名刺管理アプリSansanの使い方と利用のメリット!Eightとの違いも解説!

名刺管理アプリ・Sansanを使えば、名刺の情報を保存するだけでなく顧客データとの同期によって新たなビジネスチャンスを拡大できるメリットがあります。Sansanの使い方や、大人気無料名刺管理アプリ・Eightとの違いなどをまとめました。

名刺管理アプリSansanの使い方と利用のメリット!Eightとの違いも解説!のイメージ

目次

  1. 1名刺管理アプリSansanとは?
  2. sansan(サンサン)は無料で利用できる?
  3. sansanの機能
  4. 2名刺管理アプリSansanの使い方
  5. ダウンロードする
  6. ログインして利用を開始する
  7. 名刺を撮影する
  8. 3名刺管理アプリSansanを利用するメリット
  9. 名刺スキャンの精度が高い
  10. 名刺管理業務の効率が良くなる
  11. アプリから名刺情報にアクセスできる
  12. 名刺情報をマーケティングに利用できる
  13. 名刺交換した企業の最新情報を入手できる
  14. 4名刺管理アプリSansanとEightの違い
  15. sansanは法人利用・Eightは個人利用
  16. 使用料金の違い
  17. 5名刺管理アプリEightからSansanすることもできる
  18. sansanに同期する
  19. 6名刺管理アプリSansanは法人利用に使おう!

名刺管理アプリSansanとは?

Sansanとは

Sansanは、Sansan株式会社によって提供されている名刺管理アプリです。スマホのカメラで名刺をスキャンすると、AI(人工知能)を活用したOCR処理とオペレーターによる手入力を併用して、ほぼ100%の精度で名刺の情報がデータ化されます。

作成されたデータベースは、PC・スマホ・タブレットなどの端末から好きなタイミングで閲覧可能。膨大な量の名刺データを営業やマーケティングなどのビジネスに活用する使い方が可能です。

ちなみにSansanという社名は、日本語の「〇〇さん」という敬称を二つ連ねることで人と人との出会いを表しています。ビジネスマンのつながりを象徴する名刺管理サービスにふさわしいネーミングと言えるでしょう。

2018年11月時点で、Sansanは名刺管理サービスシェア率82%、利用企業数6,000社以上という圧倒的な存在感を誇っています。2019年6月19日には東証マザーズに新規上場を果たし、SansanのIPOは公募価格4,500円、初値4,760円(+5.8%)という堅調な結果となりました。

現在でもSansanの株価は右肩上がりに伸びており、将来性に期待できる企業と言えます。

Sansanの株価

sansan(サンサン)は無料で利用できる?

Sansanの料金

Sansanのアプリは、無料でダウンロード・インストールすることが出来ます。ただし、Sansanの各種機能を利用するためにはSansan株式会社との契約が必要であり、その際、初期費用や月額料金などがかかります。(詳細は後述。)

なお、無料機能として名刺を100枚まで登録することが出来ます。また、無料トライアルに申し込めば、ほぼ全てのSansanの機能を1か月ほど無料でお試しできるメリットがあります。

Sansan無料トライアル

sansanの機能

Sansanの機能

Sansanには主に5つの機能が搭載されています。単に名刺データを保存・管理するだけのアプリと違い、各種情報をビジネスと同期できるメリットがあるのが特徴的。社員同士との連絡機能もあり、Sansan一つで様々な使い方が可能となります。
 

名刺管理機能
  • 名刺をスキャンするだけで名刺データをデータベース化
  • 名刺に記載されている事項だけでなく、その人物に関する様々な情報を蓄積・閲覧可能
  • スマホアプリで簡単に名刺情報を共有・検索可能
顧客管理(CRM)機能
  • 名刺を登録した人物に関する人事異動などのニュースを配信
  • 会社の基本情報や組織ツリーを自動的に作成・表示
  • 名刺にタグを付けてグループ分け可能
  • 一括メール配信可能
コミュニケーション機能
  • 部署の垣根を超えて交流を図れる「同僚コラボレーション」機能搭載
  • 名刺を登録した人物に関するメッセージのやり取りを閲覧可能
連携機能
  • 顧客データの同期により、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)などのツールとして活用可能
  • Open APIを使うことで、Sansanに取り込んだ名刺データを外部アプリケーションで利用可能
  • Webフォームとの連携やCSV出力にも対応
セキュリティ機能
  • 2段階認証に対応
  • 情報の閲覧可能範囲を設定できる「アクセスコントロール」機能搭載
  • デバイスやIPアドレス単位での利用制限設定が可能

名刺管理アプリSansanの使い方

Sansanの使い方

Sansanのアプリをインストールすれば、無料トライアルとして名刺を100枚まで登録することが出来ます。まずはSansanの基本的な使い方を無料でチェックしてみると良いでしょう。Sansanのインストール手順・使い方を解説していきます。

ダウンロードする

Sansanの使い方

以下のリンクにアクセスして、iOS版またはAndroid版のSansanのアプリをダウンロード・インストールしてください。

‎「Sansan – 法人向け名刺管理サービス」をApp Storeで
Sansan - 法人向け名刺管理サービス - Google Play のアプリ

ログインして利用を開始する

Sansanの使い方

Sansanのアプリを起動し、「新規登録」ボタンをタップしてください。

Sansanの使い方

新規ユーザ登録画面で「働いている国」を選択します。勤務地が日本国内の方は、「日本」を選択して画面右上の「次へ」をタップしてください。

Sansanの使い方

新規ユーザ登録画面にて、会社名・氏名・メールアドレス・任意のパスワードを入力して「はじめる」をタップしてください。

メールアドレスは会社固有のものが望ましいですが、GメールやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスでも登録は可能です。

Sansanの使い方

本人確認メールが送信されます。メールボックスを確認してください。

Sansanの使い方

Sansanから認証用メールが送られてきているはずです。メール本文内の「ユーザ登録を続ける」をタップしてください。

Sansanの使い方

「ユーザ登録を完了させる」をタップしてください。

Sansanの使い方

ユーザ登録が完了しました。「早速、Sansanansanの利用を開始しましょう」をタップしてください。

Sansanの使い方

先程登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。

名刺を撮影する

Sansanの使い方

無料トライアルのチュートリアル画面が表示されます。一通り目を通して、メイン画面を表示してください。

Sansanの使い方

カメラアイコンをタップして、名刺撮影モードを起動させましょう。

Sansanの使い方

「カメラで撮影する」をタップしてください。

Sansanの使い方

Sansanがカメラアプリへのアクセス許可を求めてきたら、「OK」をタップしてください。

Sansanの使い方

スマホの画面内に収まるように名刺を撮影して「送信」をタップしてください。Sansanのスタッフが原則24時間以内に1枚ずつ名刺データを登録してくれます。自分で手入力する必要が無く、非常に使い方が簡単というメリットがあります。

名刺管理アプリSansanを利用するメリット

Sansanを利用するメリット

Sansanを導入している6,000社以上の企業の中には、トヨタやNTT docomoなど大手の会社の存在も見受けられます。何故Sansanはこれほど多くの企業から支持されているのでしょうか?Sansan独自のメリットや他の名刺管理アプリとの違いなどを見ていきましょう。

利用企業一覧 | Sansan - 法人向けクラウド名刺管理サービス

名刺スキャンの精度が高い

Sansanを利用するメリット

従来の名刺管理アプリでは、ユーザー自身が名刺データを一枚ずつ手入力する必要がありました。スマホのカメラで撮影するタイプの名刺管理アプリも増えてきていますが、100%正確に読み込めるわけではなく、最終的には手入力による修正を余儀なくされます。

その点、SansanではスキャニングデータがAIおよびオペレーターによってほぼ100%正確にデータ化されるシステムが構築されています。文字さえ読めれば一度に複数枚の名刺を撮影することも可能。名刺情報を短期間に正確にデータベース化できるのは大きなメリットです。

名刺管理業務の効率が良くなる

Sansanを利用するメリット

Sansanはクラウド型の名刺管理サービスです。インターネット環境さえあれば、名刺を撮影したスマホ以外の端末からでもデータベースにアクセス可能。他の社員が登録した名刺情報も簡単に共有できるため、名刺管理業務を効率化できるメリットがあります。

アプリから名刺情報にアクセスできる

Sansanを利用するメリット

Sansanのアプリをインストールしておけば、スマホやタブレットから瞬時に名刺データを検索・参照することが出来るメリットがあります。膨大な量の名刺の山の中から必要な情報を手作業で探さなければならなかった時代を思うと、名刺管理ツールのありがたみが分かります。

名刺情報をマーケティングに利用できる

Sansanを利用するメリット

Sansanにはマーケティングに役立つ機能が充実している点で他の名刺管理アプリとの違いが際立っています。データベースから関係者をピックアップしてメールを一斉配信する機能を使えば、情報伝達率の高い宣伝活動をスピーディーに実現できるメリットがあります。

顧客の情報を分析することで的確な営業方針を立てる使い方にも対応しており、強力なマーケティング支援ツールとして機能します

名刺交換した企業の最新情報を入手できる

Sansanを利用するメリット

Sansanには、データベースを最新情報にアップデートできる同期機能が搭載されています。ビジネスの世界では頻繁に人事異動が行われているため、名刺交換を行った際の情報が古くなってくると営業活動に活かせなくなります。

その点、Sansanなら企業・個人の情報を更新して常に最新のものに保てるため、安心してマーケティングに活用できるメリットがあります。

名刺管理アプリSansanとEightの違い

SansanとEightの違い

Sansan株式会社はSansanの他にEightという名刺管理アプリも提供しており、どちらのアプリを使えば良いのか迷う方もいることでしょう。SansanとEight、両者の特徴や使い方の違いなどを解説していきます。

‎「Eight - シェアNo.1名刺アプリ」をApp Storeで
Eight - シェアNo.1名刺アプリ - Google Play のアプリ

sansanは法人利用・Eightは個人利用

結論から言うと、Sansanは「法人向け」、Eightは「個人向け」という使い方の違いがあります。

Sansanは法人向けに販売されている名刺管理サービスであり、登録した名刺データを企業全体で一元管理・共有することに重きが置かれています。名刺データを営業管理(SFA)や顧客管理(CRM)に紐付けていくことで、自社の売上アップを目指せるメリットがあります。

一方、Eightは個人での利用を目的としている名刺管理アプリであり、基本的には登録した名刺データを自分一人で管理します。オンラインでの名刺交換やフィード機能などがあり、ビジネスSNSとして活用できるメリットがあります。ユーザー数が230万人を突破したことからも、その利用価値の高さがうかがえます。

sansanでできること

SansanとEightの違い

Sansanは、主に以下のような使い方に向いています。
 

  • Sansanのデータベース上であらゆるビジネス情報を同期・共有し、人脈を強化することが出来る
  • メール配信機能で業務の生産効率を向上できる
  • メッセージや同僚コラボレーション機能で社内コミュニケーションを促進できる

Eightでできること

SansanとEightの違い

Eightは、主に以下のような使い方に向いています。
 

  • スマホで自分のビジネス関係者の名刺データを管理し、営業活動に活かせる
  • Bluetoothで名刺をオンライン交換できる
  • フィード機能で自身の近況を報告するなどSNS的な使い方が出来る

使用料金の違い

Eightは無料アプリですが、月額480円または年額4,800円の「Eightプレミアム」という有料版のアプリも存在しています。両者の違いとして、有料版には以下のような使い方が出来るメリットがあります。
 

  • 名刺の表面・裏面に記載された全項目をデータ入力(無料版は名刺の表面に記載された4項目のみ対応)
  • 連絡先アプリと同期可能
  • 名刺データのダウンロード可能
  • お礼メールに対応
  • 画像メモ機能に対応
など

一方、Sansanには100枚まで名刺を登録できる無料トライアル機能がありますが、「Standard」または「Digital Transformation」のプランに契約しなければ各種機能を使うことが出来ません。

初期費用と月額料金、スキャナ利用料などが発生します。(契約期間は1年単位。)会社単位で利用する際の費用は、見積もりによって決定します。両プランの違いをまとめると、以下の表のようになります。
 

エディション Standard Digital Transformation
特長 AI名刺管理・同僚コラボレーションを活用したい企業向け 顧客データHubまで活用したい企業向け
データを統合・リッチ化する「顧客データHub」の利用 ×
初期費用
(すでに保有する名刺をデータ化
するための費用)
見積依頼書に準じて最適なプランを提案
運用支援費用
(カスタマーサクセスプラン、Sansanを利用するための導入および運用支援を行うための費用)
ライセンス費用(月額)
(サービス開始と同時に全従業員に適用されるライセンス体系)
Sansanスキャナ
(タブレット含む)
月額 10,000円/台

法人向けである分、Sansanの方がEightより導入費用が高いという違いが見られます。

見積依頼 | Sansan - 法人向けクラウド名刺管理サービス

名刺管理アプリEightからSansanすることもできる

Eightユーザーの方は、Eightに登録してある名刺をSansanのデータベースと同期させて直接データ化することもできます。Sansan導入後に全部の名刺を再度撮影する手間を省け、大変重宝します。

sansanに同期する

SansanとEightを同期させる方法

Eightの名刺データをSansanと同期させる手順は以下の通りです。
 

  1. Sansanのシステム管理者が「外部サービス連携」画面でEight連携機能を許可する
  2. 各EightユーザーがSansanに同期させる名刺にラベルを設定する(全名刺取り込みも可能)
  3. ユーザ設定画面でEight連携ボタンを押し、Eightにログインする
  4. 「接続する」を選択して「Eightから名刺画像を取り込む」リンクをクリックする
  5. ラベルを設定した名刺のみか全ての名刺を取り込む

なお、Eightから取り込んだ名刺画像は、専任のオペレータによって再度データ化作業が行われます。その際データ化枠が消費されるため、場合によっては追加費用が発生する可能性があることに注意してください。

EightとSansanの同期

また、Sansan株式会社は、Eightユーザーによって管理されている名刺データを社内用のデータベースと同期させ、本人許諾のもとで組織でも共有できる「Eight企業向けプレミアム」というサービスも提供しています。

Eight企業向けプレミアムの利用手順は以下の通りです。
 

  1. 個人ユーザーがEightに登録し、取得した名刺を撮影・登録する
  2. 企業の担当者が「Eight企業向けプレミアム」に申し込む
  3. Eight企業向けプレミアムの担当者がEightユーザーの社員を「招待」する
  4. 招待を受けた社員が「承諾」する
  5. Eightの名刺データが同期される

個人アカウントでEightを使いながら、社内で共有された名刺情報も検索できるようになります。

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名刺管理アプリSansanは法人利用に使おう!

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今回は、名刺管理アプリ・Sansanの使い方やEightとの違いなどをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

  • SansanはSansan株式会社によって運営されている名刺管理サービス
  • スマホで撮影した名刺がAIおよびオペレーターによって正確にデータベース化される
  • 一括メール配信などの機能があり、名刺データを保存するだけでなくマーケティング支援ツールとしても機能する
  • Sansanは法人向けのサービスなので、機能が優れている分導入費用が高い
  • Eightは個人向けの安価な名刺管理サービスながら、Sansanとの同期にも対応している

Sansanを利用すれば、人脈強化や顧客分析などビジネスに欠かせない作業を効率的に行えるようになります。ぜひ本記事を参考にして、Sansanを御社の名刺管理・マーケティングに活用してみてください。

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この記事のライター
シンタロー
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