GoProアプリ「Quik」の使い方!撮影した動画や写真が簡単に編集できる!
高性能ウェアラブルカメラ・GoProを使えば、アクティブな動画も簡単に撮影できます。GoProにはQuikという動画編集アプリがあり、撮影した映像をスマホやデスクトップパソコンで華麗に編集可能です。GoProでの撮影に重宝するQuikの使い方をまとめました。
目次
GoProにある3つのアプリ
コンパクトながら非常に優れた耐久性を誇るウェアラブルカメラ・GoPro。ヘルメットやベルトなど様々な場所に装着でき、臨場感のある動画・写真を高画質で撮影できるメリットがあります。
しかもGoProにはスマホアプリと連携した機能も搭載されており、直接GoProを触らずにスマホで遠隔操作するという使い方も可能です。GoProで使える3つのスマホアプリをご紹介しましょう。
GoPro
GoProの基本的な操作を制御できるスマホアプリです。以下のような機能に対応しており、スマホの無線接続を利用してリモコンのような感覚でGoProを遠隔操作することが出来ます。
- GoProのカメラ設定の調整
- GoProの撮影開始・停止の指示
- YouTubeやFacebook等のSNSでGoProの映像をライブストリーミングシェア
- GoProで撮影した動画・写真をその場で確認しスマホに取り込み
- スマホアプリ上で簡単な動画編集を行えるQuikStories機能
今日ひとつ知ったこと。
— ドルフィンキック (@dolphin_kick__) February 24, 2019
GoProアプリが入ってれば、一台のGoProに同時に複数台のiPhone繋げることできて、それぞれ映像をDLできる←すげー( ・∇・)
GoProアプリは、以下のリンクからiOS版・Android版をダウンロードできます。
Splice
GoProが2016年2月に「Splice」を買収したことでGoProの提携アプリとなった高性能動画編集スマホアプリです。GoPro付属の標準動画編集機能よりさらにレベルの高い動画編集が可能であり、クオリティを重視した動画・写真をシェアしたい方にお勧めです。
- 用意されているトランジションを追加するだけで簡単にGoPro動画にエフェクトを適用可能
- GoProのクリップごとに再生速度を調整可能
- GoProのクリップや写真をトリミング
- GoPro動画にテキストやフィルターを追加
- BGMのリズムに合わせて自動的にGoPro動画を同期
なお、SpliceはiOS版のみリリースされており、Android版はありません。エフェクトやトランジションには基本的な編集パターンしかないので、クールな動画に仕上げるためにはユーザーの動画編集センスが大きくものを言います。
デヴィとキャッチゴープロしてきた spliceってアプリ最高すぎてしょうもない動画でもいい感じに出来るからオススメ👍🏻 #GoPro @splice_app @GoProJP pic.twitter.com/TFtMrvfqX1
— Eiichi (@oratake0124) September 3, 2016
SpliceのiOS版アプリは、以下のリンクからダウンロードできます。
Quik
GoProが公式に推奨している動画編集用スマホアプリです。「Splice」は自分で撮影素材にアレンジを加えて動画編集していかなければならないアプリですが、「Quik」はアプリの方でおおよその完成形の構成を自動的に決定してくれます。
Quikを使えば、GoProで撮影した動画や写真を組み合わせるだけで、簡単にユニークな作品に仕上げることが可能です。無論、グラフィックの変更や音楽の追加といったカスタマイズ機能も備わっており、文字通り「短時間で素早くGoProの動画編集を済ませたい」方にお勧めです。
GoProのメインアプリと共に、Quikもスマホにインストールしておきたいアプリと言えるでしょう。
なお、基本的にQuikでは2.7Kまでの解像度のGoPro動画しか編集できません。それ以上の高解像度動画には対応できない恐れがあるので、GoProの撮影時にあまり動画の解像度を上げすぎないように注意した方が良いでしょう。
保護者会でムービー作りたいけど時間がない先生へ
— ゆうぼー@シンガポールで小学校教師 (@yuboboboyubobo) June 9, 2019
このQuikというGoProのアプリ、動画や写真を選ぶだけで、オシャレで見やすいムービーを作ってくれるのでiMovieよりオススメです🎦
自分は朝の30分間で作ったことがあります😌
Quik - GoPro Video Editor by GoPro, Inc. https://t.co/oye4jbS2W9
GoProアプリQuikのインストール方法
従来、GoProで撮影した動画は、それ単体をアップロードすることでしかインターネット上で楽しむことが出来ませんでした。しかし現在ではQuikアプリが普及しており、様々な撮影動画・写真を編集してミックスすることで、さらにユーザーの個性を投影した素敵な作品に仕上げることが可能です。
Quikを使用するためには、別途Quikアプリを自分のスマホにインストールする必要があります。Quikアプリのダウンロード・インストール手順をご紹介しましょう。
Quikで検索してダウンロード
すでにGoProのメインアプリをインストールしている方は、GoProアプリでQuikの起動ボタンをタップすれば直接ダウンロードページにアクセスすることが出来ます。
GoProのメインアプリをインストールしていない方は、App StoreまたはGoogle Playで「Quik」と入力してキーワード検索を行いましょう。
わざわざ検索するのが面倒な方は、以下のリンクからiOS版およびAndroid版アプリのダウンロードページにアクセスしても構いません。
Quikアプリを起動すると、画面上にいくつかの注意事項が表示されます。写真へのアクセスを求められたら、「OK」をタップしてください。その他、通知やパーソナライゼーションデータの送信の有無は、自分で好きな方を選択して構いません。
GoProアプリQuikの使い方:スマホの場合
GoPro用動画編集アプリ・Quikには、スマホアプリ版とデスクトップパソコン版があります。基本的な使い方はほぼ同じですが、スマホアプリ版の方がGoProの撮影現場で素早く動画編集したいという使い方に向いています。
ここでは、スマホアプリ版のQuikの使い方を見ていきましょう。
GoProで動画や写真などの素材を撮影
Quikで動画編集を行うためには、まず編集用の素材を用意しなければなりません。機種によって多少の差はありますが、GoProの使い方は基本的に以下の流れとなっています。GoProを持って野外に出向き、たくさんのアクティブな映像を撮影しましょう。
- 付属のUSBケーブルでGoProを充電
- GoProをマウントに固定(水中で使用する場合はGoProをハウジング(防水ケース)にセット)
- GoProのカメラの角度を調整
- GoProの電源ボタンを長押しして電源をONに
- GoProのシャッターボタンを押して撮影開始
撮影したデータをスマフォへ
GoProで撮影した動画データは、GoPro内のmicroSDカードに保存されます。Quikで動画編集を行うためには、GoProのデータをスマホに取り込む必要があります。
- GoProとスマホをペアリング
- GoProの動画・写真データをGoProアプリに保存
- GoProアプリの動画・写真データをスマホに保存
高画質の動画を大量に送受信するとどうしても時間がかかるので、ある程度時間に余裕のあるタイミングで取り込みを行いましょう。具体的には、以下の手順を実行してください。
GoProアプリで「カメラが見つかりません」と表示されたら、「カメラを接続」をタップして自分のGoProの機種を選択。画面の指示に従って必要事項を入力しつつ、「カメラを接続」をタップしてGoProとスマホのペアリングを完了させます。(ペアリング作業は初回の1回のみでOK。)
GoProアプリの一番左のメニューアイコンをタップして「メディアを表示」をタップ。GoProとスマホをWi-Fiネットワークに接続してください。
GoProとスマホがWi-Fiネットワークに接続されている状態で、左から2番目のメニューアイコンをタップ。画面を下にスワイプすると、GoProで撮影した動画・写真データがGoProアプリに保存されます。
GoProアプリの右から2番目のメニューアイコンをタップして、右上のアイコンをタップ。スマホに取り込みたい動画・写真データを選択した後、メニューバー中央のアイコンをタップして「写真に保存」をタップすると、GoProアプリの動画・写真データがスマホ内に保存されます。
なお、Wi-Fi経由でのGoPro動画のインポートには、多大な時間を要する上にGoProのバッテリーを大量に消耗してしまうというデメリットがあります。
その場合は、GoPro用のQuikキーがお勧めです。GoProからSDカードを抜いてQuikキーに刺し、それをスマホに直接接続すると、GoPro用無料アプリ・Captureが起動して短時間でGoProの動画・写真をスマホに取り込むことが出来ます。
少しでもGoPro動画の転送速度を上げたい時は、GoPro用のQuikキーを活用すると良いでしょう。
Quikで動画を編集する機能を使う
スマホ内にGoProで撮影した動画・写真データをインポート出来たら、さっそくQuikアプリを起動して動画編集を始めましょう。
メニュー中央の+アイコンをタップすると、スマホ内に保存されている動画・写真データを参照することが出来ます。ちなみにスマホアプリ版のQuikでは、GoPro以外の機種で撮影した動画も編集可能です。
Quikでの動画編集に使用したい動画・写真データを選択し、右上の「追加」をタップしてください。素材が編集画面に読み込まれます。
メニューバーの一番左のアイコンをタップすると、Quikの編集パターンを指定することが出来ます。約20種類もの編集パターンが用意されており、パターンアイコンをタップするだけで完成動画のおおよその構成を決定することが可能です。
鉛筆アイコンをタップすると、より詳細な編集画面に移行。クリップの前後に新しい素材を挿入したり、再生速度や角度などを変更したりすることが出来ます。
- テキスト(タイトルやキャプションを挿入)
- 削除(クリップを編集中のプロジェクトから消去)
- HIGLIGHT(目立たせたい場面をマーク)
- トリミング(各クリップの尺を調整)など
Quikstoryを有効にするとGoProアプリの自動動画編集機能・QuikStoriesと連携し、簡単にSNS映えする動画をシェアできます。
左から2番目のアイコンをタップすると、編集画面上でBGMの変更が可能です。
右から2番目のアイコンをタップすると、実際に動画を再生しながら編集画面に移行できます。
一番右のアイコンをタップすると、動画のフォーマットや再生時間など細かい編集設定を変更することが出来ます。
編集が終了した動画の書き出し
Quikでの動画編集作業が完了したら、そのプロジェクトファイルをレンダリングして動画ファイルとして書き出しましょう。
メニューバーの「保存」アイコンをタップすると、「シェアする」ページに移動します。各SNSへのシェアリンクをタップすれば、動画ファイルを直接SNSに投稿できます。シェアせずにスマホ内に保存したい場合は、「その他の共有オプション」を選択すると良いでしょう。
動画ファイルの書き出しプロセスが始まります。レンダリングにはかなりのマシンパワーを消耗するので、完成するまでは出来るだけ何もせずに待機していた方が良いでしょう。
GoProアプリQuikの使い方:パソコンの場合
デスクトップパソコン版のQuikを使えば、デスクトップパソコンの大画面を使ってGoProの動画を編集することが出来ます。基本的な編集機能・使い方はスマホアプリ版と同じですが、デスクトップパソコン版ではGoProで撮影した動画しか編集できない仕様になっています。
まずは、以下の公式サイトのリンクにアクセスし、デスクトップパソコン版のQuikをダウンロードしましょう。使用料は無料なので安心してご使用ください。
インストーラを起動したら、ウィザードの指示に従って作業を進めるだけでデスクトップパソコン版Quikのインストールが完了します。
デスクトップパソコン版Quikの初回起動時には、GoProアカウントの入力を求められます。すでにGoProアカウントを持っている方は左下のリンクからサインインを、GoProアカウントを持っていない方は以下の必要事項を入力してアカウントを作成してください。
- メールアドレス
- 氏名
- パスワード(8文字以上で英字と数字をそれぞれ必ず1文字以上含む任意の文字列)
撮影してある動画をパソコンへ
デスクトップパソコン版Quikで動画編集を行うためには、最初にGoProで撮影した動画をパソコンに取り込む必要があります。
すでにデスクトップパソコン内にGoProの動画ファイルが入っている場合は、「フォルダの選択・メディアの追加」からフォルダを指定して編集したい動画のスキャン・インポートを行ってください。
まだデスクトップパソコンにGoProの動画ファイルを取り込んでいない場合は、デスクトップパソコンにUSBケーブルを接続してGoProの電源をオンにし、編集したい動画ファイルのインポートを実行してください。
動画の編集方法
デスクトップパソコン版Quikのサイドメニューから「メディア」を選択し、動画編集に使いたいGoPro素材を選択してください。
画面上部に青いバーで表示される「作成モードで開く」をクリックすると、「作成」タブがアクティブになり、動画編集画面に移行します。後は、以下の流れでGoProの動画編集を行っていきます。
- ハイライトの選択:「メディア」欄の動画上で任意のシーンをクリックすると青い点が付き、適度な長さで切り取られた動画シーン同士が編集プロジェクト上で自動的に繋ぎ合わさる
- 動画クリップの個別編集:編集プロジェクト上の任意のクリップをクリックしてペンマークをクリックすると、トリミングや画質調整など各動画クリップに編集を行える
- 完成動画の長さに応じて選択できるハイライト数の上限が決まっているので、画面左下の「残りのクリップ数」を見ながら動画編集を行っていくのが基本
動画のBGMを変更したい場合は、編集画面の下にある音符マークをクリックしてください。様々な情景をイメージした音楽が豊富に揃っており、動画の雰囲気に合わせて自由に適用することが出来ます。BGMを選択して「ビデオに追加」をクリックすれば、編集プロジェクトに追加されます。
一通りの動画編集作業が終わったら、編集画面右下にある「保存」ボタンをクリックして動画ファイルの出力を行いましょう。
GoProアプリQuikを使ってみよう
今回は、GoProの動画編集アプリ・Quikの使い方をご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- GoProには遠隔操作全般を行える「GoPro」の他に、「Splice」や「Quik」といった動画編集用スマホアプリも用意されている
- 特にQuikは直感的な操作でGoProの動画を編集できる上に即座にSNS上でシェアできる機能もあり、動画編集初心者でも簡単に使いこなせるメリットがある
- スマホ版Quikを使う場合、Wi-Fi経由でGoProの動画をスマホに取り込んでから動画編集を行う
- 無線接続だと高画質の動画をインポートするのに時間がかかるため、SDカードの読み取りに対応したQuikキーを使うと良い
- デスクトップパソコン版Quikを使う場合、USBケーブルでGoProの動画を読み込んだ後、大画面で動画編集を行える
動画編集アプリ・Quikを使えばGoPro動画にさらなるアレンジを加えられるため、GoProを使う楽しみがより増大することでしょう。ぜひ本記事を参考にして、動画編集アプリ・Quikを使って凝ったGoPro動画を編集できるようになってください。