Androidスマホに「.thumbnails」というフォルダがあります。気がつくと「.thumbnails」のフォルダがかなりの容量を使っているのですが、このフォルダは削除しても大丈夫なのでしょうか。この記事では「.thumbnails」について解説します。
Androidスマホを使っている方のお悩みの中に、スマホの内部ストレージの容量が、不要なファイルやアプリを削除しても、全く減らずに圧迫されるというものがあります。その原因を探っていくと「.thumbnails」というフォルダがスマホの容量を圧迫している場合があります。
この記事では「.thumbnails」とはどのようなフォルダで、「.thumbnails」を削除してしまっても大丈夫なのかどうか、容量を圧迫しないように設定する方法はないのか解説します。
「.thumbnails」はスマホのカメラで撮影した写真が格納される「DCIM」というフォルダの中に生成されるフォルダです。
ファイルマネーファーアプリでDCIMを開いても表示されないという場合には、ファイルマネージャーの設定から「非表示のファイルを表示」もしくは「隠しファイルを表示」をオンにしてください。
すると、上記の画像のようにDCIMのフォルダの下に「.thumbnails」が表示されます。「.thumbnails」は、アルバムアプリなどで画像の一覧などで表示されるサムネイル用の画像が格納されているフォルダです。DCIMなどに保存されている画像を縮小した画像が生成されて保存されています。
「.thumbnails」がスマホの容量を圧迫する理由は、スマホから削除した画像のサムネイル画像が、削除されずにどんどんとたまっていくためです。
必要なくなったり、PCやクラウドなどに移した画像はスマホから削除します。しかし、「.thumbnails」に生成されたサムネイル画像はそのまま残ってしまいます。「.thumbnails」にはサムネイル画像が溜まっていく一方なので、スマホの容量を圧迫してしまうのです。
「.thumbnails」のフォルダは削除しても大丈夫なのか解説します。
「.thumbnails」のフォルダを、フォルダごと削除してしまうと写真のサムネイル表示がされなくなってしまう可能性があります。一覧から写真を探したい時にはサムネイル表示がないと困るでしょう。「.thumbnails」のフォルダを削除してしまうことはおすすめしません。
しかし、中のファイルは削除してしまっても大丈夫です。半年に1回か1年に1回ほど、定期的に「.thumbnails」の中に保存されているサムネイル画像は全て削除してみましょう。すると、「.thumbnails」の容量がスマホの容量を圧迫することも少なくなります。
特にサムネイル表示は必要がないという場合には、「.thumbnails」をフォルダごと削除してしまっても大丈夫です。しかし、「.thumbnails」のフォルダを削除しても、画像を利用するアプリが「.thumbnails」のフォルダを自動生成する場合があるので注意が必要です。
「.thumbnails」のフォルダを削除したのに、アプリが自動で生成してしまう場合には、アプリの自動生成を防ぐための対処法があります。その対処法をご紹介します。
「.thumbnails」のフォルダが必要ない場合に削除したあとで、「.thumbnails」を再生成するのを防ぐ方法は、DCIMのフォルダの下に「.thumbnails」のファイル名でダミーファイルを作ってしまうことです。
フォルダには拡張子がないために、「.thumbnails」を作るはずの場所にすでに同じ名前のダミーファイルがあると、すでにフォルダがあるものと勘違いして生成しなくなる模様です。
使わない画像でも、テキストファイルでもなんでもいいので「.thumbnails」というファイル名にして、「.thumbnails」のフォルダを削除したあとでDCIMのフォルダの下においてみましょう。すると「.thumbnails」のフォルダは作成されなくなります。
ただし、ギャラリーなどのアルバムアプリで写真を選ぼうとするときにサムネイル表示されなくなるので、その点はご承知おきください。
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