クリスタのトーンの貼り方!基本の使い方やグラデーションのやり方を解説!
クリスタのトーンの貼り方や基本設定の方法、グラデーションのやり方についてご紹介します。分かりやすく手順を用いて説明しているので、イラストや漫画のトーンを描いてみたいが、クリスタの使い方が分からないという方は必見の内容となっています。
目次
- 1クリスタ(クリップスタジオ)のトーンについて
- ・クリスタって何?
- ・クリスタのトーンってどうやって貼るの?
- ・画像素材とトーンレイヤーはどう違うの?
- 2クリスタのトーンの貼り方・基本の使い方を解説!
- ・キャンパスの基本設定について
- ・トーン素材の場所について
- ・素材パレットからトーンを貼る手順
- ・選択範囲ランチャーからトーンを貼る手順
- ・ホワイトトーンを貼る手順
- ・トーンにグラデーション処理を施す方法
- ・トーンで影を表現する方法
- ・レイヤープロパティからトーン化設定する方法
- 3クリスタでトーンの修正をする方法
- ・貼り残しにトーンを貼り足す場合
- ・トーンがはみ出している場合の修正方法
- 4トーンを削りたい場合の修正方法
- 5クリスタでトーンを貼る際の注意点
- ・トーンの貼り忘れなどについて
- ・トーンの変更について
- ・トーンのモアレについて
- ・回転やトーンを重ねたい時は
- 6クリスタのトーンの貼り方を覚えよう
クリスタ(クリップスタジオ)のトーンについて
クリスタ(クリップスタジオ)とはなにか、トーンの貼り方などをご紹介いたします。新しくデジタルなイラストや、デジタルな画像制作を始めようとしている向けの内容となっています。
クリスタって何?
クリスタとは(CLIP STADIO PAINT)の略称です。ここでは具体的に、使い方、トーンの貼り方の方法、クリスタとは具体的にどのようなものかについてご紹介します。クリスタでイラストや画像制作を行いたい方や、詳しい操作方法が分からない方は必見の内容となっています。
CLIP STADIO PAINTはデジタルイラスト制作ソフト
CLIP STADIO PAINT(クリスタ)はデジタルなイラストやデジタルな画像を加工できるソフトになります。デジタルイラスト制作するソフトの中では販売数が一位となっており、素人の方からプロフェッショナルの方まで、人を問わず使用されているソフトです。
推奨されているOSは、Windows7ServicePack1以上となっており、低スペックのパソコンでも使用できます。ですが、推奨環境よりも低スペックなパソコンですと、パソコンの動きがカクついたり動きが遅かったりします。ですので、なるべくスペックの高いパソコンで使用することをおすすめします。
公式サイトでは体験版をダウンロードできるため、一度自分のパソコンで問題なく動作するかどうかを確かめましょう。購入してから使えなくなるというミスがなくなるため、必ず試してみてください。
クリスタのトーンってどうやって貼るの?
トーンの貼り方の作業自体は簡単ですが、手順や注意すべき点がいくつかありますので、しっかりと確認してクリスタを上手に使いこなせるようにしましょう。
トーン専用のレイヤーについて
あらかじめトーン化の設定をしているレイヤーのことを指します。これによって、あらゆる修正や設定の変更ができます。
画像素材とトーンレイヤーはどう違うの?
見分ける方法は、主に二つあります。明らかな違いがあります。間違えるということはあまりないですが、正確に把握しておく必要があります。
レイヤーパレットのアイコンの違いについて
アイコンに違いがあります。見分けるというほど似ているわけではないため、知っておけば間違えることはないでしょう。よく間違いが発生してしまう点ですので、ここでの記事を参考にして、今後間違えないようにしましょう。
素材パレットの詳細の違いについて
素材パレットの「詳細」を見ることで、取り扱っているレイヤーの種類を確認することができます。画像素材を扱っているのであれば、「画像素材」という表示が出てきます。
クリスタのトーンの貼り方・基本の使い方を解説!
トーンの貼り方の様々な設定や、使い方などを1つ1つ丁寧にご紹介いたします。
キャンパスの基本設定について
下記から詳しくご紹介いたします。
基本表現色をモノクロに設定する手順
手順をご紹介いたします。
- クリスタを開き、上部にあるメニューバーの「編集」を選択
- 「編集」の中に「キャンバス基本設定を変更」を選択
- 「基本表現色」を「モノクロ」に変更
トーン素材の場所について
トーン素材はパレットの中に存在します。
単色パターンに設定する手順
手順は次の通りです。
- 上部のメニューバーにある「ウィンドウ」を選択
- 「素材」という項目を選択
- 素材[単色パターン」を選択
素材パレットからトーンを貼る手順
トーンを貼る手順は次の通りです。
- パレットから「自動選択ツール」を選択
- 「素材パレット」を開く
- 自分が貼りたいトーンを選択
- 「選択範囲内」にドラッグ
- ドロップする
選択範囲ランチャーからトーンを貼る手順
トーンを貼る手順は次の通りです。
- 「自動選択ツール」から範囲選択を行う
- 範囲選択をする際に下に「選択範囲ランチャー」が出てきます
- 「選択範囲ランチャー」から「新規トーン」を選択
- 「簡易トーン設定」の画面が表示されるので、細かな設定を行うことができます
ホワイトトーンを貼る手順
ホワイトトーンを貼る手順を解説しています。
- 「レイヤープロパティ」を開く
- 「効果」という項目を選択
- 「レイヤーカラー」という項目を選択
- 「レイヤーカラー」の数ある色の中で、「白」に設定
トーンにグラデーション処理を施す方法
下記より詳しくご紹介いたします。グラデーション処理は重要な作業になりますので、詳しく解説していきます。
グラデーションツールの使い方
使い方をご紹介いたします。クリスタに存在するツール「グラデーションツール」の中に存在する「描画対象」を「グラデーションレイヤーを作成」に変更します。これをすることで、キャンバスの上でドラッグをするだけで、グラデーションの作成が可能となります。
グラデーションの種類について
種類は多数ありますが、基本的に「描画色から透明色」、「描画色から背景色」を使用します。漫画を描くのであれば、「マンガ用グラデーション」などもあります。
プロパティの詳細設定について
プロパティの詳細設定では、グラデーションの編集・形状、端の処理・描画対象の設定・合成モードなど、非常に重要な設定を行うことができます。
漫画のグラデーションの場合
漫画のグラデーションを行う場合でも同じで、グラデーションツールを使用していく流れになります。ポイントは、漫画でグラデーションツールを使う場合は、トーンレイヤー化を使います。
オブジェクトツールで設定を変更できる
設定を変更したい場合は、グラデーションツールの他に「オブジェクトツール」使用することもできます。
トーンで影を表現する方法
影を表現するには、トーンを重ねて貼り、そこから余分な部分の表示を切るとよいでしょう。また、範囲選択を小さくしてその部分にトーンを貼り、それを使用して影を作っていくという方法もおすすめです。
レイヤープロパティからトーン化設定する方法
「レイヤープロパティ」を開いて「トーン」を選択することで、レイヤー自体をトーン化することができます。
線数と濃度について
「線数」は、数値が小さければ小さいほど網が大きくなり、数値が大きければ大きいほど網が小さくなります。「濃度」はトーンの濃さを調節することができ、数値が大きくなるほどより濃いトーンを設定することが可能になります。
レイヤーの調整について
レイヤーの調節は「レイヤープロパティ」からできます。
クリスタでトーンの修正をする方法
ここでは、クリスタでトーンの修正や削り方についてのご紹介いたします。削りという作業はよく行いますので、是非ご覧ください。
貼り残しにトーンを貼り足す場合
範囲選択を行う際に、上手に選択ができないと貼り残しが出てくる場合があります。そんなときの対処法についてご紹介いたします。
トーンレイヤーから操作する手順
手順は次の通りです。
- トーンレイヤーの中にある「マスク」項目を選択
- 描画ツールを使って足りない部分を塗る
トーンがはみ出している場合の修正方法
トーンがはみ出している場合の削り方は次の通りです。
- トーンレイヤーの中にある「マスク」項目を選択
- 「消しゴムツール」を使用して、削りたい部分を削る
トーンを削りたい場合の修正方法
「カケアミ」で削りたい時の対処法は次の通りです。
- カケアミを選択
- 「色」を透明に設定
- 削りたいトーンの上で削りたい部分をドラッグする
クリスタでトーンを貼る際の注意点
クリスタでトーンを貼るときに、どのようなことに気を付ければよいのでしょう。多くの人が間違える部分などを重点的に、下記にてご紹介いたします。
トーンの貼り忘れなどについて
頻繁に起こりうるミスになります。具体的な確認方法を下記よりご紹介いたします。
貼り付けたトーンを確認する方法
手順は次の通りです。
- メニューバーの「表示」を選択
- 「すべてのトーンの領域を表示」を選択
- トーンを貼った部分に色の変化が生じるので、そこで貼り忘れなどを確認
トーンの変更について
トーンの変更の設定は多く行う作業です。ですので、下記より詳しくご紹介いたします。
設定をする手順
トーンの変更は次の通りです。
- 「レイヤープロパティ」を選択
- 濃度や線数の数値を変更
トーンのモアレについて
トーンには「モアレ」と呼ばれる現象が起こります。設定のミスなどから生じるものですので、解決策を下記からご紹介いたします。
モアレを防ぐ設定方法
モアレを防ぐ設定方法は次の通りです。
- イラスト作成後、「書き出し」で画像保存
- 「書き出し」設定で、「コミック向き」にチェックを入れる
原寸サイズで作成してモアレを防ぐ方法
各縮率の設定は「原寸サイズのまま」で行います。
トーンの拡大・縮小・回転は極力しない
トーンは拡大・縮小・回転などの設定が可能ですが、なるべく行わないことを推奨いたします。
回転やトーンを重ねたい時は
どうしても回転やトーンの重ねを行いたい場合はどうすればよいでしょうか。トーンを回転・重ねを行う方法を下記でご紹介いたします。
角度・線数などを一致させる
トーンの重ね、回転するシーンは多く出てきます。角度・線数などを一致させるとよいでしょう。トーンの回転・重ねを行う際に、大きく変更してしまうと、モアレとなる恐れがありますので、注意してください。
網点は少しずらす
トーンの重ね、回転するときは、網点は少しずらすとよいでしょう。トーンの回転・重ねを行う場合でも、濃度に関してはそれほど高い数値ではないほうが良いでしょう。
クリスタのトーンの貼り方を覚えよう
クリスタの様々な使い方についてご紹介しました。難しい点や、細かな設定や注意すべき点がいくつかあるため、もう一度手順や使い方などを確認しましょう。クリスタで、デジタルなイラストやデジタルな漫画を描いてみてください。