2020年08月14日更新
Access Denied for userの対処法!MySQLでroot権限が設定できているか確認しよう
MySQLをインストールしようとしたときに、「Access Denied for user」と表示されてしまい、ログイン出来ない場合があります。Access Denied for userの原因と対処法についてこの記事では解説します。
目次
Access Denied for userの原因とは?
今や、データベースの構築や管理を行う人にとっては、欠かせないシステムが MySQLです。オープンソースで無料で利用できるのに、大容量のデータでも高速処理できることから、今や企業だけではなくて、レンタルサーバーや検索エンジンでも活用されています。
MySQLを使い始めようとする場合に、Access Denied for userというエラーが出てしまうことがあります。この記事では、Access Denied for userのエラーが出てしまった時の原因と対処法について解説します。
「ユーザー 'root' @ 'localhost'のアクセスが拒否されました」と表示される
Access Denied for userのエラーが出てしまう場合は、画面に「Access denied for user 'root'@'localhost(ユーザー 'root' @ 'localhost'のアクセスが拒否されました)」と表示されてしまいます。
MySQLのroot権限に問題がある
このエラーが表示される原因は、MySQLのroot権限に問題があることを意味しています。MySQLにroot権限を設定していないか、root権限にアクセスする際のパスワードが間違えているかのどちらかです。
MySQLをインストールするときにAccess Denied for userとなる時の対処法
MySQLをインストールする時に「Access denied for user 'root'@'localhost」のエラーが出てしまう場合の対処法についてお伝えします。
MySQLを一旦停止してからroot権限を設定して再起動
MySQLをインストールする時に「Access denied for user 'root'@'localhost」のエラーが表示されてしまう場合には、rootユーザーの権限が設定されていない場合です。
その場合にはMySQLを一旦停止します。MySQLを停止したら、「–skip-grant-tables」のオプションをつけて再起動します。
このオプションは、MySQLをroot権限をつけずに実行するためのオプションです。
起動したらmyqlコマンドプロンプトへ入り、root権限を設定しましょう。どのユーザーにroot権限をつければ良いのかわからない場合には、全てのユーザーにroot権限を付けるか、全てのユーザーを削除してからroot権限を持つユーザーの設定を行いましょう。
パスワードエラーでAccess Denied for userとなる時の対処法
パスワードエラーによって「Access denied for user 'root'@'localhost」のエラーになってしまう場合の対処方法についてお伝えします。
設定したはずのユーザーパスワードを入力してみる
「Access denied for user 'root'@'localhost'(using password: NO)」とエラーページが表示される場合には、root権限を持つユーザーがパスワードを設定しているということです。
この場合には、設定しているパスワードを入力すると無事にアクセスできるはずです。
万が一パスワードを忘れてしまった場合には、サーバーへSSH接続をしてMySQLをセーフモードで起動してから、再設定し直すという手間が必要です。
Access Denied for userはユーザーの設定をしっかりと確認してみよう
この記事ではMySQLにアクセスしようとした時にAccess Denied for userのエラーが出てしまう場合の原因と対処法についてみてきました。データベースの初心者の方はこのようなエラーが出てしまうと焦ってしまうことでしょう。しっかりと手順を踏んで対処して解決していきましょう。