今回はスマホで編集できる集中線アプリの使い方をレビューします。集中線アプリを使って写真・画像を強調加工して、注目度の高い写真・画像を演出しましょう。集中線アプリは、お手軽に簡単操作で集中線を挿入できるものと詳細設定を行えるものがあります。
近年は、携帯・スマホ・タブレットの機能向上が進み、自分の端末で撮影した写真・画像を自分の好きなように加工できるツールが多数提供されています。
写真の照度(明るさ)・コントラスト・彩度(色彩)はもちろん、バリエーションの富んだ効果フィルターやぼかし・キラキラ・スタンプなど、プロ感覚の補正ツールから遊び心いっぱいのおもしろ加工ツールまで、写真・画像の加工ツールに関しては幅広いラインナップが提供されています。
そんな中、「集中線」は誰にでもなじみのある、分かりやすい写真・画像効果です。画像の中で1つのオブジェクトに注目させ、存在を際立たせるときに使用します。
今回は、画像の注目度を上げる効果、「集中線」を利用できるおすすめアプリとその使い方について解説します。
集中線とは、最も一般的に身近な例を使って説明するならば、漫画でよく使用されている注目効果技法といえば分かりやすいでしょう。登場人物の表情を強調するときに、表情に向かって無数の注目線が描かれているコマをよく見かけるはずです。
あの、強調する対象物に向かって描かれている無数の効果線を「集中線」といいます。漫画の場合は「集中線」の1線1線を手描きで描くわけですが、スマホのアプリを使えば、自分で撮った写真にこの「集中線」を自動で描けます。
写真・画像に「集中線」効果を施すことによって、写真の閲覧者に対して、自分が強調したいポイントを明確にアピールできます。
初めにおすすめする集中線アプリは、その名も「集中線」というアプリです。この「集中線」は簡単な指を使ったジェスチャー操作で簡単に集中線効果を編集できるので、初心者やお手軽に集中線効果を編集したい人にはおすすめのアプリです。
「集中線」を立ち上げると、まず、新規でスマホカメラで写真を撮影するか、既にスマホに保存してある写真をカメラロールから選ぶか選択します。「カメラ」「アルバム」のいずれかをタップして、加工する写真を用意します。
加工する写真を設定すると、自動で集中線が挿入されます。挿入された集中線は指で自分の思い通りに移動できます。その後はその集中線を編集して自分の意向に沿った集中線効果を整えていきます。
集中線の編集は「カンタン設定」と「細かく設定」の2つの編集パターンが用意されています。
「カンタン設定」は集中線の数・太さなどの設定をランダムに自動で行う編集パターンで、細かい設定を行わずにとりあえず簡単に集中線を設置する場合に利用します。
「カンタン設定」のパターン項目は「シンプル」と「ベタ」が用意されており、「シンプル」は通常の集中線で、「ベタ」はベタフラッシュです。
「カンタン設定」の使い方は簡単です。パターン項目(シンプル・ベタのどちらか)をタップすると、集中線パターンがランダムで切り替わるので、気に入る集中線パターンが表示されるまでタップするだけです。
*ベタフラッシュとは、分かりやすく説明すると、集中線と背景のべた塗り(黒塗り)を応用して、中心から光が放たれているような効果を生み出す技法です。
「細かく設定」では線の数・太さを自分で設定できます。「線の数」「線の太さ」の設定項目をそれぞれ指でドラッグしながら左右に移動すると程度を調整できます。
また「色」をタップすると線色の「黒・白」を切り替えられます。「影」をタップすると集中線のバックにシャドーを入れて集中線を際立たせるような効果を付けられます。
編集が済んだら最後に画面右上の「保存」をタップして画像サイズを選びます。画像サイズを選ぶと次に保存先を指定する画面が表示されるので、任意の保存先を指定すれば、編集した集中線画像が保存されます。
次におすすめする集中線アプリは、「MANGAkit」というアプリです。この「MANGAkit」は、写真に漫画風の効果を施すというテーマが基本コンセプトになっています。そのため、たくさんの漫画風の効果ツールが用意されており、「ふきだし・キラキラ・文字効果音・スピード線」などを写真に施せます。
「MANGAkit」には、それらの漫画効果ツールのラインナップの1つとして、集中線が用意されています。
「MANGAkit」で集中線を入れて編集する手順も、初めは新規でスマホカメラで写真を撮影するか、既にスマホに保存してある写真をカメラロールから選ぶか選択します。「camera」「album」のいずれかをタップして、加工する写真を用意します(「MANGAkit」は設定選択画面が漫画風になっているのが個性的です)。
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