2019年11月06日更新
YouTuber(ユーチューバー)になるには?必要な準備や資格はある?
YouTuber(ユーチューバー)になるには資格はいりませんが、収益化するには条件があります。ユーチューバーのなり方、動画のアップロード・収益化設定の方法をレビューします。YouTuberのなり方は資格はなく簡単ですが、有名になるには努力と時間が必要です。
目次
YouTuber(ユーチューバー)になるには準備や資格が必要?
YouTuber(ユーチューバー)が、新しいライフスタイルや収益を得る方法として注目されてから久しいですが、「今からYouTuber(ユーチューバー)を目指しても遅いのでは」「YouTuber(ユーチューバー)は、実際のところ1部の有名な人しか成功していないのでは」などといった様々な疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
結論としては、YouTuber(ユーチューバー)になるには特定の資格は必要なく、現在でも多くのYouTuber(ユーチューバー)が新しくデビューしており、YouTuber(ユーチューバー)で安定した収益を上げている人も数多く活躍しています。
今回は、今からYouTuber(ユーチューバー)を目指してみたい人、あたらめてYouTuber(ユーチューバー)になる方法についておさらいしたい人に向けて、基本的なYouTuber(ユーチューバー)に関する知識をまとめてみました。
YouTuber(ユーチューバー)のなり方や基本的な撮影方法、また、注目度の高い有名YouTuber(ユーチューバー)のなり方についてレビューします。
必要な力について
まず、YouTuber(ユーチューバー)のなり方の基本として、YouTuber(ユーチューバー)になるための必要な力・能力についてまとめました。
動画UPを続ける継続力
YouTuber(ユーチューバー)は、まず、視聴者に自分を知ってもらうことが大前提になるので、継続して動画をUPし続ける必要があります。定期的に、いつも動画がUPされていることでYouTuber(ユーチューバー)としての信頼性が生まれ、固定ファンもつきやすくなります。
既に有名な人(例えば芸能人・作家など)の場合は、動画配信を始める時点でファンがいるので、動画のUPが不定期でもかえって注目される場合がありますが、これからコツコツファンをつかんでいこうという一般ユーザーの場合は、定期的な動画のUPが基本になります。
撮影や編集に掛かる労力や時間
メルマガ配信・ブログ更新などの作業であれば、隙間時間を使ってノートPCだけで作業できますが、YouTuber(ユーチューバー)の場合は動画撮影・編集が必須なので、スマホ・デジタルカメラで動画撮影した後にPC・スマホなどのデバイスで編集するという作業時間がどうしてもかかってしまいます。
慣れてくれば、効率良く作業をこなせるはずですが、YouTuber(ユーチューバー)は動画準備のためにある程度の作業時間は確保しなければいけないことを留意しましょう。
信頼を作る力
YouTuber(ユーチューバー)は、視聴者に動画を見てもらうことが全てといっても過言ではありません。YouTubeは動画のリアル配信も可能なので、視聴者のコメントに応えていくといった、双方向性のコミュニケーションをとることが可能ですが、基本的には一方的に視聴者に動画を見てもらって、動画の内容を評価してもらうことになります。
そのため、動画の内容自体に信頼をもたせる工夫が必要になります。被写体として自分が写るか、VTuberやパペットを使うか、スタイル・方法は様々ですが、いずれにしても情報発信する側として最低限の責任を自覚する必要があります。
口調やキャラクターは、もちろんくだけていてかまいませんが、情報発信者として「いいかげんな印象」をもたれないように注意する必要があります。
アイディア力
YouTuber(ユーチューバー)は、定期的に動画を配信していくことになるので、アイディア力の勝負です。とはいえ、毎回斬新なアイデアを連発するのはかなりきびしいはずです。基本的な発想方法としては、できるだけシリーズものとしてアイデアを展開していけるようなテーマを選んでいく方法が良いでしょう。
もちろん、自分のライフワークをテーマにするのであれば、アイデアは最も浮かびやすいはずなので、それが理想的なスタイル・方法です。
必要な撮影機材について
次に、YouTuber(ユーチューバー)のなり方として、事前にそろえておくべき、必要な撮影機材についてまとめました。
カメラ
YouTube動画撮影の必需品が、カメラです。基本的に、YouTuber(ユーチューバー)になるために、高価なデジタルカメラを必ず用意しなくてはいけないということはありません。
実際スマホの動画撮影で、YouTuber(ユーチューバー)として活躍している人はたくさんいますし、逆にスマホがあればYouTuber(ユーチューバー)になれるというお手軽さがYouTuber(ユーチューバー)の特徴・魅力でもあります。
ポイントは、自分の動画チャンネルのカラーを意識することです。自分の動画チャンネルの内容によっては、スマホの動画撮影・画質の方が、リアル感の演出になってかえって都合が良い場合があります。また逆に、ある程度の画質・機能を備えたデジタルカメラで動画撮影した方が、自分の動画チャンネルをより魅力的に演出できる場合もあるでしょう。
三脚
YouTube動画撮影機材としてカメラの次に必要になるのが、三脚です。三脚は、スマホ撮影で動画配信を始めた人は、意外におろそかにしてしまいがちですが、移動動画ではなく固定アングルの動画であれば、三脚は必須です。三脚を使用していない動画の微妙な「揺れ」は、視聴者のストレスになることを留意しておくべきです。
照明器具
照明器具は、YouTube動画撮影機材としては上記の機材よりも優先順位は低くなりますが、あるとライバルYouTuber(ユーチューバー)に差を付けられるアイテムです。
照明の基本的な使い方・考え方は難しく考えることはありません。もちろん、特に写真撮影の場合は、照明テクニックで微妙な陰影を演出することで魅力的な撮影効果を生み出します。しかし、YouTube動画の初心者が気を付けるべき照明の大事なポイントは、「メインの被写体に正面から光をあてる」ことです。
つまり、カメラでのぞいたときにメインの被写体に影がかかっていなければ、正しい照明の効果を得ていると評価して良いでしょう。
照明器具は、ピンキリです。室内撮影であれば、専用の照明ライトを用意すればベストですが、金銭的に余裕がないときは、懐中電灯などを応用して、動画の写り具合が良ければ代用してみても良いでしょう。
また、照明ライトには、ライトの色(白色・自然光・暖黄色など)があるので、自分の動画に合った色を選択するようにしましょう。現在は、LEDの照明器具が充実しているので、1台で複数のライトの色を切り替えられるものもあります。
また、屋外の場合は、アルミホイルをボードに貼って日光を反射させて照明として利用する、自作のレフ版を使う方法もあります。
資格は必要ないが審査が必要
YouTuber(ユーチューバー)のなり方として資格は必要ありませんが、収益を得るための条件を満たしているか、審査を受けることになります。
審査の条件
YouTubeで収益を得られる条件は、YouTubeの「コミュニティガイドライン」に規定されています。
その条件は、「過去1年間の総再生時間が4,000時間以上であること」「チャンネル登録の視聴者が1,000人以上であること」です。YouTubeの収益化は資格の代わりに実力が求められます。
YouTuberになるにはデメリットや注意点もある
YouTuberになるにはデメリットや注意点もあります。次に、YouTuberのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
YouTuberのメリットは、一言でいえば「自分らしく生活して収益を上げられる」という点が挙げられます。YouTuberに資格はいらないので、誰でもアイデア次第で目指すことができます。
好きなことをして稼げる
YouTuberになると、メインの仕事は「自分の好きなことをやって、動画に撮って配信する」ことです。自分の好きなことが直接収益に直結するので、人生の充実度は高まる一方です。
有名になることができる
YouTuberになると自分の動画チャンネルを開設できます。つまり自分専用の放送局を持つことになるので、自分のやり方次第で、多くの視聴者を獲得して有名になることができます。
他のSNSでもフォローワーを多く獲得して有名になることは可能ですが、YouTuberは動画配信で知名度を上げるので、テキストベースのSNSと比べると注目度の質が違います。
デメリット
上記のようにYouTuberは成功すれば楽しいエンジョイライフが待っている夢の職業です。しかしその反面、YouTuberになるにはデメリットもあります。
成功できるのは一握りしかいない
結果的に、YouTuberで成功できるのは一握りしかいないという現状があります。これは、成功できる絶対数、つまり成功枠が限られているというわけではなく、数多くのYouTuberが独自のメソッドでトライし、最終的に成功しているYouTuberは一部のみという結果になっているという意味です。
稼げるまでに時間を要する
YouTuberは、正しいやり方で動画配信を始めればすぐに結果がでるというものではありません。成功しているYouTuberも、初めはコツコツ動画を定期配信するところから始めています。つまりYouTuberは、収益を上げられるまでに成長するにはある程度の時間を要する職業と言えます。
誹謗中傷を受ける場合がある
YouTubeは、動画で視聴者のモニターに直接さらされるので、他のネット媒体よりも誹謗中傷を受けやすいメディアと言えます。動画はインパクトが強い分、攻撃も受けやすい傾向があります。
やってはいけないこと
次に、YouTuberがやってはいけないことを改めて確認しておきましょう。
信頼を裏切る行為
YouTuberは、不特定多数の視聴者に情報を発信する立場として名乗りを上げている以上、ある種の公的な立場に置かれていることを認識しましょう。
好きなことをやるためにYouTuberになったという人もいると思いますが、有名になって影響力が強くなればなるほど、信頼を裏切るような行為・言動・情報発信は行わないように注意する必要があります。最低限のモラル感がないと、YouTuberを長く続けていくことはできません。
お金や物で釣る行為
これは、上記のモラル感と関連しますが、お金や物で人の行動を誘発するような行為は慎むべきです。視聴者プレゼントのような、アピールイベントは問題ありませんが、明らかに個人的な思惑が感じられるような物品・金銭を使った呼びかけは、トラブルの基です。
人を騙す行為
人を騙す行為・威嚇する言動も慎みましょう。特に動画によるメッセージ性は、強烈なインパクトがあるので、テキストで発信した場合は警告で済むようなレベルの内容でも、動画にして発信すると相手に大きな遺恨を残す可能性があります。
YouTuberのなり方やなるまでの流れについて
次に、YouTuberのなり方やなるまでの流れについて解説します。
Googleアカウントを取得する
YouTuberのなり方として、まず必須なのがGoogleアカウントの取得です。YouTubeは現在、Googleのグループのサービスなので、Googleアカウントで一括管理されます。1つのGoogleアカウントで複数のYouTubeチャンネルを開設することもできます。
YouTubeチャンネルを作成する
Googleアカウントが用意できたら、自分のYouTubeチャンネルを作成します。
YouTube上でGoogleアカウントにログインし(もしくはGoogleアカウントにログインした状態でYouTubeサイトにアクセスし)、アカウントアイコンをクリックして、表示されたメニューから「チャンネル」を選びます。
表示されたYouTubeチャンネル設定のポップアップにチャンネル名などの必要事項を入力して「チャンネルをカスタマイズ」をクリックすると、新規のYouTubeチャンネルをカスタマイズできます。
どのようなチャンネルにするか決める
新規のYouTubeチャンネルの設定画面が表示されたら、チャンネルアイコンやチャンネル画面のバック画像を設置しましょう。自分のYouTubeチャンネルの特徴や魅力を十分にアピールできる画像を設定しましょう。
動画の撮影方法について
YouTube動画の撮影方法については、主にズマホ撮影・デジタルカメラ撮影に大別されます。
ズマホ撮影は、移動動画やイレギュラー的に動画を撮影したいときに重宝します。ズマホ撮影で注意するべき点は、基本的にスマホを横向きにして撮影することと、バッテリー残量を常に気にする必要があることです。また手振れをできるだけ抑えるように肘をついて撮影するなどの工夫が必要です。
デジタルカメラ撮影の場合は基本的に三脚を使用することになるので、荷物がかさばる分、スマホ撮影比べて機動性が劣りますが、しっかり構えて確実な高画質動画を撮影できます。
動画の編集方法について
次に、動画の編集方法について解説します。
おすすめのPCやソフト
Windows PCの場合は、有料ソフトですが「Power Director」というソフトが一般的に有名で多くのユーザーから好評です。機能が充実しており、直感的に操作できて使い勝手の良い動画編集ソフトです。
Windows PC用の無料の動画編集ソフトでは、「Windowsムービーメーカー」というマイクロソフト製のソフトがあり、機能も一通りそろっていますが、残念ながら2017年でサポートが終了しています。Windows10標準の「Microsoftフォト」という無料ソフトでも動画編集できますが、機能は基本機能しか装備されていないので一長一短です。
Macの場合は、「iMovie」という標準の無料動画編集ソフトがあるので、多くのMacユーザーはこのソフトを利用しています。機能も充実しているのでおすすめです。
動画情報を設定する
YouTube動画をアップロードする前に準備していくことがあります。それは、動画タイトルと動画の説明文です。
YouTube初心者は、動画をアップロードするときに適当に考えて入力すれば良いと考えがちですが、この動画タイトルと動画の説明文は検索エンジンで多くのユーザーの検索に引っかかるために慎重にキーワードを吟味して設定するべき重要ポイントです。
アップロードの手順
次に、YouTube動画をアップロードする手順を解説します。スマホ・PCの両方について紹介します。
スマホの場合
スマホの場合は、まず、YouTubeアプリを立ち上げ、画面上方のツールバーにある「カメラ」アイコンをタップします。
切り替わった画面で、動画配信とライブ配信を選択できるので、「動画」アイコンをタップするとアップロードする動画を選択する画面が表示され、動画を指定するとアップロードできます。
PCの場合
PCの場合は、まず、YouTube公式サイトの画面上方のツールバーにある「カメラ」アイコンをタップし、下方に表示されるメニュー内で「動画をアップロード」を選択します。アップロードする動画を選択する画面が表示されるので、動画を指定するとアップロードできます。
収益化の審査・設定をする
自分のYouTubeチャンネルの動画に広告を表示させて収益化できるようにするには、YouTubeチャンネルのサイトで設定する必要があります。
まず、自分のアカウントアイコンをクリックし、下方に表示されたメニュー内の「YouTube Studio」をクリックします。
切り替わった画面の左側のメニュー一覧で、「設定」をクリックします。
表示されたポップアップの右側のメニュー一覧で「チャンネル」を選択し、中央画面で「詳細設定」タブをクリックして、下方に表示された「ステータスと機能」の項目を選択します。
次に切り替わった画面の中央に「収益化」のリンクが表示されるので「有効にする」ボタンをクリックすれば設定完了です。
後は、前述した「過去1年間の総再生時間が4,000時間以上であること」「チャンネル登録の視聴者が1,000人以上であること」の2つの条件を満たす動画チャンネルを目指して、日々動画を継続配信していきます。
人気YouTuberのなり方とは
YouTubeには、動画チャンネルの注目度を上げるための機能がいくつか用意されています。
動画再生数を増やすには
まず、動画の最後に「エンドカード」と呼ばれる案内画面を設置することで自分がアップロードしている他の動画へ視聴者を誘導できます。
また、自分がアップロードしている動画内に、自分のYouTubeチャンネルの登録を促す「透かしロゴ」を設置できます。
これらの機能の設定は、自分のYouTubeチャンネルの設定画面で行えます。
YouTuberになるには努力と時間が必要
YouTuberのなり方は簡単です。資格はいらないので誰でもすぐに始められます。しかし、有名YouTuberになるには努力と時間が必要と言えます。まずは、YouTube動画を定期的に継続配信し、視聴者の信頼を得ることからスタートです。
また、YouTuberの資格はありませんが、自分のYouTubeチャンネルを収益化するには、特定の条件を満たしている必要があります。主な条件は2つ規定されており、YouTuberとして長く活動し、動画の視聴回数やチャンネル登録者を既定の上限まで上げる必要があります。
YouTuberとして有名になるには、資格の代わりに魅力的な動画のテーマとアイデア・企画が必要になります。有名YouTuberを目指して、自分のライフワークや好きなことを動画のテーマに選んで、おもしろ企画を継続していきましょう。