2020年10月28日更新
ntuser.datファイルとは?Windowsで削除や場所の移動をしても大丈夫なのか解説!
ntuser.datファイルとはどのようなファイルなのか気になっていて、削除しても大丈夫か調べている方もいます。この記事では、ntuser.datとはどのような働きをするファイルで、削除や移動をしても大丈夫かどうかを詳しくお伝えします。
目次
Windowsのntuser.datとは?
PCの中には、様々なプログラムのためのファイルが数多く格納されています。中には、ユーザーが自分でインストールしたアプリのファイルもありますが、OSや標準アプリを動かすための、どのような働きをしているのかわからないファイルも数多くあります。
今回は、Windows10に多くあるファイルの中でも、気になっている方が多いというntuser.datファイルのついてお伝えします。
ユーザーごとのシステム情報が書き込まれているファイル
まずは、ntuser.datとはどのような働きをするファイルなのかお伝えします。ntuser.datとは、Windowsで作成するユーザーアカウントごとのシステム情報が書きこまれているファイルです。
Windowsの基本的な設定情報をつかさどるレジストリをUsrClass.datというファイルとともに構築していて、WindowsのPCを利用する上ではとても重要な役割をしているファイルです。
ユーザーごとに作成される
ntuser.datはWindowsに作成したユーザーごとに作成されます。「C:\Users」の下に、各ユーザーの名前でユーザーフォルダが作成されます。ntuser.datはそのユーザーフォルダごとに作成されるファイルです。
ウイルスではないの?
ntuser.datはあまり見慣れないファイル名なので、ウイルスなのではないかと勘違いしている方もいます。ntuser.datがウイルスの可能性はないのかお伝えします。
ユーザーアカウントフォルダにあればウイルスではない
基本的に、ntuser.datがウイルスの可能性は低いと考えていいでしょう。ntuser.datはとても重要なファイルで、ユーザーアカウントフォルダの中にntuser.datがあれば、ほぼ100%ウイルスの可能性はないと言ってもいいです。
他の場所にある場合にはntuser.datに似せたウイルスの可能性も
しかし、ハッカーたちはできる限り送り込むウイルスを怪しく見せないために、重要なプログラムファイルに似せた名前をウイルスに付けることもあります。ntuser.datに似せたウイルスの可能性も0とは言えません。
ntuser.datがユーザーアカウントフォルダのあるべき場所以外の場所にあった場合には、ウイルスの可能性があります。ntuser.datを含めてPC内のセキュリティスキャンを実行したほうがいいでしょう。
ntuser.datは削除や移動をしても大丈夫?
ntuser.datはよくわからないファイルなので、削除したり移動したりしてもいいのか気になっている方もいるようです。ntuser.datを削除や移動してもいいのかお伝えします。
削除や移動するとログインできなくなるので絶対にしてはいけない
ntuser.datにはWindowsに作成したそれぞれのユーザーの情報などが格納されています。もしも、デフォルトで設定されている場所からntuser.datを削除したり、他の場所へ移動したりしてしまったら、そのユーザーがWindowsにログインできなくなる可能性があります。ntuser.datはとても大切なファイルなので、絶対に移動や削除をしてはいけません。
ntuser.datは重要なファイルだから触ってはいけない!
この記事では、ntuser.datとはどのようなファイルで、ウイルスではないのか、移動や削除をしても大丈夫なのかお伝えしてきました。基本的に、ユーザーアカウントフォルダの中にあるntuser.datは、ウイルスのような危険なものではありません。
ntuser.datはWindowsを利用する上でとても欠かせない重要なファイルです。ntuser.datが原因でPCの動作が重くなったりすることもほとんどありません。気になったとしても、ntuser.datには触らないようにしましょう。