Thunderbirdの署名設定方法!複数署名の登録・切り替えや色の変更なども解説!

Thunderbirdをメールアプリとして利用している場合、複数の署名を設定してメールアドレスによって署名を切り替えることができます。また、Thunderbirdでは署名の色や位置を設定することもできます。この記事では詳しい設定方法についてみていきましょう。

Thunderbirdの署名設定方法!複数署名の登録・切り替えや色の変更なども解説!のイメージ

目次

  1. 1Thunderbirdの署名の設定方法【通常の方法】
  2. テキスト形式での署名の設定
  3. 2Thunderbirdの署名の設定方法【HTML・ファイル形式】
  4. 色を付けられるHTML形式での署名の設定方法
  5. ファイルから署名を挿入する方法
  6. 3Thunderbirdの署名を複数設定する方法
  7. 2つ目以降の署名の設定方法
  8. 署名をメールごとに切り替える方法
  9. 4Thunderbirdの署名のその他の設定方法
  10. 署名の位置の変更方法
  11. 署名の上の2つのハイフンが入るのを消す方法
  12. 署名に画像を入れる方法
  13. 転送時にも署名を入れる方法
  14. 5Thunderbirdの署名で困った場合
  15. 署名がグレーで表示される
  16. 署名に書き込んだメールアドレスにハイパーリンクが付かない
  17. 6Thunderbirdは署名が便利!使いこなそう!

Thunderbirdの署名の設定方法【通常の方法】

Outlookよりも軽くて使いやすいということで、乗り換える人が増えているメールソフトのThunderbirdですが、Thunderbirdでも送信するメールに署名を入れることができます。

メールの最後には、自分の所属や名前を署名として入れるのが常識ですが、いつでも同じ文面になるのが当たり前です。メールを書くたびに同じことを0から書いていては時間も手間ももったいないです。

Thunderbirdで署名を設定しておけば、メールを作成するたびに署名を書かなくても済むのでとても便利です。この記事ではThunderbirdの便利な機能である、署名の設定方法について詳しく見ていきましょう。まずは通常のテキストで署名を設定する方法を解説します。

テキスト形式での署名の設定

Thunderbirdでは署名に色を付けたり、文字の大きさを変えたりすることもできます。署名の色を変えたりする設定は次にご紹介するHTMLでの設定方法になります。通常の基本的な署名の設定はテキストでの設定になります。まずはテキストでの署名の設定方法についてみていきましょう。

Thunderbirdの署名の設定はThunderbirdのアプリで「このアカウントの設定を表示する」をクリックします。この画面を出す方法は、アプリの左サイドバーの「受信トレイ」の上の「メールアドレス」をクリックします。

Thunderbirdの署名の設定方法

するとアカウントの設定画面が表示されます。こちらから署名を設定することができます。

Thunderbirdの署名の設定方法

署名の編集」に署名を入力します。

Thunderbirdの署名の設定方法

するとこのように作成するメールに署名が自動的に挿入されるように設定されました。

Thunderbirdの署名の設定方法

署名の上にハイフンが入っているのは、バグではありません。これはThunderbirdの署名の設定で「ここから署名が始まります」ということを示している印です。こちらの消し方は後ほど解説します。

Thunderbirdの署名の設定方法【HTML・ファイル形式】

Thunderbirdの署名には色を付けたり、太文字にしたりすることができます。また、Thunderbirdの設定から署名を設定するのではなくて、他のファイルに作成した署名を挿入することもできます。こちらではThunderbirdの通常のテキストの設定以外の、色を付ける方法などについてみていきましょう。

色を付けられるHTML形式での署名の設定方法

Thunderbirdで作成したメールの署名に色を付けたいときには、HTMLで記入するようにします。HTMLとはどんなものなのか、深堀していくと難しくなってしまうのですが、簡単に言うとWebページを作成するために開発された言語です。

Webページを見ていると、途中で文字色が変わったり、太文字になったり、文字が大きくなったりしていることがあります。これらはHTMLを使ってそのように表示するように設定しているのです。ThunderbirdでもHTMLを使うことで、文字色を変えることができます。

Thunderbirdの署名でHTMLを使いたいときには、先ほど署名を設定したメールの設定画面で「HTML形式で記述する」にチェックを入れます

Thunderbirdの署名の設定方法

上の画像で入力した署名は、メールの作成画面ではこのように表示されます。

Thunderbirdの署名の設定方法

この署名で使っているHTMLタグは文字色を赤色にするタグと、太字にするタグです。文字色を変えたいときには変えたい部分を次のタグで囲みます。アルファベットと記号は全て半角です。

<font color=文字色>文字色を変えたい文字列</font>

文字色は英語で色の名前を入力してもいいですし、カラーコードの英数字記号を入力しても大丈夫です。文字色を赤色にしたいときには次のように入力します。

<font color=red>山崎 太郎</font>

すると「山崎太郎」と赤い色で表示されます。

青く表示したいときには「red」を「blue」にします。

<font color=blue>山崎 太郎</font>

すると「山崎太郎」と青い色で表示されます。

Thunderbirdの署名の設定方法

太字にしたいときには次のように入力します。

<b>太字にしたい文字列</b>

例えば次のように入力します。

<b>山崎太郎</b>

すると「山崎太郎」と太字で表示されます。

同じ文字を色を付けて太字にしたいときには、この二つのタグで文字列を挟み込みます。赤い色の太字にしたいときにはこのようになります。

<font color=red><b>太字にしたい文字列</b></font>」

例えば「山崎太郎」としたいときには次のように入力します。

<font color=red><b>山崎太郎</b></font>」

Thunderbirdの署名の設定方法

HTMLのタグは最後に同じタグに</>を付けて締めます。これを忘れるとそれ以降の文字にすべてHTMLが適用されてしまうので注意しましょう。HTMLを終了するためのタグを配置する順番は、タグを入力した順番ではありません。内側は内側に、外側は外側に、挟み込むように配置します。

「<font color=red><b>太字にしたい文字列</b></font>」

上の場合には、内側の</b>が先、外側の</font>が後になります。

Thunderbirdの署名の設定方法

また、HTMLを署名に使うときには改行も注意しましょう。署名の入力欄では改行してあっても、テキストの時とは違い改行タグを行末に入れないと改行が反映されません。メールの作成画面ではこのようになってしまいます。

Thunderbirdの署名の設定方法

HTMLで開業を入れるためには行末に次のタグを入れます。

<br>

Thunderbirdの署名の設定方法

するとこのようにきれいに改行されて署名が表示できます。

Thunderbirdの署名の設定方法

ファイルから署名を挿入する方法

Thunderbirdの署名は別のファイルに作ったものを挿入することもできます。今回はメモ帳で作った署名をThunderbirdのメール挿入するように設定してみましょう。まずはメモ帳で署名を作成して適当な場所にファイル名をわかるようにして保存しておきます。

Thunderbirdの設定画面の署名の入力画面のすぐ下に「ファイルから署名を挿入する」というところがあるので、そちらにチェックを入れて「参照」をクリックします。

Thunderbirdの署名の設定方法

するとファイルを選択できるので、先ほど署名を作成して保存したファイルを選択します。メールを作成すると、このようにファイルで作成した署名がThunderbirdのメールに挿入されています。

Thunderbirdの署名の設定方法
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Thunderbirdの署名を複数設定する方法

Thunderbirdでは複数のメールアカウントを登録することができます。Thunderbirdで同じメールアドレスでも場合によって切り替えて使える、複数の署名を設定するにはどうしたらいいのか、こちらではその方法についてみていきましょう。

2つ目以降の署名の設定方法

Thunderbirdで複数の署名を設定したいときには、署名を設定したメールアカウントの設定画面で「差出人情報を管理」をクリックします。

Thunderbirdで複数の署名を設定する方法

次に出てくる画面で「追加」をクリックします。

Thunderbirdで複数の署名を設定する方法

そのアカウントの設定画面と同じ画面が出てきます。同じメールアドレスから差出人名や署名を変えられるように、複数の設定を作りたい場合には、こちらで署名などを記入します。

Thunderbirdで複数の署名を設定する方法

署名を記入出来たら「OK」をクリックすると複数の署名の設定が完了します。

署名をメールごとに切り替える方法

Thunderbirdの1つのメールアドレスで複数の署名を設定した場合、メールを切り替える方法は次の通りです。Thunderbirdのメールを作成画面で、複数の署名を設定している場合には「差出人」の横に「」が表示されます。そちらをクリックします。

Thunderbirdで署名を切り替える方法

すると複数作った署名の設定が出てきます。署名を使いたい設定をそちらから選んでクリックすると、その設定で作った署名に切り替えられます。

Thunderbirdで署名を切り替える方法

Thunderbirdの署名のその他の設定方法

Thunderbirdの署名は他にも設定できる項目があります。ここからはThunderbirdで署名を入れる位置を変更する方法などをお伝えします。

署名の位置の変更方法

Thunderbirdでは署名はの位置は一律すべてのメッセージの一番下に挿入されるようになっています。しかし、相手から来たメッセージに引用付きで返信する場合には、署名の位置は自分のメッセージの後、相手の引用の前に入れた方が見やすいでしょう。Thunderbirdには署名の位置を切り替える設定ができます。

Thunderbirdのメールアドレスの設定画面を出して、左サイドバーで「編集とアドレス入力」をクリックします。すると「署名を挿入する位置」というのがあるので、そちらをクリックします。

Thunderbirdで署名の位置を変える方法

デフォルトの設定では「引用部の下」に署名の位置が設定されていますが、「返信部の下」の位置を選択することができます。こちらに設定すれば、自分が書いたメッセージのすぐ下の位置に署名の位置を切り替えることができます。

Thunderbirdで署名の位置を変える方法

署名の上の2つのハイフンが入るのを消す方法

Thunderbirdの署名のハイフンが邪魔だ、という声があります。Thunderbirdでは初期設定で「ここから署名が入る」ということを示すために署名のすぐ上に2本のハイフンが入る設定になっています。このハイフンはバグではないのですが、消したい、という人もいます。

このハイフンは消すことができます。2本のハイフンを消すように設定を切り替える方法を見ていきましょう。ハイフンを消すためにはThunderbirdのメールアプリの上にある「≡」をクリックして、「オプション」をクリックします。

Thunderbirdの署名のハイフンを消す方法

詳細」>「設定エディタ」と進みます。設定エディタをクリックするときに動作対象外になるというメッセージが表示されますが無視して進みましょう。設定値の一覧の画面が出てくるので、その画面で右クリックして「新規作成」>「真偽値」とクリックします。

Thunderbirdの署名のハイフンを消す方法

真偽値の設定名を入力する入力窓が出てくるので、ハイフンを消すためには次の文字列を入力して「OK」をクリックします。

mail.identity.default.suppress_signature_separator

Thunderbirdの署名のハイフンを消す方法

するとメールを作成するときに、署名の上に日本のハイフンが入らないように設定が切り替えられました。下の画像からは署名の上のハイフンが消えていますが、これは自分で消したのではありません。設定の切り替えで署名のハイフンを消すことができた画像です。

Thunderbirdの署名のハイフンを消す方法

署名に画像を入れる方法

署名に画像を入れることもできます。会社のロゴなどを署名に常に入れるように設定しておくと便利です。署名に画像を入れる設定は、ファイルから署名を入れる方法と同じなので、署名の設定方法は「Thunderbirdの署名の設定方法【HTML・ファイル形式】」の「ファイルから署名を挿入する方法」をご覧下さい。

こちらではThunderbirdのメールに挿入する画像入りの署名ファイルの作り方についてみていきます。まずはメールの作成画面を画像開きます。署名の画像を入れたい位置にカーソルを合わせてから、「挿入」の「画像」をクリックします。

Thunderbirdの署名の設定方法

すると画像を選択できるので、Thunderbirdの署名に挿入したい画像を選択します。「代替テキスト」にチェックが入っているとテキストを入力数量に求められます。代替テキストが必要なければ「代替テキストを使用しない」にチェックを入れしょう。「OK」をクリックするとThunderbirdの署名に画像が挿入されます。

Thunderbirdの署名の設定方法

するとこのようにメールに画像が挿入されました。

Thunderbirdの署名の設定方法

次にこの署名をファイルとして保存します。メール作成画面の左上の「ファイル」をクリックして「選択して保存」>「ファイル」とクリックします。

Thunderbirdの署名の設定方法

適当な場所にその署名のファイルを保存します。そのファイルを署名用のファイルとして設定すれば、署名に画像を挿入することができます。

転送時にも署名を入れる方法

Thunderbirdでは転送するメールには署名を入れない初期設定になっています。これは簡単な設定で変更することができます。メールのアカウント設定を出して、左サイドバーの「編集とアドレス入力」をクリックします。

Thunderbirdにて「転送メッセージに自分の署名を挿入する」にチェックを入れて「OK」をクリックすれば転送時のメールに署名を入れられるように設定を切り替えられます。

Thunderbirdの署名の設定方法

Thunderbirdの署名で困った場合

Thunderbirdの署名で困った、という声があるようです。次のような困ったことはどうしたらいいのか見ていきましょう。

署名がグレーで表示される

Thunderbirdで署名がグレーで表示される、ということに不安を感じる人がいるようです。複数の署名を設定した場合には、メール作成画面での署名は少し色が薄く表示されることがあります。これは送信後には問題なく届いた相手方に表示されるので問題はありません

署名に書き込んだメールアドレスにハイパーリンクが付かない

Thunderbirdで、署名に書き込んだメールアドレスやURLにハイパーリンクが付かないことに不安を感じる人もいるようです。ハイパーリンクは届いたメールから、メール作成やURLをすぐに閲覧できるように設定されるもので、送信側で付けるものではありません。

メールを受信する側のメールアプリにハイパーリンクが付く設定がされていれば、ちゃんと表示されるので問題はありません

Thunderbirdは署名が便利!使いこなそう!

Thunderbirdの署名の設定方法や、様々な署名の作り方についてみてきました。仕事でもプライベートでも、メールを頻繁に利用する人にとっては、使いやすいメーラー選びというのは、効率化を考える上でとても大切なものです。

この記事ではThunderbirdの署名について詳しく見てきましたが、Thunderbirdでは複数の署名を切り替えることができたり、色を付けられたり、画像を挿入できたりと、Thunderbirdの署名は本当に便利です。Thunderbirdでは署名以外の機能も目を見張るべきものがあるので、ぜひThunderbirdをまだ使っていない人は、メーラーをきりかえてみましょう。

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