ANAマイレージクラブへの入会方法!申し込み時の注意点やカードの種類も解説!
ANA(全日空)のマイレージクラブは航空会社版ポイントシステムで、これに入会することで飛行機を利用したりANAカードを見せたりするとマイルが貯まり、特典航空券などと交換できる仕組みです。このANAマイレージクラブへの入会方法と簡単な利用法をお伝えします。
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目次
- 1入会しないと損?ANAマイレージクラブについて
- ・ANAマイレージクラブって?
- ・ANAマイルに入会する方法について
- ・カードの選び方と種類について
- 2ANAマイレージクラブに入会する方法
- ・公式サイトで入会する場合
- ・空港で入会する場合
- ・退会する場合はカードによって異なる
- 3ANAマイレージクラブの入会申し込み時の注意点
- ・家族で貯めるならマイルを合算できる
- ・入会前のフライトマイルは6ヶ月以内
- 4ANAマイレージクラブで貯まるANAマイルについて
- ・入会金や年会費は無料
- ・有効期限は3年間
- ・特典航空券と交換可能
- ・交換先が豊富
- ・ANAマイルの貯め方について
- ・マイルを効率よく貯めるコツ
- 5ANAマイレージクラブに入会するとお得がたくさん!
入会しないと損?ANAマイレージクラブについて
ANAマイレージクラブは、入会金・年会費無料で入会できる、ANAのマイレージシステムです。マイレージシステムは、基本的にその航空会社の飛行機に乗った距離(マイル)を貯めることで、その航空会社の特典航空券を獲得したり、エコノミー→プレミアムエコノミー→ビジネスクラス→ファーストクラスといったアップグレードを可能にしたりします。
「基本的に」と言ったのは、ANAマイレージクラブは飛行機に乗る以外にも多くの方法でマイル(=ポイント)を貯めることができ、また多くの方法で使えるためです。そして貯めたマイルは、使い方次第ですが1マイル当たり1〜3円の価値を持ちます。
ANAマイレージクラブって?
先にも記しましたが、ANAマイレージクラブに入会することで、ANAのマイルを貯められます。逆に言うとANAマイレージクラブに入会しなければANAのマイルは貯まりません。そのため、ANA、もしくはANAと同じアライアンスの、スターアライアンス加盟航空会社を利用するのなら、ANAマイレージクラブに入らないとマイルが貯まらず損します。
ANAマイレージクラブには以下の特徴があります。
- 入会金・年会費は無料
- 獲得したANAマイルには3年間の有効期限がある
- 5,000マイル以上のANAマイルで特典航空券と交換可能
- 特典航空券以外にもANAマイルは多彩な交換が可能
- 飛行機に乗る以外にも多彩な方法でANAマイルをためられる
ANAマイルに入会する方法について
ANAマイレージクラブへ入会すると、ANAマイレージクラブカードがもらえます。ただし、このカードにはいくつもの種類があり、カードによって年会費が異なりますし、マイルの貯まり方も変わります。また、入会方法も、ネットでの入会や空港での入会が可能です。
カードの選び方と種類について
ANAマイレージクラブカードには大きく分けて4つの種類があります。
- ANAマイレージクラブカード……無料、マイルが貯まりにくい
- クレジットカード機能付きのANAカード……有料、クレジットカードの利用でマイルが貯まりやすく、ボーナスマイルもある
- ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード……無料、銀行口座やデビットカードの利用でよりマイルが貯まる
- ANAプリペイドカード……無料、プリペイドカードの利用でよりマイルが貯まる
以下にカードの種類ごとの選び方と注意点をお伝えします。
ANAマイレージクラブカードの特徴
飛行機に乗る用事があるけれども、これまでANAマイレージクラブに入会していなかったという人におすすめなのが、ANAマイレージクラブカードです。申し込みさえすれば、入会金なし、年会費なし、審査なしですぐに入会できます。その代わり、ANAもしくはANAと提携しているサービスを利用するしかマイルを貯める手がありません。
次以降にお伝えするクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードのように、支払った金額で追加のマイルを貯めることはできませんし、ボーナスマイルもなしです。ですが、たまに使うANAのマイルだけでも利用したいのなら、このANAマイレージクラブカードで入会するのがおすすめです。
なお、以前はEdy付きのANAマイレージクラブカードが発行できましたが、2019年9月現在ではEdy付きのカードの発行はなしになりました。
ANAカード(クレジットカード機能付き)の特徴
ANAマイレージクラブで本格的にマイルを貯めるのなら、クレジットカード機能付きのANAカードを申し込んでANAマイレージクラブに入会するのが一番です。クレジット払いをすればANAマイルがもらえる上に、飛行機に乗った際にボーナスマイルが付いたり、毎年継続ボーナスマイルがもらえたり、入会時に多くのマイルをもらえたりします。
ただし、クレジットカード機能付きのANAカードには、年会費無料のものから16万円以上のものまで、20を超える種類があり、飛行機に乗ってマイルを貯めるのか、それ以外の場面でマイルを増やすのかで最適のANAカードが変わってきますので注意が必要です。
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードの特徴
スルガ銀行のANA支店に口座を持つと利用できるのが、ANAマイレージクラブFinancial Pass Visaデビットカードです。クレジットカード機能がない代わりに、銀行口座のお金で支払いできるデビットカード機能が付いており、こちらも入会金なし、年会費なしで申し込みさえすればすぐに入会できます。
また、給与振り込み口座にすれば毎月50マイル、携帯電話などの料金引き落とし口座にすれば毎月5マイル、などという具合にマイルが貯まり、年間のデビットカード利用金額に応じて3,000、もしくは8,000マイルもらえます。このカードの申し込みは、ANAマイレージクラブカードではちょっと物足りなく感じられる人に向いている方法です。
ANAプリペイドカードの特徴
ANAプリペイドカードも、クレジットカード機能がない代わりに、あらかじめ入金しておいた金額分だけ利用できるプリペイドカード機能が付いている、ANAマイレージクラブのカードです。こちらも入会金なし、年会費なしで、2019年9月現在発行手数料無料、発送手数料無料です。VISAもJCBも申し込みさえすればすぐに入会できます。
継続ボーナスマイルなどはありませんが、1か月の利用金額に応じて1,000円当たり5マイルがもらえます。ANAプリペイドカードを申し込みするのは、クレジットカードの年会費を払ってまでマイルを貯める気にはならないけれども、ある程度積極的にマイルを貯めたい人におすすめの方法です。
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ANAマイレージクラブに入会する方法
ANAマイレージクラブに入会申し込みするには、公式サイトから申し込みする方法と、空港で申し込みして入会する方法のふたつがあります。このふたつの方法のうち、公式サイトからの申し込みが一般的です。
公式サイトで入会する場合
ANAマイレージクラブカードとANAカードの申し込みをするのなら、以下のリンクから会員登録画面にアクセスし、どちらの種類のカードかを選びます(ANAカードならさらに20種類異常の中からどのカードにするかも選びます)。そして規約に同意の上、必要事項を入力して入会してください。
ただし、クレジットカード機能付きのANAカードを申し込みする場合、各種キャンペーンをやっていたり、ポイントサイトからの入会で多くのポイントやマイルがもらえたりしますので、注意してください。
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードの申し込みをするのなら、以下のリンクから会員登録画面にアクセスし、規約に同意の上、必要事項を入力して入会してください。
ANAプリペイドカードの申し込みをするのなら、以下のリンクから会員登録画面にアクセスし、規約に同意の上、必要事項を入力して入会してください。
空港で入会する場合
空港のカウンターでもANAマイレージクラブカードを作成できます。ANAマイレージクラブに入会していないで飛行機に乗るときや、まだカードを持っていないお子さんを入会させるのに便利です。この場合は、ANAのスタッフにANAマイレージクラブに入会する旨を伝え、登録用紙をもらえば、登録用紙の番号でその飛行時のマイルを加算できます。
あとは、登録用紙に必要事項を書き入れてポストに投函して、ANAマイレージクラブカードが届くのを待てば終了です。
退会する場合はカードによって異なる
基本的にANAマイレージクラブを退会する必要はありませんが、年会費が有料のクレジットカードから年会費無料のANAマイレージクラブカードに切り替えたり、逆に年会費無料のANAマイレージクラブカードからマイルを貯めやすいANAカードに切り替えたりすることはあります。
このうち、ANAマイレージクラブカードを退会する場合は、以下のリンクから「退会のお手続き専用フォーム」にアクセスして退会してください。
それ以外の種類のカード(ANAカード、ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード、ANAプリペイドカード)は、それぞれカード発行会社に連絡して、退会します。
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ANAマイレージクラブの入会申し込み時の注意点
ANAマイレージクラブに入会する際には、いくつか注意すべき点があります。基本、すべての情報を間違いなく記入しなければなりませんが、中でも氏名の入力には注意してください。姓名を逆に入力したり、パスポートと異なる記載だとANAマイルがもらえなかったり、最悪の場合は飛行機に乗れなくなったりします。
また、それ以外にも以下の注意点が挙げられます。
家族で貯めるならマイルを合算できる
ひとつめの注意点は、家族同士であればANAのマイルが共有できるということです。両親の貯めたマイルで子どもに特典航空券をプレゼントすることなどができるわけです。
マイルの共有について
ただし、マイルを共有するANAカードファミリーマイルを利用するには、18歳以上のメンバーがクレジットカード機能付きのANAカードを持つ必要があります。18歳未満、もしくは高校生の家族であれば無料のANAマイレージクラブカードで大丈夫です。
入会前のフライトマイルは6ヶ月以内
ふたつめの注意点は、ANAマイレージクラブに入会する前のフライトでも、6か月以内であればマイルの加算が可能だということです。ANAマイレージクラブの存在を知らずに利用した飛行機の旅行でも、半年前までであればマイルに加算できるのです。
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ANAマイレージクラブで貯まるANAマイルについて
それでは、ここからはあらためてANAマイレージクラブと、ANAマイルについて説明します。
入会金や年会費は無料
先にもお伝えしたように、ANAマイレージクラブ自体は入会金なし、年会費なしです。しかし、クレジットカード機能がつくとクレジットカードの年会費が必要ですので、注意してください。
有効期限は3年間
ANAマイレージクラブで手に入れたANAマイルの有効期限は3年です。それ以内に特典航空券に交換するか、ほかの方法でマイルを利用しなければ、貯めたマイルは無駄になります。どうしてもうまく使えないようならSkyコインへの交換をおすすめします。
特典航空券と交換可能
ANAマイルの利用先としては、特典航空券がおすすめです。何万マイルも必要ですが、特にビジネスクラスやファーストクラスといった種類の特典航空券に交換するとマイル単価が大きく向上します。わざわざ航空会社のマイルを貯めるのですから、なるべくなら上の種類の特典航空券を目指してください。
また、特典航空券以外にも座席のアップグレードやANA SKYコイン、ANAご利用券、ANAセレクションといった航空会社ならではの利用先もあります。
交換先が豊富
また、ANAマイルは楽天スーパーポイントやTポイントといった共通ポイントや多くの種類のギフトカードにも交換できます。ただし、この場合1マイルが1円相当になる場合がほとんどなので、交換するためにわざわざANAマイルで貯めるメリットはありませんから注意してください。
ANAマイルの貯め方について
ANAマイルは航空会社のマイルですから、飛行機のフライトでマイルを貯めるのが基本です。しかし、ANAマイレージクラブには、飛行機に乗らなくても多くのマイルの貯め方があり、飛行機に乗らずにマイルを貯める人たちを「陸(おか)マイラー」と呼びます。陸マイラーは、陸上でマイルを貯めて、貯まったマイルで飛行機に乗ります。
マイルを効率よく貯めるコツ
それでは実際にマイルを効率良く貯める方法をお教えます。
ANAの国内線や国際線を利用する
ANA、もしくはルフトハンザ、ユナイテッド、アシアナなどスターアライアンスの航空会社、あるいはANAと提携するエティハドやヴァージンなどの航空会社のフライトを利用することでマイルが貯まります。基本的にフライト距離に、席のクラスごとに50%とか120%とかの積算率を掛け合わせてマイルが決まります。
そのため、長距離を高い席で飛べば、その分だけマイルが多く貯まります。
ANAマイレージクラブ経由のホテルやレストランを利用する
ANAマイレージクラブを経由してホテルやレストランを利用したり、ANAマイレージモールを利用したりすることでもマイルが貯まります。またセブン-イレブンなどの提携店でANAマイレージクラブカードを見せることでもマイルを貯められます。
楽天スーパーポイント等をマイルに交換する
先にANAマイルからの「交換先が豊富」とお伝えしましたが、反対に楽天スーパーポイントなどからANAマイルに交換することも可能です。ちなみに楽天スーパーポイント2ポイントでANAマイルが1マイルになりますが、逆方向だとANAマイル1マイルが楽天スーパーポイント1ポイントにしかなりません。ANAマイルへの交換には注意が必要です。
ANAマイルを本気で貯めるのであれば、各種ポイントサイトを利用して何万ポイントも貯めた上で、どのポイントサイト経由でANAマイルに交換するかを真剣に検討する必要があります。
クレジットカードで決済する
クレジットカード機能付きのANAカードで支払うことで、ANAマイルを貯めるのも王道です。クレジットカードの年会費とは別に交換費用が発生しますが、クレジットカード決済なら100円当たり1マイルの交換も可能です。ANAマイルをしっかり貯めるのであれば、ANAカードに支払いを集める必要があります。
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ANAマイレージクラブに入会するとお得がたくさん!
以上、ANAマイレージクラブへの入会方法からカードの種類、ANAマイルの貯め方、使い方までをお伝えしました。ANAマイレージクラブは入会金・年会費なしで入れますから、飛行機に乗る機会があればANAマイレージクラブに入会することをおすすめします。ただし、本気でマイルを貯めようとすると実に奥が深い世界であることもご承知おきください。
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