2019年11月28日更新
Yahoo!JAPANブランドパネルとは?掲載方式や効果・活用方法を解説!
Yahoo!JAPANのブランドパネルは圧倒的な認知度を誇るポータルサイトYahoo!JAPANのトップページに掲載される広告のことです。PC版はYDNからも出稿可能です。Yahoo!JAPANブランドパネルの掲載方法や効果、活用方法について解説していきます。

目次
- 1Yahoo!JAPANのブランドパネルについて
- ・ブランドパネルの特徴
- ・ブランドパネルの出稿方法について
- ・YDNからの出稿で可能なこと
- ・最低入札単価が廃止となった
- ・一部業種では利用不可にすることで品質維持されている
- ・ブランドパネルの種類は2つ
- 2Yahoo!JAPANのブランドパネルでの掲載方式
- ・静止画の入稿規定と掲載方式
- ・動画の入稿規定と掲載方式
- 3Yahoo!JAPANのブランドパネルの効果
- ・平均出稿実績からみた広告の効果
- ・AIDMAからみた広告の効果
- ・波及効果からみた広告の効果
- 4Yahoo!JAPANのブランドパネルの活用方法について
- ・サイトリターゲティングと組み合わせて活用する
- ・サーチターゲティング と組み合わせて活用する
- 5Yahoo!JAPANのブランドパネルに出稿してみよう
Yahoo!JAPANのブランドパネルについて
Yahoo!JAPANのブランドパネルをご存知ですか?自社の製品をPRするには広告を活用するのが良いですが、インターネット上の広告で有名なのがYahoo!JAPANのブランドパネルです。本記事ではYahoo!JAPANのブランドパネルとは何か、出稿方法や掲載効果について解説していきます。
ブランドパネルの特徴
まずはYahoo!JAPANのブランドパネルの特徴について説明します。Yahoo!JAPANの広告ということは予想はつきますが、具体的にはどういったものなのでしょうか。
Yahoo!JAPANのトップページに広告掲載が可能
Yahoo!JAPANのブランドパネルとは、Yahoo!JAPANのトップページに掲載されている大きなバナー広告のことです。Yahoo!JAPANの認知度は非常に高く、トップページへのアクセスは日々膨大な数を集めます。そのトップページに広告を掲載するとなると、商品のPRだけでなく企業の認知度も格段に上がります。掲載効果はかなり期待できるでしょう。
ブランドパネルの出稿方法について
続いてYahoo!JAPANのブランドパネルの出稿方法について解説していきます。出稿方法はプレミアム広告とPC版のYDN等のプロモーション広告の2種類があります。トップページに掲載される点は同じですが、一体どこが違うのでしょうか。
インプレッション数保証型のプレミアム広告配信
Yahoo!JAPANのブランドパネルの出稿方法の一つであるプレミアム広告は、インプレッション数(広告表示回数)が保証されています。認知度を上げる、ブランド価値を高めるのに適した出稿方法といえるでしょう。価格はターゲティング等により異なりますが、最低でも数十万円以上はかかります。スマホ版ではこのプレミアム広告しか対応していません。
PC版はYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)からも可能
もう一つの出稿方法としてプロモーション広告があります。Yahoo!スポンサードサーチ(YSS)、Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)を指します。特にYDNで出稿できることが注目を浴びています。スマホ版ではプレミアム広告だけでしたが、PC版ではプレミアム広告に加え、YDNとYSSのプロモーション広告でも出稿できます。
YDNからの出稿で可能なこと
PC版のYDNからの出稿で可能なことを紹介していきます。ターゲティング機能の利用や費用やクリエイティブのコントロールが容易に行えること等についてそれぞれ説明します。
ターゲティング機能が利用できる
PC版のYDNでは、次に挙げるターゲティングが利用できます。
- 性別
- 年齢
- 地域
- 曜日・時間帯
- インタレストカテゴリー
- サーチターゲティング
- サイトリターゲティング
費用やクリエイティブのコントロールが簡単
スマホ版のプレミアム広告での配信においては、費用やクリエイティブの差し替え等に多くの制限があります。これに対してYDNからの出稿では、費用もクリエイティブのコントロールが簡単にできます。
ユーザーのアクションに基づく課金制
PC版のYDNのブランドパネルの静止画はクリックに基づく課金であり、動画は10秒間の視聴に基づく課金です。クリックも動画視聴のどちらもユーザー側のアクションであり、インプレッション保証型のプレミアム広告と比較すると、広告のパフォーマンスによっては費用対効果を高めることもできます。
最低入札単価が廃止となった
以前は最低入札単価が設定されており大企業等でないとなかなか申請できない状態でしたが、現在PC版のYDNからの出稿においては最低入札単価は廃止されているので、出稿のハードルはかなり下がったといえるでしょう。かといって入札単価が低すぎてもオークションに負ける可能性が高いので、入札単価の設定には注意が必要です。
一部業種では利用不可にすることで品質維持されている
PC版のYDNのブランドパネルでは一部業種やカテゴリーを利用不可にすることで、サービスの品質が維持されています。静止画および動画の両方で利用不可になっている業種・カテゴリーは次の通りです。
- 消費者金融業(消費者向無担保貸金業)
※銀行の資本が入っている貸金業、上場している貸金業は除く - 商工ローン
- 手形割引
- パチンコ営業
- レーシック・美容整形・美容外科・美容皮膚科
- 出会い系サイト・結婚紹介(インターネット異性紹介事業)
- 団体による意見広告
- 占い
- ナイトワーク求人
ブランドパネルの種類は2つ
トップページに掲載されるブランドパネルの出稿方法は2種類ありましたが、ブランドパネル自体にも2つの種類があります。エリア版と全国版です。ターゲットに合わせて使い分ける形になります。
エリア版・全国版について
全国版は名の通り全国的に広告を配信します。それに対してエリア版は特定のエリアに限定して広告を配信します。特定の地域にターゲットが集中している場合はエリア版、そうでなければ全国版を使うのがいいでしょう。
Yahoo!JAPANのブランドパネルでの掲載方式
続いてYahoo!JAPANのブランドパネルでの掲載方式と入稿規定について解説します。静止画と動画で異なりますので、それぞれ説明します。
静止画の入稿規定と掲載方式
まずは静止画の入稿規定と掲載方式についてです。最小ピクセルサイズは600pixel x 600pixelで、ファイルサイズは最大3MBまで、ファイル形式はGIF 89a、JPEG、PNGの正方形に限られます。ファイルサイズが150KBを超える場合は入稿時に圧縮されます。かつ、ピクセルサイズが最小のサイズを超える場合は、圧縮と同時にリサイズされます。
動画の入稿規定と掲載方式
次に、動画の入稿規定と掲載方式です。動画フォーマットは.mp4で、音楽コーデックはAAC LC、動画コーデックはH.264、最小映像ビットレートは1Mbps以上、最小音声ビットレートは128kbps以上、最大フレームレートは128kbps以上、再生時間は最小5秒~最大60秒となっています。また、アスペクト比は16:9か1:1のいずれかになります。
Yahoo!JAPANのブランドパネルの効果
では実際、Yahoo!JAPANのブランドパネルの広告の効果はどのようなものなのでしょうか。平均出稿実績、AIDMA、波及効果のそれぞれからみた効果について解説します。
平均出稿実績からみた広告の効果
媒体提供データより参照しています。クリック率は0.2%~0.6%程度と高いことがわかります。
- 表示回数 :10,000,000回
- クリック率 :0.34%
- クリック :34,000回
- クリック単価:\294
- コスト :\10,000,000
- リーチ (広告を見る人数):7,260,000人
- フリークエンシー (一人当たりに接触する回数):1.4回
AIDMAからみた広告の効果
Yahoo!社実施の「VRIインターネット広告出稿効果シミュレータ」より算出しています。広告配信対象者の3人に1人は広告認知をしていることがわかります。
- 5,000万imps投下した場合、広告到達者数は約2,019万UU
- その内10人に3人に広告認知を迫り、(約605万UU)
- その内5人に3人が広告理解を示す。(約363万UU)
- さらに広告認知者の内
5人に2人に対して商品興味/関心喚起を促し、(約242万UU) - 10人に3人に商品購入/利用喚起を掻き立てる。(約181万UU)
波及効果からみた広告の効果
Yahoo!JAPANのブランドパネルにはリスティング広告の波及効果があると言われています。実際にブランドパネルを実施した企業では、掲載時は獲得率は約1.4倍、クリック率も1.2倍近くと実掲載結果以外への効果波及が起きています。出稿した週や翌週はいつもよりCTRとCVRが高い傾向が見られました。
Yahoo!JAPANのブランドパネルの活用方法について
最後にYahoo!JAPANの活用方法について紹介していきます。
サイトリターゲティングと組み合わせて活用する
圧倒的な認知度を誇るYahoo!JAPANのトップページに掲載できるのは、企業にとって大きなメリットですが、その分競合性は高くクリック単価も高価です。まずはサイトリターゲティングと組み合わせて活用してみると、成果が出やすいのでおすすめです。
サイトリターゲティングは過去に広告主のサイトを訪問し、検索サイトで商品やサービスを検索しているインターネットユーザーに対し、スポンサードサーチの広告を表示する機能です。そういったユーザーに対して、広告配信や配信除外等の設定が可能になります。
サーチターゲティング と組み合わせて活用する
サーチターゲティングとは、ユーザーが過去にYahoo! JAPANで検索したキーワードをもとに、特定のキーワードで検索した人だけに対して広告を配信できる機能です。購入までに何度も検索を行うような商材では特に有効な活用方法といえるでしょう。
Yahoo!JAPANのブランドパネルに出稿してみよう
膨大なアクセス数を誇るYahoo!JAPANのトップページに掲載できるブランドパネルは、商品のPRや企業のブランド力を高めるのに非常に役立ちます。 まずはブランドパネルに出稿してみましょう。