Amazonプライム会員には多くの特典がついており、自分一人ではなく家族全員が恩恵を被りますが、その特典の中でも美味しいのがAmazonプライムビデオの利用特典です。今回はそのAmazonプライムビデオを、家族で利用する方法をお教えします。
Amazonプライムビデオを利用できる、安くて便利なAmazonプライム会員ですが、ほかにもファミリー会員、スチューデント会員、家族会員といっぱいあって混乱しがちです。それぞれで特典も違っていて、Amazonプライムビデオを見られるのやら見られないのやら、なかなか区別がつきません。
そこで、まずはプライム会員を含む四つのAmazon会員について説明します。
Amazonプライム会員は年会費3,900円(税込)、もしくは月会費400円(税込)でAmazonの数多くの特典を利用できます。
よく「Amazonはそんなに使わないし、別に翌日に届かなくても構わないから、年に4,000円近くも払うのはねぇ」と躊躇する方を見かけますが、お急ぎ便以外にも多数ある特典の充実ぶりを確認すれば、その破格のコストパフォーマンスの高さに驚くでしょうし、すぐさま考えを改めること間違いありません。
その充実ぶりは、まさに特典大盛り、特盛り、ギガ盛り状態です。それだけ特典をつけてでも増やしたいくらいに、プライム会員はAmazonにとってありがたい存在なのでしょう。
以下にその充実した特典の一部を挙げてみます。
上に挙げたもののほかの特典や詳しいことは、この節の最後にあるリンクよりAmazonのヘルプを確認していただくとして、Kindle端末を持っていることが前提とはいえ、Kindleオーナーライブラリーで販売価格500円の本を月に1冊読むだけで会費の元が取れてしまいます。
さらにほかの動画配信サービスの会費を考えればAmazonプライムビデオだけでも元が取れますし、ほかの音楽聞き放題サービスに比べると劣るとはいえ、Amazonプライムミュージックもそれだけでプライム会員の会費のかなりの部分が回収できるサービスです。
これら諸々のサービスの見込み料金を合計すると、月2,000円は下らない価値はあるでしょう。加えてファミリー会員や家族会員の元になるサービスでもあります。それが月325円で使えるのですから、Amazonプライム会員のお得さと言ったら会員にならないと損をするといえるレベルです。
Amazonのファミリー会員は、2018年12月現在Amazonファミリーと称されており、AmazonプライムビデオやAmazonプライムミュージックと同じ、Amazonプライム会員の特典の一つというポジションです。
ただし、別途お子さんの情報を登録する必要があります。もっとも、登録といっても生年月日、もしくは出産予定日と性別を記入するだけですし、特典もあとでお話する家族会員同様、無料で受け取れます。
一番の特典は、Amazonファミリーに登録すると、定期おトク便でおむつ・おしりふきが毎回15%引きになることです。定期おトク便は月1回の定期的な配送を予約する代わりに10〜15%引きになる買い方ですが、おむつ類は基本的に定期おトク便を利用できなかったり5%引きだったりします。
そんなおむつ類が常に最高割引率で利用できるのです。しかも、かさばって持ち帰りの大変なおむつが家にいて受け取れるのですから、それだけでもAmazonファミリーに登録しないと損な上に、最大30%引きのおむつや日用品の限定セールにも参加できるようになります。
参加資格は「2003年以降に産まれた子供、もしくは妊婦さんのいる家庭」です。
非常に緩い資格設定ですが、15歳の子供におむつを履かせることはほとんどありませんし、その場合も子供用ではサイズが合いませんので、問題が起こることはないでしょう。
問題が起こるとすれば、別居している親戚が子供のいる家族に定期おトク便でおむつを送り付ける場合でしょう。しかしこの場合も、定期おトク便を同時に二つの住所にわけて送れないため、その親戚は自分のためには定期おトク便を使えなくなってしまいます。
これもまた対象となるプライム会員の家庭であれば、登録しないと損するレベルです。
Amazonのスチューデント会員は、2018年12月現在Prime Studentと称されており、学生向けのAmazonプライム会員のサブカテゴリという扱いです。
一番の特徴は、会費が正規のAmazonプライム会員の約半額の年会費1,900円(税込)か月会費200円(税込)で済むことです。受けられる特典はAmazonプライム会員より若干減少する代わりによりお得な特典が増えます。プライム会員と同じ特典は以下の通りです。
その代わり追加される特典は以下の通りです。
家族会員はAmazonプライム会員と同居している家族のうち、Amazonプライム会員とは別に二人まで登録できる会員のことです。言い換えるとAmazonプライム会員の1アカウントでメイン一人、サブ二人が別々のお財布で利用可能になるということです。
家族会員に追加料金は不要ですが、代わりに利用可能な特典は大幅に減少し、Amazonプライム会員の特典のうち利用できるのは以下の五つだけで、Prime Studentと違って新たな特典も増えません。
大きいのがAmazonプライムビデオとAmazonプライムミュージックが使えないことで、ほかにも家族会員にはPrime Now、Amazonプライムビデオチャンネル、Amazonフォト、Kindleオーナーライブラリーなどの利用は許されていません。
確かに無料でなれる家族会員ですから仕方ないのですが、この程度の特典であればわざわざ家庭会員にならなくてもいいのではないか、という気にもなります。
それでも世帯主がAmazonプライム会員でパートナーが家族会員になれば、配送料が無料で自分の買い物ができますし、Amazonフレッシュで家族のための食料の買い入れやAmazonバントリーでの日用品の購入もできますから、かなり便利です。
しかしAmazonプライムビデオが見られないのなら家族会員になる意味はないのでは、とも思う人もいるでしょう。実は家族会員でもAmazonプライムビデオは見られるのです。
家族会員でもAmazonプライムビデオを見る方法をお伝えする前に、あなたの家族を家族会員に登録しましょう。
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