2019年05月13日更新
USBメモリにThunderbird Portableを入れてメールソフトを持ち歩く方法!
持ち運びが可能なメールソフトThunderbird Portableであれば、外出先でも普段使っているThunderbird環境でメール作業が可能です。そこで今日はThunderbird PortableをUSBメモリに入れる方法を紹介します。
目次
「Thunderbird Portable」で メールソフト「Thunderbird」をUSBメモリに入れよう。
「Thunderbird Portable」とは、Mojillaが提供するメールソフト「Thunderbird」のポータブル版です。元々ユーザーからの評価の高い「Thunderbird」ですが、「Thunderbird Portable」をUSBメモリに入れて持ち歩くことで、同じOSであればレジストリーの書き換えや設定をやり直す必要がなく、即座に普段自分が使っている「Thunderbird」でのメール環境が整います。
Thunderbird Portableの使い方
早速Thumderbird Portableの使い方の説明に移ります。まずは、Thumderbird PortableをPCダウンロードし、ソフトをインストールする方法です。
Thunderbird Portable(日本語版)をダウンロードする
下記リンクより、Thunderbird Portableのダウンロードページを開きます。ページ自体は英語ですが、Thunderbird Portableには日本語版が用意されていますので安心してください。
ページを開くと緑色の「Download from Thunderbird Portable」というボタンが目に入りますが、このボタンをクリックするとThunderbird Portableの英語版がダウンロードされてしまいますので、このボタンはクリックせず、ページの下へスクロールします。「Localizations」の項に「Japanese/日本語」がありますので、その行の赤字になっている「Download」をクリックします。
「Download」をクリックすると上画像のページが表示されますが、何もする必要はありません。ダウンロードの完了を待ちましょう。ダウンロードは1分もかからず完了します。
PCにThunderbird Portableのダウンロードが完了しました。
Thunderbird Portable(日本語版)をインストールする
続いてダウンロードしたThunderbird Portableをダブルクリックするとインストールウィザードの画面が開きますので、「次へ」をクリックします。
続いて、どこにThunderbird Portableをインストールするか指定する画面が開きます。デフォルトではCドライブ>ユーザー名>ダウンロードになっていますが、ここでインストール先をUSBメモリに変更します。変更の仕方は、「参照」をクリックすると、どこにインストールするのかフォルダを指定するウインドウが開くので、USBドライブを1回クリックして選択し、「OK」をクリックします。
インストール先にUSBメモリが選択されたのを確認してから「インストール」をクリックします。今回のPCではUSBメモリがDドライブになっていますが、PCのドライブ使用状況によってはEと表示されます。
Thunderbird Portableのインストールが開始され、完了画面が表示されますので「完了」をクリックしてウインドウを閉じます。
Thunderbird Portable とPC版Thunderbirdを同期させる方法
USBメモリにThunderbird Portableのインストールが完了したら、次にPC版ThunderbirdとUSBメモリ内のThunderbird Portableを同期させます。もう少し詳しく言うと、PC版Thunderbirdの「Profile」フォルダにあるデータをすべてUSBメモリ内のThunderbird Portableの「Profile」フォルダにコピペします。
PC版Thunderbirdの「Profile」の中身とUSBメモリ内Thunderbird Portableの「Profile」の中身を同じにする=同期させるということです。同期させる作業はボタン一つで完了、というわけにはいかないので詳しく手順を説明していきます。
まずはPC版Thunderbirdの「Profile」フォルダに辿り着かなくてはいけません。PCのスタートアイコンの横にある「虫眼鏡」をクリックして<%AppData%\Thunderbird\Profiles>をコピペすると、クリックもなにせずにPC版Thunderbirdの「Profile」フォルダが検索結果として表示されます。その検索結果をクリックすると、一発でPC版Thunderbirdの「Profile」フォルダに辿り着けます。
USBメモリ内にあるThunderbird Portableの「Profile」フォルダはUSBメモリ(DまたはEドライブ)>ThunderbirdPortable>App>DefaultData>profileの順にフォルダを開いていくと辿り着けます。これでPC版Thunderbird>「Profile」の中身をUSBメモリThunderbird Portable>「Profile」にコピペすれば同期させる作業は完了です。
なお、PC版Thunderbird>ProfileとUSBメモリ内Thunderbird Portable>Profileのファイルの中にはどちらにも「prefs」というJavaScript Fileがあります。PC版からUSBメモリへコピペする際に「USBメモリ内にすでに「prefs」がありますが、上書きするか、スキップするか、別の名前で保存するか」を聞かれますので「上書きする」をクリックしましょう。
Thunderbird Portable でメールソフトをUSBメモリに入れて持ち歩いてみよう
Thunderbird Portableは外出先や出張先でもUSBメモリをPCへ差し込むだけで普段と同じメール環境が整うので、メール作業の効率が上がります。また、持ち歩く以外にも、もしもの時に備えてバックアップとして保管しておくのにも便利です。普段PC版Thunderbirdを使っている場合は、こまめにUSBメモリ内のThunderbird Portableを同期させておきましょう。