多くの人に利用されている無料通話アプリSkype。手軽に使用出来る事から日常的に愛用している方もいるでしょう。そんなSkypeユーザーなら一度はSkypeに繋がらないという問題に直面した事があるはずです。今回はその繋がらない原因と対処法を解説いたします。
いつまで待っても灰色のアイコンが緑色にならない。ずっとぐるぐると円を書き続けてSkypeに繋がらないという状態の場合、通信環境に原因がある可能性が高いかもしれません。
PCやスマホさえ持っていれば世界中いつでもどこでも手軽に無料通話が出来るSkype。ですが、PCやスマホが置かれた環境や電波状況によっては障害が発生し、なかなか繋がらない状態に陥っている場合があります。
はじめに確認する原因事項としてインターネットに接続され通信できているかという点です。まずSkypeはインターネット回線を使用し通話するアプリなので、インターネットに接続出来る環境でなければSkypeに接続する事は出来ません。
PCであれば有線LANやWi-Fi(無線LAN)などでインターネットに接続されており通信出来る事が必要な条件です。スマホの場合も同様に3G回線/4G回線やLET回線、Wi-Fiなどに接続出来ていなければSkypeには繋がらない状態になってしまいます。
Skypeにはログイン出来るが、安定して通話出来なかったり音声がプツプツ切れたりよく聞こえなかったりする場合、回線速度に問題があるかもしれません。Skypeでは音声通話やデータファイルの送信のほかにビデオ通話にも対応しており、リアルタイムで相手側と遅延なく交互にデータ通信をしている為、ブラウジングするよりも膨大な通信量が必要です。
通信量が必要という事は、それだけ回線を使用し負荷をかけているという事です。
PCの場合、有線LANは比較的安定した速度を保つ事が出来ます。しかしWi-Fi(無線LAN)の場合は、自宅や会社でのWi-Fiルータの設置場所やPCとルータの距離、建物の設計によって電波強度は大きく変わってきます。天候によっても電波強度が変わってきますので、有線LANに比べて障害が多く、特に不安定になりやすいです。
そういった電波環境の中では安定した回線速度を確保する事が難しく、不安定な状態でそのままSkype通話を続けると回線に負荷が集中し接続が保てず、最終的に繋がらない状態に陥ります。
スマホの場合は特に回線速度や電波状況により繋がらない問題が多くみられます。原因の1つとして通信速度制限による回線速度の低下によるものです。通信速度制限の状態になった事がある方なら「なかなかブラウザが開かない」「他のサイトに繋がらない」といった経験あると思います。
制限にかかると回線速度は128kbps以下の速度になると言われており、かなり通信速度が低下するのが分かります。
Skype音声通話時の使用帯域幅は24~128kbpsとなっています。一見128kbps以内だから大丈夫なのではないかと感じますが、スマホは他にも様々なアプリのデータ通信を常にしています。その為、Skypeのみに全ての通信量を使用できるという状態ではないので結果的に回線速度は低下し読み込みが遅くなり繋がらないという事です。
他にも屋外での使用時は回線速度が不安定になりやすいです。原因としては地下鉄や地下階などの電波障害が起きやすく、通信状況のあまりよくない屋内での使用、山道や新幹線などでの移動時や基地局の位置関係により電場障害が起きて安定したデータ通信が確保できない状態があげられます。
施設にある無料Wi-FiもPCの時と同様で場所や利用する人数によってはWi-Fiに接続は出来ても通信速度が安定せず、Skype通話に繋がらないという事もあります。
次に考えられる繋がらない原因はPCやスマホによる端末の問題です。通信環境に問題が見られない場合、PC上の他のソフトの設定やスマホの端末使用状況が思わぬ原因になっている可能性があります。
Skypeはバージョンによって仕様が違います。最新版へのアップデートをせず、古いバージョンのまま使用していると接続は出来ても通話が繋がらないなんて事も。PCでSkypeをお使いの方は特に使用するバージョンにこだわっていたりする方もいらっしゃると思いますが、相手のバージョンと自分のバージョンが違う事が原因で繋がらないという事もあります。
スマホ端末の場合、アプリケーションの設定を自動更新にしていれば問題なくSkypeは最新版に更新されています。ですがWi-Fi接続のみアップデートに設定されていたり、自動更新の設定をオフにしている方はSkypeのアップデートがされていない可能性が高いかも知れません。
スマホで遭遇する原因の一つとしてキャッシュがたまりすぎて繋がらない状態があります。まず、キャッシュとはなんの事でしょうか?キャッシュとは一時的にデータを保存しておき、次回、起動した時に素早く前回起動時の設定や履歴などを読み込む為のデータ保存場所の事を言います。
英語の「cache(貯蔵庫)」という意味ですので、貯蔵庫の中がパンパンになってしまっている状態という事です。
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