2019年05月19日更新
ImgBurnの設定と使い方!!ブルーレイやDVDをコピーして作成するには?
ブルーレイやDVDを焼くことができるソフトとして人気が高いImgBurnですが、インストールや設定などの使い方はどうしたらいいのでしょうか。この記事ではImgBurnの設定方法と、DVDやブルーレイを焼く方法、CDをコピーする方法などの使い方を解説します。
目次
- 1ImgBurnとは?使い方がわかれば便利!
- ・DVDやブルーレイの作成用ソフト
- ・フリーソフトとは思えない高機能性が話題!
- 2ImgBurnの特徴とは?使い方は簡単?難しい?
- ・初心者でも簡単に操作できるモードがある
- ・上級者もカスタマイズできる!
- 3ImgBurnの使い方【インストール】
- ・ダウンロードしてインストール
- ・日本語化する
- ・設定する
- 4ImgBurnの使い方【ISOファイルの作成】
- 5ImgBurnの使い方【データを焼く方法】
- ・ISOファイルを焼く方法
- ・フォルダごとデータを焼く方法
- ・音楽CDの作成方法
- ・DVDをコピーする方法
- ・DVDやブルーレイからデータを消去する方法
- 6使い方も多様!ImgBurnの口コミ・評判とは?
- ・ディスクの保管には要注意!
- 7ImgBurnの使い方は簡単!ディスク作成に活用しよう!
ImgBurnとは?使い方がわかれば便利!
無料でも使い勝手のいい高性能なフリーソフトはたくさんあります。窓の杜やベクターなどのフリーソフトダウンロードサイトには、様々な高機能なフリーソフトがあります。
そんなフリーソフトの中で使い方がわかればとても使い勝手がわかれば便利だと話題になっているのがImgBurnというソフトです。
ImgBurnは最初は英語だけの画面なので、とっつきにくさを感じて使えないと思ってしまう人も少なくありません。しかし、使い方がわかればこれほど便利なソフトはないという声が多く上がっています。この記事ではImgBurnとはどんなソフトで、設定などの使い方はどうしたらいいのか、ということについてみていきましょう。
DVDやブルーレイの作成用ソフト
ImgBurnとはどんなフリーソフトなのかというと、PCでCDやDVD、ブルーレイを焼くことができるソフトです。最近では映画や音楽はダウンロード販売されることが多くなりました。しかしダウンロード購入した映画を大型テレビで見るのはDVDやブルーレイの方が便利です。
しかし、PCにDVDプレイヤーやブルーレイプレイヤーが付いていても、PCからはそのままではデータをDVDやブルーレイを焼くことができません。DVDやブルーレイにデータを焼くためには専用のソフトが必要になります。
DVDやブルーレイを作成するためのソフトは有料のものが多いのですが、ImgBurnは無料で使えるフリーソフトだということで人気があります。
フリーソフトとは思えない高機能性が話題!
ImgBurnはフリーソフトなのですが、人気の理由というのはフリーソフトとは思えない高機能性にあります。フリーソフトの多くが有料版と比べると、機能性に劣るところがあるのに対して、ImgBurnは無料なのに有料版並みの機能を備えています。
いったいどんな機能を使えるのか、というのはこの後の使い方で詳しく解説しますので、そちらでぜひ必要な機能の使い方を覚えてしまいましょう。
ImgBurnの特徴とは?使い方は簡単?難しい?
ImgBurnには興味があっても、ダウンロードした後のインストールで心が折れてしまって使いこなせない、という人もいます。しかし、ImgBurnには次のような特徴があります。このようなソフトの使い方に慣れていない人でも安心して使える特徴があるので安心して使ってみましょう。
初心者でも簡単に操作できるモードがある
ImgBurnの特徴には初心者でも簡単に使える「EZモード」というのがあります。「EZ」だから「イージー」です。つまりEasyで簡単に使えるモードということです。実はインストールしたままのデフォルトの設定が「EZモード」になっています。
使い方がよくわからない、という人は特に設定を変えることなく、必要な操作だけを行っていけば簡単なモードで使えるようになっています。最初はとっつきにくいと思っても、できる限り操作性は簡単に、難しくならないようになっているので、少し頑張って進めてみましょう。
上級者もカスタマイズできる!
初心者向けのイージーモードだけでは、いろいろとこだわりを持って細かい設定をしてみたいものです。ImgBurnにはイージーモードの他にも、上級者向けにいろいろと細かい設定ができるようになっています。カスタマイズ性も高いことから、上級者でも十分に満足できるソフトといえます。
ImgBurnの使い方【インストール】
ImgBurnの使い方について詳しく見ていきましょう。まずはImgBurnをインスト―する方法を見ていきます。
ImgBurnはダウンロードしてインストールするとウイルスに感染する、という声も多いソフトです。実際にウイルスが仕込まれていることは少ないのですが、無料のソフトということで配布者が利益を得られるようにアドウエアを仕込んでいることがよくあります。
このアドウエアが違法性は低いものの、PCの中の設定を勝手に改変することがあり、危険なソフトという認識を持たれてしまっています。ImgBurnをダウンロードするサイトを選べばアドウエアなしでダウンロードできるので、その点に気を付けてダウンロードからインストールをしましょう。
ダウンロードしてインストール
アドウエアやウイルスなしで確実にダウンロードできるサイトからImgBurnをダウンロードしてインストールしましょう。まずはImgBurnの公式サイトに入ります。
そちらにImgBurnをダウンロードできるミラーサイトがいくつか表示されているので、その中から安全にダウンロードできる「Free-Codecs.com」を選択してクリックします。
「Free-Codecs.com」に入ったら画面の右上にある「Download」をクリックします。すると安全なソフトをダウンロードできます。
次のページで「Download」をクリックするとインストール用のファイルをダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルをクリックするとインストールが始まります。発行元が不明ということでWindowsから警告が出ますが続けても大丈夫です。インストール用の画面が開いたら「Next」をクリックします。
インストールするにあたっての利用規約などが表示されます。英語なので、適当に目を通しましょう。「I accept the terms of License Agreement」にチェックを入れて「Next」をクリックします。
「Next」を押して進むと、インストールするフォルダが表示されます。日本語化するときにこのフォルダが必要になるので、メモ帳などにメモしておきましょう。
「Next」をクリックして進んでいくとインストールが始まります。インストールしているときにこのような画面が出ますが、こちらは新しいバージョンがリリースするときにお知らせを受け取るかどうか、ということを聞いています。新しいバージョンの情報が必要なら「はい」、必要なければ「いいえ」をクリックしましょう。
インストールが終了するとこのような画面になります。「Finish」をクリックしてインストールを終了します。
日本語化する
このままではImgBurnは英語表示なので日本語化します。日本語化に必要なファイルはこちらのサイトから入手できます。
こちらのサイトに入ったらダウンロード用のファイルをクリックしてダウンロードします。
こちらのファイルは圧縮されているので、ダウンロードフォルダで解凍しておきましょう。解凍したフォルダの中にある「Japanese.lng」というファイルを、ImgBurnのフォルダの中にある「Language」というフォルダに移します。
管理者権限を求められたら許可すると日本語化用ファイルを移せます。これで日本語化が終了しました。
設定する
ImgBurnをインストールしたら初期設定をしていきましょう。
I/Oバッファサイズを設定
I/Oバッファサイズを設定します。I/Oバッファサイズとは、書き込みを行うときに、一時的にPCの中にデータを溜めておく時のサイズになります。大きくすれば処理は高速化しますが、メモリを消費するのでメモリ容量が足りなくなることがあります。
I/Oバッファサイズを設定するためには、ImgBurnの上にある「ツール」から「設定」をクリックします。
I/Oのタブを開いて2ページに入ります。すると「バッファーサイズ」を変更できます。ゲージを右にして数値を大きくすればするほど処理速度が上がります。左にして小さくすればPCへの負担が少なくなります。数値を変更したら「OK」をクリックすると変更が反映されます。
読み込みバッファサイズを設定
次に読み込み時のバッファサイズを設定します。I/Oと同じように、数値を大きくすれば処理速度は上がりますが、PCへの負担も大きくなります。変更する方法は、ImgBurnの設定を開いて「構築」のタブを開き「ページ2」を開きます。すると「読み込みバッファーサイズ」があるので、ゲージを動かして変更しましょう。
ファイナライズを設定
ファイナライズも設定しておきましょう。ファイナライズというのは作成したディスクを他の機器でも使えるようにすることでDVDやCDに必要になります。ファイナライズをしないとPCで作成したディスクをCDプレイヤーやDVDプレイヤーで視聴できません。
ファイナライズの設定方法はImgBurnの設定を開いたら「書き込み」のタブを開いて、ページ1を開きます。「書き込みタイプ」を「DAO/SAO」にすればOKです。
メディアのレスキューの設定
メディアのレスキュー設定もしておきましょう。レスキュー設定をしておくと、書き込みに失敗したディスクを救出できます。
書き込んだデータのレスキューではなく、ディスクのレスキューのみで、確実に救出できるとは限りませんが、万が一のことを考えて設定しておきましょう。レスキュー方法はImgBurnの「ツール」から「ドライブ」を開くとレスキューの設定ができます。
ImgBurnの使い方【ISOファイルの作成】
ここからは具体的にImgBurnを使う使い方についてみていきましょう。ImgBurnではCDやDVD、ブルーレイを焼くこと以外にも、焼くためのISOファイルを作ったり、CDやDVDをコピーしたりすることができます。まずはISOファイルを焼く方法です。
ISOファイルというのはCDやDVDに入っている音楽や映画などの複数のデータを1つのデータとしてまとめて扱うことです。通常は、音楽なら1曲ごとに、映画などの動画もキャプチャーごとにファイルが分けられています。しかし、ISOファイルにしてしまえば、1枚のDVDやブルーレイに収めるべきデータを1つのファイルとして扱うことができます。
CDやDVD、ブルーレイに焼くときには1つのファイルとしてまとめて一度に扱えるので便利です。CDやDVDをUSBメモリと同じようにバックアップなどのファイルの読み書きをするために利用する場合は別ですが、音楽や映画などで利用するときにはISOファイルにしておいた方がいいでしょう。
ImgBurnでのISOファイルの作り方です。ImgBurnで「ファイル・フォルダーからイメージファイルを作成」をクリックします。
「入力元」の右側にある虫眼鏡マークのアイコンをクリックするとファイルかフォルダを参照できます。ファイルならファイルのアイコンを、フォルダーを探す場合にはフォルダーのアイコンをクリックします。
ISOファイルにするファイルかフォルダを選択したら「出力先」の右側の虫眼鏡マークをクリックします。すると作成したISOファイルを保存する場所を選択できます。
ISOファイルを保存する場所を決めて「保存」をクリックします。
下の画像で赤枠で囲っているアイコンをクリックするとISOファイルが作成されます。
ImgBurnの使い方【データを焼く方法】
CDやDVD、ブルーレイに焼けるISOファイルの作成ができたら、データをディスクに焼いていきましょう。ここからは実際にCDやDVD、ブルーレイにデータを焼く方法についてみていきます。
ISOファイルを焼く方法
まずはImgBurnでISOファイルを焼く方法です。「イメージファイルをディスクに書き込み」をクリックします。
「入力元」の検索マークをクリックしてディスクに書き込むファイルを選択します。
ISOファイルを書き込むCD、DVD、もしくはブルーレイをPCに挿入します。書き込みの準備ができたら書き込みボタンをクリックするとデータの書き込みが始まります。
フォルダごとデータを焼く方法
CDやDVD、ブルーレイをUSBメモリのようにデータを一時的に保管したり、バックアップ用に利用することもできます。この場合にはISOファイルにはせずに、直接フォルダやファイルごとデータを焼く方法を取ります。
データやフォルダを直接焼くときには「ファイル/フォルダーをディスクに書き込み」をクリックします。
「入力元」で書き込むファイルをPCから選択して、「出力先」で書き込む先のCDやDVD、ブルーレイを指定したら書き込みボタンをクリックします。するとディスクへの書き込みが始まります。
音楽CDの作成方法
音楽CDを作成するときには、上記のISOデータを焼く手順に加えて、CD CUEファイルを作成する必要があります。CD CUEファイルとは、曲順の目次情報のファイルと考えてください。ISOファイルというのは、本来は別々に存在するファイルを一連のファイルにします。
そのためにそのままCDにコピーしてしまうと、曲と曲の間が数秒空くだけですぐに次の曲が再生されてしまいます。それどころか、曲に関する目次情報がないために曲の頭出しや検索、お気に入りの曲のリピート再生などができなくなります。
音楽CDを作成するときには必ずCUEファイルを作成してからデータを焼くようにしましょう。
音楽CDを焼く方法です。ImgBurnの「ツール」をクリックして「CD CUEファイルの作成」をクリックします。
「レイアウト」のウインドウにCDに入れたい音楽ファイルをドラッグもしくは検索ボタンから入れます。「OK」をクリックするとCUEファイルが作成されます。
あとはディスクにファイルを書き込む方法で作成したCUEファイルを書き込むと音楽CDを作成することができます。
DVDをコピーする方法
DVDをコピーすることもできます。ただし、コピーが禁止されている市販のDVDやブルーレイをコピーするのはやめておきましょう。ImgBurnにはコピーガードを外す機能はありません。著作権の面でコピーが許される自作のDVDなどのコピーの作成に利用しましょう。
DVDなどのディスクをコピーしたいときには「ディスクからイメージファイルを作成する」をクリックします。
「入力元」でデータをコピーするディスクの内容を確認して、「出力先」でコピーされたISOファイルが保存される場所を確認したら変換のボタンをクリックします。するとディスクのコピーが始まります。
DVDやブルーレイからデータを消去する方法
CD-RWやDVD-RWといった再度書き込みが可能なディスクであれば、ImgBurnは中身を消去することもできます。必要なくなったデータは消去すればまた次にそのディスクを使えるので、ぜひ消去の機能も使いこなしましょう。
ImgBurnを使って消去する方法は次の通りです。データを消去したいディスクをPCに挿入したら「モード」から「書き込み」をクリックします。
「出力先」の下の「テストモード」の左横にあるディスクのアイコンが「ディスクの消去」のアイコンです。こちらをクリックします。
「ディスクの消去」の画面が出てきます。「完全」をクリックすると完全にデータが消去されます。
使い方も多様!ImgBurnの口コミ・評判とは?
ImgBurnを実際に使っている人の口コミや評判にはどのようなものがあるのか、この記事の最後に見ていきましょう。
ダウンロードとインストールをするときにアドウエアが同梱されていることに対する不満の口コミがあります。
「必要ないウイルスソフトが入っていた。Firefoxの設定を勝手に変更されたり、ウイルスをPCに送り込まれたりして最悪」
実際にはウイルスではなくアドウエアですが、ただ広告が表示されるだけではなく、必要がないソフトを勝手にインストールされたり、ブラウザの設定を勝手に変更されるのは本当に頭にきます。筆者もFirefoxのホームページと検索エンジンを見たこともないものに変更されて困ったことがありました。
ご紹介したサイトからのダウンロードならアドウエアのインストールもなく、安心して利用できます。アドウエアの心配がある人は、ぜひこの記事でご紹介したいサイトからダウンロードしてください。
ソフトウエアの使い勝手に関する口コミもあります。
「DVDやブルーレイの書き込みに関してはとても評判のいいソフトです。知人がうまく使えないといったので、インストールするファイルのバージョンを変えるように言ったらうそのようにうまくできました。バージョンによって大きく使い勝手が違うようです」
残念ながら、現在では5年ほどアップデートがされていないようです。しかし、それでもいまだに利用している人がいて話題になるということは、それだけ使い勝手いいソフトだということを表しています。
「パソコンに疎い私でもわかりやすくて使えた。日本語化も簡単にできた」
「ファイルシステムを違うものにしていると警告してくれるのは親切だと思う」
「CDも焼けるのを発見した!これはすごい!」
「他の同じようなソフトをいろいろと試してきたけれども、一番安定的に利用できたのがこちらのソフトでした。書き込みエラーが出ることもありますが、ディスクとの相性はあるようです。50枚中30枚以上がエラーになってしまいました。他のメーカーのディスクに変えたら何のエラーもなくできるようになりました。」
「バージョンアップして英語版になってしまったと思ったのですが、数日で日本語パッチが登場しました。日本語版の作成者さんには本当に感謝です。これで使いやすくなりました。」
「英語版だといいソフトだとわかっていてもちょっとハードルが高くなりますが、日本語化できると本当に分かりやすくなって、使いやすくていいです。」
使いやすくて、ディスクのコピー一般に使えるのは本当に便利なソフトです。初心者でも簡単に使えるモードがあるというのは本当にありがたいです。DVDやブルーレイの作成方法がわからない人はぜひ使ってみましょう。
ディスクの保管には要注意!
また口コミにはこんなやり取りもありました。
「MP3で音楽を焼くと音にゆがみが出ます。普通に使っているだけなのに、どうしてこのソフトで焼くと音がこんなに歪むのかわかりません。誰か助けてください」
この質問に対する答えは、データのゆがみではなくCDの歪みだとのことです。ディスクを日の当たる場所などに置いておくと、物理的にディスクが歪んでしまい、音が歪んで聞こえるようになってしまうとのこと。ディスクの保管状況には気を付けて、日の当たる場所や高温の場所に放置しないように気を付けましょう。
ImgBurnの使い方は簡単!ディスク作成に活用しよう!
この記事ではImgBurnの使い方についてみてきました。USBメモリや外付けHDDだけではなく、最近では有料で大容量なクラウドサービスも利用できるようになりました。しかし、CDやDVD、ブルーレイを利用している人もまだまだたくさんいます。データの書き込みや読み込み、コピーが簡単にできるこのフリーソフトは本当に便利です。
この記事では簡単初心者でも使えるEZモードでの使い方を主に解説してきました。まだまだImgBurnには奥深い設定などもたくさんあります。使い慣れてきたら、いろいろと設定を変えてみたりして、あなたの使いやすいように納得できる使い方を見つけてみると、もっと便利に使えるようになるでしょう。