ここ数年、地上波テレビでのプロ野球の生中継がすっかりと減ってしまいました。プロ野球のライブ配信を無料で見るにはどうしたら良いのでしょうか。この記事では、プロ野球のライブ配信を無料で見る方法やアプリがあるのか、詳しくお伝えします。
3月のオープン戦の開幕から、11月の日本シリーズの終了まで、私達を毎日のように楽しませてくれるスポーツがプロ野球です。2019年には、全球団でスタジアムの観客動員数が過去最高だったということで、プロ野球観戦を楽しむ方が増えてきました。
しかし、その一方で、ペナントレースの地上波での全国ネットでのテレビ中継はどんどんと減っている印象があります。
チームごと、地域ごとに見ると、本拠地としているチームがある地域では、そのチームの試合を地元のテレビ局が毎日のように放映しています。
北海道なら日本ハム、東北地方なら楽天イーグルス、千葉県なら千葉ロッテマリーンズ、関西地方なら阪神タイガース、九州なら福岡ソフトバンクホークスといったように、各地域での地元チームの試合のテレビ中継の盛り上がりは凄まじいものがあります。
しかし、それ以外の地域のプロ野球ファンにとっては、テレビでプロ野球を観られる機会はとても減っています。以前は当然のようにどこかのテレビ局で放送されていた巨人戦などが、ここ数年はほとんどなくなってしまいました。
この記事では、地元チームのある地域以外ではプロ野球中継が減ってしまった現在、プロ野球を無料で視聴する方法はあるのかお伝えします。
実は、現在、プロ野球中継を生のライブで完全無料で見られる方法は、テレビの地上波での中継と、ニコニコ生放送しかありません。プロ野球中継を配信しているアプリや動画配信サービスもありますが、それらのサービスは合法的なものはすべて有料で月額料金がかかります。
しかし、テレビの地上波での生中継やニコニコ生放送での無料での視聴には、いろいろと多くのプロ野球ファンにとっては困難な事情があるようです。
最も手軽にプロ野球の生中継を楽しめる方法はテレビの地上波でライブ中継を見る方法です。しかし、テレビの生中継は全国ネットでの放送は以前に比べると格段に少なくなっています。10年ほど前までは、プロ野球のシーズン中は、夜、どこかのチャンネルで必ず巨人のナイター戦を生放送していたものです。
しかし、人々のライフスタイルは2000年代に入り大きく変化して趣味が多様化しました。さらに、サッカーのJリーグやバスケットのBリーグ等、観戦を楽しめるプロスポーツの選択肢も広がりました。
こうした社会的な変化を背景にして、全国ネットでのプロ野球中継の視聴率が大幅に低下してしまいました。そのために、クライマックスシーズンや日本シリーズのような特別な試合を除いて、シーズン中の試合の生中継はほとんどテレビ中継されなくなっています。
ニコニコ生放送には日本プロ野球機構のチャンネルがあり、こちらでプロ野球の試合を生中継することがあります。すべての試合ではありませんが、ニコ生で放送される試合は誰でもニコニコチャンネルに会員登録すれば無料で観戦できます。
しかし、ニコ生のサーバーには限りがあることから、視聴人数が多くなると人数制限がかけられてしまいます。有料会員のプレミアム会員を優先するために、無料会員は強制退出させられてしまうこともよくあります。
しかも、ニコ生のプロ野球ライブはとても人気コンテンツで、視聴人数もとてもたくさんいます。ニコ生のライブに入れたとしても、無料会員は途中で強制退出させられる可能性がとても高いのが現状です。安心して無料でプロ野球中継を生観戦できる環境とは言えません。
YouTubeの生配信で、テレビで中継しているプロ野球の番組をそのまま流しているチャンネルがあります。YouTubeでの生配信なら無料で誰でも観戦できます。視聴者が、YouTubeにアップロードされている生中継を視聴することは違法とは言えません。
しかし、YouTubeで配信されるプロ野球の生配信は、実は違法アップロードです。テレビ中継されている番組の著作権はテレビ局に帰属します。また、試合中に映る選手たちの肖像権は選手個人に帰属して、それぞれの球団が厳しく管理しています。
著作権や肖像権の利用の許可を得ずに、勝手に公のプラットフォームで配信する行為は、著作権法などに違反する違法行為です。実際に、放送局の許可なくプロ野球中継をYouTubeで生配信したとして、京都府警に配信者が逮捕される事件が2018年10月に起きています。
現在の法律では、違法アップロードされたコンテンツをダウンロードせずに視聴するだけなら違法行為ではありません。しかし、いずれ著作権法の適用が厳しくなり、視聴行為も刑事罰の対象になる可能性があります。
ニコニコ生放送での公式の配信以外での動画プラットフォームでの生配信は違法行為なので決して利用しないことをおすすめします。
テレビの地上波中継とニコニコ生放送以外で、現在プロ野球のライブ配信を楽しむためには、有料サービスを利用するほかはありません。必ず生中継のあるご当地チームが地元にない方や、実はご当地チーム以外のチームのファンで、他のチームの試合がみたい、という方は動画配信サービスの利用をおすすめします。
プロ野球中継のライブ配信を行っているサービスでは、それぞれ配信するチームが異なります。現在のところ、どのようなサービスが、どのチームの試合のライブ配信をしているのか、詳しく解説します。
スポーツ専門の動画配信サービスのDAZNでは、広島カープ以外の11球団の主催試合が全試合ライブ配信されます。DAZNは税込み月額1,925円で、配信されているすべての番組を視聴できます。
日本のプロ野球以外でも、アメリカのプロ野球MLBや、世界中のサッカーリーグ、バスケットボール、アメリカンフットボールなど、世界中のスポーツ中継を楽しむことができます。
プロ野球に限らず、スポーツファンなら絶対に見逃せないのがDAZNでしょう。DAZNには1ヶ月間の無料体験期間があります。1ヶ月間なら無料で見放題できるので、ぜひ一度無料体験でどのような感じか試してみましょう。
パ・リーグライブとは、月額507円のヤフープレミアム会員に提供されている、パ・リーグのチームの主催試合を全試合ライブ配信するサービスです。スポーツナビのアプリやWebサイトから視聴できます。ソフトバンクユーザー奈良、スマートログインを設定すれば無料で視聴できます。
ヤフープレミアム会員になれば、PayPay利用時のボーナスアップや、Yahooショッピングでポイントがたくさん貯まるなどのメリットがあります。パ・リーグLIVEだけではなく、バスケットLIVEで国内のバスケットボールの試合も見放題です。
Yahooのサービスを良く利用する方で、パ・リーグやバスケットボールのファンなら必見のサービスです。
Rakten パ・リーグ Specialとは、楽天が運営している、パ・リーグの所属チームの一軍の主催試合をすべてライブ配信するサービスです。無料体験はありませんが、税込みで月額702円、年払いなら5,602円_(1ヶ月あたり約467円)で利用できます。
楽天のサービスというと、楽天ポイントが気になるところです。2021年3月までは、Rakten パ・リーグ Specialを加入及び継続することで、楽天でのお買い物のポイントが1%アップするSPUの対象です。しかし、SPUの対象から今後外れることが決まっています。
しかし、年払いなら月額500円以下でパ・リーグの試合を見放題というのは格安のサービスです。利用する価値はSPU対象外になっても十分にあります。
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