KKBOXとは?アプリの使い方とサービス内容・登録/退会(解約)方法も解説!
台湾の企業が開発をし、現在アジア大手の音楽配信サービスとなり、現在ではKDDIの子会社としてサービス提供を行っているKKBOX、そのKKBOXの利用料金、サービス内容、特化している内容、登録方法や退会方法、アプリの使い方などを紹介している記事です。
目次
KKBOXとは?
インターネット上でも知名度が低いとされる音楽配信サービスアプリ、KKBOXは、台湾からアジア圏を中心に広がっており、2004年から日本でもサービスが開始されました。現在ではauのサービス提供元のKDDIがKKBOXを実質的な子会社として、2011年まではauの音楽配信サービスのLISMO unlimited powered by レコチョクとして提供されていました。
2016年にKKBOXに名前を戻し、現在のサービス形態になっています。iPhoneやAndroidデバイスを始め、ブラウザにも対応したアプリが存在しており、様々なシーンで音楽を楽しむことができる配信サービスです。
台湾発の定額制音楽配信サービス
KKBOXは今ではKDDIの子会社としてサービスを提供していますが、SpotifyやApple Musicなど、他社の音楽配信サービスの持つ機能をすべて使えるようになっているアジア最大の定額型音楽聞き放題サービスです。
配信楽曲の多さもさることながら、自分の再生している音楽を日本中に配信できるサービスや、中国を始めとした海外のライブ中継を楽しめるサービスなど、日本にあまり浸透していないサービスが多く存在しています。登録には無料版と有料版があり、有料版も980円と料金的には高すぎないことも人気の理由です。
KKBOXの配信音楽数は?
初期のKKBOXでの配信曲は、ほかの音楽配信サービスより劣る部分が多く存在していましたが、現在のKKBOXでは日々配信曲を増やし続け、現在では4000万曲以上の音楽を聴き放題で楽しむことができます。音楽ジャンルもアジア発の音楽サービスということもあり、SpotifyやAppleMusicとは違った切り口の音楽を配信している部分も多数存在しています。
洋楽や邦楽に加え、K-POPやC-POPなど、アジア圏の音楽配信に特化している部分も多く、K-POPやC-POPなどアジア圏の音楽に興味がある人にとってはSpotifyやAppleMusicに比べ、料金もさほど変わりなく、聴きたい音楽が多数聴ける場合が多いと考えられます。
KKBOXのサービス一覧
アジア圏で独自の発展を遂げ、今ではKDDIの子会社として日本でも知名度を上げつつあるKKBOXについて、ほかの音楽配信サービスとは違った一面も多く存在しています。KKBOXのサービスについて説明します。
ディスカバー
KKBOXの機能の一つにディスカバーという機能が存在しています。ディスカバーとは、KKBOXに登録をし、プレイリストを作っている他ユーザーのプレイリストを探すことのできる機能です。ピックアップされている曲や、ランキングのほかに音楽ジャンルに分けされたプレイリストなどを検索することができ、新たな楽曲に出会える場合もある機能です。
チャンネル
KKBOXのサービスの一つであるチャンネルとは、自分が実際に聞いた過去の楽曲から、AIが楽曲をおすすめしてくれるサービスです。おすすめしてくれる楽曲の中でも、ジャンルを指定することや、その時に聞きたい気分の音楽などのキーワードからもおすすめをしてくれます。
あまり気に入った曲ではない場合、スキップすることも可能で、次々と音楽を聴いていく中から、自分が選ばないであろう音楽に出会えたりするなどした機能の一つです。
歌詞表示
KKBOXでは、楽曲を聴く際に自動的に歌詞を表示してくれます。その歌詞表示は、音楽再生に合わせて1行ずつ動くため、歌詞を追いやすく便利な機能です。歌詞をタップするとその歌詞の部分から楽曲が再生されるため、楽曲の聴きたい部分を探す手間が省けるところも便利な機能といえます。歌詞表示には作詞、作曲者の名前も同時に表示されます。
音量調整
KKBOXの機能の一つとして、イラコイザー付きの音量設定をすることが可能になっています。音質は128kbpsか320kbpsの二つを切り替えることができますが、音質だけではなく、イラコイザー機能を使うことによって視聴を細かくカスタマイズできます。
KKBOXでは、音質や音量設定のほかに、音響設定であるDTS設定も可能になっています。音楽の距離感や響き方などが変わり、ワイド、フロント、トラディショナルの順番で曲の空間が広がっていくようになっています。一つ一つの音を分離よく楽しみたい場合はトラディショナルで聴いたりと、音楽をさらに楽しむことができる機能です。
曲の音量バランスを一定に保つ機能としても利用ができるので、ヘッドフォンやイヤフォンではなく、スピーカーを使って音楽を聴く際に便利な機能です。
キャッシュ保存
KKBOXの機能には、キャッシュ保存機能が存在しています。気に入った音楽を端末内に保存し、圏外など、オフラインでも音楽を楽しむことができるのがキャッシュ保存のメリットです。
KKBOXでは最大2000曲まで保存が可能です。Wi-Fiなどがある場所で聴きたい楽曲をキャッシュ保存しておくことで、通信料を節約することができ、どこでもKKBOXで音楽を楽しむことが可能になります。Androidデバイスの場合、外部のSDカードに保存をすることも可能になっています。
LISTEN WITH
LISTEN WITHとは、自分が現在再生している楽曲を日本中に配信したり、ほかの人が配信している曲を聴くことができる機能です。曲の再生中に、右側にある公開再生(DJ)の横のOFFをタップし、ONに切り替えることによって自分が再生中の曲が日本でKKBOXを利用している人に伝わります。
KKBOX LIVE
KKBOXの機能の一つにあるKKBOXLIVEは、現在行われているライブ中継や、保存されたライブ映像を見ることができる機能です。現在では中国や台湾のアーティストのライブが中心ですが、この先のアップデートにより、様々なアーティストのライブを見ることができる可能性を秘めた機能です。
着せ替え
KKBOXのアプリでは、自分の好みに合ったアイコンの着せ替えができます。シンプルな外見が好みのユーザーや、シックな色合いなど自分の好みに変えたいユーザーなど幅広いユーザー層に対応した機能の一つです。
KKBOXの無料会員と有料会員の違い
KKBOXには無料版とプレミアムメンバーと呼ばれる有料版が存在しています。無料版と有料版ではサービスの何が違ってくるのでしょうか。有料版と無料版の違いや、料金にについて説明します。
無料会員と有料会員の違い
KKBOXのサービスについて上記で説明しましたが、無料版と有料版では大きな差が出てしまいます。無料版では
- 高音質(320kbps)対応
- LISTEN WITH
- DTS設定
- キャッシュ保存
- 楽曲のフルサイズ再生
以上の機能を行うことができません。KKBOXのサービスの半分以上は無料版だと使えなくなっています。特に楽曲のフルサイズ再生については、30秒ごとにKKBOXの広告として有料版への案内が入り、楽曲もそこまでしか聴くことができず、不便を感じる方が多く存在すると考えられます。
有料会員の料金
KKBOXの有料会員の料金は980円と、SpotifyやAppleMusicなどとひと月の料金は他の音楽配信サービスと比べ、さほど変わりません。有料会員の無料期間も1か月であり、自動更新はされません。しかし、AppleIDやGooglePlayで支払ってしまうと料金が100円高くなってしまうというデメリットが存在しています。
支払い方法
KKBOXの支払い方法は多数存在しています。音楽配信サービスでは、クレジットカードでの支払いが主体になっていますが、KKBOXの料金の支払い方法はキャリア決済や、楽天ペイ、クレジットカード、PayPalと、支払い方法は多岐にわたっています。
90日パッケージも存在しており、その場合はクレジットカード、PayPal、webmoneyでの支払いが可能になっており、料金は2940円になっています。
有料会員から退会したらどうなる?
KKBOXでは、会員登録後、1か月は有料会員として登録されます。1か月が終了すると、お試しの有料会員から自動更新されるわけではなく、無料会員に自動で切り替わり、追加で会員にならない限り、無料会員のままになります。無料会員に切り替わっても、知らないうちに料金などは発生することはありません。
KKBOXの会員登録・退会の方法
様々なサービスが提供されているKKBOXですが、登録や解約、会員登録からの退会の方法はどうなっているのでしょうか。有料版、無料版双方の登録、解約、退会について説明します。
KKBOXの会員登録方法
KKBOXに登録する場合は、まずアプリをダウンロードします。デスクトップ用、iOSデバイス用、GooglePlay用、Windowsstore用と、各種アプリが揃っています。自分の用途に合ったアプリをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、Facebookアカウントとの連結、またはメールアドレスでの登録ができます。
画像はiOSデバイスでの登録画面です。KKBOXのアプリをダウンロードし、登録をタップするとFacebookアカウントでの登録か、メールアドレスでの登録かを選ぶことができます。上記ではメールアドレスでの登録を選択していますが、Facebook連携での登録を行うとパスワード以外の入力が自動に行われます。
KKBOXの退会方法
KKBOXからの退会方法ですが、現在有料会員であるか、無料会員か、その料金の支払い方法によって操作がかわってきます。
有料会員の解約方法
KKBOXの有料会員の解約方法は、マイアカウントへログインをします。マイアカウントにログインし、登録情報の下部にある「退会」を選択します。退会手続きをした後も、次回の課金予定日まで有料会員としてサービスが利用できます。
支払い方法がAppleIDやGooglePrayの場合はKKBOXより退会ができないため、iTunesStoreや、GooglePlayから継続支払いのキャンセルを行ってください。
無料会員から退会する方法は?
KKBOXのアプリをダウンロードし、会員登録を行うと自動帝にお試し会員として1か月間の有料会員として扱われます。1か月が過ぎ、無料会員になった場合、KKBOXから退会することができません。もちろんですが、無料会員になっているため、料金も発生せず、アプリをアンインストールも可能なのですが、個人情報がどうしても残ってしまいます。
そういったことが気になる方は、別のメールアドレスを準備し、それを使って登録するか、連携を切ることのできるFacebookアカウントでの登録をおすすめします。
Facebookアカウントでの連携解除はFacebookのアプリを開き、「≡」をタップし、そこからアプリへ移動します。そこにKKBOXとの連携があるので、選択し、解除をします。
KKBOXアプリの使い方
KKBOXを楽しむためには様々な対応をしているアプリを導入することが大切になります。アプリの便利な使い方等を説明します。
音楽を探す
KKBOXのアプリの使い方として、まず音楽を探すには、何種類かの方法があります。検索やディスカバーにあるピックアップ、ランキング、新着、カテゴリーなど、様々な方法で音楽を探すことが可能になっています。
音楽を再生する
検索やディスカバーで聴きたい音楽が見つかった場合、音楽を再生するために楽曲をタップします。楽曲をタップすると右下にイラコイザが出現し、音楽に合わせて動き出します。このイラコイザの使い方は。イラコイザをタップすると楽曲の詳細画面へ移動し、ライブラリへ登録、コレクションへの登録、歌詞の表示が行えます。
別の楽曲を探しながら曲を聴きたい場合は、左上の矢印をタップするとイラコイザ表示へ戻ります。
オフラインでの再生方法
アプリを使ったオフライン再生の使い方ですが、現在のKKBOXのアプリでは1度でも再生した音楽を自動的にキャッシュ保存をするようになっており、ライブラリの中にあるキャッシュした楽曲の中に入っている曲であれば、オフラインでの再生が可能です。
「チャンネル」の利用方法
KKBOXのアプリにはチャンネルという機能を使うことができます。チャンネルの使い方はおすすめの音楽や、気分別、ジャンル別に分かれており、その時の気分に合わせて音楽を選ぶことができます。アプリがおすすめの楽曲を再生してくれるサービスです。
「検索」機能の使い方
KKBOXのアプリを使って聴きたい音楽を探す検索機能の使い方は、下のタブにある検索をタップし、上部に検索窓を出現させます。聴きたい音楽を検索すると、検索窓の下にアーティスト、楽曲、アルバム、プレイリスト、歌詞、動画、記事、ユーザーなどが横スクロールで収められています。
検索したいものを絞りたい場合は気になるカテゴリをタップしましょう。
KKBOXで音楽を楽しもう!
この記事では、KKBOXのサービス内容、登録方法やアプリの使い方、退会方法などを説明しました。あまり知名度がないストリーミング形式の音楽配信サービスですが、独自の進化を遂げ、様々な使い方で楽しめる音楽配信サービスアプリです。一度ダウンロードし、様々な使い方のできるKKBOX独自の使い方を試してください。