdには本当にたくさんのアドオンがありますが、この記事では特に厳選してご紹介したいものを2019年版ということでご紹介しました。Thunderbirdは軽くて本当に使いやすいメールアプリです。その使いやすいアプリにアドオンを入れるともっと使い勝手が良くなります。

アドオンは入れすぎるとアプリが重くなることもありますが、必要なものを5つくらい入れるのは問題がありません。アドオンを入れることで、本当にThunderbirdの使い勝手は良くなります。ぜひ、あなたのメールライフをより快適に、軽快にできるアドオンを入れて、もっともっと使い勝手を良くしていきましょう。