スマホのバッテリーがもたなくなったから交換したい。そんなときに業者に依頼するのではなく、自分で修理することで出費を抑えることができます。自分でやる場合と業者でスマホのバッテリー交換を行う場合はどのように違うのか、費用とメリットデメリットなどを解説します。
スマホを長く使っているとバッテリーの持ちが悪くなってきたり、画面に表示されるバッテリー残量があてにならなくなるというトラブルに悩まされている人は多くいると思います。そんなときはバッテリー交換がもっとも有効な方法になりますが、正規の販売店だと非常に高く、専門の業者に頼んでもそれなりの値段がかかってしまい、懐に痛いと思った経験がある方も多くいます。
いまや生活とは切っても切り離せないスマホですが、バッテリーを交換しないまま使い続けることは難しくなると、悩ましく思いながらも高いお金を払うべきか、あるいは我慢して使い続けるか、どちらかの選択肢が頭に浮かぶと思います。
ならばスマホのバッテリーを自分で交換することはできないのか、と思った方は非常に鋭いです。そんな疑問について、本記事で修理交換ができるのかどうか、できるならどういった手順で行えばよいかを順にお答えします。
自分で修理交換ができるのか、結論から言えば、電池パックを自分で外すことができれば、理屈上は交換が可能です。実際にECサイトなどで検索してみると「交換キット」などの名称で、あまり見慣れない工具のキットが販売されているのを確認することができます。やり方に関してもネット上で検索を行うと手順を丁寧に解説してくれているサイトが数多く存在しています。
普段使っているスマホも、蓋を開けて中身を見たことがある方はそう多くはないと思いますので、大丈夫なのかという疑問もあるかと思います。しかしまずは、スマホのバッテリーを自分で交換しようと思った際にどのくらいの費用と手間がかかるのか、そしてショップに依頼した場合と比較してどの程度お得なのかが気になるところだと思いますので、その点から解説します。
スマホの機種ごとによって修理の方法が違うため多少事情が異なるところはありますが、基本的にバッテリー(電池パック)交換は専用の新しい電池パックを用意するだけで可能となります。スマホの多くはリチウムイオンバッテリーというものを使用しており、省スペースでたくさんの電力を蓄えることができます。このバッテリーは劣化することが想定されており、スマホの作成元も簡単に交換が行われるように内部構造を作っています。
新しいバッテリー(電池パック)ですが、これは機種ごとに異なるため値段や種類は異なりますが、基本的にはAmazonや楽天などのECサイトで3000~5000円程度で購入できます。バッテリーはどれも同じように見えますが、たくさんの種類があるため、購入の際は慎重に型番を確認してから購入を行ってください。
スマホのバッテリーを自分で取り替えたいという需要に応えて、同様にECサイトでは交換キットが販売されています。スマホは、仮にネジを外したとしても硬く固定されており取り外しづらいため、それをできるだけ簡単に取り外せるようにするための工具や、iPhoneの場合だとネジが星型の特殊な形状をしている場合があり、それを取り外すための専用のドライバーが入っているといった場合もあります。
交換キットの値段はまちまちですが、機種によっては必ず購入しなければならないため、あらかじめ取り外しにはどのような工具が必要になるのかを自分の機種と照らし合わせて確認する必要があるといえます。
iPhoneスマホの場合、Apple製品限定保証、あるいはAppleCare+に加入している場合はバッテリーの交換費用は無料となるため、正規のショップに交換を依頼しに行くのがもっとも安全で安く交換できる方法であるといえます。ただし、AppleCare+の場合はバッテリーのみではなく本体の交換になるため、バックアップなどを取得する必要があるようです。
保証対象外の場合はモデルによって異なり、iPhone8以前のモデルは5,400円、それ以降のモデルは7,800円の修理費用が必要です。この値段で、バッテリー+交換キットの費用と比較して、お得かどうかを決めることができます。
Androidスマホの場合は契約しているキャリアが対応を行っています。電池パックが外側から簡単に取外せるタイプのスマホの場合は費用は2,500~3,500円程度になり、周囲を依頼するまでもなく自分で簡単に交換することができます。バッテリーが内臓されているスマホの場合はキャリアに修理を依頼することになります。費用は以下の通りです。
AU | Docomo | SoftBank | |
バッテリー交換費用 | 非公開(1万円程度) | 7,500~8,500円 | 7,500~8,500円 |
修理サービス等 | 故障紛失サポート(月380円) 1回目の交換 5,000円 2回目の交換 8,000円 25ヶ月以上利用 2,000円割引 |
なし | 安心保証パック(プラス) 同一機種を1年以上継続で 3,000円割引 |
ショップなどでスマホのバッテリーを交換するのが高いと感じた方は、自分で修理を行う必要があります。そういった方のために、ここからは修理にかかる費用と、バッテリー(電池パック)の購入方法、実際に修理する方法について順に解説します。
まず当然ですが、最初に機種に対応したバッテリーを用意する必要があります。このバッテリーですが、まず自分の使用してるスマホの機種を調べて「(機種名) バッテリー」などでECサイトで検索を行うと、対応したバッテリーが出てくると思います。ここで間違えてしまうとそもそもスマホに刺さらなかったり、不具合を起こす可能性があるため、慎重に購入を行ってください。
どの機種でも共通ですが、バッテリーを交換する際は感電の危険性や、放電による機器の故障を避けるために、必ず本体の電源を切ってから作業を行う必要があります。また、取り外した部品は無くさないようにケース等に入れておくと安心です。
ここからXperia、iPhone、Nexusの3機種の交換方法を解説します。
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