簡単ボイスレコーダーアプリの使い方!Androidスマホで会議の録音も綺麗にできる!
最近は音声入力の技術が進んだとはいえ、誤認識などの問題が残ります。そのため簡単なメモや音声入力しづらい会議では、ボイスレコーダーの使用がおすすめです。今回はその中からシンプルで使いやすいAndroid用の無料アプリ、簡単ボイスレコーダーの使い方を紹介します。
目次
簡単ボイスレコーダーをAndroidスマホで使おう!
日本ではあまり使われないボイスレコーダーですが、車での移動が多いアメリカでは運転中にメモを取る代わりにボイスレコーダーがよく使われます。また、内容を後で聞き返すために会議や打ち合わせを録音する場合にもボイスレコーダーが便利です。またセクハラ・パワハラなどの証拠を押さえる際にもボイスレコーダーは欠かせないツールです。
そんなボイスレコーダーの機能をスマホに簡単に組み込んでくれるのが、今回紹介するAndroidスマホ用の無料アプリ、簡単ボイスレコーダーです。その名の通り、簡単な使い方で音声の録音・再生を行えます。
なお、iPhoneユーザーの場合は、以下のリンク先の記事を参考にボイスレコーダーアプリを探してみてください。
簡単ボイスレコーダーは安全?
カナダ製のアプリである簡単ボイスレコーダーは、Googleのチェックもいくつかのセキュリティアプリでも、警告はされないため安全性は高いアプリと言えます。とはいえ、2019年6月段階では問題がなさそうというだけで、新たな問題が発生するかもしれませんし、今後のバージョンアップの際にウイルスが入り込んでしまうかもしれません。
こうした事情は簡単ボイスレコーダーに限りませんので、ほかのアプリについても安全性について注意を怠らないようお願いします。なおAndroidのセキュリティソフトの選び方と使い方については、以下のリンク先の記事を参考にしてください。
アプリをインストールする手順
簡単ボイスレコーダーをAndroidスマホにインストールするには、まず下のリンク先のGoogle Playのダウンロード画面にアクセスします。
その上で「インストール」ボタンをタップします。
するとアプリの権限の確認画面がポップアップしますので、「同意する」を選びます。すると簡単ボイスレコーダーがインストールされ、あなたのAndroidスマホのホーム画面にアイコンが表示されます。
簡単ボイスレコーダーの使い方
簡単ボイスレコーダーの使い方は、その名の通りとても簡単です。音声を録音するにも再生するにも、画面をワンタップするだけで済みます。
音声を録音する
簡単ボイスレコーダーを立ち上げるとデフォルトで「録音準備完了」画面となります。画面下の「マイク」アイコンの「録音」ボタンをタップすれば即座に録音が始まります。もし時間に余裕があるのでしたら、「マイ録音xx(xxは数字)」となっている部分をタップして、分かりやすい名前に変更しておくと便利です。
その場合は、名前を入力後、右下のチェックボタンを選択すればボイスメモの名前が変更されます。あとは「録音」ボタンをタップして録音を開始します。録音は、録音中に表示される画面右下のチェックマークを選ぶと終了、「ポーズ」ボタンを選択すると一時停止、「×」ボタンをタップすると録音をキャンセルして録音中のデータを削除します。
録音した音声を再生する
一方、簡単ボイスレコーダーでの再生機能の使い方は、まず録音画面右上の「プレーヤー」タブを選択するところから始まります。プレーヤータブに切り替わったら、再生したいファイル名をタップすれば即座に再生が始まります。
録音ファイル名が基本の「マイ録音xx.wav」のままで、どのファイルが目的のファイルかわからない場合は、ファイル名の下にある録音日時を参考に選んでください。
なお再生中のファイルは、画面下の再生ボタンの左右にある「早送り」「巻き戻し」ボタンで早置くと巻き戻しができます。
録音した音声をシェア・管理する
簡単ボイスレコーダーでは、すでに録音した音声を削除したり、ファイル名を変更したりする使い方も簡単です。目的のファイル名をタップするとその音声ファイルが再生されますが、それと同時に管理用のアイコンも表示されます。「鉛筆」アイコンを選択すればファイル名変更が、「ゴミ箱」アイコンを選択すればファイルの削除が、それぞれ可能です。
また左端の「共有」アイコンを選択すれば、共有先が表示されます。最初に出てくる3つに求める共有先が見当たらない場合は、「すべて表示」をタップしてそれ以外の共有先も表示させてください。メールに添付したり、Evernoteに記録したりすることが可能となります。
また右端の「︙」ボタンを選択し、「着信音に設定」をタップすることで、簡単ボイスレコーダーに録音した音声をAndroidスマホの着信音に設定することも可能です。
ウィジェットに追加して録音する
簡単ボイスレコーダーをボイスメモとして使う場合には、気がついたときにすぐに起動したくなります。そのためには、Androidスマホのホーム画面にウィジェットを登録する使い方が便利です。
4×1の「録音キャンセル」「録音/一時停止」「録音終了」「録音時間」「アプリ起動」の各アイコン入りのウィジェットと、1×1の「録音/録音終了」、同じく1×1の各種機能を設定できるEVRショートカットの3つのウィジェットが利用できます。
ホーム画面のスペースに余裕があるならば4×1のウィジェットを、そうでなければ1×1の「録音/録音終了」のウィジェットを使ってください。
簡単ボイスレコーダーの設定をシーンに合わせて変更しよう
簡単ボイスレコーダーには、録音のシチュエーションに合わせて「ボイスメモ」「会議&講義」「音楽&ライブサウンド」の3つのモードが用意されています。このモードを切り替えるには、「レコーダー」「プレーヤー」の各画面の右上の「︙」アイコンを選択し、プルダウンメニューから「設定」を選び、設定画面で「マイクのプリセット」をタップします。
ボイスメモ
マイクのプリセット画面で「ボイスメモ」を選べば「ボイスメモ」モードになります。自分、もしくは特定の一人のしゃべった内容を録音するのに向いたモードです。このとき通常はスマホの下端にある、メインマイクでの録音となります。スマホを持って、下端を自分、もしくは相手の口に近付けるようにして話すとうまく録音されます。
会議・講義
マイクのプリセット画面で「会議&講義」を選べば「会議&講義」モードになります。周囲の人々の内容を録音するのに向いたモードです。このとき通常はスマホの裏側上部にある、リアマイクでの録音となります(機種によってリアマイクの位置は異なります)。そのため、スマホを机の上に伏せて録音することで、会議や講義の音声をうまく採録できます。
音楽・ライブサウンド
マイクのプリセット画面で「音楽&ライブサウンド」を選べば「音楽&ライブサウンド」モードになります。目的の音楽や音を録音するのに向いたモードです。このとき通常はスマホの下端にある、メインマイクでの録音となります。スマホを持って、下端を目的の音源に向けて録音するのがおすすめです。
「ボイスメモ」モードに似ていますが、「ボイスメモ」モードでは人間の音声が聞き取りやすいようにデータを加工しているのに対して、「音楽&ライブサウンド」モードでは加工なしのデータとなります。
簡単ボイスレコーダーを利用する注意点
ここまで記したように、簡単ボイスレコーダーは無料で簡単に音声を記録できる便利アプリです。しかし、いかに便利なアプリとはいえ、マイクにちゃんと音声が届かなければまともな録音にはなりません。そのため、メインマイクとリアマイクの位置を、Androidスマホのマニュアルでしっかりと確かめておくことが必要です。
また、簡単ボイスレコーダーは同じマイク経由の音声であっても、スマホの電話やLINEなどのチャットアプリの通話音声は録音できません。またスマホで鳴っているゲームや動画・音楽の音声も録音不可能ですので、その点を忘れないでください。
無料でなければもっと多機能に
簡単ボイスレコーダーは無料のアプリですが、399円のPro版に乗り換えると広告が消え、録音ファイルを自動的にGoogleドライブやDropboxにアップロードできます。また無料版では、録音形式がWAV、m4a、3gpに限られていますが、Pro版ではMP3やAACも利用でき、無音部分のスキップ機能や音量の適正化機能も使えるようになります。
簡単ボイスレコーダーは、無料版でも広告が目立たずに便利に使えますが、これらの機能がわずか399円(2019年6月現在)で入手できるのはなかなかに魅力的です。
簡単ボイスレコーダーを使ってみよう!
ボイスレコーダーは、人によってはまったく利用されないアプリですが、ボイスメモは思いつきを忘れずに記録するのに欠かせませんし、ボイスレコーダーは会議や打ち合わせの際の言った言わないの確認用に積極的に利用すべきです。そんなボイスレコーダーの入門用に、ぜひとも簡単ボイスレコーダーを利用してください。