あなたが運営しているお店やサービス、サークルなどの名前が変更されると、Facebookページの名前も変更しなければなりません。この記事では、Facebookページの名前の変更方法やその際の注意点、うまく変更できない場合の対処法などを丸ごとお伝えします。
Facebookページは、会社全体の近況を伝えたり、一部門やブランドの活躍をアナウンスしたり、フリーランサーが仕事の告知や募集を行ったり、サークルの活動を通知したりと、さまざまな使われ方をしています。
しかしある程度運用していくと、当初の想定のままではうまくいかず、モデルチェンジが求められ、Facebookページの名前の変更が必要となることがあります。また、Facebookページの運用自体には問題がなくとも、運営者側の会社名やブランド名、サークル名などが変わってしまい、Facebookページの名前を変更せざるを得なくなる場合もあります。
そんなときにFacebookページの名前を変更する方法はあるのですが、だからといってあなたの自由に変更できるわけではありません。そこにはFacebookから求められている「正しい変え方」があるのです。
そこで、急いでFacebookページの名前を変更してトラブルを招く前に、まずはFacebookの求める「正しい変え方」について説明します。
なお、急いでいて記事を順番に読んでいられない以下のような方は、目次を利用して目的の章に飛んでください。
Facebookページの名前の変更は、画面上では簡単に行えます。しかしこれは元のデータを直接変更したわけではありません。
「正しい変え方」の手順としては、ここであなたが変更後の名前を入力することで「こういう名前に変更したい」という申請がFacebookになされ、そのあなたの申請がFacebookに受け入れられ、Facebookが元のデータを書き換えて、初めてあなたのFacebookページの名前は実際に変更されるのです。
このFacebookページの名前を変更(正確には「変更を申請」)する際に、Facebookの定めたルールに従うのが「正しい変え方」です。さもなければあなたの申請は却下され、ページの名前の変更はできないままで終わります。
Facebookの求める「正しい変え方」によれば、あなたのFacebookページの名前は、ページの内容を正確に表現していなければなりません。
この「正確に」というのがなかなか判断がむずかしいところですが、少なくともブランド、地域、団体、著名人物のFacebookページについては、本当に「公式」でなければ「公式」と名乗ることはできないことだけは間違いありません。
もちろんそうでなくとも、内容は宣伝なのに関係のない有名人のファンページをFacebookページの名前に使うようなものなどは問題外で却下されます。
英文表記の際、Facebookページの名前には文法的に正しい大文字表記を使わなければ「正しい変え方」とは言えません。
Facebookで不適切な大文字の例として「tHe best CaFE」を挙げており、略語以外での「CAFE」などの大文字のみの使用も禁止しています。
基本的に英文ベースの話なので日本ではあまり関係ないようにも感じられますが、ブランド名などではいささか問題になる場合もあるでしょうし、サークルの場合も変な懲り方の名前をつけてしまうとそこでも変え方が良くないと注文がつくかもしれません。
特定の地域を示す言葉や一般的な単語だけの名前に変更することも、また「正しい変え方」の範疇から外れます
特定の地域を示す言葉とは、たとえば「徳島県」という名前に変更はできないということです。かわりに「徳島県観光情報サイト」や「徳島県職員採用」などという名前への変更は、内容が名前に見合ってさえいれば可能ですし、実際に存在しています。
一般的な単語だけの名前とは、たとえば「寿司」だけの名前への変更は許可されないということです。「〜寿司」や「寿司の〜」のような名前であれば変更は可能です。
しかし実際には「寿司」はダメでも「芸者」や「富士山」のFacebookページは存在するので、英語以外についてはこの縛りは甘い可能性があります。リスクを負うつもりがあれば、ダメ元で挑戦する価値はあるかもしれません。
少し情報が古いのですが、2014年10月の時点ではあなたのFacebookページに寄せられた”いいね!”の人数が200人未満か以上かで、名前を変更する際のハードルに大きな差がありました。
200人未満であれば、これまで述べてきたルールに則ってページの名前を変更すれば問題ありません。安心して次の「Facebookのページ名およびURL(アドレス)の変更方法」へと進んでください。
200人以上の場合は、一度しか名前を変更できない上に、Facebookのしっかりとした審査と承認が必要でした。審査の際には必ず会社やブランド名などが確認できる書類や公共の本人確認書類を提出しなければいけませんでした。
つまり200人も固定ファンがいる以上、原則的にはFacebookページを改名することはまかりならん、ということです。名前を変えるのであれば、それは違う存在なのだからこれまでのFacebookページを引きずらずに、新しいページを作ってそちらでアピールして欲しい、というのがFacebookの意向だったわけです。
当時のヘルプセンターの記事には、200人未満と200人以上で対応が異なる旨が記されていましたが、2018年12月現在、そうした記述はなくなっています。したがってこうした対応は過去のものになっているはずですが、今後また対応が変わる可能性がありますので、状況に応じての対応が求められます。
Facebookページの名前を変更する際の基本ルールをお伝えしたところで、ここからは実際の変更方法を説明します。
Facebookページの名前を変更する場合には、一緒にFacebookページのアドレスである「ユーザーネーム(ユニークURL)」も変更する場合がほとんどでしょう。
たとえば名前を「applica z」→「applica zz」と変更するなら、URL(アドレス)も「@applica.z」→「@applica.zz」と変更して、「https://facebook.com/applica.zz」のアドレスにしたくなるはずです。
この両者を変更する方法を、PCの場合とスマホの場合にわけて説明しますので、それぞれお使いのデバイスに合わせた節をお読みください。
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